日本のジェンダーバランスの酷さは国際社会の中でも際立っていて、とても「先進国」とは言えない状況、特に政治の分野ではそれが顕著ですが、少しずつ変化の兆しは見えてきている昨今です。
先日は朝日新聞デジタル企画の『Think Gender(https://www.asahi.com/special/thinkgender/)」シリーズの一環として、超党派女性議員が討論を繰り広げた番組を観ました。この種の政治討論番組は、私はほぼまともな議論が受け止められず観たことはなかったのですが、今回の女性議員ばかりの場は、党派を超えた共通課題に向き合う意見のやり取りが大変面白かったですね。
今回の選挙で取材にあたった朝日新聞の記者お二人も登場して、率直な深掘りの質疑応答となっていました。終盤に田原総一朗氏が登場したのは、従来型の騒々しい発言で口汚しでしたね、私には。昔、東京の赤坂プリンスホテルのラウンジで、大きな声で騒々しく数人の方々と語っていた光景を思わず思い出してしまいました?!
現在政権を担う自民党ゆえのジェンダー問題、女性議員の少なさを、野田聖子議員は率直に語っていました、「既得権維持」の男性議員が障がいになっていると。
そんなこんなの時に、先日の北海道議会議員選挙北広島地区で見事現職を破って当選された鶴羽芳代子さんの祝勝会が少人数で開催され出席しました、彼女は北海道では数少ない千葉大学教育学部の遥か後輩で、以前から気持ち的に微力ながら応援していました。わずか800票余りの差での当選でした。
* https://www.nhk.or.jp/senkyo/database/touitsu/01/18808/skh51935.html
数々のこれまでの慣例とか常識を打ち破っての選挙活動、先日集まった支援者の方々の底抜けに明るい笑顔が印象的でした。デジタル番組でも朝日新聞記者、野田聖子さんも鶴羽さんのお名前を具体的に挙げて高く評価していて、従来の枠組みを突き抜けての選挙戦を貫いて当選、間違いなく、政治に新しい時代の風穴をお開けるのは「女性議員」の皆さんですね。