生ごみリサイクル交流会2012

Posted by 秋山孝二
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 第20回「生ごみリサイクル交流会」が、今年は明治大学(http://www.meiji.ac.jp/)で開催されました。

これまで「全国交流会」については、この欄で毎年報告をしています。

2009年:http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=2018

2010年:http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=5385

2011年:http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=9765

基調講演

基調講演

前札幌大学教授・綱島不二雄先生のご講演

前札幌大学教授・綱島不二雄先生のご講演

 今年は、「東日本大震災復旧・復興支援みやぎ県民センター:http://www.miyagikenmin-fukkoushien.com/」の代表世話人のお一人、前札幌大学教授・綱島不二雄先生の基調講演でした。札幌でのお仕事を終えて、仙台のご自宅に戻られてすぐに被災され、今、復旧・復興にご尽力されている様子ほか、「地域の再生」、「農業・漁業の社会的役割」等について、貴重な問題提起でした。学校給食フードリサイクル(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=9765)では、札幌市内の小・中学校での実践は、今も一層拡がって進化しています。

着実に前進し、ほぼ札幌市内全域で展開!

着実に前進し、ほぼ札幌市内全域で展開!

自発的に拡大・進化してきたプロセス

自発的に拡大・進化してきたプロセス

 

 今年会場になった明治大学入口には、ロンドン五輪に出場した学生・卒業生の広告が掲載されていました。なでしこジャパンの佐々木則夫監督の垂れ幕も、彼は文学部卒業だったのですね、どうりで発するコメントに多くのメッセージが詰まっていました。

多くの明治大学のロンドン五輪出場者

多くの明治大学のロンドン五輪出場者

文学部のご出身なのですね!

文学部のご出身なのですね!

 

 今回一番印象的だったのは、農業、漁業というのが、ただの農産物・水産物を提供する産業というばかりでなく、地域の文化、環境の保全等も担っている機能、それを見落としてはいけないことです。地域の特性を活かした産物、土を長い年月育てて来た農民、その価値を、ただ「○○平方キロ」、「○○トン」といった数値だけで捉える姿勢が、今、問われているのではありませんか。ここに価値を見出さないで、「食の自給」を語るのはまさに浮ついた議論にしかなりません。

 3・11以降の被災地の「復旧・復興」は、地元の方々の総意工夫抜きには成し遂げられることは難しいのでしょう。

2012.8.15 を過ぎて

Posted by 秋山孝二
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 この夏は、話題満載で、なかなかこの欄にも掲載しきれません。どうしても目の前の出来ごとに目を奪われがちですが、気になる記事・番組をこの間少しずつメモしてきました。今、お盆を過ぎてふり返り、この夏を忘れないように書き留めます。

 まずは、つい先日書いた札幌の演劇界の盛り上がりとロンドン五輪に絡んで:

 演劇シーズン2012 夏:http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=14067

 ロンドン五輪(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=14041

 

 原発関連では今も続く見逃せない動きです:

* 山本義隆の洞察 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=11550 :彼の「科学技術(「科学」と「技術」ではなく)」に対する考察は、1960年代後半から一貫しています。未熟な技術としての原発、原発ファシズムの指摘、数十年ぶりの問題提起は「未だに健在」で説得力があります。

* 国会事故調(http://www.naiic.jp/

 再稼働反対の動きはまだまだ続きます:

* 原発再稼働反対デモ(http://www.youtube.com/watch?v=r7328uIAaqY

* 原発再稼働反対:タクシーでの取材 http://www.youtube.com/watch?v=w26klgPfBio

* 再稼働反対集会(7月16日) http://www.youtube.com/watch?v=YBeaTplNGBo&feature=related

http://www.youtube.com/watch?feature=endscreen&NR=1&v=8vTbW_y4V5c

 目を引く外国テレビ局2社の報道番組も: 

* 4号機が爆発した本当の原因と東電がそれを隠す理由/フランス・ドイツ共同の国営放送局 ARTE 「フクシマ-最悪事故の陰に潜む真実」(日本語字幕)、「4号機の建屋が爆発した本当の原因」が解説されている動画、ドイツのテレビ放送番組。
 
http://www.dailymotion.com/embed/video/xpzmuo_yyyy-yyyyyyyyyyy_news

  国の「エネルギー・環境に関する選択肢」に対する意見の募集(パブリックコメント)、2030年の原発依存度に関して 0%、15% 20-25% の3つの選択肢を提示し、国民の意見を募りました。これが開始された7月2日時点での日本国内の原発への依存度は0%。

* グリーンピースが提示した「エネルギーレボリューション」でも原発依存度0%は可能です。
http://www.greenpeace.org/japan/ja/library/publication/20110912/?gv20120707

 原発設置の歴史から学ぶ意味では、三重県芦浜の事例は貴重で、NHK名古屋の優れた番組です。

* 三重県芦浜の事例 http://www.dailymotion.com/video/xsuk17_yy-yy-yy-yyyyyyyyyyy_news

 

 そして、8月と言えば毎年忘れることが出来ないのは、日本の敗戦の総括です。

* 昨年の終戦特集記事:ビハール号事件を軸とした私の父の話(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%83%93%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%AB%E5%8F%B7%E4%BA%8B%E4%BB%B6

* メディアの終戦特集: 「終戦 なぜ早く決められなかったのか」、3・11以降の今の様子は全く同じ構造です。

(前)http://www.dailymotion.com/video/xsuods_yy-yyyyyyyyyyyyyy-y_news

(後)http://www.dailymotion.com/video/xsuoi2_yy-yyyyyyyyyyyyyy-y_news

 昨年、今年とマスメディアの新たな面を知り、ジャーナリズムの価値を再確認しました。特に、昨年私の父の体験に寄り添ってくれた北海道新聞のデスク・記者の皆さまにには、心より感謝申し上げます。私自身の戦犯裁判記録の調査は、この1年間はあまり進んではいませんが、国立公文書館はじめ、海外のアーカイブス関連へのアクセスを含めて、引き続き行っていこうと思っています。文書の検索は殊の外困難で、何かコツがあるのかも知れません、もし、このブログをお読みの方で、検索・調査へのアドバイスを頂ける場合は、是非ご連絡をお願い致します。

 今年の夏もまだまだ残暑は続きます、ただ、確実に過ぎ去っていく多少の焦りを感じながら、また1年、戦後が過ぎました。

札幌医科大学、さらなる挑戦!

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 8月の木朝会・第283回例会は、札幌医科大学(http://web.sapmed.ac.jp/)の島本和明学長を早朝からお招きして、「札医大の新キャンパス構想」と題して、お話をして頂きました。これまで秋山財団は、歴代の理事・評議員・選考委員として、札医大関係の先生方に大変お世話になってきています。

<札医大関係のこれまでの掲載>

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=1690

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=1918

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=2616

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=4792

札幌医科大学の将来構想

札幌医科大学の将来構想

朝早くから熱弁の島本和朗・札医大学長

朝早くから熱弁の島本和明・札医大学長

  まだまだ新しいと思っていた札医大病院もすでに30年経っているのですね、月日の流れは速いものです。新築当時は一室6床が標準だったものが、今は時代遅れ、最低限でも一室4床の時代になっています。病棟の個室、手術室を増設したり、医学部学生の定員増に対応する施設増等、病院経営で収益をあげながらの投資計画、今を預かる経営責任者も課題が山積で大変です。

 北海道の地域医療を担う人材育成を責務とする医科大学、定員を増やして育成しても、卒業後はかなりの人材が北海道の医療を希望しない現実、後期研修医の確保とともに、国の政策が的を射ていない場合も多く、人材育成では苦労が絶えません。数字合わせ的な政策が殆どで、従事する若い世代のモチベーションとか生活設計、人材の偏在等は考慮されていません。今に始まったことではありませんが、これまで幾度となく行われている「人材育成」にまつわる国の政策は、上手くいったためしがないですね、現場の意見無視で、机上の空論が多いのだと思います。

 島本学長のお話で一番印象的だったのは、札医大の自主的活動の「橋渡し研究:http://web.sapmed.ac.jp/ircc/pdf/hashiwatasi.pdf、 http://www.hbc.co.jp/tv/ino1ban/page12.html、 http://www.pref.hokkaido.lg.jp/sm/dhs/grp/H20_01_00_idai_setsumeisiryo.pdf」で、全学的にも着実に実績を挙げてきていて、内外の高い評価を得ています。「医学部フロンティア研究所:http://web.sapmed.ac.jp/jp/news/topics/03bqho0000006fd9.html」が昨年開設されて、北海道から世界に発信する新しい取り組み・研究成果も期待されて、これからが楽しみです。

 講演終了後に、数人の先生と島本先生を囲んで懇談がありましたが、今後の地域医療を巡って、貴重な意見交換の場となりました。今後の札幌医科大学の挑戦は道民の誇りですし、大いに期待したいですね。

演劇シーズン2012 夏

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 2年目を迎える 「札幌演劇シーズン2012 夏:http://s-e-season.com/season/2012/summer/」が、今年は3つの演目で開催されています。

<シアターZOO(http://www.h-paf.ne.jp/zoo/index.html)>では、

 * 札幌座公演「アンダンテ・カンタービレ:http://s-e-season.com/season/2012/summer/andante/

 * 札幌座公演「瀕死の王さま:http://s-e-season.com/season/2012/summer/hinshino/

<コンカリーニョ(http://www.concarino.or.jp/)>では、

 * コンカリーニョプロデュース公演「歯並びのきれいな女の子:http://s-e-season.com/season/2012/summer/hanarabi/

 日替わりの公演の時もあり、役者のみなさんも大変ですね。毎回、熱演が続いていますが、あと数日で千秋楽を迎えます。

札幌座公演:「瀕死の王さま」の玉座

コンカリーニョプロデュース公演:「歯並びのきれいな女の子」

コンカリーニョプロデュース公演:「歯並びのきれいな女の子」

 

<アンダンテ・カンタービレ:作・演出・音楽 斎藤歩> 今回、これまでと違って一番よかったのは、和尚役のすがのさんではないでしょうか、気合いが入っていたというか、どこか吹っ切れた(?)、ピリッと締まって存在感がありました。「市町村合併」、「自衛隊の海外派兵」等、時の経過を感じさせるセリフも印象的でした。コーラスもそれぞれのパートが格段にランクアップし、歌と芝居が融合して北海道の風が吹きぬける気持のよい作品でしたね。

<瀕死の王さま:作 ウジェーヌ・イヨネスコ、翻訳 大久保輝臣、脚色・演出 斎藤歩> 2回観ました、作がイヨネスコということで覚悟をして臨みましたが、斎藤さんが1時間20分に、セリフも途中で切ってくれたお陰でしょうか、大変コンパクトに分かりやすい作品に仕上がっていました。第二王妃マリー役はダブルキャスト、宮田さんと坂本さんの回とで、こんなにも印象が変わって、王さまの人格まで影響を与えるような気がしました、女性というのは怖いですね。怖いと言えば第一王妃マルグリット役の橋口さん、しかしながら最終フレーズの王さまの臨終場面では、何か彼女に愛おしさを感じてしまいました、結局最後まで寄り添ったのは彼女だと。斎藤さん、橋口さん、弦巻さん、札幌座のスタートでもあり、熱演に感動しました。佐藤さん、高子さんも大変素晴らしかったです。

<歯並びのきれいな女の子:作・演出 イトウワカナ、監修 泊篤志(北九州・飛ぶ劇場)> こちらも座席を変えて2回観ました。特に2回目は格段に面白かったです。最初の観劇は、多少アルコールが入って着席したので、ひょっとしたら申し訳ありません、途中で夢の中だったのかもしれません。大胆な沈黙と緩急にメリハリがあってとても心地よく、舞台にくぎ付けになりました。ごくありふれた「家族」を取り上げて、「遺言書を開く」という非日常的場面での家族の動揺、思惑、等を、コンカリの広大な空間を駆使し、コミカルに描写、演出していて、実に楽しいひと時でした。イトウワカナさんが言う「札幌感」は、しっかり伝わってきましたよ。

 

 最後に、パンフレットにある斎藤歩さんの言葉:

~~~~~~~崩壊しつつある王国とか地域がある一方で、そこで生きていく人間達=個人は、生きるということに貪欲であったり、愚かしくもしたたかであったり、最後まで楽観的な希望を持ちたがっていることが鮮明に浮かび上がります。そうした人間たちの願いとか、絶望への抗(あらが)いのような、ほとばしりが「生命(いのち)」なのかもしれないですね。国王はあらゆる権力を駆使して「死」に抗い、合唱団は声を合わせて歌い上げることで生きている証(あかし)を実感する、そんな2つのドラマなんだと思います。~~~~~~~~~~~~~

 全くその通りだと思います、昨年の3・11以降、「生きている証を実感する」、そんな日々でありたいです。「秋山記念生命科学振興財団」の「生命」も、そんな「いのち」をイメージしています。

 あと残り数日となった「演劇シーズン2012 夏」、まだ間に合います、是非足を運んでみて下さい。役者の皆さんは、大変な毎日でしょうが、濃密なこのシーズン、多くの人々がそれぞれの感動を受けとめていますよ、熱演、本当にありがとうございます!!

ロンドン五輪、雑感

Posted by 秋山孝二
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 2012年のロンドン五輪(http://www.joc.or.jp/games/olympic/london/)は、204カ国、1万1千人のアスリートの参加で幕を閉じました。日本の獲得メダル数は、13種目で38個とこれまでで最高でした。

 当初は、テレビのライブ放送の時間帯から、私は朝になってニュースか何かで見るので十分かと思っていましたが、実際始まってみると、なかなかそうもいかず、結局は中抜けはあっても深夜・早朝の実況中継・速報にくぎ付けになっているから不思議です。勝敗そのものはもちろんですが、アスリートを巡る数多くのドラマを知って、今回はメディア取材の価値を再認識し、幾重にも感動が拡がりました。競技・試合そのもの以上に、それを応援している人々、そこまでを支えてきた人々、そして、アスリートのこれまでの道のり等の周辺報道が、大変興味深かったですね、メダルの色が金だの銀だのは私にとってはどうでもよかったです。

 競泳男女のチームワーク、バドミントン女子ダブルス、フェンシング男子団体、サッカー・なでしこジャパン等、「チーム」力を感じましたね。その中で、私には女子バレーボールの中国戦、3位決定戦の韓国戦、そして銅メダル獲得は、特に印象深いものでした。采配をふるった真鍋政義監督、彼は昨年12月31日にお亡くなりになった松平康隆(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=11401http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=12137)さんの薫陶を受けて、選手の育成、試合での選手起用、実に地道にチームを強くしていったと思います。メディアでは、「データ・バレー」と簡単に言いますが、データを使いこなす監督・スタッフと、指示どおりに動く選手たちの日ごろの努力に頭が下がります。

 データと言えば、私は1970年代の全日本女子バレー監督・山田重雄さんを思い出します、監督の部屋の壁いっぱいに張られていたサーブ・アタックのコースのデータ等を(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=27)。

 記者会見での真鍋監督の発言より:~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

――分析面で「ヨッシャー」と思った試合は?

眞鍋監督  スタッフ陣がいろいろ分析をし、どれがベストかは分かりませんが、一番悩んだのは昨日の試合です。スタートを江畑、迫田のどちらでいこうか、スタッフでも議論になりました。でも最終的に、あらゆるデータを調べてみると迫田はスタートでいくとあまりよくないんですね。江畑がスタートでもよかったのですが、韓国戦は迫田が非常にいい成績をあげています。最終的に昨日は迫田を先発で使い、それが一番『ヨッシャー』と思いました。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~引用おわり

 これが監督の仕事と言うのでしょうね、2010年の世界選手権(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=6488)でもその手腕は光りましたが、今回も素晴らしい采配です。1964年の東京五輪で優勝してから連続のメダル獲得、そして暫く冬の時代が続き、今回は28年ぶりの五輪でのメダル獲得でした、おめでとうございます!

 メディアは、柔道、体操、バレーボール等を「日本のお家芸」と表現されていますが、そういった認識がすでに過去のものとしなければならないのではないでしょうか。柔道の山下泰裕さん、バレーボールの松平康隆さんらが、国際組織の役員に就任し、それぞれの国際化にご尽力されて、世界各国が日本のスタイルを研究し、結果的に世界で担う人口が大幅に増えたのは間違いありません。日本が弱くなったのではなく、現在の幅広い普及状況を見誤って、未だに「お家芸」などと悦に入っている、こだわりの意識が、日本自体の進化を阻害したのではありませんか。そんな意味では、サッカー女子・なでしこジャパンのこの五輪での健闘は、昨年のワールドカップ優勝(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=9370)を経て、各国チームの研究に打ち勝っての銀メダルですから、「銀」以上の価値がありました。

 柔道は未だにその呪縛から抜け出せていない、コーチも選手も「ゲームメーク」のシナリオを持ち合わせていませんね、ただひたすら練習の延長でがむしゃらに突き進む、或いは練習と本番との勝手の違いで委縮している、負けた試合後のインタビューを聴いていると、意識の遅れにこちらが驚く程でした。監督・コーチはどれ程の対戦相手のデータを持ち合わせていたのでしょうか。もっともっと若いうちに世界の強豪との中で切磋琢磨して、「試合に勝つ」ストーリーメイクを学ぶ必要があると私は思います、別の言い方をすると、自分が今戦っている「試合のマネジメント」をする能力です。日本柔道の「カタチ」は目の前の試合に勝ってから言ってくれ、そんな気が私は今回の試合通じて感じました、育て方・指導者の問題であり、今のままでは選手が可哀そうです。

 1964年の東京五輪(http://www.joc.or.jp/past_games/tokyo1964/)の時、私は中学校2年生でした。10月10日の開会式で、真っ赤なブレザーに身を包んだ日本選手団の入場行進に興奮しました。終了直後の国語の授業の感想文で、私は「選手は自国のメディアに潰された」みたいな内容を書いたのを覚えています、多くの選手が実力を発揮出来ずに敗退していった結果、或いは戦前に大々的に期待感を匂わし、負けた時に「予想外」、「まさかの敗戦」と選手をバッシングするメディアを見て身勝手を感じてですね。

 その時代に比べると、今の選手たちは「プレッシャーを味方につける」術を身につけている気がします、試合後のインタビューも実に落ち着いて言葉で表現しているし、「楽しんだ」、「応援してくれた皆さんに感謝したい」みたいな表現が随所に出ていて、プレッシャーをモチベーションアップにつなげ、何か違う時代を生きてきた世代の意識変化を感じます、嬉しいですね。

 違いと言えば、今回の五輪を「ソーシャルオンリンピック 1億5千万ツイート」と表現した記事を読みました。選手と応援する世界の人々が、「ツイッター」や「フェイスブック」でコミュニケーションする世界を形成していました。試合前の心境、試合後の喜び等、リアルタイムのメッセージに、けた外れの多くの人達から反応があったようです。

 五輪ではないのですが、私はアメリカ大リーグに行った「ダルビッシュ・有」選手のオフィシャル・ブログ(http://ameblo.jp/darvish-yu-blog/)を、フェイスブック(FB)でも読んでいます。この所の悩み、記者会見のやり取り、つい先日の勝利後のコメント、本当に手に取るように彼の今の心境を読みとることが出来て、まるで自分も大リーグにいるような臨場感です。マスメディアの記事は、彼のブログとの対比材料になっているので、まさに1960年代とは隔世の感ですね。

 

 何はともあれ、スポーツの熱い夏は、甲子園球場の高校野球を残すだけでしょうか。たくさんの感動をくれた選手のみなさん、メディアのみなさん、ありがとうございました!!

2012年、館山の夏

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 千葉県館山市について、これまで何回か書いてきました、季節によってその顔も多彩です。

<新春 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=7143

<3月 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=12243

<初夏 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=8651

<お盆を過ぎて http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=9689

 今年は、盛夏に恒例の「館山湾・花火大会」です、沖には「日本丸」も停泊中。

館山・北条海岸はたくさんの人、人、人

館山・北条海岸はたくさんの人、人、人

水中花火の迫力!

水中花火の迫力!

  今年は風もなく、花火にはもってこいの天候、恒例の水中花火と打ち上げ花火のコラボレーションが見事でした。集まる人も多過ぎず少な過ぎず、地方都市に定着した夏の風物詩ですね、若者たちが浴衣姿で浜通りに繰り出して歓声をあげて、賑やかで、健全に活きている地域を感じます。

翌日、鏡ヶ浦の海辺

翌日、鏡ヶ浦の海辺

  日中は、那古船形の西行寺(http://enjoy-history.boso.net/book.php?strID_Book=0501&strID_Page=002&strID_Section=03)にあるお墓のお参りです。

妻の両親、親戚のお墓参り

妻の両親、親戚のお墓参り

  東京都内から約2時間、手軽な避暑地・避寒地として、館山は、春にはトライアスロン競技大会、夏には全国大学フラメンコフェスティバル(http://www.city.tateyama.chiba.jp/syougaigaku/page100005.html)が開催され、全国から多くの人が集まります。

フラメンコ・フェスティバルも

全国大学フラメンコ・フェスティバルも

 比較的新しいイベントばかりではなく、1月の寒中水泳、今回のような花火大会、八幡神社例大祭等、地域が支える伝統的行事も継続して盛んです。食に関しても、海産物、お米、野菜等も豊富で、近くの安房鴨川、三芳村でも、若い斬新な食の担い手も多く住んでいて、情報発信も活発です。「マチ起し」を地道に続ける姿をそこに見て取れますね。

第2回 古文書講座~片桐一男先生

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 昨年に引き続き(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=9504)、今年も片桐一男先生による「古文書講座」を開催しました。4日間と、昨年より1日短縮となりましたが、内容は古文書解読を重点的に講座は充実していました。

 講義の初日、昨年、片桐先生からご寄贈頂いた松本良順先生の書を、秋山財団で額に整えて、まず冒頭でご披露しました。今後、秋山財団事務所内に飾る予定です。

「発 祥 致 福」、松本順先生筆

「発 祥 致 福」、松本順先生筆

  今年の受講者の中には、昨年に引き続きの参加の方々も多く、一層熱心な講座でした。扱った文章が、当時の上司からの指示を仰ぐ文書等、実際のやり取りの書簡とかだったので、リアルな現場の様子も垣間見ることが出来てより興味をそそられました。

今年は解読を主に

今年は解読を主に

4日間、熱心な参加者

4日間、熱心な参加者

  昨年は、翌日早くに陸別に向けて札幌を発たねばならず(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=9524 、 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=9531)実現しなかった懇親会が、今年は最終日講義終了後に、多くの参加者とともに片桐先生を囲んで和気あいあいの場となりました。皆さん、長年、古文書と向き合っている方ばかり、幕末から維新に掛けて、外国人訪問者とのやり取りにもお詳しく、あらためて北海道と諸外国との交流の歴史を知りました。ともすると「開拓使」からしか始まらない北海道の歴史ですが、幕末に、オランダ・ロシアとの交渉等、北海道の地の位置づけを再認識する貴重な文書に出会い、感動した4日間でした。

 片桐一男先生は、今年は7月上旬から3カ月間札幌に滞在し、北海道の素晴らし夏を満喫なさるとのこと、本当に心から御礼申し上げます、また、ご参加頂いた皆さまにも、感謝申し上げます、ありがとうございました。

学校林、迎える100年

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  札幌南高学校林(http://www.rikka.net/officer/)については、これまで何回か掲載してきました(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=6209)。今年、この学校林が設立から100周年を迎えるのを一つの契機として、将来的な活動に向けた議論を、今しています。

 「森林の保全」から、「教育林」、「環境林」としての機能へと、時代とともに大きくその役割が変わってきています。ともするとこれまでは、市民活動でも、すぐに「植林」と言われていましたが、最近では「育林」へと変化し、さらには樹木だけに注目するのではなく、地面の環境、森林全体の空間「生態系」としての価値の再認識と言えましょうか。

 天然林ではなく、植林されたこの学校林は、これまで同窓の先輩達により適切に間伐して手入れが施されてきており、これからは、その森を舞台に、人々に「空間としての価値」を説明・理解して頂く、そんな方向性になるのでしょう。

 たとえば、切り出した樹木から、下のような作品をそれぞれ造ったりするのも、新しい活動としては面白いのではありませんか。

間伐材を使っての作品、見事です!

間伐材を使っての作品、見事です!

若手の躍動、嬉しいですね

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 企業経営者にとっての喜びは、短期的には日々の利益獲得なのでしょうが、中・長期的には、間違いなく「人が育つ」ことを確認することですね。先日、久しぶりに名古屋の(株)スズケン(http://www.suzuken.co.jp/)本社を訪問して、その後に幹部と会食して、そう実感しました。

 資本業務提携を経ての合併から、すでに14年の歳月が経ち、私がスズケンを離れてほぼ10年、今日までひと時も忘れたことがないただ一つの企業が「スズケン」です。地元札幌では過去にいろいろ言われましたが(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=256)、先日彼・彼女らと会って、時代を先取りした私の決断は正しかったと、あらためて確認しました。

躍動する若手(左端と右から2番目女性)と怪しい60歳代

躍動する若手(左端と右から2番目女性)と怪しい60歳代オジサン2人

 毎年一度はスズケン本社のある名古屋を訪問して、現役の幹部とはお会いしています(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=9279)。今年は久しぶりに本社を訪問し、別所芳樹代表取締役会長ともお話が出来ました。現在、(社)日本医薬品卸業連合会(http://www.jpwa.or.jp/)の会長として、週に何日も東京に出かける日々で、相変わらず超多忙のようでしたが、お元気な様子でよかったです。薄くなる自分髪の毛の「取り扱い?」では、私と真逆の対応でしたが・・・・。

  (株)秋山愛生舘と(株)スズケンの合併を機に、北海道で働いていた多くの社員が全国でその才能を開花しています。現場の最前線で懸命に働く人間、その上司、地域戦略の前線で奮闘する営業部長、そして、5000人+関係会社を取り仕切る本社スタッフ、幹部としてです。

 日本社会では、「対等合併」と言いながら、何十年経っても「旧○○」、といつまでも合併前の所属を引きずる場合が殆どですが、この合併は、そんなレベルではなく、本来の「新しい価値」を創造していると評価します。先日、忙しい中懇談の時間をつくってくれた場で、彼・彼女らの目の輝きと話の力強さを目の当たりにして、そう思いました、嬉しかったですね。もう10年以上前の「合併の趣旨:http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=3236」を、しっかり理解して働き続けているからです。

 昨年は堀川沿いの四間道(しけみち:http://matinami.o.oo7.jp/tyubu-tokai2/sikenmiti.htm)で、今年は覚王山・日秦寺(http://toppy.net/nagoya/chikusa12.html)近くでの夕食でした。

外は30℃を越える暑さ、室内は冷房完備、そこで炭火!典型的「逆省エネ」?

外は30℃を越える暑さ、室内は冷房完備、そこで炭火!典型的「逆省エネ」?

 若手のたくましく成長した姿と話を聴きながら、私の気持もスッキリだったのか、お酒を何杯飲んでも酔わない(爽やかな酔い?)というのでしょうか、本当に楽しいひと時でした。

 それにしても名古屋のような200万人を越える大都会、天気予報では最高気温が34℃と発表されていましたが、どうみても体感温度は体温以上、ひょっとすると40℃を越えているような気がしました、特に道路表面からの照り返し熱がもの凄かったです。

 今、大変厳しい医薬品流通の市場だとは思いますが、若い意欲のある人材が、思う存分全国で躍動できる企業、そんな会社は日本広しと言えども、そうはないでしょう。日々苦労も多いとは思いますが、頑張って欲しいですね、陰ながら応援しています。

DVD製作の現場で

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  この6月から、私は「ワグナー・ナンドール財団(http://www3.ocn.ne.jp/~wagner/TOP.html)」の理事長に就任し、HPに掲載していますが、私なりの「志」を示しました(http://www3.ocn.ne.jp/~wagner/jigyounaiyou.html)。

 ちよ前理事長は変わらずお元気ですので、これまでの活動は引き続き継続し、さらにワグナー・ナンドールの哲学、作品をより多くの世界の方々に知って頂くために、今、英語版のDVDを製作しています。先日、その英語版ナレーションを入れる作業が、長時間缶詰になってスタジオでありました。

スタジオの中で延々と

スタジオの中で延々と

  歴史的事実をどの言葉で表現するか、たとえば、ハンガリー「動乱」か「革命」か。ハンガリーの地名、人名の発音・アクセントは適切か、間合いとか気持の入れ方は趣旨と会っているか、映像の流れにナレーションが調和しているか、とにかく数多くの視点からの「音入れ」、総合芸術のプロの領域を見学させて頂き、私たちの「思想」が問われる場面も多かったですね。ふだん、出来上がったDVDばかりを見ている私にとっては、それを「創る作業」を垣間見て、貴重なひと時でした。

 これから最終の作業を経て、素晴らしい作品が出来上がるのが楽しみです。

「さらさらレッド」と向き合って

Posted by 秋山孝二
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 第10回「アースカフェ・プロジェクト:http://earth-cafe.jp/」、今回は注目の健康タマネギ「さらさらレッド:http://sarasara-red.com/」で有名な栗山町において、60名を越える参加者でした。栗山町が誇る健康タマネギ「さらさらレッド」について、この品種の開発者である「植物育種研究所(http://ikushu.com/)」の岡本大作社長と、生産者の方々とが、消費者、取引先、役場の関係者等に声をかけ、地域の農業や食、健康をテーマに講演や採種場、圃場見学、参加者との対話、会食をみんなで楽しみました。こちらに(http://earth-cafe.jp/archives/1487)詳細の報告が、さすが、プロの写真ですね。

 まずは特別講師として、天使大学・栄養学科教授の荒川義人(http://www.tenshi.ac.jp/profile/arakawa_yoshihito.html)先生、続いて育種所で岡本大作社長、さらに生産者の吉田寿栄さんの圃場と、いずれのお話も骨太の哲学を感じ、実に力のある内容で、多くのメッセージを受けとめました。鈴木善人さんのブログでも報告されています(http://www.leaps.jp/?p=3407)。

生産者の倉庫で

畑のの倉庫で

育種所前で岡本社長のお話

育種所前で岡本社長のお話

ハウスの中のネギ坊主

ハウスの中のネギ坊主

タマネギ畑で生産者・吉田さんの熱く暑いご説明

タマネギ畑で生産者・吉田さんの熱く暑いご説明

畑には大切な水を!

畑には大切な水を!

 この夕張川沿いの地域は、タマネギ栽培の100年の歴史があるそうで、札幌近郊がタマネギの大産地であり、「札幌黄:http://www.kitanogurume.com/item/nosan_2.html」も有名ですね。

 暑い日でしたが、講師の皆さんの「熱い」語りと上手いカレーライス、最高に贅沢な「いいね!」でした。ただ、このイベントに参加したからには、消費する者として、これからの北海道農業が食糧基地として確固たる地位を築くために何をしなければならないのか、6月の十勝での体験(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=13373)と同様に、今までと同じ消費行動では済まされないと強く感じました、ご準備頂いた皆さま、ありがとうございます。

「Rio + 20」、緊急報告会

Posted by 秋山孝二
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  「Rio + 20」の報告会が開催され、「今回何が決まったのか?わたしたちとのつながりは?」を確認する場となりました。主催は「環境中間支援会議・北海道:http://enavi-hokkaido.net/」で、 この報告会は、公益財団法人 秋山記念生命科学振興財団ネットワーク形成助成の採択事業の一環でもあります。

 今年6月20日から3日間、ブラジル・リオデジャネイロで「国連持続可能な開発会議(リオ+20)」が開催されました。この会合には、各国の首脳をはじめ約4.4万人が参加し、「グリーンエコノミー」、「持続可能な開発目標(SDGs)」 など、様々なテーマについて議論が行われ、最終日には成果文書として「私たちの望む未来(THE FUTURE WE WANT)」が採択されました。

 ただ、私たちにとっては関係する報道も少なく、今一、そこでの議論が理解されていないという危惧の中、今回、持続可能な社会の達成に向けて、北海道で何をすべきかを考える目的で、緊急報告会が企画されました。報告者として、1992年の地球サミットから持続可能な開発の問題に携わられている京都大学・松下和夫さん、「リオ+20 NGO連絡会」事務局を担当した「環境パートナーシップ会議」の星野智子さん、北海道から現地に足を運ばれた北海道大学・瀬名波栄潤さんを迎え、これまでの経緯や会議の内容や成果、現地の様子などについて発表されました。

[プログラム]
 ■ 報告
  *全体概要:地球サミットから20 年、そしてリオ+20
  (報告者)松下 和夫 氏 京都大学大学院地球環境学堂 教授
  *NGO からの報告:NGO が見たリオ+20
  (報告者)星野 智子 氏 一般社団法人 環境パートナーシップ会議(EPC)
  *現地報告:わたしが感じたリオ+20
  (報告者)瀬名波 栄潤 氏 北海道大学大学院文学研究科 准教授
 ■ パネルディスカッション (パネラーは3人の報告者)
  *テーマ:“わたしたちは地域で何をすべきか?”
 (ファシリテーター)荒井 眞一 氏 北海道大学大学院環境科学院特任教授
           

[共催]北海道地方環境事務所、北海道大学持続可能な低炭素社会づくりプロジェクト

京都大学教授・松下和夫さん

京都大学教授・松下和夫さん

EPC 星野智子さん

EPC 星野智子さん

北海道大学教授・瀬名波栄潤さん

北海道大学教授・瀬名波栄潤さん

 それぞれのお立場から、今回の会議で議論されたこと、されなかったこと等、貴重な報告の数々でした。特に、キーワードの「グリーン経済」については、当日フロアーからも複数質問があり、今後の活動の中から、具体的事例を創っていくプロセスが大切なようです。また、NGOからはアイヌ民族が居住する地として、北海道からのメッセージ発信が必要であるとの提起もありました。政府、産業界、NGO等、マルチステークホルダーでの合意形成の重要性も。そのための信頼構築は大前提であり、これは、3・11以降の「エネルギー問題の今後」を議論する際にも、全く共通することだと思いました。

 星野智子さんとは、2008年の洞爺湖でのG8サミット(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=54)でお会いして以来、久しぶりの再会でした。

 瀬名波先生は、新千歳空港から関空・ドバイ経由でリオデジャネイロを往復、二泊五日に強行軍だったそうです、やはり、リオは地球の裏側ですね。

「ちびタイ」、オシャレですね!

Posted by 秋山孝二
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  「tibitie : ちびタイ」って、ご存知でしたか?

 先日、「公益財団法人 北海道演劇財団:http://www.h-paf.ne.jp/の理事会で、隣の席のO理事長(テレビ会社:http://www.htb.co.jp/代表取締役会長)の襟に注目が集まりました、会長はファンサービスにVサインまで!

 申し訳ありません、ご自慢の笑顔は「カット!」とさせて下さい、ねっ!?

スーツ襟にストライプの小さなネクタイ!

スーツ襟にストライプの小さなネクタイ!、Vサインの奥に映る女性は財団職員のKさん

 

「tibitie : ちびタイ(http://www.nagashima-fukushoku.co.jp/tibitie.html)」 は永島服飾(http://www.nagashima-fukushoku.co.jp/index.html)の登録商品です、「意匠登録 登録第1408705号こちら」。

 ネクタイ型アイテムリストはこちら(http://www.prio.co/item/tibitie/pg328.html)です。クールビズでネクタイの行き場がなくなり、オシャレポイントも一つ減った今、ネクタイの生地を活かして新しく「ちびタイ」の登場です、素晴らしいアイディアとセンス、シアターZooの稽古場で行われた理事会に、さらに、「華」ならぬ「ネクタイ」を添えました!!!

「札幌演劇シーズン2012夏」、スタート!

Posted by 秋山孝二
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 「札幌演劇シーズン2012夏(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=13732)」が、21日からいよいよ始まりました。まずは、札幌座(http://www.h-paf.ne.jp/tps/tps.html)の「アンダンテ・カンタービレ:http://www.h-paf.ne.jp/engeki/34_andante.html」です。これまでの公演とはひと味もふた味も違った魅力的な仕上がりでした。

「アンダンテ・カンタービレ」初日、開演直前:シアターZoo

「アンダンテ・カンタービレ」初日、満席の開演直前:シアターZoo

  10年前では考えられなかったこの数年の盛り上がり、一番は足を運ぶ方々のすそ野の拡大のような気がします。映画に比べて生身の役者が演じる分臨場感があり感動も大きいのですが、ハズレの芝居の場合はストレス(疲労感)も強く、何となく「敷居が高い?」、そんな声を時々聞きます。それと、劇評とか報道とか、事前情報が少な過ぎて、人に紹介する時にも「自分も行ってみないと分からない」みたいな場合が多かったのですね。

 最近は、以前より格段にメディアへの演劇に携わる方々の露出も多くなってきました。昨日の北海道新聞の「かわら版」の大きな記事、その前の夕刊の取り上げられ方等、関わる方々のエピソード等も多彩で、大変楽しみな札幌・北海道になって参りました。これまであまり演劇に関わりの無かった方々が、多彩な場で芝居を語るようになってきた、雰囲気の盛り上がりも感じます。私自身がその一人です、30年程前に札幌に来た時に、観劇は好きではありましたが、こんなに演劇に関わるとは思ってもみなかったです、特に最近の時間の費やし方はどうなってしまったのか、関わる方々に「愛おしさ」を感じてしまう、まずいパターンです?!

 先日の初日公演後、シアターZOOでのささやかな祝賀パーティには、札幌市の上田文雄市長、一連のプロジェクト代表・荻谷忠男HTB代表取締役会長ご夫妻もご出席で、今回の芝居に出演の役者の皆さんと親しく懇談できました、「今日観るまではこの演目はあまり好きでは無かったが、今日の公演で印象がまるで変わりました」との激賞も複数飛び出しました。。コンカリーニョからは週末から始まる公演稽古の合い間をぬって駆けつけた役者の皆さんも勢ぞろいでした、お疲れ様でした。

 いつもは舞台上の役者の方と、こういった至近距離で親しく話ができるのは、新たな人間性に触れる思いで楽しいですね、みなさんの目に勢いがあって。先日は、「芝居を終えた直後に、観ていた観客と役者が飲みながらしばし懇談する場というのは、出演者には負担だろうか?」と役者の一人に聞いてみたら、「芝居後は自分たちもテンションも上がっている場合が多く、疲労というよりもむしろ楽しみでしょうね」との返答を得ました。何かの折に、自然な形で実現してみたいです!

 公演後のトークも、普段聞けないお話の数々で、一層演劇の面白みを味わえます。脚本製作の背景、再演を重ねるごとの芝居の進化、ご自身の演劇人生の披露等、芝居の余韻とともに、昼間の仕事で疲れていても普段使わない脳の部分を刺激されるようで、劇場を出る時には体にエネルギーが湧いてきているのを感じる時が多いから不思議です。

 誰か名の売れた役者を観に行く、それはそれで楽しみ方の一つだとは思いますが、地元の脚本家、演出家、役者等が日々進化・成長していく姿を、自分の人生と並走して生きていくみたいな感じで見続けて、時々は世界の大舞台とか映画とかテレビ番組に堂々と出演している、「あいつ、最初は札幌のこの舞台に立っていたんだよね」とか言って飲みながら語らい合える、これからの私の小さな夢ですね、自分なりのこだわりと言うか。

 これから8月20日までの長丁場、コンカリーニョプロデュース公演「歯並びのきれいな女の子」、札幌座公演「瀕死の王さま」も楽しみにしています。

ドナルド・キーン博士、熱く語る

Posted by 秋山孝二
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  ドナルド・キーン(http://www.asahi.com/national/update/0308/TKY201203080224.html)博士が、北海道日米協会(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=8777)特別講演会席の講師でお越し頂きました。前日の札幌大学での講演会では、申し込みが3倍以上となり、大盛況だったようです。

D.キーン博士をお迎えして北海道日米協会・特別例会

D.キーン博士をお迎えして北海道日米協会・特別例会

講演されるD.キーン博士(90歳)

講演されるD.キーン博士(90歳)

  

 18歳の時にニューヨークで『源氏物語』と出会い、19歳でアメリカ海軍入り、4年間勤務して日本軍捕虜等の通訳を務めました。以来70有余年の日本人・日本語とのつき合い、古典から現代におよぶ日本文学を研究し、世界に伝えたコロンビア大学名誉教授・文化勲章受章者です、東日本大震災後、今年3月8日に日本国籍を取得(帰化)しました。それは長い日本への感謝の気持ちから、大きな打撃に苦しむ東北・日本人とともに生きることを決意されたからとのことでした。

 先生は、昨年仙台での講演で、以下のように語りかけました。~~~~松尾芭蕉の「奥の細道:http://www.bashouan.com/psBashou.htm」ゆかりの東北の地を56年前に旅した際、桜の季節の中尊寺金色堂(http://www.chusonji.or.jp/index.html)で深く心を動かされました。暗い森の中に輝く金色堂、東北の長い冬の後に森に咲く桜、私はその二つを愛しています。東北のことを考える時、何よりも象徴的な姿です。今回、東北の人たちを勇気づけることができるのならと思い、この講演をお引き受けしました~~~~~

 先日の札幌でのお話でも、長年日本と寄り添ってきた視座から、今の日本の若者が海外へ飛び出す意欲に乏しい様子等へカツを入れて、衰えない説得力で熱弁を奮っていました。間近で拝見すると、想像以上に小柄な姿、活字での存在感が大きいと言った方が良いのかも知れません、すぐに札幌から洞爺湖に向かわれる日程とか。

 いずれにせよ、満90歳、これからも益々お元気でご活躍されることを祈念しています。

「裏切りのサーカス」、ほか

Posted by 秋山孝二
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 今年20周年を迎えた(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=13685)シアターキノで、映画二作品を続けて観ました。

 一つは、「裏切りのサーカス:http://uragiri.gaga.ne.jp/」。東西冷戦下、英国諜報部(サーカス)のリーダー・コントロールは、幹部の中にソ連のスパイ(もぐら)がいるという疑いを持ち、ある指令を出します。しかし作戦は失敗し、コントロールは責任を取って右腕のスマイリーと共に組織を去りました。その後、引退したスマイリーのもとに、組織内の裏切り者(二重スパイ)を捜せという極秘命令が下ります。スマイリーは秘かに、残った4人の幹部の中から「もぐら」を捜し出します・・・・・・・・・。

チラシ

チラシ

 と、まあ、簡単に言うとこんな感じのストーリーのなのですが、これがなかなか一回観ただけでは理解が難しいのですよ。比較的地味な登場人物と名前がコードネームだったり何やかんやで、記憶力と読解力が試されているような。私も、観終わってHPやチラシでフォローアップしてやっと届いたような映画でしたが、これがまた不思議で、もう一回観たいなと思わしめる雰囲気があるのです。恐らくかなりのキーワードとかシーンを見逃しているのだとは思うのですが、とにかく、誰が味方で誰が敵なのかが瞬時に判別できない、そんな不安定さがたまらない魅力です。

 

  もう一つ、「11.25 自決の日 三島由紀夫と若者たち:http://www.wakamatsukoji.org/11.25/」。こちらはストーリーを体験で承知しているので、次の場面までも予測できるシンプルさ。ただ、それでも当時の学生運動の高揚、機動隊との衝突等と「盾の会」の運動方針の関係では、あらたな気づきもありました。

かなりの興味を持って出かけましたが・・・・

かなりの興味を持って出かけましたが・・・・

 若松孝二監督が、「実録・連合赤軍 あさま山荘への道程:2008年」、「キャタピラー:2010年」に続いて(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=5642)昭和を描く最新作でした。特に60年安保闘争からの戦後の激動期を、右翼・左翼の視点から描いているのは、彼なりの新しい境地なのかも知れませんね。 映画の中では実際に起きた社会党浅沼稲次郎委員長襲撃事件、金嬉老事件、よど号事件などが、「決起」した人間たちとして機会をうかがう三島由紀夫と対照的に描かれて、三島の動揺と最終行動への歴史的な遠因とあらためて理解しました。私自身の10代から20代への人生と重なります。

 クライマックスの防衛庁バルコニーでの演説(http://www.geocities.jp/kyoketu/61052.html)とその後では、2年前に私も防衛省ツアー((http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=5391))で、移転されたものとは言え現場にも足を運んだので、臨場感がありました。1970年11月25日の朝日新聞夕刊には、確か切り落とされた首が、部屋の床にあった写真も一面トップに掲載されていたような気がします。先日マスメディアに居た方に伺うと、初版の紙上だけに掲載されてその後は差し替えられたのだと。当時、首都圏で学生だった私にとってはあまりの衝撃で、今も鮮明に覚えています。

 ただ、映画としては、現実の迫力が強烈だっただけに、どこか各シーンに物足りなさを感じました。俳優なのかセリフなのかよく分かりませんが、全共闘とのやり取りの場面、決起前の覚悟の場面、何となく平面的、そんな印象を私は持ったのです、若松監督も随分淡泊になったな、と。何はともあれ、もう、あれから40年以上の月日が経ったのですね、自分も歳をとりました!

「科学と平和」、そして九条

Posted by 秋山孝二
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  「グリーン九条の会:http://green9zyo.blogspot.jp/」、「エンレイソウ九条の会:http://enreisou9.seesaa.net/」、「医療九条の会・北海道:http://iryo-9jyo.net/」他主催の講演会が開催されました。今回は、ノーベル物理学賞受賞の名古屋大学・益川敏英先生のご講演、それに続く益川敏英先生と東京大学教授・小森陽一先生の対談でした。グリーン九条の会の内山世話人、白鳥事務局長の3年越しのラブコールで今回実現の運びとなりました、ありがとうございます!

 これまで、私も世話人の一人である「グリーン九条の会」では、継続して講演会を札幌で行ってきています。

第一回:http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=88

第2回:http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=1351

第3回:http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=4280

第四回:http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=8525

会場は満席、別室にもあふれて100名はお断りをしました

会場は満席、別室にもあふれて100名はお断りをしたそうです

  講演会当日は、1時間以上前から会場には列が出来て、開始前にすでに満席、別室にも人があふれて、結局100人程の方にはお帰り頂いたそうです。DVDがいずれ出来上がるので、それでご覧頂くことをお薦め致します。 

 益川先生のお話は、ご自身で「科学漫談」と自嘲気味におっしゃっていましたが、面白かったですね。

講演後の懇談会でのお二人

講演後の懇談会での益川敏英さん(左)と小森陽一さん(右)

 当日夜のNHKニュース、翌日の朝日・道新の朝刊の両方で、「科学技術の平和利用を」と見出しがありましたが、違和感いっぱいですね。まず3社の記者は、後半の最初、小森さんが益川さんへの質問を聞いていなかったのでしょうか。「益川さんは、先ほどの講演の中で一度も『技術』とおっしゃいませんでしたが、特段の意味合いがあるのでしょうか?」と。それに対して益川さんは、「俗に言う『技術』ではなく、科学性を追求したい」とお答えになっていましたよ、明解に。

 さらに、「科学の問題」と「科学者の問題」は明らかに異なるとも言及し、科学者は社会人としてどう成長していくかを考えるべき、と。でも、この講演では、特段に「科学と平和」については説明はしていませんでした、演題と講演内容は必ずしも一致していなかったのですよ。記者たちは本当に会場で耳を澄ませて聴いていたのでしょうか、あらかじめの予見を持って座っていただけなのではありませんか?

 私がキーワードだと思ったのは、「科学疎外」という言葉、そういう社会に突入していること。これを克服するために科学者は、専門の一つの分野だけでなく、もう一つの分野を少しかじるべき、今、あらためて「井の中の蛙(カワズ)」の意を汲み取る必要があるのではないか、との言葉が印象的でした。もう一つ、個人の意思の危うさ、どんなに優れた科学者も晩年変質していく姿をたくさん見てきた、『国境なき科学者団』みたいな議論・提案できる集団が必要ではないか」とも提起されていました。

名古屋大学名物(?)、益川さん饅頭!

名古屋大学名物(?)、益川さん饅頭!

 名古屋大学では名物となっている「益川先生饅頭」をお土産に頂きましたが、遠慮深い私は争奪戦に出遅れて、写真だけの獲得となりました。笑顔の益川さん、素晴らしいアイディアですね、これを食べる時の心境はどんなものなのか、そちらにも興味があります?!

市民活動の合同報告会

Posted by 秋山孝二
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 昨年(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=9140)に引き続き、前田一歩園財団(http://www.ippoen.or.jp/)秋山財団(http://www.akiyama-foundation.org)の2回目の「活動助成合同報告会」が開催され、当日はUstreamでも中継・録画され多くの方々にご覧頂きました。
 会の冒頭には、前田一歩園財団の前田三郎理事長からご挨拶を頂き、その後、16の市民活動団体の報告がありました。

前田一歩園財団・前田三郎理事長

前田一歩園財団・前田三郎理事長

 

5時間で16団体が活動報告

5時間で16団体が活動報告

  団体目の前の、「秋」、「前」は、どちらの助成を受けたかを分かりやすくするためのものです。

1

/ 炭鉱(やま)の記憶推進事業団

http://www.soratan.com/

2

/ 道内の意思伝達支援普及プロジェクト

 http://icare-h.org/

3

/ 森林遊びサポートセンター

http://www.moriasobi.jp/

4

/ 札幌自由学校「遊」

http://sapporoyu.org/

 

 

5

/ 積雪・極寒冷地域のいのちを護る防災・減災への取り

      組み

http://www.toukihisaitaiou.jp/

6

/ オサラッペ・コウモリ研究所

7

/ 野生動物リハビリテーター協会

http://www.wra-hokkaido.org/index.html

8

/ 北海道田園生態系保全機構

http://www17.ocn.ne.jp/~npodenen/toppagemm.htm

 

 

 9

/ 和解と平和のための東アジア市民ネットワーク

http://www17.ocn.ne.jp/~npodenen/toppagemm.htm

10

/ くしろ森の楽校

 

11

/ 大沼・駒ケ岳ふるさとづくりセンタ―

http://onuma-furusen.com/

12

/ 蒼い海

 http://blog.goo.ne.jp/soratoumi_2010/

 

 

13

/ Rio+20  北海道ネットワークプロジェクト

http://enavi-hokkaido.net/forest/?page_id=402

14

/ 常呂川自然学校

http://npo-tns.p-kit.com/

15

/ 北海道コミュニケーション教育ネット

 http://commukyo.net/

16

/ 森と里つなぎプロジェクト

http://mori-net.blogspot.jp/

 
 昨年は初めての試みに勝手も分かりませんでしたが、今年は広い会場を準備し、5時間と言う長丁場でしたが熱心なプレゼンと質疑応答でした。それぞれの財団の役員の方々は、普段、これらの市民活動には馴染みが薄かったとしても、説明を通して多くの感動を受けとめたと感想を語っていらっしゃいました。
  秋山財団のネットワーク形成活動助成の中で、1年目修了時点で今回発表された団体は、収穫が多かったと思いますね。懇談会での個別の方々の感想とか意見を身近に聴くことができて、2年目以降の活動に貴重なアドバイスとなったはずです。
 また、感想の中で、「これらの活動は、本来は行政の責任でやることではありませんか?」というご意見が複数ありました。まさに、「新しい公共」とは、ひと昔前だったら行政がその担い手だったものが、現在は、市民・NPOが担う、そんな時代になっている実感を持ちました。私は、ニーズは益々増えてきているのに、もう行政にはその力も予算も無い、行政の「下請け」的活動ではなく、市民の多様なアイディア・活動が支える時代なのだと思います。
 今後の多彩な活動に期待します、皆さん、頑張って下さい!!

札幌演劇シーズン2012・夏

Posted by 秋山孝二
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 「札幌演劇シーズン2012夏:http://s-e-season.com/season/2012/summer/」が、21日からいよいよ始まります。先日その記者会見とカウントダウン掲示板披露が、「札幌市駅前通地下歩行空間:http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=7828」であり、実行委員会の委員の私も出席しました。上田札幌市長、荻谷実行委員長、出演の斎藤歩さんほかも出席しました。

地下通路ディスプレイ:カウントダウン掲示板前

地下通路ディスプレイ:カウントダウン掲示板前

  この掲示板、毎日早朝に、アナログで数字を変えるそうですよ、まさに手作り、今の時代、価値がありますね!?

 

  今回は2か所で3つの公演です。札幌座は、シアターZOO(http://s-e-season.com/season/2012/summer/andante/)で2演目。

斎藤歩ほか札幌座メンバー

斎藤歩ほか札幌座メンバー

  もう一つは、コンカリ―ニョ(http://blog.livedoor.jp/shoot_the_works/archives/51363946.html)です。

斎藤ちず;コンカリーニョ

斎藤ちず;コンカリーニョ

  このところの札幌における演劇の盛り上がりで、何とかプロフェッショナルな演劇人(俳優、脚本家、演出家、舞台装置関係者ほか)を100人育成したい、そんなプロジェクトの一環でもあります。「総合芸術」としての舞台・演劇を、幅広い観る側からも創っていきたいものです。

  フェイスブック(FB)ではすでにシェアしたのですが、いつかプロフェッショナルのこんな舞台が札幌でも見られるようになれば嬉しいです(http://www.youtube.com/watch?v=UC5lMrQf69Q&feature=g-vrec)。サラ・ブライトマン(http://www.sarah-brightman.com/)は本当に魅力いっぱいですが、5人のファントムの立ち姿と洋服の似合い方が素晴らしいですね、「オペラ座の怪人」は、やはり彼らの世界なのでしょうか。

祝、シアターキノ 20周年!

Posted by 秋山孝二
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  札幌のシアターキノ(http://theaterkino.net/)が今年で創業20周年を迎え、先日記念パーティが盛大に行われました。私も市民株主の一人、以前の会社が企業株主でもあり、時間を作っては足を運んでいます(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%82%B7%E3%82%A2%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%83%8E)。

20周年パーティ:チラシ

20周年パーティほか:チラシ

パーティでの司会:中島洋・はるみ夫妻

パーティでの司会:中島洋・はるみ夫妻

 パーティは大勢の人で熱気いっぱい、中島夫妻の司会でテンポよく始まりました。

 当日のチャリティオークションで集まったお金と、7月28日の狸小路夏祭りに合わせてシアターキノで行う予定のチャリティ即売会での売り上げ加えた支援金を、被災地の宮古シネマリーン(http://www.geocities.jp/cinemarine/)や、フォーラム福島(http://www.forum-movie.net/fukushima/)に送るそうです。

  「デジタル化」は、まさに、映画界における革命なのでしょうね(http://www.nttcom.co.jp/comzine/no041/newdragnet/index.html)。シアターキノだけでなく、全国のミニシアターを取り巻く状況は、大変厳しいものがあるようですね、パーティで中島洋さんは、「市民出資映画館としての志を忘れることなく、この日を次の20年を目指すスタートの日として これからもがんばっていきたい」と力強く宣言していました。そして、「デジタル化」をむしろひとつの機会としてポジティブに受け止め、これから2~3年をかけて、新しいシアターキノを生みだしていくために、アイディアや想いを持ち寄り話しあっていく場を作っていこうと展望も語っていました。

 当日会場には、違った場でお会いしている多くの方々ともお話が出来て、あらためてシアターキノのすそ野の広さを感じました、これからも魅力ある映画を紹介して頂いて、頑張ってもらいたいですね!