祝 ダルビッシュ 200勝!

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 アメリカメジャーリーグのダルビッシュ有投手が、日米通算200勝を達成しました、嬉しいですね。

* これまでの関連記事ーー> 秋山孝二の部屋 (akiyama-foundation.org)

 日本ハムファイターズ時代、東京から札幌に向かう飛行機内で通路を挟んで隣に座った彼のCAへの丁寧な応対を今も鮮明に覚えています。当時細いイメージでしたが、近くで見るとがっしりした下半身と太い腕も焼き付いています。アメリカに向かう決断をした時の札幌での記者会見時の写真、凛々しい彼の姿、そして今も頑張っている彼に心からのエールを送りたいですね!!

祝 WBC 侍ジャパン!!

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comment: 1

 WBC2023年(https://www.wbc2023.jp/の大舞台で『侍ジャパン』は見事決勝でアメリカを破って優勝しました、心からおめでとうですね。

 何と言ったらいいのか、ただの野球の優勝というだけでなく、栗山監督はじめダルビッシュ有、大谷翔平、伊藤大海ほかコーチ陣にも北海道日本ハムファイターズ関係のスタッフも多く、様々なドラマが球場外でも身近にあふれて多くの感動を与えてくれました。通訳の一平さんのインスタからもその感動が伝わってきます。

* これまでのファイターズ関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%83%8F%E3%83%A0%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%83

 アメリカ・マイアミでの準決勝、決勝はリアルタイムでは最初からずっと観戦という訳にはいきませんでしたが、後半の部分他はスマホでも断片的に観ていて興奮しましたね。

 終了後の各メディアでのコメント、昨晩の凱旋帰国後のニュース、今朝のニュースで、一層今回の一連のチーム作りの経緯を知り、更に感動は増すばかりです、凄いですね、スポーツの力は!!!!栗山監督、ダルビッシュ、大谷の報道される一つ一つのコメントが実に奥が深く思想を感じるのは私だけはないと思います。従来の体育会系の根性物語とは別の、もっと精神の奥底に確固として持っている信条みたいな崇高なものを受け止めるのに十分なメッセージ性でした。栗山監督はまさに『教育者』ですね。

ダル、翔平 & 幸太郎

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 ダルビッシュ有(https://ameblo.jp/darvish-yu-blog/)、大谷翔平(http://www.milb.com/player/index.jsp?player_id=660271#/career/R/pitching/2018/ALL)、清宮幸太郎(http://npb.jp/bis/players/41545136.html)、若き野球選手は、私たちに勇気を与えてくれます。北海道日本ハムファイターズに籍を置いて、アメリカ・メジャーリーグ、日本のプロ野球に挑む若者たち、これからの活躍に目が離せません。
「ダルビッシュ」の画像検索結果

「大谷翔平」の画像検索結果

スイングはできているが…(C)共同通信社

 ここまでの躍動する姿、周囲のしたり顔の解説者・OBたちは、そんな彼らの大活躍を、無理、難しい、まだまだ分からないと、とにかくネガティブ。これが今の日本の「老害」の現実ですね。育つものも育たたない、まったく邪魔以外の何者でもありません。

 ダルビッシュ有がMLBに挑戦する前の札幌での記者会見(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=11581)、一抹の寂しさはあったけれど、アメリカでの活躍への期待感の方がはるかに上回っていました。同じく大谷翔平が行くときも、頑張って欲しいなと思い、開幕後の大活躍には私自身、胸を躍らせています、本当に凄いですね。清宮幸太郎も、一打席一打席が学びの場、ホームランは打つし予想を裏切らないここまでのパフォーマンスです。

 ケガに注意して、これからも引き続き頑張って欲しいと、心から願う昨今の私です、素晴らしい若者たち、アッパレ!!!!!

昨今の話題から

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 時々まとまった時間ができると、インターネットの検索から興味深いサイトに出会います。

* 今年7月から始まります。札幌の新しい企画「SIAF」 記者会見 http://www.ustream.tv/recorded/46031786

* ダルビッシュの投球へのコメント、私も同感。 http://www.nikkei.com/article/DGXZZO71302580W4A510C1000000/

* 「アーティスト」と「労働者」、面白い視点ですね。 http://news.livedoor.com/article/detail/8847051/

* 「吉田調書」 http://www.asahi.com/special/yoshida_report/1-3.html?iref=comtop_pickup_01

* 興味深い講演 前半 https://www.youtube.com/watch?v=Lq8Ea-YfLzo

* 後半 https://www.youtube.com/watch?v=EDhGMK8KE58&feature=youtu.be

* 大飯原発運転差止請求事件判決要旨全文 http://www.news-pj.net/diary/1001

まさにパイオニアでした!

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 2

 今でこそ多くの日本選手がプロ野球の大リーグに挑戦していますが、何といっても野茂英雄(http://www.nomo-radiant.jp/がそのパイオニアでした。二度のノーヒットノーラン達成、控え目な立ち振る舞いは、まさに「日本人の中の日本人選手」でした。

http://wapc.mlb.com/play/?content_id=29585681&query=Hideo%2BNomo

http://wapc.mlb.com/play/?content_id=20111691&query=Hideo%2BNomo

 つい先日、新聞記事を目にして、あらためて当時の興奮がよみがえってきましたね。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~スポニチアネックス 記事より

野茂氏 ダルにエール「偉大な選手になって」

スポニチアネックス 8月12日(月)8時26分配信

ドジャースなどで123勝を挙げ、08年に現役を引退した野茂英雄氏(44)が10日(日本時間11日)、レンジャーズのダルビッシュにエールを送った。

自身の首振り人形が先着5万人に配布されたドジャースタジアムでのレイズ戦で始球式を務め、「楽しみに見ていますし、僕よりも彼の方がレベルが高い。毎年いい結果を出して、偉大な選手になってもらいたい」と期待を寄せた。

野茂氏は95年に近鉄からド軍へ移籍。日本選手の先駆者として、メジャー挑戦の扉を開いた。95年には新人王と236奪三振でタイトルを獲得。ダルビッシュは現在192奪三振で、自身の日本人最多記録を超える270三振ペースだが「野球は実力社会なので、仕方ないというより楽しみに見ている」と応援した。

始球式では98年以来の背番号16のユニホーム姿で登場し、旋風を巻き起こした「トルネード投法」も披露。高めの速球を投げ込むと、5万2619人から大歓声が上がった。04年9月12日のカージナルス戦以来、3254日ぶりの古巣マウンドに「もう一度選手としてやりたい感じ」と笑顔だった。

~~~~~~~~~~引用 おわり

~~~~~~~~~~ 日刊スポーツ 記事より

野茂氏トルネードで始球式「緊張」

日刊スポーツ 8月11日(日)6時29分配信

野茂氏トルネードで始球式「緊張」

ドジャース対レイズ戦を前にトルネード投法で始球式をする野茂氏(撮影・菅敏)

1995年からドジャースに在籍した野茂英雄氏(44)が10日(日本時間11日)、かつて数々の好投を披露したドジャースタジアムで始球式を行った。この日は先着5万人に同氏の首振り人形が配布された。

【関連記事】「個性的フォーム」野茂2位、岡島4位

野茂氏がドジャースタジアムを訪れるのは5年ぶりのこと。功績を称える映像がスクリーンに映し出された後、大歓声を浴びながら登場。背番号「16」のユニホームを着てマウンドの手前に立つと、一世を風靡(ふうび)したトルネード投法で、捕手役を務めた元チームメイトのエリック・キャロスが持つミットに速球を投げ込んだ。ボールはやや高めに浮き、ストライクとはいかなかったが、球場に集まったファンからスタンディングオベーションを受けた。

野茂氏は「今日は少し緊張しています。(どうしてかは)分からないです(笑い)。今振り返ってみても、球団のオマリーさん(当時オーナー)、ラソーダさん(当時監督)、球団のスタッフの助けがないと、多分僕は成績残せなかった気がします。こういう日を作ってもらえたのも、スタッフの人たちが、自分がやりやすいように、自分がパフォーマンスしやすいように、環境を作ってくれたおかげなので本当に感謝しています」と感慨深そうに話した。

~~~~~~~~~~~~~~~~~ 引用 おわり

 ダルビッシュがアメリカでデビューした時も、私は野茂英雄の姿を思い出しました。

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=12548

 私は、これからも「真のパイオニア・野茂英雄」を忘れはしません!

ファイターズ、大谷翔平くん

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 2

 北海道日本ハムファイターズの大谷翔平くんは、「二刀流に挑む」で今、話題沸騰していますが、行けるところまで頑張って欲しいですね。プロ野球界のOB・解説者は概ね、「早くどちらかに専念しろ」的意見が多いようですが、私はどうも違和感があります。専念しても大した実績を残さなかった連中が、「中途半端になる」とか、「チームのほかのメンバーに迷惑を掛ける」とか、ピントハズレのコメントばかり、まるで成功しては困るかのような印象です、果敢にチャレンジする若者を嫉妬するような、情けない先輩たちと感じるのは私だけではないでしょう。小さな器にはたくさんの料理は盛り付けられません、チャレンジって所詮こんなものですよ、多くの人々の不安の中を果敢にやり通す、周りも不安なら不安と言えばいいのに、意味ありげに批判するからみっともないなと思います。

 私はシーズン前のキャンプ時から、球団がこの大谷の二刀流実現に向けて本気で一丸となっている姿勢にも拍手を送りたいですね、そして、それを成績が悪い中実践し続ける栗山監督、受け入れて協力している選手諸君も応援したいです。思い出します、日本ハムファイターズが北海道に来て、新庄剛志が入団し、当初は大丈夫かと思いましたが、新しい企画、派手なパフォーマンスで遠慮がちな北海道民の心をグッと引き寄せました、まさにプロフェッショナル、功労者ですね(http://www.youtube.com/watch?v=fksfP4QiUH0)。ヒルマン監督も、白井コーチも、みんなみんな素晴らしい人物でした、ファイターズが今日あるのは、皆さんのお陰です、若手選手がよく育っていますし、ダルビッシュもメジャーリーグで大変な存在感です。

 新人大谷へのレベルの低いコメントに辟易していると、全く対照的な事例として、私は、先月盛岡で、ジョン・V・ルース駐日米国大使(http://japanese.japan.usembassy.gov/index.html)が、経済同友会全国フォーラムの基調講演で「日本経済の未来を支える3つの鍵」と題して熱く語られ、日本の若者への期待感がにじみ出ていたのを思い出します(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=16803)。

  彼は、2011.3.11以降、「TOMODACHI イニシアティブ:http://usjapantomodachi.org/ja/」で、全国各地の高校生・大学生との熱心な対話、及び米国への短期留学した若者たちとの多くの交流で、日本の若い世代への無限の可能性を強く感じたようです。3つの日本の経営者へのメッセージでした。

(1)企業家精神を呼び覚ませ

(2)女性に投資し、より多くの機会を与える

(3)日本の若者の物の見方を変え、国際的視野で考えられるようにする

 これは女性、若者へのメッセージではありません、会場に集まった1000人の、これまで日本を支えてきた経営者たちへの鋭い問題提起と受け止めるべきです。私には、「あなた方が彼らの邪魔になっている!!」と聞こえてきましたが、当日夜の交流会、翌日の各分科会議長総括での雰囲気からは、ほとんどの方々が相変わらずのおめでたい姿、これでは日本の閉塞感に風穴は期待できません。「目を覚ませ!」、或は「もう退けよ!」ですかね。

 先日、現役バリバリの若手経営者たちの勉強会、愛生舘サロン:http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=16586」例会で、私がちょっとそんな話をしたところ、ある元気のいい経営者が言いました、「秋山さん、昔は地域にはおっかないオヤジがいて、突っ尖がった若者がいたら本当に潰されたりしたけれど、今はそんな器の年寄さえ居なくなりましたよ」と。なるほど、「かさぶた」ほどの存在でもないか、面白いですね。

 もう賞味期限の過ぎた、立ちはだかる壁にもならない経営者たちを、何の遠慮もなくドカドカと踏み越えて先に進む若い世代、今、こんな構図を夢見ています!

2012年の大みそかに思う

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comment: 1

 2012年もいよいよ大みそか、皆さまにとって今年はどんな年でしたか?

 私は前半はいいペースで動いていましたが、夏過ぎからは少しずつの無理なスケジュールが影響し次第に過密になってきて、思索の時間が不足となり、年末はもうヘトヘト感で大いに反省しています。パネラーとか司会とか、ステージに立つ機会も多かったですね。気持はまだまだ旺盛なのですが、仕事の整理がつかない状態、机の上はかつてない程に資料の山、散らかってしまいました。ただ、私の能力減退というよりも、関わってきた一つ一つのテーマ・活動が「つながり」はじめて、これまでのカテゴリー分けでは収拾がつかなくなってきたような、そんな意味では「嬉しい悲鳴」とふり返っています。

 私にとって印象的な出来事は、北海道日本ハムファイターズの活躍です。この「部屋」でもこれまでたくさんコメントをしました(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%83%8F%E3%83%A0%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%82%BA)。今年は特に栗山監督の初年度の挑戦でしたが、実に立派だったし、ことに臨む姿勢から多くの事柄を学びました。ダルビッシュの札幌ドームでの記者会見に始まり、メジャーでの活躍も含めて、私の元気の素でした、ありがとうございました。

 活動としては、「エネルギーチェンジ100プロジェクト」ですね、これについてもここで何回も書きました(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%82%A8%E3%83%8D%E3%83%AB%E3%82%AE%E3%83%BC%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%82%B8100)。来年は是非、北海道での「再生可能エネルギー円卓会議」を構築したいと思っています。

 もう一つの来年に向けての挑戦は、人材育成の原点、「新渡戸稲造・遠友夜学校」を札幌の教育の柱にしていく活動です。新渡戸稲造についてもここで何回も書きました(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%96%B0%E6%B8%A1%E6%88%B8%E7%A8%B2%E9%80%A0)。今年は「生誕150年」でしたが、私自身は動きが取れませんでしたので、来年の「没後80年」には札幌のまちづくりとコラボレーションし、幅広い方々の参画を得て、「事業」を構築していくのが夢であり、正夢としたいですね。

 

 今年は「大正100年+1」でした。別の言い方をすると「明治天皇没後100年(http://www.asahi.com/national/update/1203/TKY201212030227.html)」、「昭和87年」で、そして「明治144年」とも。あと13年で「昭和100年」、2025年です。そんな時間軸で今を捉えて見ると、新しい歴史の気づきも生まれてきます。

 こんなテレビも気になりました、NHK教育テレビ(http://www.nhk.or.jp/nihonjin/schedule/index.html)。歴史を多面的にしっかり振りかえる、いつの時も忘れない姿勢でありたいですね。

 秋山財団も26周年を終えて、来年はさらに飛躍して参ります。これまでの資産を「つなぐ」をキーワードに、研究助成での「アウトリーチ活動」、活動助成での「ネットワーク形成」を主要テーマに、これからもイノベーションを継続して参ります。今年一年、多くの皆さまにご支援・ご指導頂き、心から感謝申し上げます、皆さま、どうかよいお年をお迎え下さい!

立派でした、日本ハム・ファイターズ!

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 3

 今年の日本ハムファイターズ、ダルビッシュの抜けた穴を埋めて、皆さんよく頑張りました!栗山監督もお疲れさまでした、シーズンスタートのテレビ朝日・古館さんの夜の番組で、キャンプの自室に「孫子の兵法」を持ち込んで勉強されているお姿を見て、これはただものにあらずと陰ながら期待をしていました。

 

 読売ジャイアンツとの日本シリーズ、後味の悪さはかつて無い程です。マスメディアは、いつものメディアスクラムでその後殆ど記事にしていませんが、ブログはその点いいですね、率直な声を掲載できますから。

 まずは第二戦のG・澤村投手のいきなり1回に2つのデッドボール、これで中田翔はこの試合途中で交代、以後も手負いでした。今日の報道によると実は骨折で、全治3週間とか、澤村は目的達成ですかっ!次は先日の第5戦、危険球退場(http://matome.naver.jp/odai/2135177002253960001)ですが、ひどい場面でしたね、「読売ジャイアンツ」というチームの今の姿を浮き彫りにしたシーンです。捕手加藤健のあの演技にもならない転び方と痛がり方、バントをし損ねた自分のバットが頭に当たっただけの場面です。サッカーなら、加藤こそが「シミュレーション」行為でレッドカード、一発退場でしょう。ベンチから飛び出してきた原監督他数名、とても「紳士集団」などと言えるものではありません。それらに屈している審判団の軟弱さ、スポーツマンシップの欠如、悪意に満ちた・・・・、子どもたちには見せられない場面でありチームですよ。

 以前から、長野、澤村のプレー態度、脇谷・加藤健をかばうG選手たち、そのかもし出す雰囲気、漂う空気が、いかにもスポーツマンシップからは遠く、「勝負はオレ達には何とでもなる」みたいな傲慢さを感じるのです、マスメディアも含めた体制の中で。

 誤審に関してのインターネット上のつぶやきは面白いですね、今年の「G」を皮肉るシャープなセンスに、思わず「天晴れ!」です : 

「ジャンパイヤめ!」

「これが巨人野球さ」

「疑惑は監督だけで十分、紳士の集団さま!」

「確かに、当たっていないというのは、『当たってる!』」

「審判、お前も一億円もらったのか!」

「疑惑なのは柳田浩一主審の審判であって多田野の球ではないはず、正しく報道しろ!」

 実は、私は当日は会合があり、その場面を見ていなかったのです。帰りのタクシーの運転手が、えらく怒っているので、「どうしたの?」と聞いたらこの話でした。「今のGは、長島・王のいた時代とは似て非なるチーム」と、降りる時には私の思いと一致し、「お疲れさま」で別れました。昨年のGの脇谷の落球をアウトとした判定(http://www.youtube.com/watch?v=-8eQHy7Y9AA)、明らかな間違いを隠すGチームメイト、「金」で選手をかき集める球団体質、マイケル、小笠原等、Gユニフォームの彼らを見るたびに、心が痛みました。

 反面、日ハムのうなるプレーは、その中で幾つもありました。私が印象的だったのは、一つは、チャンスに「代打二岡」が告げられ、敬遠のフォアボールで歩かされた時です。彼は一度もバットを振ることなく、まさに彼の存在がバッターボックスにあるだけで一塁を獲得したのです。第5戦の飯山のサヨナラヒットも凄かったし、第6戦の最終回、鶴岡が代打で登場して見事ヒットを打ったシーンも執念を感じ、選手会長として最後まで諦めずに真摯に勝負に挑みチャンスを作ろうとするそのプロフェッショナルの姿に感動しました。

 一方メジャーリーグにチャレンジしたダルビッシュの今年は、本当に闘いの連続だったようですね。4日夜のNHK総合テレビで、彼は率直に語っていました、「野球」と「ベースボール」はまるで別物、と。ボール、ピッチャーズマウンド、ゲームメイクほか、素人がただ観戦しているのでは分からない、大変な苦労があったことを知り、私は彼のブログ(http://ameblo.jp/darvish-yu-blog/)を追いかけて知っていたつもりでしたが、違いと格闘していたダルビッシュに、あらためて応援の拍手です。

 2009年の日本ハムファイターズのパレード(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=2709)以来の札幌でのパレードが、11月24日に札幌駅前通りで盛大に行われます。また2時間半以上前に行って、街頭スクリーンを見ながら多くの人と喜びを分かち合いたいですね、特に栗山監督には「ありがとう!」と。今でも、私の机の上には、過去の紙吹雪の色紙が置いてあります。

 今年の日本ハム・ファイターズのパ・リーグ優勝、 そして、ダルビッシュの苦闘を乗り越えての16勝の活躍と、私は勇気を貰いました。コーチも大幅に代わりそうだし、選手も入れ替えがあるようです、来シーズンこそ栗山監督の本当の意味での真価が問われるのでしょう、ダルビッシュも含めて、来年のさらなる活躍を期待します!

ロンドン五輪、雑感

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 4

 2012年のロンドン五輪(http://www.joc.or.jp/games/olympic/london/)は、204カ国、1万1千人のアスリートの参加で幕を閉じました。日本の獲得メダル数は、13種目で38個とこれまでで最高でした。

 当初は、テレビのライブ放送の時間帯から、私は朝になってニュースか何かで見るので十分かと思っていましたが、実際始まってみると、なかなかそうもいかず、結局は中抜けはあっても深夜・早朝の実況中継・速報にくぎ付けになっているから不思議です。勝敗そのものはもちろんですが、アスリートを巡る数多くのドラマを知って、今回はメディア取材の価値を再認識し、幾重にも感動が拡がりました。競技・試合そのもの以上に、それを応援している人々、そこまでを支えてきた人々、そして、アスリートのこれまでの道のり等の周辺報道が、大変興味深かったですね、メダルの色が金だの銀だのは私にとってはどうでもよかったです。

 競泳男女のチームワーク、バドミントン女子ダブルス、フェンシング男子団体、サッカー・なでしこジャパン等、「チーム」力を感じましたね。その中で、私には女子バレーボールの中国戦、3位決定戦の韓国戦、そして銅メダル獲得は、特に印象深いものでした。采配をふるった真鍋政義監督、彼は昨年12月31日にお亡くなりになった松平康隆(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=11401http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=12137)さんの薫陶を受けて、選手の育成、試合での選手起用、実に地道にチームを強くしていったと思います。メディアでは、「データ・バレー」と簡単に言いますが、データを使いこなす監督・スタッフと、指示どおりに動く選手たちの日ごろの努力に頭が下がります。

 データと言えば、私は1970年代の全日本女子バレー監督・山田重雄さんを思い出します、監督の部屋の壁いっぱいに張られていたサーブ・アタックのコースのデータ等を(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=27)。

 記者会見での真鍋監督の発言より:~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

――分析面で「ヨッシャー」と思った試合は?

眞鍋監督  スタッフ陣がいろいろ分析をし、どれがベストかは分かりませんが、一番悩んだのは昨日の試合です。スタートを江畑、迫田のどちらでいこうか、スタッフでも議論になりました。でも最終的に、あらゆるデータを調べてみると迫田はスタートでいくとあまりよくないんですね。江畑がスタートでもよかったのですが、韓国戦は迫田が非常にいい成績をあげています。最終的に昨日は迫田を先発で使い、それが一番『ヨッシャー』と思いました。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~引用おわり

 これが監督の仕事と言うのでしょうね、2010年の世界選手権(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=6488)でもその手腕は光りましたが、今回も素晴らしい采配です。1964年の東京五輪で優勝してから連続のメダル獲得、そして暫く冬の時代が続き、今回は28年ぶりの五輪でのメダル獲得でした、おめでとうございます!

 メディアは、柔道、体操、バレーボール等を「日本のお家芸」と表現されていますが、そういった認識がすでに過去のものとしなければならないのではないでしょうか。柔道の山下泰裕さん、バレーボールの松平康隆さんらが、国際組織の役員に就任し、それぞれの国際化にご尽力されて、世界各国が日本のスタイルを研究し、結果的に世界で担う人口が大幅に増えたのは間違いありません。日本が弱くなったのではなく、現在の幅広い普及状況を見誤って、未だに「お家芸」などと悦に入っている、こだわりの意識が、日本自体の進化を阻害したのではありませんか。そんな意味では、サッカー女子・なでしこジャパンのこの五輪での健闘は、昨年のワールドカップ優勝(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=9370)を経て、各国チームの研究に打ち勝っての銀メダルですから、「銀」以上の価値がありました。

 柔道は未だにその呪縛から抜け出せていない、コーチも選手も「ゲームメーク」のシナリオを持ち合わせていませんね、ただひたすら練習の延長でがむしゃらに突き進む、或いは練習と本番との勝手の違いで委縮している、負けた試合後のインタビューを聴いていると、意識の遅れにこちらが驚く程でした。監督・コーチはどれ程の対戦相手のデータを持ち合わせていたのでしょうか。もっともっと若いうちに世界の強豪との中で切磋琢磨して、「試合に勝つ」ストーリーメイクを学ぶ必要があると私は思います、別の言い方をすると、自分が今戦っている「試合のマネジメント」をする能力です。日本柔道の「カタチ」は目の前の試合に勝ってから言ってくれ、そんな気が私は今回の試合通じて感じました、育て方・指導者の問題であり、今のままでは選手が可哀そうです。

 1964年の東京五輪(http://www.joc.or.jp/past_games/tokyo1964/)の時、私は中学校2年生でした。10月10日の開会式で、真っ赤なブレザーに身を包んだ日本選手団の入場行進に興奮しました。終了直後の国語の授業の感想文で、私は「選手は自国のメディアに潰された」みたいな内容を書いたのを覚えています、多くの選手が実力を発揮出来ずに敗退していった結果、或いは戦前に大々的に期待感を匂わし、負けた時に「予想外」、「まさかの敗戦」と選手をバッシングするメディアを見て身勝手を感じてですね。

 その時代に比べると、今の選手たちは「プレッシャーを味方につける」術を身につけている気がします、試合後のインタビューも実に落ち着いて言葉で表現しているし、「楽しんだ」、「応援してくれた皆さんに感謝したい」みたいな表現が随所に出ていて、プレッシャーをモチベーションアップにつなげ、何か違う時代を生きてきた世代の意識変化を感じます、嬉しいですね。

 違いと言えば、今回の五輪を「ソーシャルオンリンピック 1億5千万ツイート」と表現した記事を読みました。選手と応援する世界の人々が、「ツイッター」や「フェイスブック」でコミュニケーションする世界を形成していました。試合前の心境、試合後の喜び等、リアルタイムのメッセージに、けた外れの多くの人達から反応があったようです。

 五輪ではないのですが、私はアメリカ大リーグに行った「ダルビッシュ・有」選手のオフィシャル・ブログ(http://ameblo.jp/darvish-yu-blog/)を、フェイスブック(FB)でも読んでいます。この所の悩み、記者会見のやり取り、つい先日の勝利後のコメント、本当に手に取るように彼の今の心境を読みとることが出来て、まるで自分も大リーグにいるような臨場感です。マスメディアの記事は、彼のブログとの対比材料になっているので、まさに1960年代とは隔世の感ですね。

 

 何はともあれ、スポーツの熱い夏は、甲子園球場の高校野球を残すだけでしょうか。たくさんの感動をくれた選手のみなさん、メディアのみなさん、ありがとうございました!!

Kevin を偲んで (3:最終)

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 0

 久しぶりのボストンは、湾岸部分の再開発工事が終了し、以前の高速道路が地下に建設されて、地上部分は緑化で大きな公園になり、景観も素晴らしくなっていました、詳細は州政府のこちら(http://www.massvacation.jp/)で。私も感じるままにいくつか。

 

 * 「伝統とモダンの共存」: 昨年訪問したベルリン(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=10458)でも同様でしたが、歴史をしっかり価値づけている街であればある程、哲学が明確、現代との絶妙な調和を実現しています。アメリカ合衆国発祥の地「ニューイングランド」の歴史とプライドを、「見える化」している見識を街中から感じます。

コプレイ・スクウェアで

コプレイ・スクウェアで 

  コプレイ・スクウェアの左・トリニティチャーチ(http://www.trinitychurchboston.org/building-slideshow.html)、今年創業100年を迎えた右・コプレイプラザホテル(http://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/105956/105956.html)、真ん中・ジョンハンコックタワー(http://www.ima-earth.com/contents/entry.php?id=20102673135)です。スクウェア―では、週末にはマルシェで賑わっていました。

 シンフォニーホールは、冬のボストン交響楽団、夏はボストンポップスオーケストラの本拠地です。7月4日の独立記念日では、ボストン・ハッチシェルでの演奏に合わせてのチャールズ川の花火は最高です(http://www.celebrateboston.com/july-4th.htm)。

ボストン・シンフォニーホール

ボストン・シンフォニーホール

街の街路灯のバナー

街の街路灯のバナー

 

 * 「語り継がれる物語と語る人たち」: フェンウェイ・パーク(http://www.cheaptravelz.com/venue/mlb/fenway_park.html)は、アメリカで最古の野球場にもかかわらず、「パーク」と呼ばれているだけあって地元の人には身近な場として愛されており、多くの歴史と伝統にこだわって、ストーリーの多さにも驚きます。

フェンウェイ・パーク外

フェンウェイ・パーク外

  ボストン・レッドソックス(http://boston.redsox.mlb.com/index.jsp?c_id=bos&sv=1)と言えば、「伝説の背番号42」、テッド・ウィリアムズ(http://circlechange.com/players/ted-williams)です。フェンウェイ・パークの多くの場所に、彼の「伝説」が語り継がれています。

語り継がれる赤い外野席シート

語り継がれる伝説の「赤い外野席シート」

  Mariaさんのお話によると、KevinとMariaとの最初のデートが、この赤い席だったとか。Kevinは、熱狂的なレッドソックスファンで、亡くなる1カ月前にも、友人にネット裏の放送席に招待されて観戦しました、長男のAidenは、7月2日から、ここで開かれる「レッドソックスのジュニアキャンププログラム」に参加するそうです。因みに先日ここで、「ダルビッシュ・有って知ってる?」、と地元の方々に聞いてみましたが誰も知りませんでした、ここはボストン、日本から来ているのは「ダイスケだろっ?」と。

 

* 「地域に暮らす人々の中に生き続ける」:ボストンのビールと言えば、「サミュエル・アダムズ:http://www.samueladams.com/age-gate.aspx?ReturnUrl=%2findex.aspx」、レストランでもバーでも、まずはこれを一杯飲まなければ落ち着きません。

伝統のビール、「サァム」です

伝統のビール、「サァム」です

  Kevinとはよく飲みに行きました、ゴルフ場でもバーでも、いつも最初は「サミュエル・アダムス」で乾杯でした。

 

 Kevinとの思い出は語り尽くせませんが、今回の訪問、私個人のノスタルジアなどではありません。昨年亡くなった後のMaria、3人の子どもさんたちの様子を今回聞いて、あらためてKevinの札幌で残した功績を「見える化」すること、そしてそれが少しでも残されたご家族の生きる自信になるのなら、これ以上の喜びはありません。

長女のIsla、バレーボール選手

長女Isla、バレーボール

長男Aiden、野球と空手の選手

長男Aiden、野球と空手

2女、Carlin、乗馬とサッカー

2女Carlin、乗馬とサッカー

 Kevinの志は、妻のMariaさん、Isla、Aiden、Carlinの子どもさん達がしっかり受け継いでいくでしょう。別れ際に、私たちは決してKevinのことは忘れないし、感謝の気持も変わらないと言いました。数年以内には、必ずご家族で札幌に来るとおっしゃっていました、どうか幸多かれ、と心からお祈り致します!

ダルビッシュ & ナポリ

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comment: 1

 今年のプロ野球は、日本ハム・ファイターズ(http://www.fighters.co.jp/)ばかりではなく、テキサス・レンジャーズ(http://texas.rangers.mlb.com/index.jsp?c_id=tex)の試合も注目で、忙しいですね。

 先日のダルビッシュの初登板は、苦難のスタートでしたが、次第に修正して何とか初白星に結びつけました(http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2012/04/11/kiji/K20120411003023670.html)。コンビを組んだレンジャーズ正捕手のマイク・ナポリは、試合後の会見に「Yu Darvish is My Homeboy!」と書かれたTシャツを着て現れたのをテレビでみました。

  「ダルビッシュは仲間だ」と各紙は報道していますが、英語をよく理解している方の解説では、「仲間」以上の「ダチ!」的、大いなる親しみを込めた表現のようです、嬉しいですね。ダルビッシュが会見で、「散々ワンバウンドを投げたので、ナポリの体が心配」と気遣ったことに対して、その後に登場したナポリは、「大丈夫だよ。ちょっと張っているけど」と話して笑いを誘ったとの報も。投手は非常に繊細な仕事であり、マウンドの高さ・堅さ、ボールの滑り、そして捕手とのコミュニケーション等、ダルビッシュの本来の姿までは、少し時間がかかるのでしょうが、まずは白星スタートで何よりでした。そして球を受ける捕手・ナポリの人柄にホッとしました。メディアは本人の勝ち負け中心の報道ですが、私はチームの中のダルビッシュに興味があります、チームメイトが彼をどう受け入れているのか、地元のファンはどうなのか、球場の観客は熱いのか冷たいのか、といった感じです。

 日本時間15日には、2回目の登板でした(http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120415/t10014455981000.html)。本人は、「だいぶ慣れてきたと思う」と冷静で、投球を受けたキャッチャーのナポリは、「きょうのダルビッシュは、ツーシーム、カットボール、それにカーブがよかった。ダルビッシュは球種が多いので、ブルペンでの投球練習を見て、その日の調子のいい球種を見極めている。今回は前回の登板よりもよかったし、大リーグのボールにもだいぶ慣れてきたと思う。これからさらに対応できるようになると思う」とコメントをしています。

 一方日本の新聞は辛口、というよりただの「叩き」ですね、朝日新聞のW記者は現地からの報としてひどいコメントです。「もがく、あがく」、「うつろな表情」、「実質的なKO」等、これが日本メディアのスタンスと言うのでしょうか、気に入りませんね。テレビでは、ワイルドピッチ後のホームベースでタッチアウトを取ったダルビッシュのファインプレーの瞬間を報道していました、気迫のこもった素晴らしいフィールディングでした。

 昨年まで北海道日本ハムファイターズに所属したダルビッシュ・有、何か自分の息子を見ているような気持ですから不思議です。私は、日本人として大リーグで活躍したパイオニア、野茂英雄(http://www.nomo-radiant.jp/)の時以来の気持の入り様です。彼は、大リーグで2度ノーヒットノーランを達成し、日米通算で201勝を挙げ、当時アメリカで仕事をしていたたくさんの日本人に勇気を与えてくれました。恐らくダルビッシュはそれ以上の成績を残すでしょう、今年は日本ハムの試合とともに目が離せない一年になりそうです。

 今年1月の札幌ドームでの記者会見(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=11581)でも感じましたが、若者が真摯に挑戦しようとする姿は実に美しいし、心から応援したいですね、ガンバレ、ダルビッシュ!!

ダルビッシュ、君ならできる!

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 2

 何とも爽やかな、誇り高き若者、ダルビッシュ・有(http://ameblo.jp/darvish-yu-blog/)!

 そして、ここまで彼をきっちり育てた北海道日本ハムファイターズ(http://www.fighters.co.jp/)の経営陣・選手たちに、心から敬意と感謝です。24日、札幌ドームで記者会見がありました(http://www.fighters.co.jp/news/detail/2501.html)、1万人を越えるファンの前で、途中、記者のつたない質問にも優しい眼差しで応える姿勢で、実に堂々と、気負いも無く自然で、立派でした!

堂々たる若武者、ダルビッシュ・有

堂々たる若武者、ダルビッシュ・有

 これまで彼については何回も書きました。

* WBCでの活躍(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=760)、この後決勝では締めくくりで再度投げて、優勝のマウンドに立っていました。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=1813

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=2528

 

 彼のブログでは、こう語っています。~~~~~~~

 昨日会見で話したメジャーに行く理由ですが、日本のプロ野球が物足りなくなったのではなく、戦えなくなったのだと言うことです。モチベーションを保つために一試合の中で自分なりに制限をかけたりもしてましたが、やっぱり全部の力を出したいと思うのがアスリート!自分の仕事や勝負を全うしたいと思ったのでメジャーに行く事にしました。
 メジャーではどうなるかはわかりません。ただ自分の出来る事をこなしていればいい結果になると思います。これからも野球をはじめ、トレーニング、栄養の事をちゃんと勉強して、さらに上へ行きたいと思います。

 個人的に鶴さんへ:7年間首を振り続け、後輩らしからぬ態度を取ってすみません。しかしちゃんと感謝していますよ!鶴さんがいなかったら自分はいなかったと思っています。鶴さんが選手会長は不安ですが、いい方向に行くことを願ってます。

 ファンの皆様へ:7年間ありがとうございました!常に応援してもらい幸せでした。これからもファイターズをよろしくお願いします!あとレンジャーズも!(笑) それと一つだけ。あなた達が選手を愛すようにファイターズの選手もあなた達を愛しています。あなた達が想像する何十倍もです。どんなことがあっても支えてあげてください。打てなくても、抑えられなくても、いつもの温かい言葉と拍手を送ってあげてください。またオフに北海道に行きます。最高の思い出をありがとうございました!!
ダルビッシュ 有 ~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 「求道者」と言うのでしょうか、道を究めようと理想に向けて突き進む姿は美しく、感動します。記者会見でスタンドを埋めた、或いはテレビの前の多くのファンは満足したと思いますね。とにかく、彼の言葉には力があったし、「本当に勝負したい」、まさにプロフェッショナルの真髄でした。

 ダルビッシュ・有、君なら間違いなくメジャーリーグでも勝ち続ける、これまでのたくさんの感動をありがとう、是非、頑張ってね、応援し続けます!

ダルビッシュと円楽に思う

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comment: 1

 昨晩の日本シリーズ、ダルビッシュhttp://ameblo.jp/darvish-yu-blog/の熱投にエースとしての「覚悟」を感じました。また今朝のニュースで、三遊亭円楽師匠がご逝去されたことを知りました。

 ダルビッシュの先発には、エースとしての自覚を持った彼の信念を強く感じました。試合終了後のヒーローインタビューで、「この場を与えてくれたファンの皆さん、チームメイトに感謝します」と。そして「ファン・家族・パリーグの他の5球団の皆様の為にも今日は頑張りました」と冷静に語り、23歳の男とは思えない熟成した素晴らしいコメントでした。今年6月に東京から札幌へ帰る飛行機で彼と一緒でした。1時間少々の機内で、彼の客室乗務員への態度も終始実に礼儀正しく、あの雰囲気に魅せられるファンも多いのでしょう、人気の高さも理解できます。

 テレビで清原と新庄の解説を聴いていましたが、なかなか面白かったですよ。エースとして育ててきたこれまでのコーチ他のご努力にも頭が下がります。仮に昨晩の試合で打たれていたとしても、ファイターズを応援する全ての方々が納得したと思います。彼が故障をおして登板して打たれたのであれば、しょうがないと思える存在感を持っていることが重要です。彼のその責任感と使命感に全てを許す気持になります。

 一方円楽師匠は、高座を終えた後一人そのまま舞台に残り、「引退」を決断した様です。自分で自分の引退を決断する、それは大変簡単なようで実に難しいことだと思います。落語協会を脱退してから、ご自分の資金で寄席を創設して後輩を育てたその心意気に感動します。

 ダルビッシュと円楽師匠から、プロのプロたる真髄を教えられた気がします。

メッセージとしての言葉の力

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comments: 2

 この数か月、あらためて「言葉の力」によるメッセージ性、或いは説得力を感じる場面が多々ありました。

*オバマ大統領が就任する過程での節目節目の演説、今年4月のプラハ演説です。ただこれらは英語であり、その場に居たわけでもありませんので(6月にその広場には行きましたが)、感動は何分の一なのだと思います。

 http://www.whitehouse.gov/the_press_office/Remarks-By-President-Barack-Obama-In-Prague-As-Delivered/、日本語訳http://tokyo.usembassy.gov/j/p/tpj-20090405-77.html

http://jinandtonic.air-nifty.com/blog/2009/04/post-c97d.html

 *6月6日の品川正治さん講演会で、「『戦争を起こすのも人間、しかしそれを許さないで止めることができるのも人間ではないか。天災ではない。なぜそれに気がつかなかったのか』、それが私が戦争で得た基本的な姿勢です」と静かに語られました。この時のお話は2時間のDVDに収録しています。こちらまで green9zyonokai@gmail.comご連絡頂ければ送料込み1300円でお送り致します。

*秋葉広島市長は昨日の記者会見で、「核廃絶を願う世界の多数派を、『オバマジョリティー』と呼ぶよう提案したい。次世代への最低限の責任を果たすため、2020年までの核廃絶を実現するよう市民の力の結集を求める」と6日の演説概要を述べました。田上長崎市長も今年はプラハ演説を盛り込むようですね。今週のお二人の演説に注目です。

一方、スポーツの世界でも試合直後のヒーロー・ヒロインインタビューで、このところの若い選手たちは素晴らしいメッセージを私たちに送ってくれています。

*プロゴルフの男子・石川遼は、先日の小樽カントリー倶楽部で優勝した直後、一緒にプレーしたブレンダン・ジョーンズ(豪)選手http://www.golfdigest.co.jp/news/pro_profile/jgt/b_jones.aspを讃えるコメントを実に自然に表現していました。また、全英女子オープンで3位タイになった宮里藍も、一時トップタイになって惜しかったのですが、とても前向きなコメントにむしろそれを聞いた私たちが元気を貰いました。あの若さで素晴らしい日本語を使って自然に表現する能力、どこでそれは培われたのだろうと時々考えます。恐らく家庭環境が最も大きいのでしょうが、昔に比べて「話す力」「言葉での表現力」は格段に若い世代は進化しているような気がします。日本ハムのダルビッシュもいいですね。もし家庭以外で球団が彼にアドバイスをしていたとすれば、経営者の見識に感服いたします。プロ選手の子供たちへの影響等、まさに「社会的責任」の基本だと思うからです。

*プロボクシングの亀田兄弟は逆のモデルでしょうか。基本的な日本語が出来ていませんよ。年齢と立場を勘案してもひどい言葉使いですし、それ以上にそのままメディアの前に露出させるジム経営者、メディア関係者の見識を疑いました。それどころかメディアの、そんな非常識さを面白がるグロテスクな姿に憤りを感じます。言葉だけでなく対戦相手への侮蔑的雰囲気は、責任ある立場にいる者は当り前のこととしてきっちり叱責するべきだと思いますね。勝敗云々よりも、出来るだけ近いうちに兄弟たちの「気づき」を期待したいものです。マナーを越えた人格の問題だと。

*私が上場企業の代表取締役だった時に、人材開発部長に言ったことがありました。「取締役研修の教材として『放送禁止用語集』を使えないものか」と。当時、企業の不祥事等での記者会見で不適切な言葉・表現が頻発していました。予め用意しておいた原稿を読んでいるうちはごまかしが効くかもしれませんが、質疑応答の場面ではもろにその人柄が露出します。無意識の差別用語(片手落ち、バカでもチョンでも等)、不適切表現(女性蔑視等)は、命取りとなっていました。会社を代表する立場に在る者にとって、本来は持って生まれた能力と言い放ちたいのですが、これが個人の属性を越えて会社の品格・責任まで及ぶのであれば、不断の学びの中から吸収出来るようにプログラムを用意しなければならないでしょう。

外国語に対する認識でも、言葉が分からなくてもコミュニケーションは何とかなるものと言葉を軽視するのと、やはり言葉は極めて大切であると考えるのとでは大きく違ってきますね。先日、国際ソムリエコンクールで優秀な成績をおさめた日本人ソムリエが、「フランス語をもっと理解し駆使できれば、優勝できたと思う」と小規模の勉強会で謙虚に述懐していました。先日のゴルフの全英女子オープンでも、数人の日本人選手がキャディとの関係が明らかに上手くいっていない様子でプレーをしていました。案の定スコアは悪かったです。

昔、私が学生時代に通っていた東京の夜間の英会話学校である先生が、「とにかく、Talk! Talk! Talk!」といつもおっしゃっていました。「もし何も話することがない時は、今自分はこういう状態なので話が出来ない、と語るべき」とも。言葉・会話を通してコミュニケーションの重要性を伝えたかったのだと思います。

テレビのインタビューから、言葉にまつわるこれまでの場面が次々と頭を通り過ぎました。

ダルビッシュは、良く頑張ったじゃないか!

Posted by 秋山孝二
Categorized Under: 日記
Comment: 1

 今日のWBCキューバ戦で、日本が勝って準決勝進出を決めました。岩隈・杉内が本当によく頑張りました。

私は、今朝の朝刊各紙の見出しには、大いなる疑問でした。昨夜の韓国戦、ダルビッシュがわずか3点取られて、どうして責められなければならないのでしょうか。侍ジャパンは1点か2点の得点で勝つイメージでいたのでしょうか。5回20人を相手に、4安打、7三振、1四球ですよ、本当によく頑張ったではありませんか。北海道日本ハムファイターズなら、チームメイトは皆、「よく頑張ってくれた、後は俺たちに任せろ」と言うに違いありません。「サムライ」の文字が泣きますよ。

中継テレビの解説者・アナウンサーも、何の見識もない、ひどいコメントの連続ですよ。結果を出せないイチローに対しても、ここにきて、やれ「年齢から来る衰え」とか「一人安打が出ずチームの足を引っ張っている?」、何なんでしょうね、まったく。大体、現役時代に脇の甘い野球しかしていなかった連中が、解説席に陣取って、無責任な話ばかりです。今の侍ジャパンの課題は、ひとえに打撃でしょう。打撃コーチは何をアドバイスしているのか。稲葉も上向きですし、今日以降は期待に応えてくれるでしょう。

ダルビッシュくん、君は本当によくがんばりました。これからも是非大活躍をお願いします。北海道から応援しています!