先日、私が評議員をつとめる公立高校の入学式がありました。その320名の「入学生」名簿、生徒の名前を見て時の流れを感じましたね。
何かと言えば、私たちの時に「主流」だった名前の漢字が殆ど見当たらないのです。まずは、最近かなり慣れてはきましたが、男女混在のアイウエオ順名簿に違和感があり、次は男子名で「男」がつく生徒はゼロ、末尾が数字の生徒はわずか4名でそれもすべて「一」、私のように「二」がつく子は一人もいませんでした。女子名では、私たちの時代は一般的だった末尾の「子」は、わずか10数名で女子生徒の1割程度しかいません。
人気の漢字は、「海」、「大」等でしょうか、名簿から拾ってみると以下のような感じです。
風太、陸、翔、唯菜、萌花、春香、中、友、大、海、しずく、すずか、こゆき、かれん、春菜、春凪、柚乃月・・・・・・・
ひと昔前の映画・舞台俳優の芸名のような凝った名前が多いですね、親族の多彩な「思い」が込められています!
ところで、私の兄弟と言えば、「せつ」、「一男」、「孝二」、親の愛情には変わりはないとは信じますが、何ともオールドファッションと言えなくもない、私の子と言えば「基」、「晃」、「彩果」、「久」、入学式で式次第の名簿を見ながら、生徒氏名を読みあげる担任の先生も大変だなと、ふとそんな思いに耽ったひと時です。