ありがとう、松葉杖!

Posted by 秋山孝二
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 世間では、サッカーW杯の決勝トーナメントで大騒ぎですが、私にとっては2月26日に転倒による骨折をして以来、足の回復が最大の関心事。毎朝、足首の関節をさすっては、昨日よりは少しいいかなと、自らの身体を励ましながら過ごす日々です。4月末のゴールデンウィーク頃にはスタスタと歩いているイメージでしたが、いつ完全に回復するかの目途も立たず、少々気落ちしていた時期もありました。

 この間4か月お世話になった松葉杖、途中二本から一本になり、2週間位前に何とか卒業できました。しかし、杖無しの新たな状態で、まだまだリハビリが続きます。

松葉杖ーー> http://www.smartcrutch.jp/blog/best-fit-foryou2syurui/

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=32609

共に過ごした4か月

共に過ごした4か月

 松葉杖と一緒のライフスタイルで、私は非日常のたくさんの体験をし、多くの方々の善意も感じました。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=32759

 さらに、自分の身体、特に足首上の状態を毎日観察していると、東日本大震災の東北地方の復興状況と重なるから不思議です。2か月くらいして仮骨ができてきて骨格が少ししっかりしてくるとともに、寸断された血管が復旧してきたのか、血液循環が回復して腫れが引いてきました。すると、膝の上も含めた筋肉がかなり落ちているのに気が付きます。筋肉を復活するには、歩く等の運動ほか「適度」の負荷を掛ける必要があり、正しい歩行姿勢で毎日リハビリに励み続けます、地道に。この「適度」がなかなか難しいのですよね。週一回通っている病院のリハビリ担当の方からも、マッサージと歩行姿勢についてはアドバイスを貰っています。

 震災後の東北各地、寸断された物流網の復活、循環の回復、放射能被害以外の各地の復興も、ほぼ同じようなプロセスを踏んで今日に至っているような気がします。

 人間の回復力の素晴らしさ、社会の弱者への眼差し、周囲からかけて頂いたお見舞いの言葉、これまで体験したことがない領域の日々、私には貴重でしたが、気がついてみるともう、今年も7月になりました。