千葉県館山市には私の小さな家があります。昨今、東京都内のホテル宿泊費が高騰していて、以前にも増して時間のある時は東京駅からの高速バスでアクアラインを通ってこちらに泊まることが増えています。
* これまでの館山関連記事ーー> 秋山孝二の部屋
先日午後は、東京から館山への時間が予定より早くなったので、家に着いてから一つ隣の那古船形駅近くにある西行寺にお墓詣りに行こうと思い立ちました。家に置いてあった自転車はしばらく乗っていなかったので空気が抜けていて、また家にある空気入れ二つは共に壊れて役立たず、近くの自転車屋さんで空気を入れて多少の心配はあったのですが海岸の道を通って向かいました。15分くらい走ると後ろのタイヤの空気が抜けてガタガタし始め、やがて完全に空気が抜けてしまったのです。自転車を降りて引きずりながら船形港近くの寿司屋「茂八」に向かったのですがすでに閉店。そこから西行寺にあるお墓を目指して引き続き自転車と共に歩きました。
* 秋山孝二の部屋 » Blog Archive » 2012年3月、千葉県館山は
何とかお墓にお参りを済ませて、日没前には館山市内の家に着きたく、引き続き自転車を引きずりながら歩き続けること1時間少々、途中、ふと空を見ると何とも幻想的な景色に心が洗われました。
家の近くの県立安房高の門は変わらず鎮座。
夕食はいつもの館山駅近くで「田舎寿司」と「こはだの酢漬け」、歩き疲れた私はひと時ホッとした時間となりました。
翌日は早朝に羽田空港行きバスに乗り札幌に戻りましたが、館山駅海側二階からは真っ青な空と東京湾の向こうに富士山も薄っすら見えたりで。
久しぶりに長時間歩いて、途中ではどうなることかとも思いましたが、日没前に何とか戻って来れてよかったです。途中、横を車が通る中いろいろなことを思い出し、「千里の道も一歩から」を唱えながらの1時間半近くは逆に新鮮で、着いてみれば心地よい脚の疲れと薄っすらとかいた汗が快感でした。