札幌市教育文化会館(http://www.kyobun.org/)の企画、「教文古典芸能シリーズ」第一弾、「文楽セミナー」は大変面白かったですね。教文小ホールが早々と満席になり、盛りだくさんの内容に皆さん大満足の表情でした。
とにかくプログラムが懇切丁寧と言いますか、河内厚郎(http://www.bunka-produce.jp/)さんの「ご講演」、人形浄瑠璃文楽座(http://www.bunrakuza.com/)による「三業(太夫・三味線・人形)の解説と体験ワークショップ」、「伊達娘恋緋鹿子(だてむすめこいのひがのこ)」より「火の見櫓の段」のスポット公演と、実にステップを踏んで分かりやすく解説し、見せて、魅せた、プログラムで、満足度の本当に高いひと時でした。
「文楽座」のHPにあるように、「情を語る」の神髄を行く当日の講師の皆さまの情熱を受けとめ、これまで断片的だった「文楽」の認識が、自分の中で一つのカテゴリーに拡がった感じです。大阪市の橋下市長のバッシングがバネになっている(?)のかも知れません。
今年度前半の札幌教育文化会館のラインアップは以下の通りです、6月も7月も足を運びます!
<文楽セミナー>
「分かればきっと面白い 文楽の世界」
5月4日(土・祝)14:00開演 札幌市教育文化会館 小ホール
<能楽レクチャー>
「初めて触れる能の世界」
6月25日(火)19:00開演 札幌市教育文化会館 小ホール
<能楽公演>
京都創生座「謡う宝生、舞う金剛」
6月26日(水)18:30開演 札幌市教育文化会館 大ホール
<バイリンガル狂言>
7月10日(水)19:00開演 札幌市教育文化会館 大ホール
この企画のように、本格的公演の前に、演目の内容の説明ではなく、「文楽」、「能」の因ってきたる歴史、背景等の前解説があると、本公演鑑賞の事前準備になり、公演を何倍も楽しめるような気がします。先日の文楽セミナーでも竹本相子大夫さんがおっしゃっていましたように、海外公演での反応が良く、評判も高いと言うのも理解できますね、表現の仕方に国境はないのでしょう。
いずれにせよ、大変素晴らしい内容でした、札幌の子供たちが幼い頃にこのようなプログラムと出会える機会を創ること、是非、関係者の方々にお願い致します、重ねてこの「教文古典芸能シリーズ」を企画された皆さまに、心から感謝申し上げます、6月、7月も楽しみにしています!