先日は、札幌駅北口の新たなマンション・テナントビルに併設された『北八劇場(https://tmtf.jp/)』の内覧会があり、私は評議員をお引き受けしているので、その前の懇談会に引き続き参加しました。
こけら落としの演目も決まり、年明け5月オープン、札幌にまた一つ200席規模の劇場が誕生です、楽しみですね。
先日は、札幌駅北口の新たなマンション・テナントビルに併設された『北八劇場(https://tmtf.jp/)』の内覧会があり、私は評議員をお引き受けしているので、その前の懇談会に引き続き参加しました。
こけら落としの演目も決まり、年明け5月オープン、札幌にまた一つ200席規模の劇場が誕生です、楽しみですね。
12月8日といえば、日本がアメリカ・ハワイのパールハーバー奇襲作戦で太平洋戦争開始を思い出しますが、昨今では、ジョンレノンが殺された日として、多くの人々の心に刻まれているのかもしれません。
ジョン・レノンの「イマジン」、国家や宗教間の対立や憎悪の無意味さを訴えて1971年に発表されました。1980年12月8日、ジョンが銃弾に倒れた後、この曲の運命が大きく変わり始めたようです。戦争やテロなどで世界が揺らぐたびにイマジンは歌い継がれ、輝きを増していきましたね。
* イマジン Imagine 歌詞 和訳 意味 ジョン・レノン (worldfolksong.com)
1) あの日、ジョンを襲った悲劇
2) チェコの裏通りにあるレノンウォール
3) 9.11同時多発テロ
の3つの視点からイマジンが名曲になった経緯を探った興味深い番組でした。
そして、追悼の会では、『イマジン』の三番の「I wonder if you can」の「you」を「I」に代えて歌った人たちもいたようです。
Imagine no possessions
I wonder if you can
No need for greed or hunger
A brotherhood of man
Imagine all the people
Sharing all the world…
この歌がどうして放送禁止になるのか、全く理解ができませんが、とにかく多くの人たちに歌い続けられています。
演劇『オトン、死す(ELEVEN NINES「オトン、死ス!」 | ELEVEN NINES (eleven9.jp))』は、劇団イレブンナイン(ELEVEN NINES (eleven9.jp))主宰の納谷真大さんのリアルストーリーを戯曲化した作品『ワタクシ演劇』、当初は個人的なお話かと思いきや、親の旅立ちを経験している方、これから経験するであろう方、いろいろな事情でその瞬間に立ち会えなかった方、様々な思いでこの舞台を観劇して、多様な感想を終演後に会場で語り、SNSでもアップされています。リアルストーリーの普遍性なのでしょうね、素晴らしい作品でした。
コロナ禍の中でも舞台製作を続けてきた数少ない劇団、それぞれの役者の方々が伸び伸びと演じていた姿が印象的でした。
先日は、株式会社JTB宇都宮支店さん企画の『ハンガリー文化交流イベント~オンラインでつながる栃木県とハンガリー~』が、リモートで開催されました。早速申し込んで観ましたが大変コンパクトにまとまってリアルにブダペストとも繋がって、クリスマスを前にした街の様子も楽しかったです。これまでブダペストには何回も行っていますが、このシーズンは初めてだったので。
この企画の冒頭で、栃木県益子町にある『ワグナーナンドール・アートギャラリー』も丁寧にご紹介して頂き嬉しかったですね。
そして一番驚いたのが、事前にハンガリーに因んでのプレゼントが贈られてきていました、「当日はチョコレートを食べながらお楽しみ下さい!!」とのこと。このチョコレートは『ネコの舌』というハンガリー名物のようです。二種類あっておいしかったですね。他には刺しゅう入りのティッシュペーパーケースとハンガリー・ブダペスト近郊の観光パンフレットも。
お土産付きのZOOM 観光案内は初めて、私の知らなかったことも多く、素晴らしい企画でした。
今年2023年も師走に入り、すでに半ばを越えてきています。日本も広いもので、札幌、東京では温度差と景色も大きく異なっています。
上旬の早朝、ごみステーションに家庭ごみを出しに行くと、どこか幻想的な朝焼けが目の前に広がり、ほんの少しの間に刻々と変化するシーンが感動的、しばしすぐに家に入るのをやめて見とれていました。
そんなこんなで師走を迎えていると、札幌でもいよいよ雪が降り積もり始めて、先日は今年の「雪かき初め!」でした。気が付くと2023年もあと少し、数か月は雪かきの季節かと、財団理事長の仕事が今年も始まりそうです。
昨日から久しぶりの東京出張、帰りの早朝の飛行機便で羽田に向かう途中、こちらでは気温が16℃、最高気温も21℃の予報で、まだ落葉が歩道にたくさん残っています、日本も広いですね。
今年も残すところあと2週間、本当に時の経つのは早い昨今です。
チェコのプラハ在住の人形劇師・沢則行さんと札幌座の斎藤歩とのコラボ演劇、昨年から構想を練っていた作品が、札幌で公演されて連日満員御礼の大盛況で終了、東京はじめ道外からもたくさんのファンが訪れていました、有難いですね。
* http://www.h-paf.ne.jp/program/231201kafkasisca/
演出家・斎藤歩からのメッセージ冒頭には:
この作品のタイトルにある「カフカ」とは、あの有名なフランツ・カフカのことではなく、礼文島にある「香深(かふか)」という港町のこと。「シスカ」とは、現在のサハリン、旧樺太にあった「敷香(しすか)」のことで、現在はポロナイスクという名の港町のことです。
とあります。斎藤歩は「ユジノサハリンスク(旧豊原)で公演した時、私がたまたま買った小さな木の人形が、そのウィルタの人たちが彫った『セワポロロ』であったということに驚きました。」と語っています。そんな経緯から今回のような芝居に仕上げる彼の想像力も素晴らしいものでした。演じるお二人の楽しそうな姿にこちらもホッコリです。
沢則行さんといえば2017年夏の札幌でも、昼は北三条前をパレード、夜はこぐま座前での『中島公園夏物語』!
* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=31093
先日、公演千秋楽後の打ち上げでもこんな感じで!!歩さんの「札幌芸術賞受賞お祝い」記念ケーキ入刀!!!
* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=47979
金沢碧さんも打ち上げにご参加、至近距離でお話もできました。
日本大学アメリカンフットボール部寮での大麻事件に関して、私は時間もあったので、先日行われた記者会見を中継で観ていました。記者会見自体に興味があったのと、この会見を受けてメディアがどう報じるのかにも注目していたからです。というのも、この所のいわゆる事件・事故を巡る会見、「ジャニー喜多川氏性加害」、「宝塚歌劇団員の自死」、そして「日大アメフト部員大麻使用」と、連続しての記者会見の違いにも注目していたもので。企業経営者として、多くの会見を経験した自分として、この一連の中継・報道にはとても他人事とは思えない印象を抱いていました。また、日大に関しては前回の違法タックル事件の時に私なりのコメントも書いていました。
* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=33275
このメッセージの中で引用している「部員一同」の文面の最後部分が今も心に残っているのですが・・・。
~~~~~~~~~~
私たち選手一同の今の思いは以上のとおりです。私たちは、今回の件の深い反省のもと、真剣に、謙虚に、一丸となってチーム改革を実行していく所存ですので、どうかご指導のほど、よろしくお願い致します。
平成30年5月29日
日本大学アメリカンフットボール部選手一同
~~~~~~~~~~
これ程の決意を表明していながら、まだそれ程時を経ていない時期に今回の大麻事件、私は学生諸君はもとより、部の監督・コーチ陣の体たらくに腹が立っています。
一方、この2時間の予定をはるかに越えて、2時間44分に及ぶ会見を受けての各メディアの報道も相変わらずの似たり寄ったりの陳腐な記事ばかり、林理事長批判と同席した久保利英明弁護士のスーツ・ネクタイの奇抜さを指摘するなど、見るも哀れな皮相的な内容に日本のメディア関係者の見識のなさに呆れるばかりでした。
そんな中、会見でも質問をされていてキラリと光ったスポーツライターの小林信也さんの記事は、私と似た視座からの指摘で大いに賛同しました。詳細は以下のサイトからお読み頂ければ。
~~~~~~~~~~~~~~~
スポーツライター 小林信也さん
デイリー新潮編集部12月8日(金)
タイトルは:
日大「林真理子理事長」の会見は「中身なし」ではなかった…新聞テレビが報じない「競技スポーツ部に宣戦布告」の覚悟
https://news.yahoo.co.jp/articles/b0c04fb9b83744d92d11e64482174be9a5bdf43c
小林信也さんがおっしゃる通り、集まった記者たちの関心は、「林理事長の責任問題」と「アメフト部を廃部するのかどうか」に集まっていましたね。私は大学関係者でもない記者たちが、大学経営の根幹に関わる人事に批判を繰り返すのは大いなる筋違い、そもそも人事において学長・副学長の「退任勧告」と理事長の「減俸50%」が不公平という認識自体が間違いであり、組織の賞罰のイロハも知らない騒ぎ屋レベルの認識です。メディア・記者側のこのような理解ゆえに、記者会見で語られた重要な事柄が伝わらず、「中身のない会見だった」といった報道が大勢を占めたのは、まさにこれまでの多数のマスメディアの貧困であり、自称フリージャーナリストを名乗る贋物を自ら露呈していたと思います。
同席した益子俊志委員長は、大学スポーツのあり方に関してかなり大胆な改革案を提示。「学業優先の部活動への転換」、「スポーツ推薦入試制度の見直し」、「部員の学業成績の基準を設ける」など、従来は「競技成績が良ければ許される」傾向のあった部活体質の見直しに方向性を示していました。大学は日本一、世界一のスポーツ選手を輩出する強化機関でなく、学業を通して人材を育成し、そのための効果的活動の一つとしてスポーツを奨励する教育機関であるとのご発言も斬新だったと私は思いますが、このような報道をしたメディアは小林信也さん以外は殆ど無かったのではありませんか。教育機関たる大学という認識があれば、今回のような事件を起こした学生たちを責任をもって正しい道に導くことをお約束します、くらいのご発言があっても良かったではと思うのですが。
こんな中で、私がハッとさせられた二つを書き留めたいと思います。一つは久保利英明弁護士の記者への返答。寮への大学の管理強化を促した記者の質問に対して、「本来は大学というのは学生・職員による自治が基本、日本大学でも以前、学生の秋田明大氏を筆頭に大学運営に対しての大規模な改革のうねりがあったけれども上手くいかなかった歴史もあります。」、と秋田明大の具体的な名前を挙げてのご発言でした。私はこの弁護士は只者ではないなとその時に感じましたが、その後の報道の中にこのフレーズを記事にした記者は一人もいなかったと思います。再度、前回の私の違法タックル事件へのコメントの中でも日大闘争の事を書いていたので再掲します。
* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=33275
もう一つは、日大新聞の方のご質問、学生の立場から理事長はじめ大学運営の幹部への鋭い指摘は、ひと際心に残るものでした。翌日のテレビ朝日『羽鳥慎一モーニングショー』でもこの問題を取り上げていましたが、肝心のこの日大新聞の方へのコメントはCMを挟んで途中で終わってしまいました、何か力が働いたのかもしれませんね、残念です。
総じて現在の日本のジャーナリズムの見識の無さ、ただただ騒ぎ立てるだけを競っているような低レベルの実態こそ、日本のメディアリテラシーの低さを象徴しているような気がします。日本の劣化、いや、もともと低レベルだったのでしょうね、暗澹たる気持ちです。
今年は、昔の映画作品を観る少し不思議な少人数の会がシリーズで開催されていて、年末はやはり『忠臣蔵』だろうと、先日は東京から今年7月にもお越し頂いた『駒形どぜう(https://www.dozeu.com/)』六代目越後屋助七(渡辺孝之)さんに、出版記念を兼ねて再度お越し頂き、そば打ちパフォーマンスと出版記念会に私も参加しました。たくさんの以前からの知人とも再会できて楽しいひと時でした。
* 今年7月の記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=47108
先ずは昼の部、様々な『忠臣蔵』が過去には上映されましたが、それぞれの映画会社が所属の大物俳優を総動員して会社の威信をかけての制作だったうようです。昔は、お客さんの多くはその物語はすでに承知しているので、それぞれのキャスティングの面白さと誰に焦点を当ててのストーリーとなっているのか、かなり深い鑑賞眼を持っていたようです。昨今はその辺の観る側の浅さも顕著とこの日の解説者の河治和香さんはおっしゃっていました。
* サラリーマン忠臣蔵(1960年)ーー> https://filmarks.com/movies/35483
* ギャング忠臣蔵(1963年)ーー> https://filmarks.com/movies/12504
そして、お江戸では「忠臣蔵といえば蕎麦!」というくらいに、上映後はリアルにお蕎麦の振る舞いもあったとかで、今回はそば打ちのライブパフォーマンスも。これまで観た中で最も丁寧な蕎麦打ちで、出来立てのお蕎麦の美味しさは格別でした。わざわざ東京から蕎麦打ち道具一式をスーツケースに詰めての実践、素晴らしい時間でした。六代目越後屋助七(渡辺孝之)さんは、パリ等の海外でもパフォーマンスを披露しているそうです。
夜の部は出版記念の小さな会を、再び札幌ビール園で開催。大変和やかな楽しい雰囲気で、こちらではお土産に打ち立てのお蕎麦を持ち帰りました。
江戸情緒あるれる昼・夜のひと時、楽しい時間でした、ありがとうございます。
(公財)北海道演劇財団の斎藤歩理事長が今年度の『札幌芸術賞』を受賞し、先日、その贈呈式があり副理事長の私も出席しました、嬉しかったですね。
* https://www.city.sapporo.jp/shimin/bunka/geijutsu/geijutsu.html
~~~~~~札幌市HPより
~受賞の理由~
札幌を代表する劇団、札幌座を中心として俳優、脚本家、演出家など様々な形で札幌の演劇界を牽引し、精力的に活動している。また、札幌を基盤としながら、北海道演劇財団理事長として全道の演劇活動の活性化に貢献している。さらに、地元に根差した身近な演劇活動を展開しながら、小中学校等に出向いて演劇を用いたワークショップを行うなど、教育活動にも尽力している。その活動は北海道、全国にも広がり、札幌の演劇界の中心的な存在として本市の文化芸術の振興に大きく貢献している
~~~~~~~
演劇財団関係者も歩さんと一緒に記念撮影。
さらに当日参加した関係者でも記念撮影、撮影者は専務理事の木村典子さんです。
歩さんは、27年前に『札幌文化奨励賞』を受賞していて、今回の受賞ももっと頑張れとの励ましの賞として受け止めているとの言葉もありました。病と闘いながらのこの間の公演にも役者としての熱い魂を感じる昨今です。東京で活躍していた彼を札幌に呼び戻した私としても、大いに責任を感じているので、今回の受賞の喜びはひとしおでした。
あらためて、歩さん、おめでとう!!
北海道経済同友会の苫小牧支部との意見交換会が先日開催されました。私にとっては今年、函館、釧路に次いでの会合、幹事として参加しましたが地域の課題をお伺いして貴重な時間でした。
* 函館支部とーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=47173
ラピダス(https://www.rapidus.inc/)の千歳進出等で話題の地区、襟裳沿線でも外国人労働者の大量流入ほか、エキサイティングな話題が満載でした。意見交換の後は懇親会、引き続き議論が続きました。
苫小牧といえば以前の会社での長い間お世話になっている王子病院さま、懐かしかったですね。会場のホテルからすぐ近くだったので思わずその周辺を散策しました。ついででしたが、(株)スズケン(旧秋山愛生舘)苫小牧支店も訪問して、支店長他としばし懇談して懐かしかったですね。
意見交換会、交流会も終わってJR苫小牧駅に向かうと人の姿が見えず閑散としていました。
先日は、祭日の早朝にホテルでスモール朝食ミーティングがあり、札幌の「ち・か・ほ」を会場に向かって歩いていました。コロナ禍の風景を思い出させる人の少なさ、でもどこか新鮮で思わず写真を撮ってしまいました。
11月札幌で開催中の『サッポロ・アートステージ(https://s-artstage.com/2023/)』の一環、各高校のイベント企画です、コンテストの結果も発表になっていました。
* https://s-artstage.com/2023/sal/
この中の『札幌劇場祭:TGR(https://s-artstage.com/2023/tgr/)』もいよいよ大詰め、今年も多彩な公演が札幌市内の劇場で繰り広げられています、私も幾つかには足を運んでいます。
* これまでのTGR関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=TGR
今回の『戦略経営塾』、『薬師寺東塔特別拝観(https://yakushiji.or.jp/toto/index.html)』期間と重なり、普段見ることができない塔内のレリーフ観覧の時間もありました。
12年の歳月をかけて行われた「国宝 東塔大修理」が完了し、東塔落慶記念として初めて東塔初層・西塔初層内の中村晋也作『釈迦八相像(東塔因相・西塔果相)」が今年4月末から来年1月15日まで一般公開されています。銅製のレリーフは、富山県の黒谷(株)(https://www.kurotani.co.jp/)が製作したとのこと、私が理事長を務める「ワグナーナンドール・アートギャラリー(http://wagnernandor.jp/mobile/wnag.html)」の鋳造作品もここで製作されているもので、優れた鋳造技術は高く世界的にも評価されています。
* 東塔修復関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=19395
西棟の初層内展示も併せて開催中でした。
金堂の前の灯篭には伝説の高田好胤管主が刻んだ文字も。
* 高田好胤(https://www2.nhk.or.jp/archives/articles/?id=D0009250133_00000)
そして、経営塾の行われた「食堂(じきどう)」は厳かな仏教伝来を絵画で表現した室内で、大谷徹奨(https://www.tetsujo.net/)執事長、寺島実郎さんのご講話、その後はまほろば会館での交流会でした。
講話資料の一部から。
この経営塾、毎回のことですが、現在のウクライナ、ロシア、中東の歴史認識を遡って検証する時間は、実に貴重な内容でした。そして大谷執事長の「いのち」の深掘りも、心が洗われるような新鮮な響きでした。
奈良は心のふるさととして、原点を見極める場として染み入ります。
もう何回目になりますか、今年もまた奈良・薬師寺で「寺島文庫戦略経営塾」が開催されました。
* これまでの薬師寺関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E8%96%AC%E5%B8%AB%E5%AF%BA
前日夜に札幌から伊丹経由で奈良に入り、当日早朝には近鉄奈良駅近くの興福寺を雨の中散策しました。人も少なく静かで降る雨の景色もよかったですね。
昼前には東大寺にも。コロナ禍を越えて多くの修学旅行生、外国人観光客が訪れていました。
二月堂・三月堂への道は人通りがぐっと少なくなっていました、何回来ても心が落ち着きますね。
近鉄奈良駅近くのお店で買ったあんぱんとどら焼きの掛け合わせみたいな、餡は北海道十勝産小豆、とにかく「大」でした。
最近のテレビ番組から、興味深かった二つの話題を。
先ずは、「冤罪」に関しての深掘り視点から、NHK総合の『クローズアップ現代』、「袴田事件」裁判のこれまでの経緯と台湾の事例を引用しての内容です。
<出演者>
* https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4838/
指宿先生のご発言~~~~~
そもそも死刑が確定する裁判の当時に、被告人が自分にとって有利な証拠を探すような仕組み、ルールがなかったんですね。そうしたルールが作られたのは裁判員裁判が始まる2004年なんです。2009年から裁判員裁判は始まるのですが、その前にできた。それぐらい証拠開示のルールがないということになると、ほとんどの裁判が通常裁判ですから、再審請求というのは非常に僅かなケースですので、99.9%有罪になる日本では再審請求についてはそんなにルールを作る必要がないと長年認識されていたきらいがあります。もちろん再審を求める側は早くルールを作ってほしいということは熱望していたんです。
~~~~~~~
番組後半は台湾の法律改定の事例紹介です。
最高検察署 前検察総長 江恵民さんのコメント~~~~~
「市民団体がえん罪事件について集会を開いて民衆を動かし、立法機関では注目度が高くなり、議員から質問されるようになった。こうした情報は検察にも伝わり、大きな注意を払うようになった。私たちはまず、えん罪が存在することを認める必要がある。それを認めないとしたら司法は恐ろしいものです」
~~~~~~
二つ目の番組は、先日朝のTBS「サンデーモーニング」から、『反戦とZ世代』、世界で始まっているウクライナ戦争、イスラエル戦争への抗議、反戦運動を中心的に担う『Z世代』の存在です。これまで2050年に向けた環境分野ではよくこの世代の存在を知っていましたが、昨今の世界で起きる戦争、それに対する国連他の従来の国際組織の無力さと限界、新しい時代の担い手として政治の分野でも大いに注目されています。
* https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/831975?display=1
~~~~~TBSニュースからの引用
ホロコーストという大量虐殺を経験したユダヤ人。そのユダヤ系の若者も抗議の声を上げ始めるなど、アメリカの若者たちの間で、少しずつ”変化”が見え始めています。
アメリカのCNNなどが行った調査によると、イスラエルの軍事的対応について、65歳以上の81%が「完全に正当性がある」と答えたのに対し、18歳から34歳では27%にとどまりました。
この層に多く重なるのが、1990年代後半から2010年代前半に生まれた、いわゆる「Z世代」です。
~~~~~~~~引用おわり
日々、くだらない番組がゴールデンタイムを占有する中、マスメディアでも地道に取材し番組制作をしている方々がいらっしゃることを番組を通して知ることは、あらためて優れた報道・ジャーナリストに感謝ですね、アーカイブスサイト、録画機能も観る側にとっては強い味方です。
このところ、外のお店での食事注文を巡って「なんだかなぁ」と感じる場面が続けてあったので、ご紹介します、情景を詳細に表現するので長くなりますがお許しを?!
先ずは2週間くらい前でしたか、札幌市内、12時過ぎの昼食時で混み合う時間でのそば屋での光景。このお店には入口が二か所あり、普段はそれぞれから入ることができて便利なのですが、これが混雑する時はお客さんの順番がお店の方によく分からなくなり、しばしばクレームの原因になってしまうのです。
先日も昼にお店に入ると、予想通り満席の中で両方の入口で待っているお客さんが数人、私は以前も同様の光景ですぐにここで食べることを諦めて近くの空いてるラーメン屋に行ったことがありました。今回は、10分くらいレジ横で待っていると、「どうぞ、こちらへ」とカウンター席に案内して頂き、時間が掛かるかと思って、座る前にスタッフに「カレー南蛮そば」とメニューを見ることなく注文しました。そして、私が言われた席に座わるとすぐにスタッフがお水を持ってきてくれました。
すると、私より先にカウンター席についていた右隣の私よりも年配の男性が、「オレにも水を持ってきて」と言うではありませんか、どれくらい待っていたのかは分かりませんが、高圧的に言うでもなく、どちらかというと遠慮がちに言っていたのです。そうこうしていると、ほぼ私と同時に左側の席についた若い作業員風の男性二人、ゆっくりメニューを見てエビ天丼を注文しました、私は以前の経験から、この時間帯はかなり時間がかかるだろうなとは思っていましたが、私自身は今回は余裕があったのでしばしスマホを見ながら時間を過ごしていました。
しばらくすると、左隣のお二人が少し待たされた感からか、「オイ、間に合うかな、15分後にはここを出なければ!」と話していて、でもまだ注文の品はきません。そうこうしていると私が注文したカレー南蛮そばは20分くらいでしたか時間は掛かったけど持ってきたので、恐らく先に注文しただろう右隣の方を気にしながら食べ始め、更に私が食べ終わりそうになっても両隣のお客さんにはまだきていないのです。その間、右隣の高齢の方は、「やめて別の店に行こうか」とか独り言のようにブツブツ呟いているのが私にも聞こえていました、でもそれをスタッフに告げることはなくイライラした様子で座っていました。
それとほぼ同時並行して、左隣の若者二人はいよいよ「間に合わないからもう食べないで出ようぜ」と言いながら、「それでもさすがにも出来上がっているだろうし」みたいなやり取りも聞こえてきたり。私は食べ終わってレジで支払いに立つと、二人も「しょうがない、お金だけ払おうか」と言って、不満そうながら私の前にレジで、口にしていない注文の代金を支払って出ていきました。その間、レジにいた古株の女性スタッフは、「今、できてきたのに!」とお詫びする訳でもなく開き直って、おまけに食べもしていない代金を平気で受け取るではありませんか。二人のお客が出て行った後に、店の主人と思しき厨房の男性が「これ、どうしたんだ、食べてないなら代金をもらったりしたらダメだろ!」とその女性に言ってはいましたが、今一本気度が足りない感じが私にしました。結局、配膳台には出来上がった立派なエビ天丼が載ったまま、その後どうなったかは知りませんが。そして一方、私が支払いを終えて店を出る時にもまだ、右隣のお爺さんには注文したであろう(?)おそばはきていませんでした、全くお気の毒で、私自身胸が痛みました。
もう一つの「何だかなぁ」は、つい先日夜6時過ぎ、出張先の関西のある空港ビルのレストラン。乗っていた飛行機便が少し早く到着したので、そこからの予定していた高速バスの出発時刻まで30分くらい余裕ができました。ふと見ると、バス出発口すぐ前のレストランが空いていたので、入るなり「一番早くできるのは何?」とスタッフに聞いたら、即座に「カツカレーです、10分くらいで」との答え。私は「じゃあ、それとグラスの赤ワインを」と注文し、少ししたら、ワインが届いたのでゆっくり飲んでいたのです。10分過ぎまでは余裕でスマホを見ながら過ごしていましたが、さすがに15分を過ぎて少しイライラし始め、20分頃になった時に先ほどのアルバイトと思われる若い男性スタッフに、「10分でできるといったカツカレーまだかな?」と確認したのです。すると厨房の方に行って戻ってきて、「まだできていないようで」とお詫びの言葉でもなくの返答。私は一瞬ムッとしたのですが、バスの出発時刻が迫っていたので、グラスワイン分だけを支払って店を出てバス乗り場に向かったのです、この話はこれでおしまい。
3年以上のコロナ禍を経て再開したサービス業の最前線、食べ物のお店だけでなくホテル等でも人不足、キャリア不足と聞いています、採用もままならず現場は疲弊しているのかもしれませんね。
私は今でも、先ほどの立派なエビフライののったあの天丼とカツカレーが気になっています、その後、誰かが食べたのでしょうね、きっと。
つまらないお話二題、お付き合い頂きありがとうございます。
秋山財団では、独自のアウトリーチ活動として、これまで助成をお受けになった研究者へ、若い世代の方々に研究室に足を運んでもらい、研究活動とかそもそも研究者を志した動機等を率直にインタビューして、HPにアップする企画をしています。
* 秋山財団HPーー> https://www.akiyama-foundation.org/
先日はその初回として、下見を兼ねてのリハーサルも大学研究室で行いました。インタビューアー、カメラ担当、脚本・企画担当のスタッフと研究者の先生、それぞれ最初は若干緊張気味だったようですが、皆さん本番には強いタイプ?!、撮影はすでに終了して、今、編集作業中、乞うご期待です。
昨今は文章による報告・記録よりも、15分程度のコンパクトな動画の方が皆さんにとっては馴染みがあり、今回の企画もシリーズでそれぞれの研究者の現場を訪問して回を重ねていければなと思っています。
札幌南高学校林財団は、先日の『林野庁長官賞』に引き続いて『前田一歩園財団賞』を受賞しました、大変名誉なことでした。
* 『林野庁長官賞』ーー>http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=47827
11月の相次ぐ学校林財団の受賞、第18代理事長の私も大変嬉しい時間となりました!!
(公財)大日本山林会(https://www.sanrinkai.or.jp/)が主催する「第62回全国林業経営推奨行事」で、私が理事長を務める「(一財)北海道南高等学校林(http://www.rikka-forest.jp/)」が「林業経営」でその活動が評価されて、林野庁長官賞を受賞、大変名誉なことと喜んでいます。
* 今年の受賞者はこちらーー> https://www.sanrinkai.or.jp/news/r5suisyou/
この「(公社)大日本山林会」は、HPに「林業の改良・進歩を目的とし、会頭に伏見宮貞愛親王殿下を奉戴して明治15年(1882年)1月21日に設立され、現総裁秋篠宮文仁皇嗣殿下に至るまで、歴代総裁に皇族を奉戴いたしております。創立以来140年の歴史を有するわが国で最も古い林業団体です。」とあります。先日の東京での贈呈式には現在の総裁の秋篠宮文仁皇嗣殿下もご臨席され、贈呈終了後には舞台を降りて私たちとも個別にお言葉を交わしました。
式場のイイノホール舞台の中央・金屏風前が殿下の席、右側には青山林野庁長官はじめ『大日本・・』と名の付く各団体の会長が着席です。
今回の受賞、賞状の他に秋篠宮殿下から記念品の干菓子も頂きました。
今回嬉しかったのは、「林業経営」での受賞という点です。これまで様々な受賞を学校林は受けていますが、近年の幅広い方々とのコラボの活動が評価されたことに最大の特徴があると考えています。
式典終了後には別室で記念祝賀パーティも開催されて、各受賞者・北海道庁の各地のご担当者とも懇談できました。そこで撮影された記念写真はいずれ送って頂けると思います。私は乾杯のご発声の前にグラスの白ワインを先に試飲?させて頂きました。
贈呈式で司会を務めた『2023 ミス日本 みどりの大使:上村さや香(かみん)(https://twitter.com/kaminlovesong)』さんは、シンガーソングライターとしてもご活躍で、パーティでも国産材で作成されたギターで歌を披露しました。
シリーズ『新渡戸連続講座』、今回は樺太の歴史を2回連続でお話をして頂くその前半でした。
* これまでの連続講座関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%96%B0%E6%B8%A1%E6%88%B8%E9%80%A3%E7%B6%9A%E8%AC%9B%E5%BA%A7
「日本領時代の樺太の歴史 その1 社会と暮し」
講師: 鈴木 仁 (北海道大学・札幌大学非常勤講師、樺太の歴史研究家)
1905年(明治38)からの樺太の歴史を中心に解説して頂きました。恥ずかしながら知らないことばかり、三島由紀夫の祖父も樺太統治の長官を務めたとのことでした。
今月は「日本領時代の樺太の歴史 その2 戦争」
講師:鈴木 仁
1945年(昭和20)8月9日に始まった戦争と戦後の問題について解説して頂く予定です。