祝 卒寿 大鵬薬品 小林幸雄さん!

Posted by 秋山孝二
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 私が医薬品卸業の(株)秋山愛生舘、(株)スズケン時代に大変お世話になった大鵬薬品(株)(https://www.taiho.co.jp/初代社長・小林幸雄さんの「卒寿のお祝いの会」が、札幌で開催されました。出身者・現役社員の会に私もお招きを受けて、ご挨拶の機会のお心遣いも頂きました。

小林さんと私

小林さんと私

 大鵬薬品(株)は、1963昭和38)年6月、大塚グループと日本主要卸業者49社の出資により設立されましたが、それに先立ってスタート時の大手株主卸3社の一社が(株)秋山愛生舘で、以来、小林社長からは特段のご厚情を注いで頂いていました。

 開発系の医薬ベンチャーとして知られており、「フトラフール」、「ユーエフティ」、「ティーエスワン」などの医家向けの抗がん剤においてトップシェアを誇っています。このほか、一般向けの「チオビタドリンク」や「ソルマック」などのヘルスケア分野での製造・販売も行っています。

 セロハンテープで知られるニチバンの要請により資本参加し経営を立て直し、現在法人で筆頭株主です。また、1974年に経営破綻した近江兄弟社の再建を成功させるなど、小林社長の人情味ある経営手腕は高く評価されています。先日の祝う会でも、その時々の逸話等、今だから話せる秘話の数々が大変興味深かったです。その底に流れる小林社長の温かいお人柄を感じ取り、大鵬薬品と私の思い出は心温まる素晴らしい記憶としてしまっておくことができました。

 同時に、当日集まったOBの方々、現役時代に札幌支店長だった林三郎さん、全国の出身者の集いの代表で退職後もご活躍、特に永年磨き上げたゴルフでは、今やアマチュア選手権の全国優勝を狙う腕前で、今も研鑽を続けているとのこと、当時からのことに向き合う真摯な姿には少しも変わりはありませんでした。

元札幌支店長の林一郎さんと

元札幌支店長の林三郎さんと

 集う会の中盤で、私もご挨拶の機会を与えられました。私が入社した1979(昭和54)年当時、毎月の全道所長会議では、毎回大鵬薬品、SKF,シェル科学の所長の皆さんも一員として参加されていたこと、私が医薬品卸業界を退職後も、札幌にお越しの折にお声を掛けて頂きお食事をご一緒したり、そのお心配りに感激したこと等、率直な私の小林幸雄社長との思いでと御礼を述べたつもりです。

 その後の小林幸雄特別相談役のご挨拶では、医薬品卸会社への出資依頼に対していち早く賛同の意を示した当時の(株)秋山愛生舘の秋山康之進社長のお話ほか、舌鋒鋭く語るお姿は現役社長当時と全く変わらない迫力に感動して耳を傾けていました。

ご挨拶も変わらぬ迫力!

ご挨拶も変わらぬ迫力!

 昨今、日本の経営は様変わりして、短期の利益を追求して経営者のみがその報酬を貪る風潮、労働者の非正規化等、人を育てるなどというミッションをかなぐり捨てている姿を目の当たりにしていると、小林幸雄さんのような経営理念をお持ちの経営者は一層輝きを放っているように感じます。

 どうか、これからも末永くお元気で、ご活躍を願うばかりです、お会いできて嬉しかったです、ありがとうございます!!