秋山財団贈呈式 2018

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 今年の秋山財団贈呈式は、台風の通過を経て開催することができましたが、翌日早朝の地震により、首都圏・道内各地から参加された方々が予定通りには帰還できず、延泊ほか、当初予定の交通機関を変更し、旭川空港、苫小牧港からのフェリー等でも帰られたようです。震源の厚真町はもちろんですが、札幌市内でも台風の強風、地震との複合災害により、多大な被災がありました。

 そんなこんなでしたが、贈呈式は無事終了しました。

* これまでの贈呈式の記載――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E7%A7%8B%E5%B1%B1%E8%B2%A1%E5%9B%A3%E8%B4%88%E5%91%88%E5%BC%8F

 例年通り、前半は市民公開の場として、「受領者からのメッセージ」と「特別講演会」です。特別講演の桜田一洋先生は、秋山財団で初めての二年連続のご講演でした。今年はさらにブラッシュアップして素晴らしい内容でした。

* 昨年の様子――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=31312

<今年のプログラム>

http://www.akiyama-foundation.org/wp-content/uploads/2018/08/5e3fcb34e3e7813d8feeae6cc9441ac7.pdf

〇 受領者からのメッセージ

『 家畜とヒトにおける生殖細胞の共通点と将来の展望 』 村西 由紀 様(帯広畜産大学 生命・食料科学研究部門 助教)

『 地域と世界がつながる –白老町での森の創造と胆振地域からのネットワークづくり- 』 国松 希根太 様(飛生アートコミュニティー 代表)

『 未知の現象を記載する重要性 』 角井 敬知 様(北海道大学大学院理学研究院 講師)

〇 特別講演会

講師:桜 田 一 洋 様 (株式会社 ソニーコンピュータサイエンス研究所 シニアリサーチャー)

https://www.sonycsl.co.jp/

演題:『 「人工知能はなぜ人間の知性を超えられないのか」 ~心で心を思うことについての科学から Society 5.0 の価値形成へ~ 』

受領者からのメッセージ

特別講演 桜田一洋先生

 引き続き開催した贈呈式で、冒頭の私のご挨拶メモは以下の通りです。

*********************************

< 理事長挨拶 骨子 >

御礼 ご来賓(北大西井準治理事、公益法人協会 雨宮孝子理事長)ほか、財団賞受領者 鈴木利治さまご夫妻、助成受領者のみなさま、お手伝いの(株)スズケン

<事業の実績>

今年度の実績

~研究助成(34件)2,450万円

~ネットワーク形成事業助成(新規4継続610件)835万円

32年間事業実績

合計件数 1.385件 総額 98,233万円

<いくつかのご報告>

1)宮原正幸常務理事 逝去報告&御礼

2)中期計画 「SDGs」、「ソサイエティ5.0

3)基本財産の資金運用:「グリーンボンド」

4)場創り、繋ぐ役割

* 桜田さんワークショップの開催 研究者・受領者

* 保阪さん連続講座 海老名理事、渡辺事業アドバイザー

* ネットワークのコラボ企画

・坂本評議員・選考委員

・受領者(大野農業高校)訪問 尾島評議員

・札幌西高校アウトリーチ 受領者

<財団の課題>

「持続可能な財団活動」 2012年策定の「未来像・2011から」

採択率のアップ

運営体制 新しい理事・評議員の就任

事業イノベーション、資金運用、「北海道150年」

ネットワークの拡大・進化

グローバルネットワーク 地域課題の共有

<おわりに>

「生命科学(ライフサイエンス)」をテーマに、北海道から発信する「民間・自立」という秋山財団の設立の初心を踏まえて、内外ともに節目の2011年に、もう一度原点に立ち返って、次の四半世紀に向けた「覚悟」を明確に。

秋山財団は、社会の不条理と闘いながら、変遷する環境において、日夜、自律的に邁進する研究者、活動する方々の「良心」を、微力ながら応援し続けることをお誓いする。

~~~~~~参考~~~~~

<日本の凋落・劣化、そして新しい担い手たちの台頭>

ひどい大人たちの惨劇

政府 モリ・カケ疑惑

経済―アベノミクスの行き詰まり・破たん

記録改ざん・廃棄・隠ぺい~中央官庁

障碍者雇用の水増し~中央官庁

パワハラ・セクハラ問題

~元TBS山口敬之の犯罪と隠ぺい

~スポーツ:女子レスリング、日大アメフト部、日本ボクシング連盟、日本体操協会、etc

* 女子レスリングの伊調馨(かおり)と栄和人監督

* 日大アメフト部の悪質タックル問題で、内田正人監督、井上奨(つとむ)コーチ、記者会見時の広報部司会者・米倉久邦

* 日本ボクシング連盟の山根明会長(当時)

* 日本体操協会

<一筋の光>

+ スーパーボランティア尾畠春夫さん(78歳)

+ 宮川泰介(みやがわ たいすけ)日大アメフト選手

+ 体操女子 宮川紗江(みやかわさえ)選手

+ 伊藤詩織さん

*********************************

 地震による停電等で、翌日企画していた若手研究者による桜田一洋先生を囲んでの対話型セミナー「人工知能時代の新しい生命医科学~生命の多様性に寄り添う視座~」は、急きょ中止となり、別の機会に再度企画することを約束しています。

* 対話型セミナー――> https://freshu.ist.hokudai.ac.jp/sakurada-semi/

公法協コラムに掲載

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 今月の(公財)公益法人協会(http://www.kohokyo.or.jp/)のWeb版広報に私の文章が掲載されました。

* http://www.kohokyo.or.jp/kohokyo-weblog/column/

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 引用

◆◆――――――――――――――――――――――――――――――――――――◆◆

◎市民活動との本格的出会い

公益財団法人 秋山記念生命科学振興財団

理事長 秋山孝二

◆◆――――――――――――――――――――――――――――――――――――◆◆

私は32年前に、この財団の設立に携わり、以来、理事を経て10年後、1998年に

初代理事長の秋山喜代(伯母)の逝去後を引き継いで22年間、理事長を務めています。

企業経営者としての人生を送っていた私にとって、市民活動との本格的出会いは、10年前の

「G8北海道洞爺湖サミット」開催時に、「G8サミット市民フォーラム北海道」の共同代表の

一人として、「世界は、きっと、変えられる」をメインテーマに掲げた時でした。

*詳細は、http://kamuimintara.net/detail.php?rskey=143200809t01

当時、私自身は二つの意味合いで、フォーラム代表の使命を感じていました。

1) 世代としての使命:20世紀半ばに生まれた者として、これからの若い世代が夢を持ち

続けられる社会・自然環境への努力を惜しまないこと、

2) 北海道に育った者としての使命:行政・企業とは異なった、本来の「市民セクター」

として、北海道においてプラットホームの構築、そして世界との直接的なネットワーク

づくりの実践です。

市民活動と企業活動は相対立するのではなく、担い手こそ違うとは言え、その課題解決策は、

かなり共通していると信じていました。

永く企業セクターに身を置いた私は、少しでもこの「市民活動とのコラボ」に、メディアを

含めた地元民間企業が興味を持つべく、出来る限りの努力をするつもりでこの任を引き受け

ました。

活動の詳細は、上記のサイトをお読みいただきたいのですが、今も私が忘れることができない

のは、クロージング・セッション、参加した74団体の中から14団体/個人によって、

3日間を締め括る実に多様なレビュースピーチが行われました。

G8を問う連絡会(小倉利丸)、市民外交センター(上村英明)、先住民族サミット(木幡カムイサニヒ)、

ゆうばり再生市民会議(熊谷桂子)、Japan Volunteer Center (熊岡路矢)、日本自然保護協会(道家哲平)、

生物多様性フォーラム(山下洋)、SANSAD/インド(Anil Singh)、日生協保健部会(北嶋信雅)、

Africa Jubilee South(Noel)、毎日新聞(横田愛)、Youth G8 Project(林雄太)、ezorock(草野竹史)、

ACE(岩附由香)のみなさん。

そして総括挨拶として、NGOフォーラム代表の星野昌子さんが、

「気になるのは、行政などを動かすことに成功してきた分、逆に日本の公的セクターも

市民社会とつきあい方に慣れてきて、気を緩めると取り込まれてしまうのではないかと

いうこと。

いたずらに敵対する必要はないが、私たちは立場の違いを常に意識して、緊張感と距離感を

持ち続ける一方、なおかつ喧嘩別れにならずに粘り強い話し合いを今後も続けていきたい

と思います。

大組織主体ではなく、多様なNGOの声に耳を傾け続ける姿勢を大切にしたい」と、

含蓄のあるお言葉で締めくくられました。

あれから10年、国際社会の枠組みは、「京都議定書(1998年)」、「MDGs(2000年)」から、

2015年の「SDGs」、「パリ協定締結」へと一層進展してきています。

これらを共通語として、「民が担う公共」の立ち位置にこだわり、「Society 5.0」を

先取りする取組みを果敢に地域で果たして参りたいと思う昨今です。

*society5.0とは、http://www8.cao.go.jp/cstp/society5_0/index.html

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~引用 おわり

 当時の私の総括はこちら――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=54

懐かしい首相官邸での写真(日本のNGOの代表の方々と)

懐かしい首相官邸での写真(日本のNGOの代表の方々と)

公法協 評議員会 2018

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 「公益財団法人 公益法人協会(http://www.kohokyo.or.jp/)」の評議員会が開催され、出席しました。毎回感じることですが、ここでの議案、議論の一つ一つがいつも大変勉強になります。これまで数多くの政策提言、パブリックコメント等、日本の「民による公益活動」を先駆的・持続的にリードする姿勢には、いつも感動します。

 昨年6月から新しく理事長にご就任の雨宮孝子先生は、この道の草分け的存在、HPには以下のコメントです。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~HPからの引用

 2017年6月27日、公益財団法人公益法人協会の理事長に就任いたしました雨宮孝子です。公益法人協会には1974年から嘱託、専門委員、最後は理事として勤めておりまして、久しぶりの里帰りです。
 公益法人協会に草創期から関与し、設立・運営の相談、調査・研究を行い、その後、明治学院大学大学院法務職研究科教授として民法、NPO法、信託法などを担当し、民間の立場から公益法人やNPO法人、公益信託にかかわることができました。また、2007年4月1\1日から2016年4月21日まで、内閣府公益認定等委員会委員として、非常勤も含め三期9年間、新たな公益法人制度のもと、公益法人の認定や監督等の仕事に従事し、民だけでなく官の立場からも公益法人にかかわることができたのは幸いでした。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~引用 おわり

雨宮孝子理事長と常務理事

会議前の雨宮孝子理事長と鶴見和雄常務理事

 これまでの関連記載記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%85%AC%E7%9B%8A%E6%B3%95%E4%BA%BA%E5%8D%94%E4%BC%9A

助成財団フォーラム 2018

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 毎年この時期に、(公財)助成財団センター(http://www.jfc.or.jp/)のフォーラムが開催されます。この間、「助成財団の集い」と言っていましたが、昨年から「助成財団フォーラム」として、さらに多くの方々のご参加を促しています。私はほぼ毎年参加していて、2011年に次いで、一昨年は、30周年記念でも登壇しました。

* 2016年の様子――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=25679

* 2011年の様子――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=7478

HPより~~~~~

 「助成財団」にも大きなインパクトを与えた公益法人制度改革から、2018年12月には10年目を迎えます。助成財団としてはこれまで以上に感覚を研ぎ澄ませ、より広い視野で社会に貢献していくことが一層求められることとなり、当センターとしましても、これまでの助成財団関係者による「助成財団の集い」の枠を越え、助成事業にご関心のある皆さま、助成を必要としている研究者やNPOも皆さまを含めた多様な関係者が出会い、交わることが出来る場を提供する目的で、昨年度から「助成財団フォーラム」の名称のもと再出発いたしました。

~~~~~~~~ 引用おわり

 10年前、私もこんな決意表明をしていました。――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=174

 今、読んでみても当時の決意と何も変わることがなく、ここまで歴代の理事・評議員・事務局の皆さまと愚直に理念に則って活動を続けてきた当財団を誇りに思います。決意を記録しておくのは大切ですね。

 今年のテーマは、「公益法人制度改革後の法人運営の課題と展望=期待される助成財団を目指して=」です、170名を越える参加者で盛況でした。

プログラム ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

第I部:セミナー
「新制度における公益法人の運営のポイントと留意事項=定期提出書類・立入検査の現況を踏まえて=」
講師:内閣府 公益認定等委員会事務局   局長 相馬 清貴 様
内閣府 公益認定等委員会事務局 企画官 山崎 光輝 様
第II部:フォーラム
「新制度における組織運営・事業運営を考える =より良い組織運営・事業運営の実践事例から=」
[Part1]-基調講演「信頼性を高める公益法人運営の在り方」
講師:雨宮 孝子 様 (公財)公益法人協会 理事長
[Part2]-事例報告「制度改革が組織や事業の運営にもたらした影響と課題 =実践事例から=」
太田  健さん (公財)キリン福祉財団 常務理事
片山 正夫さん (公財)セゾン文化財団 常務理事
小林 洋一さん (公財)電通育英会 専務理事
坂本 達哉さん (公財)山田科学振興財団 専務理事
進行:蓑  康久さん (公財)住友財団 常務理事
-質疑・意見交換
交流会

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 第一部は内閣府公益認定等委員会事務局からの現状を踏まえての報告。

事務局長の相馬清貴さま

事務局長の相馬清貴さま

 第二部は民間財団の皆さんのご登壇。

濃い内容のプログラム

濃い内容のプログラム

 基調講演として(公財)公益法人協会(http://www.kohokyo.or.jp/)の雨宮孝子理事長のご登壇、どう社会から信頼を勝ち取るかに関して、示唆に富むお話でした。

信頼性を高める法人運営

信頼性を高める法人運営

実践事例について分かりやすく

実践事例について分かりやすく

 後半はチャレンジングな財団法人のキーマンの皆さん。今年は特に、資産運用のお話にも突っ込んだ見解が示されました。資産の「収益率」、「リスクコントロールを効かしたポートフォリオ」、「相場観に依存しない投資手法」、「利回り3%以上を目標」等、10年を経て民間財団も新たなステージに入ってきた印象でした、これからの議論が楽しみです。

坂本さん、小林さん、片山さん、太田さん

パネラーの坂本さん、小林さん、片山さん、太田さん

 私は二つの質問をしました。一つは、内閣府の方に対して、「立ち入り検査の今後は、行政側は担当者が毎回変わる一方、財団側は指摘を受けて改善により進化していき、当初の目的ではその機能に限界が出てくるのでは」といったこと。もう一つは、「関係する事業会社と共に活動している財団は、昨今のSDGsの世界、ESG投資といったグローバルマネーの動きの中で、これまでの財団活動のかなりを事業会社が取り込もうとする動きが起きてくるのではないか」というものでした。

 いずれにせよ、他の方からの質問にも、今年はファンドレイズほか資産運用についての意見交換が多く、やっと民間財団のフォーラムらしい話題が取り上げられるようになった、というのが私の印象です。法人改革も10年を経て、少しずつ前に進んでいるのでしょうね。

秋山財団講演会 & 贈呈式 2017

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 (公財)秋山記念生命科学振興財団(http://www.akiyama-foundation.org/)の2017年度講演会・贈呈式が、今年も札幌プリンスホテルパミール館で開催されました。

* 今年のプログラム http://www.akiyama-foundation.org/news/2384.html

* 秋山財団HPより http://www.akiyama-foundation.org/news/2392.html

* 動画――> http://www.akiyama-foundation.org/news/2700.html

* これまでの記事――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E7%A7%8B%E5%B1%B1%E8%B2%A1%E5%9B%A3%E8%B4%88%E5%91%88%E5%BC%8F

受領者からのメッセージ&講演会

受領者からのメッセージ&講演会

 私のご挨拶 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

開会挨拶 メモ >

秋山財団の紹介:

* 昨年30周年、今年は31年目で新たなスタート

これまでの実績 研究助成、市民活動助成等 1,340件、総額 94,800万円

このプログラム:

「受領者からのメッセージ」  今年で5年目~研究者、市民活動の原点を共有したい

「特別講演」         今年で26年目~第一回は今年718105歳で亡くなられた日野原重明先生(http://earth-words.org/archives/3747

* 今年の 「受領者からのメッセージ」

1)『海鳥と水銀を追跡せよ!』  北海道大学大学院水産科学研究院 特別研究員 庄子 晶子 先生

2)『知育・徳育・体育・食育そして『災育』』  日本赤十字北海道看護大学 教授 根本 昌宏 先生

3)『地域医療とサイエンス』  旭川医科大学医学部 准教授 野津 司 先生

< 特別講演での座長 メモ >

特別講演 ・講師: 桜田  一洋  様 (株式会社 ソニーコンピュータサイエンス研究所 シニアリサーチャー)

https://www.sonycsl.co.jp/member/tokyo/188/

演題:『 「生命とはなにか」 ~コーディネーションによる自由の創出~ 』

1)自然科学と自然哲学

2)医療と生命医科学の課題

3)機械論の生命科学と複雑系の科学

4)疾患発症モデルの変遷

5)身体状態の記述と人工知能による推論

6)新たな総合理論の確立

冒頭:

* 桜田一洋さんの紹介に代えて~なぜ、今、桜田さんがここに

――寺島実郎戦略経営塾 7年続く40人程の企業経営者の勉強会で、昨年ご講演

~ 経営者へのメッセージ 科学史を読み解きながら自然科学のみならず、人文・社会科学を含めた日本の明治維新以降、「日本の近代」における科学技術の導入の歴史にも言及する内容に感銘

常に新しい組織の責任者としてイノベーションの先端を切り拓いてきて(進行形)

~再生医療の実用化を目指す中、早期治療・予防の重要性、個別化(多様性・個別性)医療の必要性を認識、

* ソニーCSに移籍してAIを用いたデータ解析の新しい手法を開発

* 実用化の為に「医科学イノベーションハブ推進プロジェクト(MIH)」に参画、現在、副プログラムディレクター

< 贈呈式での挨拶 メモ >

今年の贈呈式プログラム

今年の贈呈式プログラム

御礼    ご来賓(北大 西井理事・副学長、公益法人協会 鈴木副理事長)、お手伝い スズケン

* 事業の実績

~これまで31年間の実績 1,340件、総額 94,800万円

~今年の実績 47件、 3,600万円

* いくつかのご報告

米光 宰(よねみつ おさむ)先生 今年2月にご逝去 選考委員・理事として10

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=29206

~ポスト トゥルース(真実)」にどう向き合うか フェイクニュースの中から

トランプ、BRIXIT、五輪誘致での「アンダーコントロール(原発事故)」発言、国会答弁「南スーダン治安状況」

ウソがまかり通る、格差と分断の時代に個人として何ができるのか(SNSほか)

https://mainichi.jp/articles/20170130/dde/012/040/002000c

https://www.rarejob.com/englishlab/column/20170309/

――その一つの回答: 学校法人「加計(かけ)学園」(岡山市)の獣医学部新設問題について、日本獣医学会、全国大学獣医学関係代表者協議会、獣医学分野の教育関係者が630日、文部科学省で記者会見「根拠を欠いたまま進められ、妥当性を欠く」と批判、獣医学教育の現状について、大学同士の連携や教員の確保など「国際水準化へ向けた改革のまっただ中」と強調。「獣医学を学ぶ若き研究者・学生のために、私たちは黙認できない」、と。アカデミズムの責任あるお立場の方の勇気ある行動であり、矜持を感じた

記者会見の中央席に、(第一回秋山財団助成金受領者)稲葉睦先生・(この贈呈式にご出席の)谷山弘行先生のお姿

~背景 物理学者・哲学者の山本義隆氏 日本近代における「科学技術」導入の3大特徴:

1)「科学」、「技術」が「科学技術」として導入

2)軍事偏重 当初は「富国」に貢献し国力をつけたが、次第に「軍事増強」へと

3)国策として 「科学」、「技術」の各セクターの自立なく

http://iwj.co.jp/wj/open/archives/274063

~2011.3.11東日本大震災、そして原発事故、現在に至る状況は、その限界を完膚なきまでに露呈

昨年の私の挨拶:文科省「競争的資金」、防衛省「安全保障技術研究推進制度」に言及、「魔性と闘って」と。1年経った今、むしろ「自分の頭で考えて頂きたい」と。「ご自身の研究が何のためなのか、いつも」

* 財団の課題

コラボレーション イノベーション

助成財団センター深掘りセミナー、公益法人協会トップマネジメントセミナー、保阪正康さん3日間連続講座「近代日本史と北海道史」

~今後のキーワード、「SDGs」、「北海道学」

秋山財団は社会の不条理と闘いながら、変遷する環境において、日夜、自律的に研究活動に邁進する皆さんを、微力ながら応援し続けることをお誓いする。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 今年の秋山財団賞は、北海道大学低温科学研究所 生物環境部門 生物適応分野 特任教授の田中歩先生(http://www.akiyama-foundation.org/news/2343.html)の「クロロフィル代謝の包括的研究」でした。

田中歩先生の受賞記念講演

田中歩先生の受賞記念講演

 そして、最後は参加者全員による懇親会、話は尽きることなく続きました。

懇親会で

懇親会で

公法協トップマネジメントセミナー 2016

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 (公財)公益法人協会(http://www.kohokyo.or.jp/)が主催するトップマネジメントセミナーが今年も開催されました。私はこの団体の評議員をお引き受けしています(http://www.kohokyo.or.jp/jaco40/board.html)。

 今年度は、社会的信頼をいかに築 いていくのかとういう視点から法人運営とリスクマネジメントについて概観し た上で、理事の責任や権限の根拠は何なのか、法人組織・事業の評価をどう考 えるか等、改めて市民社会の中の民間公益組織とは何か、活動の意義を考える内容でした。

* 昨年の様子――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=24966

プログラム~~~~~~~~~~~

セッション1 「法人運営とリスクマネジメント」  (公財)公益法人協会 専務理事 鈴木勝治

セッション2 「社会的インパクト評価をめぐる動向」 日本公共政策研究機構 主任研究員 小林立明

セッション3 「東北被災地は今~コミュニティ再生支援活動の現状と課題」 名取交流センター 若山陽子

セッション4  ラウンドテーブルディスカッション 「公益法人の役職員のあり方、法人運営を考える」

基調講演 (公財)味の素奨学会 常務理事 田口茂明

セッション5 「公益法人の運営と倫理について~市民社会と 信任関係~」 東京大学 名誉教授 岩井克人

~~~~~~~~~~~~~~

今年も濃い内容のセミナーでした

今年も濃い内容のセミナーでした

 最初の鈴木勝治専務理事のご報告では、新しい公益認定後の反社会的事案について、新しい公共活動に水を差す事件としてお話を伺いました。どんな世界にも本来の目的を逸脱する組織・人はいるものですが、制度全体がそれらに罰を課すために設計変更することを危惧します。

 二つ目のセッション、小林立明さんの「社会的インパクト評価をめぐる動向」は興味深かったです。

http://www.worksight.jp/issues/812.html

別のサイトから拝借した写真

別のサイトから拝借した写真

 「社会的インパクト評価」とは、短期・長期の変化を含め、事業や活動の結果として生じた社会的・環境的な「アウトカム(効果)」、と明確に定義され、最新の公益活動の「支援」が、助成財団の助成ばかりでなく、金融としての投資手法・「ソーシャル・インパクト・インベストメント」として急激に発展してきている現状のご説明もありました。事例としては、助成申請時に「ロジック・モデル」の記載を義務化している財団もすでに出てきていると、まさに「アウトカム」を求める姿勢です。

 ただ、質疑応答の中で、この「ロジック・モデル」も、適用できる分野・領域を吟味する必要がありそうで、昨今言われる文部科学省の科学研究費が競争的資金と化していること、防衛省の委託研究費の増大等、過度な供給は本来の活動を歪めるのでは、との指摘もありました。今後の展開に注目していきたいですね。「民による公共」の肝は、まさにこのインパクト評価自体も「民固有」であるべきだと私は思います。

 三つ目のセッション、名取交流センター(http://natorikoryucenter.jimdo.com/)若山陽子さんの震災前・中・後の活動報告は、「傾聴」の大切さはじめ現場情報満載でした。淡々と絞り出すような事例の数々、震災前からのマイノリティに対しての優しい眼差しに感動致しました。

名取交流センター代表の若山景子さん

名取交流センター代表の若山陽子さん

 ラウンドテーブルの基調講演は、(公財)味の素奨学会(http://ajischolarship.com/)の田口茂明常務理事の財団運営と企業との関係についてでした。企業系公益財団の活動と、昨今の企業のCSRとの兼ね合いについて、変化への対応を求められている状況を理解できました。これは、今年10月の深掘りセミナ―でも話題になりました。

* 深掘りセミナー http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=27817

(公財)味の素奨学会の田口常務理事

(公財)味の素奨学会の田口常務理事

 今年の最後は、「日本の伝統芸能と資本主義の新しい形」と題して、東京大学名誉教授・岩井克人先生のお話。現在の倫理性に欠ける資本主義の課題を、文楽をはじめとする日本の伝統芸能の本質から指摘されました。アダム・スミス、ミルトン・フリードマン、ジョージ・ソロス、アリストテレス、カント等、資料に登場する人物たちの多彩さに象徴されるように、「信任関係論」から読み解く「忠実義務」のご説明は、実に奥深い内容でした。「倫理に悖る」企業・団体、今の世界に対する警鐘と受け止めました。終了後も反芻して考えているテーマです。

東大名誉教授・

東大名誉教授・岩井克人先生

 一泊二日の濃密なセミナーの帰りは久里浜港の東京湾フェリーターミナルから、久しぶりに金谷経由で館山に移動しましたが、ターミナル周辺が大きく変わっていて驚きました。

久しぶりの久里浜港フェリーターミナル

久しぶりの久里浜港フェリーターミナル

 昨年もそうでしたが、今年のセミナー、「トップマネジメントセミナー」に相応しい内容で日頃の問題意識を一層刺激されるもので、私にとっては大変貴重な場でした、主催された公益法人協会の皆さまに心から感謝申し上げます。

JWLI 10周年記念シンポ

Posted by 秋山孝二
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 フィッシュ・ファミリー財団(本部: 米国ボストン、創設者:ラリー・フィッシュ、厚子・東光・フィッシュ)は、財団が創設したプログラム「JWLI (The Japanese Women’s Leadership Initiative)<http://jwli.org/japanese/」が今年で10周年を迎えることを記念して、「JWLI 2016 東京サミット」を、東京港区東京アメリカンクラブで開催しました。このプログラムは、「日本社会に良い社会変革をもたらす活動を実践する女性リーダーの育成」を目的にした、日本女性を対象とするフェローシッププログラムです。

* 東京アメリカンクラブ(https://www.tokyoamericanclub.org/index.php/en/events-meetings-parties

 今回、300人を越える参加者が集まり、女性の活躍がいかにソーシャルセクターにおいて貢献し変革を起こしていけるのか議論を深めました、参加者の99%は女性でしたが、私は参加していて違和感なく変革の担い手としてのプレゼンに感動しました。イノベーション、チェンジと言った言葉が講演・パネルディスカッションを通じて何回となく語られ、今後、日本のチェンジ・エージェントとしての機能を果たしていくことを確信しました。

厚子・東光・フィッシュさん

厚子・東光・フィッシュさん

会場は300人の参加者で満席、99%が女性!

会場は300人の参加者で満席、99%が女性!

 「グローバル・ギビング(Global Giving)<https://www.globalgiving.org/」創設者・理事長で、米フォーリン・ポリシー誌が選ぶグローバル思想家トップ100人に選ばれた倉石真理さんが、「世界規模で社会変革をリードする女性リーダー」をテーマに基調講演を行い、続いて「女性がリードする米国と日本の社会変革」と題した全体パネルが行われました。

基調講演は倉石真理さん

基調講演は女性のリーダーシップほかメッセージ満載

倉石真理さん

倉石真理さん

 倉石真理さんは、自立して生きてきた自分自身の人生が、目の前の課題解決を市民目線で解決する活動を通じて、「信頼なくしてリーダーシップはない」との確信を得た経緯と、日本社会で女性がリーダーシップを発揮しにくい風土について鋭く指摘しました。NGO立ち上げの動機と経過、継続の中から人づくりができること、失敗に罰を与えない大切さ、やってみないことこそ恥、等、心に残るフレーズが盛りだくさんでした。

 続いては全体パネル、パネリストのお一人・坪内南さんは、3年前の秋山財団第10回「新渡戸・南原賞」を受賞されました。今回の彼女の生い立ち・活動経歴をあらためて知り、震災復興活動ばかりでなく数々の国際的課題解決型市民活動の実績を再確認し、会場で私の感想も伝えました。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=17968

[ 全体パネル ] 女性がリードする米国と日本の社会変革

モデレーター: 木全 ミツ 認定特定非営利活動法人JKSK女性の活力を社会の活力に会長・理事長
パネリスト:

アイリーン・ヒラノ・イノウエ 米日カウンシル会長、フォード財団理事

エミリー・ライフェルト グリーンタウンラボ CEO

坪内 南 一般財団法人教育支援グローバル基金 ビヨンドトゥモロー 事務局長

松島 由佳 特定非営利活動法人クロスフィールズ 創設者・理事/JWLIフェロー

パネルディスカッション

パネルディスカッション

 午後からは会場を二つに分けて4つのテーマでパネルディスカッションでした、私はそのうちAとDに参加、米国におけるソーシャルセクター・寄附の現状、日本社会におけるダイバーシティ、こどもの貧困、東北復興活動などを含む幅広いテーマで女性のリーダーシップがもたらす社会変革について議論しました。

午後の分科会A

午後の分科会1パネルA

[ 分科会 1 ] Panel A: Invest in Women 女性の社会変革を支える寄付・社会的投資

モデレーター: 岸本 幸子 公益財団法人パブリックリソース財団 代表理事・専務理事・事務局長

パネリスト: 鵜尾 雅隆 特定非営利活動法人日本ファンドレイジング協会 代表理事

桑名 由美 グローバル・シチズンズ・イニシアチブ創立者・社長

比嘉 文 ハンズオン東京 理事

龍治 玲奈 日本マイクロソフト株式会社 政策渉外・法務本部 渉外・社会貢献課長

午後の分科会D

午後の分科会D

[ 分科会 2 ] Panel D: 女性による社会変革の最前線:日本における社会変革担い手の

新進リーダーによる成功事例
モデレーター: 吉田 亜砂子 メリルリンチ日本証券株式会社ESG推進チーム ヴァイスプレジデント

パネリスト: 栗林 知絵子 特定非営利活動法人豊島子どもWAKUWAKUネットワーク 理事長

惣万 佳代子 特定非営利活動法人デイサービス このゆびとーまれ 理事長

原田 文代 株式会社日本政策投資銀行(DBJ)女性起業サポートセンター長兼国際統括部担当部長

矢上 清乃 株式会社グローバルママ・ゲートウェイ 代表取締役/ママスタート・クラブ代表/JWLIフェロー

 今回、厚子・東光・フィッシュさんは、 JWLIの活動が新しいフェーズに入ったと述べ、新たに「チャンピオン・オブ・チェンジ」アワードの立ち上げを発表しました。

 これまでにJWLIプログラムを通して、約40人の日本人女性がボストンの様々な非営利団体およびシモンズ大学で、財務、資金調達、プログラム運営、評価等について全米から集まった女性リーダーとともに学び、帰国後は世界に活躍の場を拡大しているいとのこと、素晴らしい活動です。

 今回のシンポジウム、日本側で事務局を担当した私も評議員をつとめる(公財)公益法人協会からのご案内で参加したのですが、貴重な場を与えて頂きました、今後の秋山財団の活動へ、たくさんのヒントを得ることができました。

公法協、評議員として初めて出席!

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 今年6月に、私は(公財)公益法人協会(http://www.kohokyo.or.jp/の評議員に就任しました。今回、理事会後に開催された報告会・懇談会に評議員として初めて出席し、初対面の理事・評議員の皆さまにご挨拶できました。日本の民間公益活動を常にリードしてきた公法協の活動に少しでも貢献できれば私自身の喜びとするものです。

開会のご挨拶をする太田理事長(中央)、左・金沢俊弘専務理事、右・鈴木勝治専務理事

開会のご挨拶をする太田理事長(中央)、左・金沢俊弘専務理事、右・鈴木勝治専務理事

理事会&報告会

理事会&報告会

 太田達男理事長には、公益法人改革の過程で、「公益認定」に絡んで数々のアドバイスと激励のお言葉を頂き、この分野での尊敬するリーダーです。理事会での議案では、政策提言等、日本の民間による公共・公益活動への指針を示す意気込みを感じます。

会議後の懇談会

会議後の懇談会

 懇談会の司会は金沢専務理事、先月のトップセミナー(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=24966)のまとめのお言葉でもそうでしたが、簡潔明瞭な言葉の中にメッセージをいっぱい詰めたお話は、いつも素晴らしいと感じています。この日の司会でも、短い挨拶をきっちり誉めて、長いお話をやんわり評論するそのセンス、「いいね!」です。

 年数回の会合ではありますが、この場に集う皆さま方との意見交換が楽しみです。早速、懇談会の場で、来年2月の宿題を貰いました、日本の民による公益活動に希望の光を灯したいですね。

公法協トップマネジメントセミナー

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 (公財)公益法人協会(http://www.kohokyo.or.jp/)の「トップマネジメント・セミナー2015」が、今年もIPC生産性国際交流センター(http://www.js-ipc.gr.jp/)で開催されました。残念ながら、今年も富士山を見ることはできませんでした。

公法協HPから~~~~~~~~~~~~~

 今年度のトップマネジメント・セミナーでは、改めて民間非営利組織の意義と役割を概観した上で、民間公益活動の現場でトップランナーとしてご活躍の4氏にご講演いただきます。「善意の資金10兆円時代の実現を目指す鵜尾雅隆氏((特活)日本ファンドレイジング協会代表理事)、東北被災地で古くから行 われている女性の“手仕事”で地域の再生・活性化に取り組む引地恵氏((一 社)WATARIS 代表理事)、貧困に苦しむ子供の支援や政策提言を行っている小河光治氏((一財)あすのば代表理事)に、それぞれご講演いただき、2日 間の総括として、新制度下における法人運営について秋山孝二氏((公財)秋山記念生命科学振興財団理事長)にご講演いただき、非営利セクターの今後を参加される皆様とともに考えたいと存じます。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

夜明け前の三浦半島から見る西方

夜明け前の三浦半島から見る西方

 現場で活躍される方々のお話は、等身大で大変説得力があり、新鮮な気づきも頂きました。

* セッション1「民間非営利組織の意義と役割」 (公財)公益法人協会(http://www.kohokyo.or.jp/) 理事長 太田達男

* セッション2「寄附が社会を変える」 (特活)日本ファンドレイジング協会(http://jfra.jp/) 代表理事 鵜尾雅隆

* セッション3「“FUGURO ふ ぐ ろ ”でコミュニティ再生」 (一社)WATALIS(http://watalis.jimdo.com/fuguro/) 代表理事 引地恵

* セッション4「子どもの貧困をなくそう」子どもの貧困対策センター (一財)あすのば(http://www.usnova.org/) 代表理事 小河光治

* セッション5「新制度下における法人運営を考える」

<キーノートスピーチ>  (公財)秋山記念生命科学振興財団(http://www.akiyama-foundation.org/) 理事長 秋山孝二

<円卓会議> 法人経営という観点から、事業活動費を確保し、いかに公益 事業を充実させるか、法律が要請する役員の心得、リスク分 散、組織強化などをテーマに参加者全員で議論

FUGUROの挽地恵さん

FUGUROの挽地恵さん

子供の貧困問題

子供の貧困問題

 今年は、私が基調講演、その後は参加者全員の「円卓会議」でした。

基調講演する私と円卓会議

基調講演する私と円卓会議

 「公益法人」を巡ってのこの種の「トップマネジメント・セミナー」は極めて稀なので、私にとっては以前から大変貴重な研鑚の場となっています。今年も、現場で活躍するNPO・財団・社団法人のトップの方のお話、参加した全国の財団法人のトップの方々との意見交換は、大変有益でした。主催された公法協の太田理事長他幹部・スタッフの皆さまに、心から御礼申し上げます。

公法協トップマネジメントセミナーで

Posted by 秋山孝二
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 公益財団法人 公益法人協会(http://www.kohokyo.or.jp/ トップマネジメントセミナー」が開催され、以前の御殿場で開催以来、私は久しぶりの参加でした(http://www.kohokyo.or.jp/kohokyo-weblog/topics/docs/)。 今回、出席されている方々の顔ぶれは様変わりでしたが、公益移行の期間を経て、その課題も浮き彫りになり、貴重な情報交換の場となりました。

以前は静岡県御殿場で開催

以前は静岡県御殿場で開催

 今回は、公益法人制度改革の移行期間終了後初めての開催、この間、理事長ブログ等で的確なコメントを発していた太田達男理事長の総括と課題認識を共有できました。日本における「民が担う公共」は、まだ始まったばかりですが、新たな局面を迎えていることは間違いありません。

~~~当日プログラム~~~~~

✧7 月 16 日(水)

14:30~16:00 セッション1 「公益法人制度改革の総括と新たな課題」 (公財)公益法人協会 理事長 太田達男

16:20~17:50 セッション2 「公益法人の意義と責任」 慶應義塾大学 教授 松井孝治

18:30~20:30 懇親会

✧7 月 17 日(木)

9:00~10:30 セッション3 「高齢社会と民間公益活動」(仮) (公社)成年後見センター・リーガルサポート 理事長 松井秀樹

10:45~12:15 セッション4 「地域を巻き込む復興支援活動」(仮) (公社)Sweet Treat 311 代表理事 立花貴

13:45~15:45 セッション5 「新制度下における法人運営を考える」

分科会Ⅰ 機関運営、 役員の役割と責任

分科会Ⅱ 財務基準

 法人経営という観点から、事業活動費を確保し、いかに公益事業を充実させるか、法律が要請する役員の心得、リスク分散、組織強化などをテーマに

15:45 閉会挨拶

~~~~~~~~~ プログラム掲載 おわり

 二日目のセッションはいずれも大変興味深かったです。

(公社) 成年後見センター・リーガルサポート http://www.legal-support.or.jp/

 介護保険が導入された2000年に、同時に「新成年後見制度」も始まりました。「後見の社会化」、「声なき声の代弁者」と謳われた新たな制度も、今十数年を経て幾つかの課題が明らかになってきています。日々、現場で苦闘している司法書士の方々の声を聴いた気がしました。

第3セッション:成年後見制度について

第3セッション:成年後見制度について、松井秀樹理事長

(公社) Sweet Treat 311 (http://sweettreat311.org/

 「地域を巻き込む復興支援活動」、雄勝町を拠点として、教育支援ほか、実にダイナミックな活動を続けていらっしゃいます。「被災地」という言葉を「震災地」に変えて、「たくましく生きよ!」と教訓も変えた学校もあったり。今回の震災の被害にあったそれぞれの町は、考えてみると日本全国の少子高齢化の課題が前倒しで来たに過ぎない、自分たちのマチづくりの立ち上がる姿こそが、2万人の犠牲者への弔いであり、「亡くなっていった者のエネルギー」を受けとめることではないか、と。

 単に「復興支援」ではなく、プロセス自体に関わってもらう「プロセスツーリズム」を目指しての活動も前向きでした。「僕らだったらこうやる」といった小さい事例を公開、残す活動が大切であり、ただの批判はすべて後ろ向きなだけ、と。最後に、「もし『生きがい』と同じように、死者に『死にがい』があるとすれば、今日を生きる使命があるのではないか」と。「人を集める」と「人が集まる」の違い、“キラキラした未来”に人は集まるのではないでしょうか、と。

東日本大震災の現場で奮闘

東日本大震災の現場で奮闘、立花貴・代表理事

 講演者の皆さん、本当に素晴らしかったです。私もまだまだ努力が足りないなと、彼らの理念と覚悟を強く受け止めました。

初企画!、「北海道助成サミット」

Posted by 秋山孝二
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 先日の助成セミナー(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=18576)相談会終了後に、認定NPO法人「きたネット」初企画の「北海道助成サミット」を開催しました。地元民間企業のCSR部門の方、企業系財団法人、独立系財団法人等の関係者が20名程参加し、初めての企画でしたが大変貴重な意見のやり取りの場となりました。

 プログラムの冒頭は、秋山財団(http://www.akiyama-foundation.org/)宮原正幸常務理事のプレゼンテーション、「合同報告会で得た成果 & アウトリーチ活動への想いと波及効果」で、続いて「きたネット」理事長の私が座長を務めて、参加者全員による情報交換、ディスカッションでした、主として北海道を基盤に活動する助成する側の集まりなので、企業と関連財団活動との関係、選考方法・過程、授賞後のフォロー活動、プログラム評価等について、日頃の課題ほか活動の紹介で意見交換も密で、短時間の中で率直なお話があったと高く評価しています。

 ご参加頂いた皆さんからは、是非、定期的な意見交換の場として今後も開催して欲しい旨の意見が多く、環境系中間支援団体「きたネット」の新しいフィールドとして、さらに今回の総括を加味してプラットホームの構築を検討していきたいと思っています。

 先日も書きましたが、折しも開催の11月30日は、110年ぶりの民法改定となる「公益法人改革」移行期間5年間の最終日でしたので、一層あらたな取り組みの必要性を感じました。この区切りの対して、「公益財団法人 公益法人協会(http://www.kohokyo.or.jp/)」の太田達男理事長がメッセージを発信されています(20131129e585ace6b395e58d94e5a4aae794b0e79086e4ba8be995b7)。

民が担う新たな公共・公益活動は、また新しい時代を迎えつつあります。

「懐かしい公共」であるはず!

Posted by 秋山孝二
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 先日、公益財団法人公益法人協会(http://www.kohokyo.or.jp/)の新年交礼会がありました。この間、「民による公益活動」を一貫して日本社会の中で啓発し、民間財団を指導・助言されています。秋山財団の公益移行認定でも、大変お世話になりました。この場を借りて、太田理事長はじめ関係の皆さまに心から御礼申し上げます。

太田理事長のご挨拶

太田理事長のご挨拶

 当日冒頭の太田理事長のご挨拶は、大変含蓄のあるものでした。以下、その中から少し書き留めます。 

* 一昨年亡くなられた朝日新聞の辻陽明さん(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=1761)の言葉、「公益法人は元祖NPOですね」

* 今の国の財政・来年度予算案は、民間企業では考えられない状況、迅速な改革が急務。今後も中・長期的に「官による公共」は期待できない

* 2011年は、税制改訂(http://www.jiji.com/jc/v?p=ve_pol_zeisei20101216j-04-w380)の方向性から見ても、「寄付文化元年」となるだろう

* 「新しい公共」ではなく、「懐かしい公共」であるはず:日本社会には昔からあった「民による公共」

 

 HPにある理事長のコラム(ブログ:http://www.kohokyo.or.jp/kohokyo-weblog/column/)は、毎回興味深く読ませて頂いています。いずれにせよ、新たなセクターとして「公益財団法人」らが、地域再生・人材育成の力になっていきたいですね。

 ところで、秋山財団(http://www.akiyama-foundation.org/)は、今年「創立25周年」を迎えます。先の15日の財団の会合でも、この記念すべき年について、「広報活動が弱体だ」等、いろいろ貴重な意見が提起されました。「四半世紀」の重みを感じながら一層の展開を企画し、一方で原点を見つめ直す年としたいものです。

 もう一つ、余計なことですが、今日で私は「還暦」を迎えました。昔は「お年寄りの仲間」みたいに感じていましたが、とうとう(?)私もその時を迎えました。これからは、一層、社会のため、若い世代のために出来るだけ尽力したいと思っています、余計なことするな!と言われない程度にですけれど・・・・。少し遅れた「年頭所感」でした!!!

新たな歴史的スタートの日、2008.12.1

Posted by 秋山孝二
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 先日東京で、         「公益法人制度改革と市民社会の新たな展望

                  ー新公益法人制度施行と特定非営利活動促進法10周年を迎えてー」

             http://www.kohokyo.or.jp/kohokyo-weblog/topics/images/sympo_pamph.pdf

と題してのシンポジウムが、(財)公益法人協会http://www.kohokyo.or.jp/主催で、300名を越える出席者を集めて開催されました。

2008年12月1日からは、民法第34条が110年ぶりに改定されて、新しい三法による公益法人制度が施行されます。またこの日は、特定非営利活動促進法施行10周年にもあたり、二重の意味で新しい時代のスタートとなります。シンポジウムは本当に素晴らしい講師の方々のご登壇と、集中した300名の参加者の熱気で時には過激な言葉も飛び出したりで、皆さんが当事者としての迫力もあり、大盛況でした。日本にも、本格的な民による公益活動の展開が期待されるのでしょう。

3年前になりますが、「民が担う公共」について、私は(財)公益法人協会の会報(2005.11.10)巻頭言に下記のように書きました。

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             「北のいのちとともに――民間の公的こころざし」

 

財団法人 秋山記念生命科学振興財団 理事長  秋山孝二

 

7月の御殿場でのセミナーは、この間の「公益法人改革」の議論を臨場感に満ちて聴くことが出来た貴重なひと時であり、とりわけ「寄付金」を巡っての税制改革の方向性は、今回大きな一歩を踏み出した感があった。

9年前に当財団の初代理事長が逝去した直後、生前、役員に就任していた10数箇所の諸団体・大学等へお礼の意味合いもあり、私はささやかな寄付を行った。ある地元美術館からは「感謝状をお渡ししたいので、総会時に受け取りに来て頂きたい」とのご連絡だったが、私はどうしても都合が付かず欠席し、代理の者をやむなく出席させた。また郵送で幾つかの団体からも「感謝状」が相次いで送られて来た。そんな中、アメリカ・ハーバード大学の研究所からは所長名の手紙が届き、「生前の秋山喜代さんの当研究所に対するご尽力に感謝して、今回の寄付金を原資として『Kiyo Akiyama Award』を創設し、毎年大学院留学生を対象に日本への渡航費用の一部に当てるべく計画中であるが、賛否をお尋ねしたい」旨の内容であった。勿論、感謝状に価値が無いとは言わないが、正直に申し上げて受け取った複数の感謝状の扱いには大いに苦労した。一方「一民間人のこころざし」の価値に対する表現として記念の賞を創設し、名前を刻んで永く後世に残すアイディアに、寄付する者への配慮・奥深さ・裾野の広さを感じた次第である。

19年前に当財団は、医薬品卸売業(株)秋山愛生舘の創業100周年を前にして、当時の四代目社長が私財を投じて北海道地域・民間・助成財団として誕生した。当時巷では「売名的」、「税金逃れ」等、出捐者の「高く強い志」を理解するどころか、むしろ的外れ・誤解による批判的な評論が多く、設立に携わった私には不本意であり、公的補助金頼みの財団が殊の外多い北海道での「財団法人」のイメージを知らされた思いだった。

一連の公益法人改革で、寄付金を巡ってこれまでの積み重ねた議論の成果として大きく前進した法案に改訂されたとしても、日本の中で「民間の公共を思うこころざし」を正しく理解・評価する雰囲気が醸し出されない限り、本当の意味の「寄付文化」が根ざす事は難しいのではないか。

とは言え19年間私達は研究助成を続け、昨年からはNPO等への社会貢献活動助成も開始した。どの様な環境の中でも、21世紀の「生命科学」を心から慈しむ民間の志に最高の価値を見出して、「北のいのちとともに」愚直に自主・自立・持続可能な活動を続ける気持には何の迷いも無い。

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先日のシンポでは、今回の三法についてかなり批判的意見も出はしましたが、何せ110年目の改革ですから、今後はこの間の理念をしっかり軸に据え、継続した議論を続けて改革の連鎖を創り出していく事が重要だと思います。私の企業経営者としての経験から言えば、「改革」はそう鮮やかに、瞬時に、劇的には参りません。勿論ある限られた時間幅との戦いではありますが、何回かの微修正と改革の連鎖により、迅速に新しい時代を創っていくのだと確信しています。そう言う意味では、これまで公益法人活動に関わってきた方々、これから担っていく方々の心意気が試されているに違いありません。あとは、それぞれの財団が、これまでの活動にプライドと自信を持って、新しい「民が担う公共」を押し拡げていくこと以外ないと思うのです。

 

以前から私は、学生とか若い世代の方々には、「『出る杭(くい)』ではなく『出過ぎた杭』に成れ!」とハッパをかけています。そして新しい時代は、辺境から蛮族によって創られる、そう信じています。