「クエーカーボンネット」 in 普連土学園

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 先日、札幌遠友夜学校記念館建設(http://nitobe-enyu.org/)のご説明をするために、東京・田町の普連土学園(http://www.friends.ac.jp/index.html)を訪問し、大津光男財務理事と面談しました。大津光男先生は、平成24年度の秋山財団の「新渡戸・南原賞(http://www.akiyama-foundation.org/history/history_02)」を受賞されています。

 その年の授賞式の様子はこちら――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=14517

 当日はお約束時間よりも少し早目に参りましたが、何と大津先生が土砂降りの雨の中、玄関でお待ちしていらっしゃって、大変恐縮しました。お話の終了後に、校内にある資料室をご案内頂き、新渡戸稲造夫人のメリー・パターソン・エルキントンさん愛用の「クエーカーボンネット」他を間近で観ました。そこには札幌遠友夜学校設立の資金を提供した女性が作成したものもあり、100年以上前からの繋がりを実感し、しばしその場を離れることができませんでした。

東京港区普連土学園資料室で

東京港区普連土学園資料室で

新渡戸稲造の揮毫

新渡戸稲造の揮毫

 また一つ、新渡戸稲造の足跡を確かめる機会となりました、大津光男先生、ありがとうございます、今後とも宜しくお願い致します。

講演会、「昭和初期の遠友夜学校」

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 今年は札幌遠友夜学校創立120周年の記念すべき年、年間と通じていろいろなイベントが開催されていますが、先日は中川厚雄さんの「昭和初期の遠友夜学校」と題した講演会でした。会場の札幌市資料館前はバラ祭り直前、外も中もたくさんのお客さんで賑わいました。

* 120周年関連イベント――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=20282

札幌市資料館 in June

札幌市資料館 in June

中川厚雄さんの素晴らしいお話

中川厚雄さんの素晴らしいお話

遠友夜学校の校歌ほか

遠友夜学校の校歌ほか

 「素顔の遠友夜学校生活」とでも言うのでしょうか、生徒さんたちの生々しい聞き取りに裏付けられたお話の数々、あっと言う間の1時間半でした。

録画:「120周年記念フォーラム」

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2014年6月14日開催された「札幌遠友夜学校創立120周年記念フォーラム」の様子は、こちらからご覧いただけます。

――>http://nitobe-enyu.org/120th-forum/

直接アクセスはこちらからも――>http://www.ustream.tv/recorded/49211331

120周年記念フォーラム

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 「札幌遠友夜学校創立120周年記念フォーラム」が、「新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会(http://nitobe-enyu.org/)」主催、札幌市・札幌市教育委員会の後援で開催されました。

 遠友夜学校に関連する記載は、これまでたくさんこの欄に書いています。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E9%81%A0%E5%8F%8B%E5%A4%9C%E5%AD%A6%E6%A0%A1

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<プログラム>

1.挨拶: 秋山孝二(一般社団法人 新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会会長)

. 来賓祝辞: 在札幌米国総領事館 首席領事ジョエレン・ゴーグ氏

メッセージ:(公財)新渡戸基金 理事長 内川頴一郎氏

3.経過報告: 高橋大作 (当会副会長)  これまでの活動と経緯

4.校歌紹介: 伊藤めぐ(歌手)、宮澤洋子(ピアニスト)

5.基調講演: 演題 「記念するには所をえらぶ

講師 佐藤全弘氏(大阪市立大学名誉教授 新渡戸稲造研究者、

『新渡戸稲造全集』23巻別巻2巻編集委員、共著『新渡戸稲造事典』ほか多数)

.奨励歌演奏: 伊藤めぐ(歌手)、宮澤洋子(ピアニスト)

主催:一般社団法人新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会 後援: 札幌市・札幌市教育委員会

<この企画は伊藤組100年記念基金からの助成を受けています>

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会場ホール前のロビーで

会場ホール前のロビーで

札幌遠友夜学校校歌の紹介:伊藤めぐさんと宮澤洋子さん(ピアノ)

札幌遠友夜学校校歌の紹介:伊藤めぐさんと宮澤洋子さん(ピアノ) 篠田江里子さん撮影

特別講演 大坂大学名誉教授・佐藤全弘先生

特別講演 大坂大学名誉教授・佐藤全弘先生

 佐藤全弘先生のご講演、「記念するには所をえらぶ」は、熱意にあふれ、大変興味深いものでした。特に、50年目に「閉校した」ことの積極的意味を解説されました。アメリカ人の篤志の資金で開校した学校で、アメリカ人を敵とした「軍事教練」を強制されることに対する理事会の強い反対の意思表示であった、と。これこそ私たちは真摯に受け止めなければならないとおっしゃいました。

<講演概要>

1) 新渡戸稲造を記念する場所: 多磨墓地、カナダ・ブリティッシュコロンビア大学、東北(盛岡、十和田、花巻)など多数

2) 遠友夜学校: その歴史的経緯ほか

3) 記念の諸形式: 国立東大寺博物館、法隆寺48体仏、アテネ・パルテノン神殿、興福寺国宝館etc

4) 結び: 遠友夜学校は記念に値する「教育遺産」、50年間続いて活動は日本で唯一つ、「学問より実行」の精神、等

遠友夜学校記念館、「チ・カ・ホ展示」終了!

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 今、「新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会」を中心として、札幌市中央区南4条東4丁目の「夜学校跡地」に、記念館建設の計画が盛り上がりつつあります。

 これまでにこの件については、いろいろ書いてきました:http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%9C%AD%E5%B9%8C%E9%81%A0%E5%8F%8B%E5%A4%9C%E5%AD%A6%E6%A0%A1

先月、5月27・28・29日の三日間、札幌市の「地下歩行空間(チ・カ・ホ)」で、概要設計に応募して頂いた50点(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=19168)の中から、ご本人の承諾を得た27作品を展示して、広く道民の方々の眼に触れる場となりました。

<川口弘高さん撮影>

立ち止まってじっくり読む方が多かったです!

立ち止まってじっくり読む方が多かったです!(運営委員のBruce Darlingさん撮影)

 私自身は、スイス出張と重なり、この企画を殆ど担えなかったのですが、副会長の高橋大作さんはじめ、三上節子さん、橋本信夫さんほか「考える会」運営委員の皆さんのご尽力により、外国のお客さまも含めて大きな反響だったようです。

 ちなみに、この応募の中から来年の工事着工、再来年の完成の案に決まったのは、こちらの作品です。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=19508

 さらに続いて、今月14日午後2時半から、札幌市のエルプラザ3階ホールで、「札幌遠友夜学校創立120周年記念フォーラム」を開催する予定です。在札幌米国総領事館のジョエリン・ゴーグ首席領事も冒頭ご挨拶にいらっしゃる予定で、多くの方々にお集まり頂けると嬉しいですね。

本年度の活動予定は、下記の通りです。~~~~~~~~~~~~~

* 交流会 <426日終了>

チ・カ・ホ展示会
5272829場所:大通地下空間 <終了

* 記念フォーラム 後援:札幌市・札幌市教育委員会

614日(土 14:3016:30 場所:札幌エルプラザ

* 記念講演会 札幌市資料館主催考える会」協賛

622日(日 13:30 場所:札幌市資料館2 研修室

* 「再興塾」キックオフ講演会

812日(火) 18:30~ 時計台2Fホール

* 作文・論文コンクール

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 今後の一番の課題は、この建設資金1億7000万円の寄附を幅広い企業・市民の皆さんのご理解を得て集めることです。新渡戸稲造夫妻の遠友夜学校設立の理念を、21世紀的にこの札幌の発祥の地からどう具現化し、発信していくのか、まさに札幌市民の底力が試されているのだと思います。

六華サロン & 寺島文庫 in 九段下

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 この数年、東京都の九段界隈は私にとって「知のエリア」となっています、元気の素とも言えましょうか。

 まずは、在京で高校同窓生の会、「東京六華同窓会(http://www.tokyorikka.jp/)」の若手の集い「六華サロン(http://www.tokyorikka.jp/rikkasalon/rikkasalon.html)」例会が九段下の事務所で開催、第63回は大河内学さんのお話「建築デザインの探求と実践」」でした。

 ご案内から~~~~~

さて、毎月開催の「真面目な雑談を通じた同窓の交流の場」六華サロン、今回(第63回)の講師(旗振り)役は大河内学さん(南36期、インタースペース・アーキテクツ一級建築士事務所代表、明治大学准教授)です。

 建築事務所を主宰し、かつ、大学でも教鞭をとられている大河内さん。実は2年8ヶ月前に2011(平成23)年8月19日に現役南高生を対象とした「六華ゼミ」で「世界の名建築~建築家がデザインの現場で考えること」というテーマでお話されていますが、今回は「大人の六華ゼミ」版用に内容を見直してお話頂けるという事でどんな話が出るか非常に楽しみです。

~~~~~~~~~~~~~引用 おわり

六華サロンで語る大河内学さん

六華サロンで語る大河内学さん

 札幌ドーム(http://www.sapporo-dome.co.jp/company/history.html)ほか、これまでの作品の説明等、大変興味深かったです。先月の「札幌遠友夜学校記念館」設計のナオミ・ダーリングさんのお話(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=19508)も同様ですが、思いを形にできるお仕事、本当に素晴らしいですね。

 一方、すぐ近くの「寺島文庫(http://terashima-bunko.com/index.php)」では、寺島実郎経営戦略塾が開催、現在は第Ⅲ期(http://www.terashima-bunko.com/bunko-project/strategic-management.html)です。毎回、寺島文庫を訪問する度に、新しいコレクションが増えています。

寺島文庫所蔵のマイケル・コリンズ宇宙飛行士サイン入り

寺島文庫所蔵のマイケル・コリンズ宇宙飛行士サイン入り

 宇宙飛行士のマイケル・コリンズは、1969年月面に人類が立ったとき、上空を周回するアポロ11号宇宙船を操縦していました。後にその瞬間を振り返り、当時の確率は50%で、宇宙船から「祈るような思い」だったことを告白しています。挑戦とはやはり、そんなリスクを取ってのものなのでしょうね。

 月面から昇る地球を撮影した一枚の写真「Earth Rise(https://plus.google.com/115295842212350471127/posts)」は、誰もが納得するものであり、これ以降、「International」から「Global」へと言葉も変わり、新しい時代に移っていきました。

 新しい時代は多大なリスクを突破して初めて成し遂げられる、春の同じ日に、九段界隈での「知」の世界に納得、でした。

「遠友夜学校」記念館建設に向けて

Posted by 秋山孝二
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今年2月に「札幌遠友夜学校記念館」建設については書いたばかりです。

こちら―――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=19168  

 3月中旬に「建設コンセプト設計公募」の結果を発表しました。

< 「札幌遠友夜学校記念館」(仮称)建設コンセプト設計公募結果発表 >

今回の公募につきましては国内、国外から50点の応募を頂きました。
応募して下さった皆様には心から感謝申し上げます。
結果は以下の通りでございます。詳細につきましては個別に応募者の皆様へ
ご報告申し上げる予定でございます。

一般社団法人「新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会」
代表理事 秋山孝二

一等賞  Naomi Darling 様  Naomi Darling Architecture, LLC (USA)

二等賞  佐治卓 様、佐屋香織 様、藤木俊大 様
ピークスタジオ一級建築士事務所 (横浜市)

三等賞 佐野天彦 様、道尾淳子 様  アトリエサノ(札幌市)


※以下は、一等賞のNaomi Darling様(Naomi Darling Architecture, LLC(USA))のデザイン図・提案内容です。

Nitobe_Memorial_Hall_by_Naomi6

Nitobe_Memorial_Hall_by_Naomi7

Nitobe_Memorial_Hall_by_Naomi8

Nitobe_Memorial_Hall_by_Naomi9

ヒアリング:アメリカ東部からわざわざ来札

ヒアリング:アメリカ東部からわざわざ来札のNaomiさん

設計コンセプト等について詳細の意見交換

設計コンセプト等について詳細の意見交換を札幌で

選考のポイントは下記の点です(ナオミさんへのレターから抜粋):~~~~~~~~
 

「太平洋をかける橋になりたい」と言った新渡戸の想いを造形化するにあたり、その著作『武士道』で言及されている簡潔な日本美の伝統と米国東海岸のファームハウスに共通する要素として切妻屋根を取り上げた点、また新渡戸夫妻がクエーカー教徒であったことから、クエーカー教徒集会所に見る「光」の象徴的な扱いを大切にして、その精神性を造形化したプロセスを特に興味深く拝聴いたしました。

 

応募された作品の造形は、公園の一隅の限られた敷地という条件に無理のないデザインであり、一見したところ平凡に見えながら、周囲の建築を背景とした時、静かな個性が生きてくると思われます。南西側は光を制御しつつ地域の人々に落ち着いた寛ぎ交流空間と公園との視覚的/身体的融合性を与え、北東側および展示室には静謐な光を高い位置から取り入れている点も評価されました。人間の触感と深く関わる空間の質については、良質の自然建材を用いるという点も、この規模の建築には有効なことと賛同を得ました。

 

持続可能な建築に関しては、sustainableという言葉の本来の意味にたち、単に技術的な装置に依存することなく、エネルギー需要の軽減として自然光と風のながれを最大限利用した点、また、屋内の空気の質や建物の寿命の全工程におけるカーボン・フットプリントに考慮した建材の選択も評価されました。

~~~~~~~~~~~コピー おわり

 

今回の選考は、当初予想はるかに上回る国外・国内からの応募を受けて、大変難しいものとなりました。上位3件の方々には、旅費支出もなく札幌で最終のプレゼンを行い、横浜の3人は、暴風雪で予定の飛行機が欠航し、何と電車で横浜から陸路札幌までお越し頂きました。マサチューセッツ州のナオミさんとは、運営委員3名がスカイプでのやり取りでヒアリングでした。札幌のお二人も熱心なプレゼンだったと聞いています。

 

ナオミさんは、その後、急遽アメリカ東海岸から札幌までお越し頂き(これも旅費の支出は無し)、現地視察及びヒアリングで幾つかの課題解決策を検討致しました。彼女が、この場の50年間の活動理念を具現化した設計思想を語った時、私は思いを形にできる仕事に感動しました。

  

設計コンセプトも決まり、寄付金を受ける「一般社団法人」格も出来て、これから約1年間でこのプロジェクトを広く全世界に知ってもらって、その思いを建設寄付金として実現する活動が本格始動です。大口寄付先、小口寄付先を含めて、どうか皆さんの周りの方々にもお声を掛けてご支援をお願い致します。そして、再来年完成時には、この場で活動をご一緒にやって参りましょう!

遠友夜学校記念館の建設へ!

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 札幌市中央区南4条東4丁目は、新渡戸稲造・メリー夫妻による「札幌遠友夜学校」があった場所です(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=16214)。札幌市民が財団法人を設立し、明治・大正・昭和の時代を通じて50年間の教育ボランティアの歴史を刻みました。今年は設立120周年の節目の年、今、その理念を再度顕彰し、ボランティア精神の原点として記念館建設の大きなうねりが出始めています。

昨年5月には市議会総務委員会で陳情説明――>http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=16776

6月には札幌でフォーラムを開催、その模様は録画でも――>http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=17103

こんな素敵なインタビューも受けました――>http://e-kensin.net/reading/962.html

北海道新聞2014.2.18朝刊

北海道新聞2014.2.18朝刊

 今年の年明けから、秋山財団HPを借りて、この記念館設計の公募を行っていて、つい先日2月20日に締め切りました。応募総数は53件となり、週明けから第一次選考に入ります。本当に海外からも含めて、日本全国から、たくさんの応募を頂き、心から感謝致します。

http://www.akiyama-foundation.org/news/704.html

机いっぱいの応募資料群! @秋山財団2階会議室

机いっぱいの応募資料群! @秋山財団2階会議室

 今後は、4月に「新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会」の会員交流会、6月14日には「遠友夜学校設立120周年記念フォーラム」を開催予定です。そして、何といっても一番の難問は記念館建設費用の寄付金集めですね、総額1億7千万円を目標に、約1年間の募金を始めます。多くの皆さまのご協力・ご支援をこの場を借りてお願い致します。

2013の年末、バタバタと

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 毎年恒例のFM三角山ラジオ(http://www.sankakuyama.co.jp/)、丸山哲秀先生の「先生人語8時間スペシャル」、今年も1時間お話することができました、1年間は本当にあっと言う間に過ぎていきます。言いたいことの半分くらいしかお話できませんでしたが、自分の振り返りとしても楽しいひと時でした。

JR琴似駅となりのFM三角山放送局で

JR琴似駅となりのFM三角山放送局で

 終わってJR琴似駅広場を歩いていると、丁度路線バスから降りてこられた上田文雄市長とバッタリお会いしてしばしお話、そして立ったままの年末ご挨拶となりました、不思議な出会いでした。

 翌日は、私が小学校5年から高校2年秋までチェロを習っていた上原与四郎先生の門下生のコンサート「北の大地に育ったチェリストたち~上原与四郎先生の傘寿を祝って~」です。私の一番下の息子も上原先生に小学校時代に習い、親子二代でお世話になりました。「傘寿のお祝い」でしたが、変わらずお元気な様子で生涯現役、素晴らしいですね。

 今年の12月は、先日のミッシャ・マイスキー演奏会(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=18615)とともに、チェロの音に魅了されました。

「北の大地に育ったチェリストたち」

「北の大地に育ったチェリストたち」

 そして、恒例の高校の同期会、今年は30名近くが集まりました、初参加の方もいらっしゃって賑わいました。

元気な皆さん、これからも続けましょ!

元気な皆さん、これからも続けましょ!

昨年末、私は書きました:~~~~~~~~~~ 引用始まり

もう一つの来年に向けての挑戦は、人材育成の原点、「新渡戸稲造・遠友夜学校」を札幌の教育の柱にしていく活動です。新渡戸稲造についてもここで何回も書きました(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%96%B0%E6%B8%A1%E6%88%B8%E7%A8%B2%E9%80%A0)。今年は「生誕150年」でしたが、私自身は動きが取れませんでしたので、来年の「没後80年」には札幌のまちづくりとコラボレーションし、幅広い方々の参画を得て、「事業」を構築していくのが夢であり、正夢としたいですね。

・・・・・・・・・・・・

秋山財団も26周年を終えて、来年はさらに飛躍して参ります。これまでの資産を「つなぐ」をキーワードに、研究助成での「アウトリーチ活動」、活動助成での「ネットワーク形成」を主要テーマに、これからもイノベーションを継続して参ります。今年一年、多くの皆さまにご支援・ご指導頂き、心から感謝申し上げます、皆さま、どうかよいお年をお迎え下さい!

~~~~~~~~~~~~~ 引用 おわり

 この1年やれたこと、やり残したこと、いろいろありましたが、とにかく2013年は暮れていきますね。来年は、「札幌遠友夜学校創立120周年」の記念の年です、6月にイベントを企画すると同時に、南4東4の跡地の公園造成を市が約束していて、そして記念館設立に向けたデザイン公募と1億2千万円の寄附集めには私たちが奔走しなければなりません、また大変な年になりそうです!

このサイトをいつもお読みくださっていらっしゃる皆さま、どうか良いお年をお迎え下さい!

「新渡戸稲造辞典」、出版記念会

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 「新渡戸稲造辞典」の出版記念会が東京銀座・教文館ホールで開催されました。私も4人の発起人の一人として名前を連ねていて、新渡戸関連の蒼々たる研究者の皆さまの前で、冒頭の開会挨拶を致しました。教文館3階では、10月10日から「没後80年記念展示」も開催中です(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=18105)。

771ページの大著

771ページの大著

お二人に花束!!

藤井茂さん(左)と佐藤全弘さん(右)のお二人に花束贈呈!!

(学法)新渡戸文化学園 森本晴生 学園長

(学法)新渡戸文化学園 森本晴生 学園長

 著者の佐藤全弘さん(大阪市立大学名誉教授)と藤井茂さん(一般財団法人新渡戸基金常務理事)ほか、新渡戸稲造に縁のある研究者の方々ほかが含蓄のあるお話を次々にされて、大変有意義なひと時でした。私も、今、進めている「新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会」のプロジェクト(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=17103)について、概略説明をし、支援をお願いしました。

 佐藤全弘さんは、「新渡戸・南原賞」受賞者(http://www.akiyama-foundation.org/history/history_02)ですし、藤井茂さんは今年5月に盛岡でお世話になりました(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=16806)。そのほかに幾つかの新しい出会いもあって、これからの活動に弾みがつきます。一つの場での新たなネットワーク、まさに「つながり」ですね。

「新渡戸」、東京銀座・教文館で

Posted by 秋山孝二
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 東京銀座の教文館ビル(http://www.kyobunkwan.co.jp/)3階で、「没後80年記念展:新渡戸稲造を知っていますか―世界が尊敬した真の国際人(http://www.kyobunkwan.co.jp/blog/archives/4430」が始まりました、今月31日まで開催中です。昨日は、開会第一号の訪問者としてじっくり見学しました、私なりのこだわりだったもので・・・・。

没後80年記念展示、「新渡戸稲造を知っていますか?」

没後80年記念展、「新渡戸稲造を知っていますか?」

入口で新渡戸先生もお出迎え!

入口で新渡戸先生もお出迎え!

コンパクトにまとまった新渡戸稲造先生のご業績展&ビデオ放映

コンパクトにまとまった新渡戸稲造先生のご業績展&ビデオ放映

 今年3月、私たち有志は、札幌で「新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会」を立ち上げて、札幌市中央区南4条東4丁目の「遠友夜学校」跡地に予定される公園の一隅に、「記念館」建設等を実現しようとする動きを進めています。6月には記念フォーラムも開催しました。

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=17103

この様子はU-streamでもご覧頂けます(http://bit.ly/1cy4MZ5)。

 今回のこの記念展示会ですが、主催及び協力を見て、あらためて新渡戸稲造の果たした人材育成、地域開発における業績の幅広さと重さを感じました、「北海道大学」も名前を連ねたいところでしたね、北海道を代表して。

<主催> 教文館

<協力> 学校法人恵泉女学園、学校法人新渡戸文化学園、学校法人普連土学園、学校法人拓殖大学、学校法人東京女子大学、盛岡市先人記念館、花巻新渡戸記念館、十和田市立新渡戸記念館、NPO法人今井館教友会、日本基督教団銀座教会、実業之日本社、岩手めんこいテレビ、財団法人新渡戸基金 (順不同)

 日本の軍国主義化が顕著になり、新渡戸稲造が事務次長として大活躍した国際連盟をも脱退して戦争への道に突き進む時代、「BUSHIDO」を著して日本を世界に真摯に紹介し、日本の国際社会での存在感を示した信念と勇気、今こそ、私たちは立ち止まって彼の業績から深く学びたいものです。

 今月22日、【新渡戸稲造没後80年『新渡戸稲造事典』刊行記念講演会】が開催されます。

「ユーモアの人、悲しみの人、新渡戸稲造」   講師:佐藤全弘氏(大阪市立大学名誉教授)

日時:2013年10月22日(火) 15:00~16:30 会場:教文館 9F ウェンライトホール

 そして同日午後6時からは出版記念祝賀会があり、私も発起人の一人に名前を連ねています。今一度、新渡戸稲造の業績を振り返り、札幌の地が「遠友夜学校」の50年の実践の場であったことを再度確認するひと時としたいと思っています。

「遠友夜学校」フォーラム

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 「新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会」設立記念フォーラムを開催しました。事前の告知記事、この遠友夜学校に実際通った梅野きん子さんと山﨑健作さんが、札幌市中央区南4条東4丁目の跡地に立ちました。

夜学校跡地で

遠友夜学校跡地で

 当日のプログラムです、私は事前準備、本番での登壇が幾つかあり、今回、自分自身では写真を一枚も撮影できませんでしたので、お許し下さい。当日の様子は録画・録音をしていますので、近いうちにu-streamで配信したいと思っています、乞う、ご期待!

当日のプログラム

当日のプログラム

< 追記 > U-streamにアップされました。 こちら――>http://bit.ly/1cy4MZ5

 基調講演の藤田正一先生は、5000円札から今の時代の新渡戸イズムの重要性、クラーク博士の「Boys,be ambitious北海道大学的解釈まで、幅広くご説明頂きました。クラーク博士が米国・南北戦争の北軍大尉として従軍し、リンカーン大統領の理念に深く共鳴し、その精神を札幌農学校の教育の中で実践したこと他、興味深いお話でした。

 続くパネルディスカッションは、私がコーディネーターでしたが、パネリストの皆さまは話題を豊富にお持ちにもかかわらず、そのごく一部しかご披露して頂けないのが残念でした。ただ、フロアーからの質問・意見もかなり取り上げることができて、当初の目論見通りの意見交換にはなったかなと、自画自賛ではあります。

 札幌遠友夜学校の理念を、今の時代的にしっかり解釈・翻訳して人材育成の実践につなげること、パネリスト、フロアーの発言者の方々のご意見から、これからの「考える会」の方向性・課題が一層明確になりました。アンケートにご記入して頂いた皆さま、ありがとうございます、貴重なご意見の数々は運営委員会でしっかり共有し、今後の活動に必ず活かしていこうと思います、私たちは皆さんのご期待を決して裏切らないことをお約束致します。

 今回のフォーラムは、主催する「考える会」運営委員の平均年齢は70歳を越えるでしょうか、当日会場での若い世代のボランティアの方々には、本当に心から感謝致します。札幌青年会議所の赤地勇己さん、きたネット(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=16774)の川口副理事長、黒子事務局長には裏方に徹してのご支援を、宮本常務理事はお見舞い訪問をありがとうございました。そして「考える会」運営委員の皆さん、お疲れ様でした。

<追記> 今晩の満月はまさに素晴らしく美しく、思わず立ち止まって見入る、いや、魅入る感じですね!

雪の手稲山、ほか

Posted by 秋山孝二
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北24条線から西方向、手稲山にはまだかなりの雪!

北24条線から西方向、手稲山にはまだかなりの雪!

 寒い日が続く札幌の5月、大通公園では「ライラックまつり」も始まっていますが、今年はまだまだつぼみのようです(http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/468201.html )。

 今週月曜日、札幌市議会総務委員会で、「『札幌遠友夜学校』跡地の一隅を、記念館(仮称)建設ほかの場として使用を求める陳情」の審査が行われ、委員の議員、理事者(市役所)の皆さんにご説明をしました、傍聴席には30名の方々も足を運んで頂き感謝です、札幌の南4東4「札幌遠友夜学校」跡地が放つメッセージを再発見し、幅広い市民に新渡戸稲造とメリー夫妻の「こころざし」の価値を共有財産としたい旨を語ったつもりです。各会派の委員から応援する発言が相次ぎ、今後開催予定のワークショップへの参加等、前向きな答弁も理事者側からあり、まずは第一歩を踏み出した気がしています。

開会前、札幌市議会総務委員会・会場
開会前、札幌市議会総務委員会・会場

<陳情の全文>  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

平成25年4月15日
札幌市議会議長 様

(件名)
「札幌遠友夜学校」跡地の一隅を、記念館(仮称)建設ほかの場として
使用を求める陳情

札幌市中央区南4条東3丁目19番地 洋装の山﨑 方
「新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会」
会長  秋山 孝二  印
電話番号 ○○○○

(要旨)
札幌市中央区南4条東4丁目、「札幌遠友夜学校」跡地について、公園として整備する際に、将来的にその一隅を地域住民の学びと交流の場、新渡戸稲造夫妻の功績を顕彰する場、及び札幌遠友夜学校記念館(仮称)の建設の場のほか、札幌の歴史をたどる場として貸与などにより使用できるようにして下さい。

(理由)
1.この場所は、日本が世界に誇る国際人・新渡戸稲造とメリー夫人の、子供たちへの深い愛情から生まれた50年間、すなわち1894(明治27)年から1944(昭和19)年の札幌遠友夜学校活動の実践の地であり、札幌市民は二人の「志」を形として永く受け継いでいく責務があります。
2.「札幌遠友夜学校」跡地が発するメッセージは、年齢・性別・職業等による分け隔てなく、地域住民が集い、語らい、議論し、学び合う場の提供です。広場を公園として整備するにとどまらず、多様な「交流の場」としての活用が大切です。
3.この場所には、札幌農学校(のち北大)の教師たちと600人以上に及ぶ学生たちが新渡戸稲造の志に共鳴し、夜間しか学べない子弟に無償で教育の機会を与えたというボランティア精神の原点があります。それを「見える形」で末長く市民の心の拠り所とすべきです。
4.札幌遠友夜学校は北海道庁から1916(大正5)年に「私立学校」の認可を、続いて1923(大正12)年に「財団法人」の認可を受けて運営にあたります。この法人格は閉校後も継続していましたが、1962 (昭和37)年に、札幌市が勤労青少年ホームの建設地を探していた折、当時の理事会が次の3つを条件として1967(昭和42)年に土地を札幌市に無償譲渡し、同時にこの財団法人を解散しました。
(1) 土地は新渡戸博士の考えの具体的表現だった遠友夜学校の跡であることを表示し、その目的に添った利用をして行くこと。
(2) 敷地内にできるだけ空き地を設け、近所の遊び場にすること。できるならその一隅に夜学校記念碑を建てること。
(3) 新しく出来る勤労青少年ホームに一室を設け、札幌と新渡戸博士との関係を語る資料を展示しその精神を伝えること。
(『さっぽろ文庫18 遠友夜学校』28頁)

私たちは、この3つの条件を尊重していくことが、札幌市民の将来にとって意義深いものと考えます。

これまで私たちは、地元連合町内会の方から個別には賛同を得ておりますが、3月28日午後6時から開催された連合町内会役員会において、今回の趣旨を説明しました。その折に連合町内会会長からは、「公園と言いましても、例えば、新渡戸稲造や遠友夜学校の記念碑、銘版を設置した公園も考えられますし、防災等の若干の地元施設も設置できるのではないかと思いますので、今後想定される地域とのワークショップ等の場でも検討される機会があるでしょう」とのご発言も頂きました。連合町内会とは今後も協議を続けて、施設の維持管理等の体制についても信頼関係を構築して参ります。

以上を申し上げ、今、新しくこの場から、歴史を受け継いでいく計画にすべく上記の陳情を致します。

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エドウィン・ダン記念館に学ぶ

Posted by 秋山孝二
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 「エドウェイン・ダン記念館:http://www.city.sapporo.jp/keikaku/keikan/rekiken/buildings/building45.html」は、札幌市南区真駒内にあり、1880(明治13)年にエドウィン・ダンによって北海道開拓使の「牧牛場の事務所」として建てられました。1946(昭和21)年に進駐軍に接収されるまでの70年間、北海道の酪農畜産の原点であり、先日その顕彰活動を学びに足を運び、管理運営に当たられているお二人から2時間を越えるお話を伺いました。

素晴らしく美しい建物外観

素晴らしく美しい建物外観

天井の高い部屋に貴重な展示品の数々

天井の高い部屋に貴重な展示品の数々

記念公園内の「エドウェイン・ダンの像」、台座には功績を讃えるレリーフも

公園内の「エドウェイン・ダンの像」、台座に功績を讃えるレリーフも  

 

 今回訪問した私たち5名は、「新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会」のメンバーです。昨年来、札幌市中央区南4条東4丁目の「札幌遠友夜学校跡地」の活用について、歴史をしっかり顕彰・記念する場とすることを提案しています(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=16214)。

 今回の目的は、もちろん記念館の展示を観てエドウェイン・ダンの功績を再確認することですが、もう一つ、現在ここの管理・運営を実際になっている「エドウィン・ダンの会」の方々に、これまでの経過とご苦労話、そして今後の展望をお聞きすることでした。会員の田口圭一さん(後列中央)、そして運営委員(学芸員)の園家廣子さん(前列中央)の丁寧なご説明に心から感謝致します。

支える方々と私たちのグループ

支える方々と私たちのグループ

 移設して今の場所に至り、10年前に改修工事を施して今日に至る経過をお聴きして、これまでの札幌市における「芸術・文化の継承」の問題点と今後の課題解決の貴重なヒントを得た気がします。場所が美術館、資料館、公園ほかどこであろうと、そこが放つメッセージ・史料に責任をもって、郷土の歴史・風土・芸術・文化を統括して所管する部署の必要性です。そして、適切に予算の裏付けを持たせること、これは21世紀の都市としての必須要件のような気がします。

 マチを創る基本は、マチの歴史をしっかり掘り起こし、引き受けて、伝えていく、昨年ハンガリーのマチでそれに気がつきました(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=14622)。

 札幌には日本の中で特異な歴史と場が点在していて潜在的価値には大いに恵まれています、それらをどう「つなげるか」なのだと思いますね、今、まさに維持管理・運営を含めた担い手としての「市民力」が問われているのでしょう。

「札幌遠友夜学校」跡地の、今

Posted by 秋山孝二
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 「札幌遠友夜学校」については、何回かコメントしてきました。

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=5961

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=5980

 2012年の大みそか、私はこの欄に書きました~~~~~~~~~~~~~

 もう一つの来年に向けての挑戦は、人材育成の原点、「新渡戸稲造・遠友夜学校」を札幌の教育の柱にしていく活動です。新渡戸稲造についてもここで何回も書きました(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%96%B0%E6%B8%A1%E6%88%B8%E7%A8%B2%E9%80%A0)。今年は「生誕150年」でしたが、私自身は動きが取れませんでしたので、来年の「没後80年」には札幌のまちづくりとコラボレーションし、幅広い方々の参画を得て、「事業」を構築していくのが夢であり、正夢としたいですね。

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 今のその跡地です。

2013年3月現在、更地の一角に彫像

2013年3月現在、更地の一角に彫像(右隅)

彫像の後ろから南方向、隣のビルは霊廟

彫像の後ろから南方向、隣のビルは霊廟

近くに寄ってみると、台座下部に「学問より実行」の文字

近くに寄ってみると、台座下部に「学問より実行」の文字

さらに接近すると、新渡戸稲造・メリー夫妻のレリーフも

さらに接近すると、新渡戸稲造・メリー夫妻のレリーフも

 この歴史的場所を、札幌市民として何とか「メモリアルな場」としましょうよ!

新渡戸特集、JR北海道車内誌に

Posted by 秋山孝二
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 JR北海道の車内誌3月号(3月1日発行)に、特集「未来を生きるサムライ、新渡戸稲造」が掲載されました。

響き合う武士道と国際交流

響き合う武士道と国際交流

 その中ほどに、「北海道から世界へ」との中見出しで、秋山財団の「新渡戸・南原賞」についての記述もあります、嬉しいですね。これまでにも繰り返しこの欄には書いています(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%96%B0%E6%B8%A1%E6%88%B8%E3%83%BB%E5%8D%97%E5%8E%9F%E8%B3%9E)。

「札幌遠友夜学校」についても

「札幌遠友夜学校」についても

 今年は、新渡戸稲造没後80年、6月7日には札幌で記念フォーラムを予定しています。「北海道から世界へ」、まさに飛躍の年にしたいものです!

師走の山陰は、今(3:最終)

Posted by 秋山孝二
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 鳥取から西へ走り、島根県出雲市の「出雲大社:http://www.izumooyashiro.or.jp/」へ。現在は「平成の大遷宮:http://www.izumooyashiro.or.jp/sengu.top.html」の最中で平成25年5月に御本殿完成予定、御本殿へのお参りはかないませんでしたが、拝殿(仮殿)、宝物殿は興味深かったです。10月はここは「神無月」ではなく、全国から神が集まる「神在月」、どんな賑わい(?)を見せるのでしょうか。

島根県出雲市の出雲大社

島根県出雲市の出雲大社の拝殿前

現在60年に一度の遷宮が執り行われていて、平成25年5月に本堂完成予定

現在60年に一度の遷宮中

しめ縄の迫力はさすがです!

拝殿でもしめ縄の迫力はさすが!

  今回の山陰への旅、目的は私の中学校の恩師・杉岡昭子先生とお話することでした。杉岡先生は教職後に札幌市に入られて、板垣武四市長時代に札幌市の国際化に大きく貢献された方です。これまでにこの欄にも書き留めています。

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=1244

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=2436

 今年は「新渡戸稲造生誕150周年」、来年の「没後80周年」を記念して、全国的にも幾つかのイベントが開催され、或いはプロジェクト準備が進んでいます。その中に、この札幌の地での実践としては、「札幌遠友夜学校」が特筆され、まさに「札幌の人材育成の原点」とも言うべきシンボルでもあります。今、その再評価と場所の復活、及び国際性をキーワードに、複合プロジェクトの模索中で、かなり面白い展開を見せています。これまでにこの欄では何回か書き留めています。

遠友夜学校(まとめて3つ)

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E9%81%A0%E5%8F%8B%E5%A4%9C%E5%AD%A6%E6%A0%A1

 一方、秋山財団としても、「新渡戸・南原賞」授賞事業(http://www.akiyama-foundation.org/nitobe/)を引き受けて、それなりに新渡戸稲造の業績を追いかけており、さらに今後も継続するつもりでいます。毎年9月の東京での授賞式は大変な盛り上がりで、新渡戸稲造、南原繁を結ぶ日本の人材育成のベクトルは、今のような混とんとした時期に益々光を放つと確信しています。

 先日の杉岡先生との意見交換では、大変貴重なアドバイスを頂き、今後の活動の糧にしていこうと新たな決意をした次第です。100歳になるお母様のお世話をされながら、今もなお札幌の国際化に思いを馳せるそのエネルギーに、心から感動すると同時に、地元で頑張らねばと強く思いました。お忙しい中お時間を創って頂き、ありがとうございました。

 短い山陰の旅、「そもそもの国のはじまり」を思い描く時となりました。折しもちょうど重なった衆議院選挙、「この国のかたち」の原点を見つめ直し、あらためて自分の生きていく今後の時代、そしてさらに先の時代を考える貴重なひと時でした。