北海道のさる月刊誌、今月15日に発売なった新年号の「オモテ舞台から消えたあの人は今・・・」のタイトルの中で、なんと私の名前が掲載されています。ああいった見出しで掲載されるとは、考えもしませんでした。私は舞台から降りた気は何もないのに、ご親切にもその月刊誌からは「降ろされ、消され」ました。
私はこれまで、メディアの取材申し込みをお断りした事はありません。基本的にはどんな意図であろうとも、メッセージ発信の機会と前向きに捉えていました。しかしながら、昨今のメディア・記者の取材は、事実関係自体も怪しくなってきているので、当事者としては、明らかに事実と違う場合は訂正を強く要求したいですね。ただ、その手だてがありません。ひどいときには取材もなしで、あたかも言ったかのような記事を書いたり・・・。こちらの時間にも限りがある中で、良かれと思ってこれまで対応してきましたが、姿勢を変えた方が良いのかもしれないと思い始めています。その後始末の労力が大変ですからね。
以下、瑣末な事とは思いながら、今回の記事の中で事実と違う事を修正させて下さい。
1)“泡沫”扱い?: 普通、選挙では供託金(予め立候補前に選挙管理委員会に納める定額のお金)を納めます。’03札幌市長選挙の場合は240万円でした。選挙結果で自分の得票数が、有効投票数の10%以下だとこれが没収になります。私の場合は越えていましたので、後日戻って参りました。「泡沫」というのは、普通はこの供託金が没収の候補者を言うのだと思いますが。
2)「康之進」の襲名に関して?: 二代目は初代の娘婿、三代目は二代目の娘婿、その次の社長は二代目の娘(三代目の妻)ですから、男性の名前の襲名など有りようもないです。因みに私は、「英語のイニシャルがKで同じだからいいでしょう?」と良く分からない事を言って、襲名しなかったのです。
3)千葉県で中学教諭?: 東京都江戸川区です。大学の地元ではなく、敢えて江戸川を渡った他の場で力を試したいという心意気でしたので、この間違いは許せませんね。
4)東証1部への上場?: いきなり1部はありません。合併時は東証2部です。少しして1部の予定でした。スズケンは店頭登録から東証2部へと進み、現在は1部上場企業です。公開会社同士の合併という所に、意味があるのです。
5)その傷もすっかり癒えて?: この経験を傷といっては、本当に傷をお持ちの方に失礼です。私にとっては大変貴重な体験で、その後の人生・活動に大きなプラスの影響を与えてくれました。傷も癒えてどころか、貴重な経験で心からの感謝です。
6)創業の地(札幌市中央区大通り西5)?: 明治からの創業の住所にもこだわりを持っています。中央区南1条西5丁目です。大通り西5は電車通りをはさんで一つブロックが違います。ちなみにビルの名称も「秋山ビル」ではなく、「愛生舘ビル」です。
7)北海道に応援団は必要ない?: 応援団は必要ですが、応援をする素振りで評論だけするなら必要はないので、フィールドに降りてきてプレーをしろよ、と言ったのです。
以上の通りです。「まだ話題にしてくれるだけ存在感があるということだろう」という方もいますが、とてもそんな気にはなれませんね。月刊誌・週刊誌は売れて何ぼの世界でしょうが、最低限の信義は、取材する対象者及び読者に対しても必要だと思います。
8 月 6th, 2012 at 8:11 AM
[...] 資本業務提携を経ての合併から、すでに14年の歳月が経ち、私がスズケンを離れてほぼ10年、今日までひと時も忘れたことがないただ一つの企業が「スズケン」です。地元では過去にいろいろ言われていますが(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=256)、先日彼・彼女らと会って、時代を先取りした私の決断は正しかったと、あらためて確認しました。 躍動する若手(左端と右から2番目女性)と怪しい60歳代オジサン2人 [...]