アースカフェ理事会@帯広

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 農業系市民活動『The Earth Cafe(http://earth-cafe.jp/』の久しぶりのリアル理事会が帯広で開催されました、私は監事をつとめています。また同時に、帯広畜産大学で研究していた木下林太郎先生が今年からケニアに赴任することになり、その壮行会も兼ねて懇親の場もあり、楽しいひと時でした。

* https://earth-cafe.jp/?page_id=50

* 木下林太郎先生ーー> https://researchmap.jp/rintaro23

 この活動は(公財)秋山記念生命科学振興財団の「ネットワーク形成事業」による支援によって、2008(平成20)年7月1日に設立した「十勝農業イノベーション・フォーラム」が起点となっています。同フォーラムでは、これまで農業の現場で様々な立場の当事者が時間を共有する場と、新しい価値を見つける契機を提供する「アース・カフェ」の開催、農業の根幹である土壌を守り、地力を再生することの重要性を発信し理解を深めるための「土づくり農業経営サロン」の開催、農や食にかかわる様々な当事者が自由に意見を交わし価値観を融合する「人的ネットワーク形成事業」の開催や、発展途上国の農業を間近に見る「アースカフェ・ツアー」などを通じて、「農」の新たな価値創造へのインスピレーションを得てきました。

 それらの活動の中で、「農」とは「いのち」をつなぐ人の暮らしの原点であり、新しい時代の豊かさの本質を見直し、農業への人々の関わりを通じて、自然と人との関係を変える提案をしていくことが私たちにできる社会貢献であると考えました。

 私たちは「十勝農業イノベーション・フォーラム」での活動を継承し、さらに新たな賛同者を集い、公益的な社会貢献事業を積極的かつグローバルに活動できる組織基盤として、2013(平成25)年6月に『一般社団法人 The Earth Cafe 』を設立しました。昨今ではJICAプログラムの応援で海外での農業調査、指導等、ネットワークが更に拡大しています。

* 関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%83%95%E3%82%A7

 今回は木下林太郎先生がケニアに赴任することになり、その前途をお祝いする壮行会も兼ねての食事会でした。数か国語を駆使する彼の前途を祝して、久しぶりにリアルに飲み・食べて大いに盛り上がりました。

 場所を移してのお店では、私もご一緒したアフリカのマラウィ・ケープタウンに旅行に行った時の話を懐かしく語りながら、久しぶりに大笑いのひと時でした。

* アフリカ旅行関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=3570

 翌日の午前中は、帯広畜産大学の産学連携センター(https://www.obihiro.ac.jp/facility/crcenter/)で岡田繁センター長とも意見交換できました。

 帯広での会食でいつも感じるのですが、今回も中薮さんのジャガイモは生産者中薮さん(http://nakayabu.com/)の解説付きで、翌日の朝食ビュッフェでは、酪農・穀物三品等、それぞれ物語のある食材による料理、十勝農業の底力を感じる滞在でした。

The Earth Cafe 冬フォーラム’18

Posted by 秋山孝二
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 昨年末、恒例の「The Earth Cafe(https://earth-cafe.jp/) ウインターセミナー&交流会」が帯広で開催され、熱い講演、話題提供の数々で盛り上がりを見せました。

* The Earth Cafeーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=The+Earth+Cafe

 まずは、基調講演として「有限会社 竹下牧場(http://takeshita-farm.jp/」代表の竹下耕介さん、テーマは「農泊 空家 ゲストハウス まち宿 牧場体験 チーズ 全部盛り! ありがとうしか生まれない仕掛けづくり 小さな町のプラットフォーマー戦略

竹下耕介さん

竹下耕介さん

 二拠点居住(デュアラー)時代を先取りして、ゲストハウスほかの新たな取り組みをご披露して頂きました、たくさん刺激をもらいました。

 休憩をはさんで話題提供三題でした。

 まずは、「北一ミート株式会社(http://www.kitaichimeat.com/」専務取締役の田村健一さん、熟成肉普及へのチャレンジほか、牛肉の新しい時代に向けた話題を満載でした。

タムケン、田村健一専務

タムケン、田村健一専務

 続いては、「有限会社 環境テクシス(https://eco-techsys.com/」の代表取締役 高橋慶さん、「A.C.C.Comrade(https://azcareer.net/article/A.C.C.comrade/%E5%8C%97%E6%B5%B7%E9%81%93%2」代表の木下智志さん、「エンザイム株式会社(https://fulvic-enzyme.com/」の専務取締役 鈴木一哉さん。

 さらに、当日提供された方も。

 3時間を越える意見交換の後は、恒例の交流会、今年は少し人数が少なかったので音量を抑えてスタートのはずでしたが、冒頭の谷先生の開会あいさつがいつもと同じ調子で始まり、結局は、毎年と同じ終わってみれば声を枯らしていました。

 年末恒例のセミナー、新しい年への期待を膨らませる充実した時間でした!

The Earth Cafe セミナー@帯広

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 「The Earth Cafe(http://earth-cafe.jp/」の恒例の「ウィンターセミナー(兼忘年会」)が、今年も帯広で開催されました。

今年も熱心な参加者の皆さん

今年も熱心な参加者の皆さん

司会進行はかおりさん

司会進行は深谷かおりさん

 今年はキーノート・スピーカーに安宅一夫先生(酪農学園大学名誉教授)をお迎えし、昨年、40周年を迎えたアジア酪農交流会(http://asia.rakuno.org/におけるアジア地域の酪農ネットワークの構築などの話題提供に加え、いつものように参加者からのショートプレゼンテーション(15〜20分)による近況報告、問題意識や情報の共有を行いました。

安宅一夫先生

安宅一夫先生

アジア各国で活躍中

アジア各国で活躍中

 トップバッターは小泉牧場(https://www.change-agent.jp/news/archives/000093.html)の小泉浩さん、「天牧ネットワークセミナーの報告と今後の展開」でした。

このシルエットは小泉さん

このシルエットは小泉浩さん

酪農就農者の人材育成に情熱を傾け続けています!

酪農就農者の人材育成に情熱を傾け続けています!

 続いては北一ミート(株(http://www.kitaichimeat.com/)の田村健一社長、「熟成肉」から北海道スタイルに挑戦中です。

田村健一社長

田村健一社長

 次は(株)バイオマスソリューションズ(http://biosol.jp/)の藤本達也社長、このセミナーの主催(一社)The Earth Cafeの理事でもあり、以前、私も一緒にアフリカ・マラウィに行きました。

<アフリカ・マラウィ関連>

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=3570

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%83%9E%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%82%A3%E7%B7%A8

 休憩を挟んで、(株)ハイテックシステム(http://www.hitech-system.co.jp/company/)の酒井裕司社長、技術と事例の紹介でした、。

酒井社長

技術で挑戦!

 続いて、栗山町から「栗山町地域おこし協力隊(http://www.town.kuriyama.hokkaido.jp/docs/2015041400014/)」の金川綾華さんによる取り組み紹介。

金山さん

金山綾華さん

 さらに、Radixの会(http://www.radix-jp.org/)の高橋裕介さん、(有)環境テクシス(http://eco-techsys.com/index.html)の高橋慶さん、エンザイム(株)(http://www.enzyme.co.jp/)の鈴木一哉さんの事例報告でした。それぞれご自身のフィールでの挑戦を熱く語られました。

 閉会のご挨拶を私から。このところの私が参加したフォーラム(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=28346)で続けて話題になった「ソーシャル・インパクト投資」、「ESG投資」ほか、活動評価におけるグローバルマネーの動向を小林立明さんの記事等を引用してご紹介しました。

* http://www.worksight.jp/issues/812.html

 そしてフォーラム終了後は、こちらも恒例の大忘年会、例年を上回る盛り上がりで一次会は終了です。

沢山の方々とお話ができました!

沢山の方々とお話ができました!

「アースカフェ・プロジェクト」 in 帯広

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 「The Earth Cafe Project(http://earth-cafe.jp/」のミーティングと交流会が帯広で開催されました。事例発表では愛知県からのご参加ほか多彩な話題で、一つ一つが大変興味深いプレゼンでした。

 アースカフェについてはこれまでいろいろ書いてきました(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%83%95%E3%82%A7)。

<今年(2013年)のショートプレゼンテーション >
鈴木 善人:一般社団法人 The Earth Cafe について
高橋  慶:物質循環の視点から考える食品リサイクルの意義
金丸 大輔:栗山町への農業新規参入(個人、企業問わず)
相内 大吾:マラウィでの活動紹介(メイズバンク構想)
中山 俊彦:やわらか知財論 ~アイデアの種の見つけ方、育て方~
松田 直也:岩見沢農業高校のSSHについて
湯浅 優子:スロービジネスについて
長岡 淳一:第一次産業にこそデザインを!
加藤 知愛:Policy & Market Laboratory

愛知県からのご参加

愛知県からのご参加: 高橋慶さん

栗山町の金丸さん栗山町の金丸大輔さん
アフリカ・マラウィ―の実践・帯畜大の相内先生

アフリカ・マラウィ―の実践・帯畜大の相内大吾先生

加藤さん

Policy & Market Laboratory 加藤知愛さん

60人を越える交流会

60人を越える交流会

 今年、数多くの会合に出席しましたが、経済団体等の会合と比べて、一人一人のフィールドが地に着いているという意味では一番の集まりだったかと思いますね。大豆、豚肉、玉ねぎ、一つ一つに物語があって、「今日、これを持参しました」みたいなお話の連続、1年間の努力の結晶なのに気負うことなく実に自然な語り口で披露する姿に、とてつもないプロの「力」を感じました。60数名の交流会参加者が、それぞれに隣の方々と話し始めると、もう大変です。私も両隣・向いとの会話も聞こえないので次第に大きな声になってきて、翌日の朝はのどが痛くなっていました。

 「農産物を生産している担い手の迫力」というか、日本という国は、政策の貧困にもめげずに、個々の人々の力はとてつもないものがあると再認識したひと時でした。「地に着いた」とよく言いますが、まさに「土を耕す」、「自らの立ち位置からの発信・活動」が、そしてそういった人々のプラットホームから生まれる新たな「価値」、今のような転換期には最も重要なのでしょう、1年の終わりとして貴重な場となりました、皆さん、ありがとうございました。

全道農業関連部会交流会 in 別海 (2)

Posted by 秋山孝二
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 今回の「全道農業関連部会交流会 in 別海:http://portal.doyu-kai.net/uploads/zendounougyouinbetukai.pdf」に参加するもう一つの目的は、地元のバイオ関係企業、酪農家、乳業工場の見学でした。地元の藤本達也さんに会議の前後の時間帯にびっしり訪問・見学予定を設定して頂き、鈴木善人(http://www.leaps.jp/?page_id=3)さん、笹山喜市(http://www.deos.co.jp/itc/0019022002c.html)さんと6か所の見学が出来ました。濃厚な見学と経営者との意見交換は、貴重な情報の数々でした。

 まずは、中標津町の(株)バイオマスソリューションズ(http://biosol.jp/?page_id=565)です。猛吹雪の中、藤本達也(http://biosol.jp/?page_id=585)社長にご案内をして頂きました。彼とは2年前にアフリカに一緒に旅行して以来(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=3570)、勉強させてもらっています、期待したい若き経営者です!

バイオマス・ソリューション(株)

(株)バイオマス・ソリューションズ

 翌日二日目は、朝から中標津町の「雪印メグミルク(株)なかしべつ工場:http://www.meg-snow.com/fun/factory/others.html」です。なかしべつの牛乳でゴーダチーズやさけるチーズを作っています。チーズ製造の歴史と技術の変遷も知ることができました。

雪印メグミルク・なかしべつ工場

雪印メグミルク・なかしべつ工場

 三日目の朝からは、別海町の(有)別海町酪農研修牧場(http://dairy-farm.net/#)、(株)べつかい乳業興社(http://betsukai-milk.com/)の酪農工場の見学、TMR(Total Mixed Ration)の(有)デイリーサポート別海(http://www.aurens.or.jp/TMR/betsukai/)、そして、(有)竹下牧場(http://earth-cafe.jp/?p=1169)です。

別海体験工場

別海体験工場

生乳生産日本一のまち!

生乳生産日本一のまち!

竹下牧場で

竹下牧場で

 酪農家の仕事、チーズ、ヨーグルト、バターの製造等、これまでの歴史とイノベーション、これからの課題等、これまでの断片的な知識から一歩踏み込んで、理解したような気がします。北海道の代表的産業として、担い手育成を含めた「農業・畜産業」の振興を、その構造イノベーションも含めて、「よそ者」からも考えて、これからも意見交換をしていきたいと思います。

 お忙しい中説明をしてご案内頂いた皆さまに、心から感謝申し上げます。

HOKKAIDO PUMPKIN

Posted by 秋山孝二
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 持つべきは友・ネットワーク、実に有り難いです!

 10月13日のこの欄(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=10448)に書いた「HOKKAIDO PUMPKIN」について、札幌に戻って(株)リープス(http://www.leaps.jp/)の鈴木善人社長に聞いてみようと思っていた矢先、札幌市営地下鉄・大通駅でばったりお会いしました。早速動いてくれて、以下がその返事です。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~引用 はじまり

「Hokkaido Pumpkin」 について気になってすぐに調べました。

 もともとヨーロッパではカボチャをあまり食べないらしく、カボチャといえば、ハロウィーンでよく見かけるデカいカボチャ(飼料用)だったそうです。7~8年前から、甘い食用のカボチャが出まわるようになり、それが「Hokkaido Pumpkin」 と言われているのではないかということです。これらは北海道から輸出されているという実績は聞いたことがありません。重量野菜で欧州まで持って行って価格的に合うようなものではないとの専門筋の見解です。

 帯広の中藪さん(http://nakayabu.com/?page_id=8)がカボチャを作っています。この話をしたら、以前、ヨーロッパにカボチャをお土産に持って行って、食べさせたらすごく喜んでいたといいます。中藪さんは来週から東欧とドイツに行くのでリサーチしてくると言ってました。

 考えてみたら、今は当たり前でも少し前には一般的じゃなかった野菜は結構あります。ブロッコリーやズッキーニ、パプリカなどは、僕が子供の頃はありませんでした。ドイツでの「Hokkaido Pumpkin」 もそんな感じで普及したのではないでしょうか?なぜ「Hokkaido」なのかについては、たいへん興味深いです。北海道が日本の生産量のおよそ45%を占めて、ダントツ一位だからでしょうか。(日本の総生産量は21.5万トン)

 Google で「Hokkaido Pumpkin」 を画像検索するとたくさん出てきます。でも、我々が普段、見慣れているカボチャとはちょっと違います。

http://www.google.co.jp/search?q=Hokkaido+Pumpkin&hl=ja&prmd=imvnse&tbm=isch&tbo=u&source=univ&sa=X&ei=84WhTtj8C8n4mAXEm-SfCQ&ved=0CCMQsAQ&biw=1030&bih=584

 カボチャには健康機能性が豊富です。冬至カボチャは風邪防止といいますが、カボチャの種にも機能性があるようです。煮てもおいしいし、スィーツにしてもおいしい。そして北海道が大産地。何かできないか考えてみたいと思います。

鈴木 善人 Yoshihito SUZUKI 
-  技術士(農業部門)
株式会社リープス   http://leaps.jp/
株式会社スマートサポート http://la-classy.net/
The Earth Cafe Project    http://earth-cafe.jp/

【Office】
 〒060-0061札幌市中央区南1条西5丁目7番地
 愛生舘ビル 6F スマートサポート内
 電話:  011-206-1462 / FAX:  011-206-1463

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~引用 おわり

初日終了後の1300人のパーティ:何とこんなメニューもありましたよ!
初日終了後の1300人のパーティ:何とこんなメニューもありましたよ!

 先日のハノーバーでのパーティ、パンプキンスープを巡って一気に北海道との距離が縮まりました!

ネットワーク形成のときめき!

Posted by 秋山孝二
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 秋山財団の 昨年「ネットワーク形成」報告会:http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=4024」、「社会貢献活動助成報告会:http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=4242」に続いて、先日「2011年度ネットワーク形成事業助成報告会」を開催しました。

 

 今回の2010年度に取り組んだプロジェクトの報告は、3年間の活動の蓄積が感じられて、さらに今後につながる素晴らしい成果も期待できて、感動しました。応援する側にとっても、単年度支援よりも、やはり複数年助成を充実するべきとの確信を得ました。             

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プロジェクト1「健康自給率向上の実技市民講座」 報告者:月刊誌「しゃりばり編集長」 大沼芳徳さん(http://www.akiyama-foundation.org/network/tema01.html

プロジェクト2「十勝農業イノベーションフォーラム十勝の大地が地球を守る~農地土壌への炭素蓄積による地球温暖化防止と地力増進~  報告者:㈱リープス 代表取締役  鈴木善人さん(http://www.akiyama-foundation.org/network/tema04.html

The Earth Cafe Project

The Earth Cafe Project

 プロジェクト3「民間企業と生産者による継続可能な特産品ブランド化計画- 3年かけて作り上げるビジネスモデル -   報告者:㈱北のお魚net 代表取締役  山口真佐美さん(http://www.akiyama-foundation.org/network/tema03.html

プロジェクト4「持続可能な地域社会形成に向けての新たな公的事業活動システムのあり方についての調査研究事業  報告者:釧路公立大学 地域経済センター長  小磯修二さん(http://www.akiyama-foundation.org/network/tema02.html

 

プロジェクト5「日本列島の原生的森林において、伐採・環境攪乱が森林生態系及び生物多様性に及ぼす影響評価  報告者:CONFE JAPAN  事務局長  市川守弘さん(http://www.akiyama-foundation.org/network/tema05.html

 

プロジェクト6「世界先住民族ネットワークAINU」

 報告者:世界先住民族ネットワークAINU  事務局長  秋辺日出男さん(http://www.akiyama-foundation.org/network/tema06.html

シルエットで失礼、秋辺日出男さん

シルエットで失礼、秋辺日出男さん

  報告終了後には、当日出席した秋山財団の理事・評議員・選考委員の方々と報告者の皆さまで、意見交換会を行いました。今回集まった「ネットワーク形成」を推進してきた方々相互も今後ネットワーク形成をしよう、との提案もあり、大変実りの多いひと時でした。

出席者による意見交換も

出席者による意見交換も

 企業活動でも市民活動でも、目的とともにそれを実現する「組み立て」が必要ですよね。実現するための中期計画であり、短期実行計画であり、スタートした以降は、差異分析を含めた「PDCAサイクルPlan->Do->Check->Action」なのだと思います。「思いつき」・「ひらめき」から「組み立て」へと、活動の進化を促す3年間助成の手応えを感じています。

  つい先ほど、アメリカの「Council on Foundationshttp://www.cof.org/」から、ネットワーキングをテーマとした会議のご案内状も届きました(http://www.cof.org/events/conferences/2011fall/preconference.cfm?eb=fc06082011#network)、グローバルにも「ネットワーク形成」がキーワードのようです!

The Earth Cafe Project

Posted by 秋山孝二
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 秋山財団の「ネットワーク形成事業」の一つだったテーマ(http://www.akiyama-foundation.org/network/tema04.html)の中で、アースカフェ・プロジェクト(http://earth-cafe.jp/)は潜在力を秘めています。今年3月で3年間の助成は終了し、今年度以降はこれを基盤に引き続き発展しています。

 昨年のアフリカ・マラウィでの研修旅行(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=3435)もその一環でしたが、今年2月末に、中国農業事情ツアー「The Earth Cafe in China」を実施し、報告会が北大ビジネス・スプリング(http://www.smrj.go.jp/incubation/ho-bis/054214.html)で開催されました。札幌駅南口方面からタクシーで会場に向かうと、エルムトンネルをくぐり抜けて右折、さらに右折、入口は厳重なオートロック、会議室内にたどり着くのは大変でした、余程の「機密」が充満しているのでしょうね(?!)

 私もこの中国ツアーに参加したかったのですが、日程的にかなわなかったので、せめて報告会だけでもとの思いで出席し、その場には直接農業に従事する方々ばかりでなく、農業に関心のあるさまざまな立場の関係者が集まりました。それぞれプロの視点から、見学先のコメントは興味深かったですし、農業だけでなく、中国の食や経済などにも踏み込んだ報告も面白かったです。

 経済成長が著しい大国中国。食料需要が増え食料輸入国に転換し、日本にとって貿易相手国として最大となっていますし、今後、国内農業生産性の改善など課題も多く、日本にとってもその存在感は大きなものになっています。さらに今回の原発事故で、これまで比較優位性を強調していた日本の食糧の「安全・安心」が、国際社会で大変厳しい局面に至っていますし、今後も長期間懸念されます。

* 北京郊外の温室は、イスラエルからの技術導入

* 肥料は「液肥」でミネラル主体

* 消費者を収入で5段階に選別し、それぞれ異なった販売戦略

* 「有機認証」は、オランダ・ドイツからの導入で「国際水準」と言っているが、どこまで信頼できるのか、国内認証として「緑品認証」というのもある――日本の認証の優位性はある

* 「富裕層」といっても、ビジネスで成功した訳でもない、不動産バブルによる20~30歳代、中国共産党幹部、香港に親族を持ち留学してきている一群(会社設立しての財テク、等)も多い

 

 この「アースカフェ・プロジェクト」は、(株)リープス(http://www.leaps.jp/)の鈴木善人社長がリーダーとなってここまで積み重ねてきていて、彼は、スマート・サポート(http://la-classy.net/)事業でもチャレンジをしています。日本の得意「技術」を組み込んだ新しい製品で、世界に貢献するポジショニングをつかみたいですね。詳細報告はこちらで(http://earth-cafe.jp/?p=911)。

 報告会終了後の交流会では、今の原発事故による土壌汚染、農作物被害等についても、貴重な意見の数々を聴くことができました。3・11以降の日本における食ー農分野の北海道の価値について、私たちはもっと真剣に議論する必要がありますね。東北復興政策が本格的に稼働していくと、これまでの「北海道開発予算」の振り向け・削減は、大幅なものになる予測をしなければなりませんし、すでに建設分野では重機・トラック・労働者でその動きが出ています。勿論、私たちは東北支援の気持は必要ですが、それ以上に、足元の北海道産業の行く末をしっかり見据えた展開を組み立てておかねばならないと思います。