私の高校(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=10719、http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=4447)の22年後輩、円城塔さんが、今年の芥川賞を受賞されました!言い換えると、私は彼の「先輩」です(??)
第146回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が17日、東京・築地の料亭「新喜楽」で開かれ、芥川賞に円城塔さん(39)の「道化師の蝶(ちょう)」(群像7月号)と田中慎弥さん(39)の「共喰(ぐ)い」(すばる10月号)、直木賞には葉室麟さん(60)の「蜩(ひぐらし)ノ記」(祥伝社)が選ばれました。副賞は各100万円で、授賞式は2月中旬に東京都内で開かれるようです。新聞・テレビで、円城塔さんが札幌出身とは知りましたが、もう一人の田中慎弥さんのユニークさの報道が多くて、数人の方から同窓だと教えてもらい、初めて知りました。何と言っても肝心の作品「道化師の蝶」を読んでいないのですから、話になりませんね、「文学」は私にとって遠いなと、あらためて感じました。
受賞発表後のやり取りは、こちらに:http://www9.nhk.or.jp/kabun-blog/800/106745.html
円城さんは現在は大阪市在住で、東北大学理学部を卒業して東大大学院博士課程修了、理学部での専攻は物理学です。報道によると「受賞作は5章構成。各章ごとに違う『わたし』の視点で語られる。『着想を捕まえる虫取り網』を軸に、時も場所も登場人物も変化しズレていく小説。円城さんは『小説は色々あるので(私の作品も)広めていいと判断して頂けた。ただ、分からないという人がいるのは力不足。精進します』とあり、少々難しそうな小説ですね。
さらに、選考委員を今回で退任する黒井千次さんが、「道化師の蝶」は「不思議でファンタスティックな面白さを追いかけることができる。今までの小説と違う新しさと面白さが注目された」と評したそうです。
とにかく、すぐに読んでみます、そして、まずは、芥川賞受賞おめでとうございます!、ですね。
後輩と言えばあと二人、是非紹介したい方がいます。一人は、防衛省の重責を担う立場に近く就く方で、岩崎茂航空幕僚長の統合幕僚長への就任に伴い、私の高校2年後輩の片岡晴彦・空将が後任の航空幕僚長に就任予定です、頑張ってもらいたいですね。
もう一人は今月メディアでも話題になりました、将棋の米長邦雄・永世棋聖を破った将棋ソフト「ボンクラーズ」の開発者、伊藤英紀さんです、彼は一回り(12年)後輩です。彼の挑戦はまだ始まったばかり、竜王、名人に勝てるソフト開発が目標とのことです。
素晴らしき後輩たちです。