ジュビリー病院の中庭の大きな興奮が冷めないまま、結局、帰りも歩いてヴィクトリアの町なかに戻りました。途中、地図にFort St.から少し入った所に、記載されていた歴史的建造物にも寄りながら。
昼はバスターミナル近くのパブでピザ+地ビール、これで止めておけばよかったのですが、ウエイトレスのチャーミングな笑顔と乾いた空気の気持よさにグラスの赤ワインまで飲んでしまい、「ビーコンヒル公園(http://www.victoria.ca/EN/main/residents/parks/beacon-hill.html)」に向けて、今度は南に歩きました。最南端に来てみると、やはり10年位前に観光バスで通過した場所だったと記憶が蘇りました。 公園の南西のダグラス通りとダラス通り Dallas Rd.の交差点には、トランス・カナダ・ハイウエイの始点「マイル・ゼロ Mile Zero」の標識があります。
二日前のTad Suzuki 情報では、ここの海岸線近くに、ヴィクトリアと姉妹都市の盛岡市の記念碑があるというので探しました。海岸に下り、新渡戸の碑を見つけようとまた戻ってきましたが、すぐには発見できず、一回通り過ぎましたが、戻ってくる時にやっと出会えました、病院と同じ時にこの記念碑は建立されたようですね。
快晴の天気にも恵まれて、当初予定した新渡戸稲造に絡むポイントに足を運ぶことができました。今から80数年前に、この土地で命を終えた生涯、特にロイヤル・ジュビリー病院の中庭に顕彰される歴史の重みは、深く私の心に刻まれました、「いのちの看取り」の何なのかを。 気が付けばこの日も夕方を迎え、帰りのバンクーバー行きバスはほぼ満員、フェリーからの眺望は行きと違って、私の眼に焼き付きました、思い出深い一日となりました。