秋になって庭の木々を見ていると、毎年何かコメントしたくなります。一昨年はこちらでした(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=14924)。一言で「秋」といっても、ここにあるように随分と年毎に違いがありますね、温度と気温の関係か、葉の色の様子、実のなり方等様々です。
「枯葉」といえば、秋を代表するロマンティックな雰囲気をかもし出すイメージ、そう思い込んでいました、切なさはあってもシャンソンの「枯葉」に象徴されるようにですね。
* エディット・ピアフ https://www.youtube.com/watch?v=n2s2tPORlW4
* イヴ・モンタン https://www.youtube.com/watch?v=8hzflUMDXtg
ただ、昨今の都市生活では、札幌の住宅地でもこの枯葉・落ち葉はどうも「厄介者」扱いです。シャンソンでは、枯葉は「北風が静かに優しく運んでいく」みたいな歌詞ですが、最近はアスファルトの上でほうきでとにかく「片づける」ゴミに成り下がってしまっています、枯葉も気の毒ですね。
庭に落ちる枯葉は、秋の風情があり、かつ土にも大切な栄養源。一方ほんの少し離れた道路に落ちると途端に生ゴミ扱いです。「濡れ落ち葉」は掃いても掃いても地面に張り付いて、還暦を過ぎた私には痛い言葉ですが、落ちたばかりの枯葉は乾燥しているので、それこそ風が吹く度にどこにでも彷徨い、そして都合の悪いことに、吹き溜まるところが決まっているのですよ。
札幌の北1条通りは、以前は「アカシア、銀杏並木」で有名でした。沿道にマンションが林立してくると、途端にその建物前の樹木は軒並み取り除かれてしまい、今は「並木道」の面影はありません。雇われている管理人からすれば、ダクトを詰まらせる厄介者、入居者からのクレームの素としての樹木のようです、何となく情けないですね。しばし「枯葉」でも唄いながら、風に吹かれる落ち葉に身を寄せるみたいなひと時があってもいいのではありませんか?
最後は岸洋子の「枯葉」で締めましょう、ね!<https://www.youtube.com/watch?v=kGahJ6I2mdA>