「ジュネーヴの星」、新渡戸稲造

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 先月、BSフジで、岩手めんこいテレビ制作「ジュネーブの星(http://www.bsfuji.tv/top/pub/ootomokeishi.html)」が放映され、岩手県盛岡市出身の映画監督・大友啓史さんの取材により、新渡戸稲造の国際連盟事務次長の活躍と当時の住居だったジェントーの今、スイス機械時計で有名なフランク・ミューラー本社・「Watch Land」が紹介されていました。

* フランク・ミューラー社・Watch Land――> http://www.watchland.jp/

 新渡戸稲造のジュネーブでの活躍は私のブログでも紹介しました。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=20081

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=20133

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=20192

ジュネーブ郊外ジェントーにあるフランクミュラー社の「Watch Land」
ジュネーブ郊外ジェントーにあるフランクミュラー社の「Watch Land」

旧新渡戸稲造の邸宅の裏庭から望む景観:レマン湖の背景にはモンブランも。

フランク・ミューラー社長
フランク・ミューラー社長

今年5月下旬にジュネーブを訪問したばかり、この取材は6月とのことでしたので大変興味深く観ました。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=20115

 そんなこんなで夏を過ごすと、先日、秋山財団のネットワーク形成助成のプロジェクトの一つのグループから素敵なお土産を頂きました。

「岩手 偉人さん 大集合!」、中は開けてのお楽しみ、新渡戸さん大当たり!

「岩手 偉人さん 大集合!」、中は開けてのお楽しみ、新渡戸さん大当たり!

 新渡戸稲造の幅広い活躍は、盛岡、札幌、ジュネーブと、世界を駆け巡ります、何とか「札幌遠友夜学校記念館プロジェクト」も成功裡に導きたいですね!

清き國ぞとあこがれぬ

Posted by 秋山孝二
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 溜まっていたコメントの三つ目です、少し前なのに何か遠い昔のような気になるほど、昨今、世間は騒々しいです。

 北海道放送で放映された映画のDVD版「清き國ぞとあこがれぬ(http://www.hbc.co.jp/tv/info/kiyokikuni/)」上映と藤田正一先生のご講演でした。札幌農学校、札幌遠友夜学校、新渡戸稲造の精神が、寮歌とともに今も伝わっている実感ですね、言葉と歌、日本語の美しさをあらためて感じ取ります。

作詞家・横山芳介役 = 小倉瑛矢(北大農学部学生/第100代、101代応援団長)
作曲家・赤木顕次役 = 中西博宣(北大農学部学生)
ナレーション = 竹下景子/近藤肇(HBCアナウンサー)

ちえりか企画、映画「清き國ぞとあこがれぬ」&講演

ちえりあ企画、映画「清き國ぞとあこがれぬ」&講演

寮歌と共に今も伝わる遠友精神

寮歌と共に今も伝わる遠友精神

「都ぞ弥生」作詞の横山

「都ぞ弥生」作詞の横山芳介

企画世話人・大橋さん

企画世話人・大橋さん

 私は北海道大学出身ではありませんが、私の父が、戦後復員して北大理学部、農学部に相次いで学士入学したので、幼い頃から「都ぞ弥生(http://www.youtube.com/watch?v=zWFr4XKj2nI)」を聞いて育ちました、素晴らしい歌ですね。

8月15日、NHKニュース・終戦特集

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 8月15日の終戦記念日、北海道神宮駐車場は台湾からの団体観光客で朝から大賑わいでした。私はよくこの駐車場を横切って地下鉄円山公園駅に行きますが、団体客はこちらの神宮駐車場にバスを止めて参道から本殿へ、家族・カップルの少人数で富裕層と思われる観光客は、地下鉄を利用して円山公園からゆっくり逆方向からゆるい坂の参道を登って本殿に向かっています。

北海道神宮の駐車場は中国からの観光客のバスでいっぱい

北海道神宮の駐車場は台湾・香港からと思われる観光客のバスでいっぱい

 夜6時10分からのNHK北海道のニュースでは、終戦特集として「遠友夜学校」が取り上げられていました。

NHK北海道午後6時ニュース:8.15特集で

NHK北海道午後6時ニュース:8.15特集で

山崎健作さん:戦時中

山崎健作さん:戦時中

8.12遠友再興塾のフォーラムでのご挨拶

8.12遠友再興塾のフォーラムでのご挨拶

 番組に終始登場された山崎健作さんは、私たち「一般社団法人 新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会(http://nitobe-enyu.org/」の当初からのメンバーです。

遠友夜学校フォーラム in 時計台(下)

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 フォーラムのメインイベントの講話は、北海道大学名誉教授、元北海道大学副学長、第54代北大応援団長、平成遠友夜学校創設者・校長の藤田正一先生でした。「一般社団法人 新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会(http://nitobe-enyu.org/」の理事・副会長でもあり、遠友夜学校記念館建設プロジェクトで私たちと一緒に活動をしています。

 新渡戸稲造、札幌農学校、遠友夜学校の理念を通じての思想・哲学を丁寧にご説明になり、今の北海道大学とのギャップほか、札幌市、札幌市民がこの歴史的価値を極めて粗末にしている現状に対して、鋭い視座から問題を提起されました。「歴史に学ぶ」、「歴史をつなぐ」とはどういうことか、まさに「学問ヨリ実行」の本質を受けとめた気がしています。

理念の継承

理念の継承

藤田先生のご講演より~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

< 札幌農学校の理念

* 矢内原忠雄・元東京大学総長の言葉より~~~~

 「明治の初年において、日本の大学教育には二つの大きな中心があって、一つは東京大学で、一つは札幌農学校でありました。この二つの学校が、日本の教育における国家主義と民主主義という二大思想の源流を作ったものです。」

 「・・・・日本の教育、少なくとも官学教育の二つの源流が東京と札幌から発しましたが、札幌から発したところの『人間を創る』というリベラルな教育が主流となることが出来ず、東京大学に発したところの国家主義、国体論、皇室中心主義等が、日本の教育の支配的指導理念を形成した。その極、ついに太平洋戦争を引き起こし、敗戦後、日本の教育を作り直すという段階に、今なっておりのであります。」

* 「Boys,Be Ambitious !」の本来の意味~~~~

 「金銭や私利私欲や、人が名声と呼ぶようなはかないものに対してではなく、知識や正義や人々の向上のために、そして、人としてあるべき究極の姿に到達できるよう、大志を抱け!」、「Be Gentleman !」

* 「国際性」、「平和主義」、「実証主義」、「現場主義」、「実学の重視」

< 新渡戸稲造の哲学 >

* 「人格主義教育」、「Liberal Arts」の原点

――> 「to do」 の前に 「to be」

――> 「専門センス」 より 「コモンセンス(常識・教養)」

「学問ヨリ実行」

――> 当時は立身出世のためには学問が必要であるという「学問のすゝめ」が流布されていたが、そんな功利的机上の学問よりも、徳を実行することの方が尊いという教え

< 遠友夜学校の理念 >

* 札幌農学校、新渡戸稲造の理念・哲学の実践した場としての遠友夜学校

* 50年間活動を支えた札幌の地

~ 今現在、札幌で活動している遠友関連の教育活動 ~

* 青空会(終戦直後) 山崎健作氏(遠友夜学校元生徒)

* 遠友市民大学(1972) 高倉新一郎(北大卒 遠友夜学校教師)

* 北星学園余市高校の転換(1988) 岩本孝一氏(北大卒)

* 札幌遠友塾 自主夜間中学 (1990) 工藤慶一氏(北大中退)

* フリースクール札幌自由が丘学園 (1990?) 亀貝一義氏(北大卒)

* クラーク講座(2002?) 山本玉樹氏(北大卒)

* 平成遠友夜学校(2005?) 藤田正一(北大卒)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 戦後は、その理念を継承しつつ、実に多様な活動へと発展していますが、肝心かなめの発祥の跡地「南4条東4丁目」が今の状態では、札幌市民の見識が疑われます。先月から初めて「札幌国際芸術祭」が開催されました。私は先日の「V-ネットフォーラム」でも、「この50年間札幌の地で培われた札幌オリジナルの歴史的実践を顧みずして、何が『国際芸術祭』か!」と発言致しました。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=20738

 「Art」を狭い芸術・文化に留めるのではなく、まさに「Liberal arts」として幅広く捉えての札幌発の祭典としたいものです!

遠友夜学校フォーラム in 時計台(上)

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 札幌青空会・遠友再興塾準備会の共催による「遠友夜学校フォーラム」が時計台ホールで、150名の満席で開催されました。

レトロなチラシが素晴らしい!

レトロなチラシが素晴らしい!

遠友夜学校の理念、「学問ヨリ実行」、高貴な遺産が札幌にありました

遠友夜学校の理念、「学問ヨリ実行」、高貴な遺産が札幌にありました

 講話は、北海道大学名誉教授、元北海道大学副学長、第54代北大応援団長、平成遠友夜学校創設者・校長の藤田正一先生です。鋭い切り口から現代への問題提起をされました。脈々と流れる遠友夜学校の理念を大変分かりやすくお話して頂き、聴衆は最後まで集中して耳を傾けていました。

藤田正一先生のご講演: 豪速球の鋭い切り口

藤田正一先生のご講演: 豪速球の鋭い切り口

参加者全員で遠友夜学校の校歌合唱!
参加者全員で遠友夜学校の校歌合唱!

「遠友夜学校校歌」の作詞は有島武郎です~~~~~~~~~~

沢なすこの世の楽しみの 楽しき極みは何なるぞ 北斗を支ふる富を得て 黄金を数へん其時か

オー 否(いな) 否 否 楽しき極みはなほあらん。

剣はきらめき弾はとび かばねは山なし血は流る 戦のちまたのいさほしを 我身にあつめし其時か

オー 否 否 否 楽しき極みはなほあらん。

黄金をちりばめ玉をしく 高どのうてなはまばゆきに のぼりて貴き位やま 世にうらやまれん其時か

オー 否 否 否 楽しき極みはなほあらん。

楽しき極みはくれはどり あやめもたへなる衣手か やしほ味よきうま酒か 柱ふとしき家くらか

オー 否 否 否 楽しき極みはなほあらん。

正義と善とに身をさゝげ 欲をば捨てて一すぢに 行くべき路を勇ましく 真心のまゝに進みなば

アー 是れ 是れ 是れ 是れこそ楽しき極みなれ。

日毎の業にいそしみて 心にさそふる雲もなく 昔の聖 今の大人うし 友とぞなしていそしまば

アー 是れ 是れ 是れ 是れこそ楽しき極みなれ。

楽しからずや天の原 そら照る星のさやけさに 月の光の貴さに 心をさらすその時の

アー 是れ 是れ 是れ 是れこそ楽しき極みなれ。

そしらばそしれつゞれせし 衣をきるともゆがみせし 家にすむとも心根の 天にも地にも恥ぢざれば

アー 是れ 是れ 是れ 是れこそ楽しき極みなれ。

衣もやがて破るべし ゑひぬる程もつかの間よ 朽ちせでやまじ家倉も 唯我心かはらめや

アー 是れ 是れ 是れ 是れこそ楽しき極みなれ。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 時計台の2階「時計台ホール」で歌われる「時計台の鐘(http://duarbo.air-nifty.com/songs/2007/08/post_b04c.html)」は「最高」、「再興」でした!

「アートV-net」が発進!

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 札幌交響楽団、PMF、演劇、オペラ、彫刻等の作品を応援する各種のボランティア活動団体が一堂に会して、数回の準備会を経て、先日、「ボランティアネットワーク、1回さっぽろアートボランティアフォーラム2014」を開催しました。題して、アートボランティア・ネットワークV-netによって広がるさっぽろです。7月19日から始まり9月28日までの日程で札幌市内各場所で初めて開催されている「札幌国際芸術祭(http://www.sapporo-internationalartfestival.jp/」をきっかけに、このような芸術系ボランティア団体のプラットホーム形成の機運が高まりました。

 私は、「一般社団法人 新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会(http://nitobe-enyu.org/」代表理事としてパネリストの一人として登壇しました。

<プログラム> ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

○ アートボランティア・ネットワーク設立報告 西川吉武 (アートボランティア・ネットワーク代表)

○ 基調講演  閔鎭京 (教育大学准教授) 【アートボランティア・ネットワークによって広がるさっぽろ】

○ パネルディスカッション

~パネリスト~

梶井祥子 (大谷大学教授)(社会学、家族社会学)

秋山孝二 (一般社団法人新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会会長)

渡辺順子 (NPO法人コンカリーニョ/カリット理事兼カリット担当)

菅江武 (芸術の森野外美術館作品解説ボランティア代表)

西川吉武 (アートボランティア・ネットワーク代表)(札響くらぶ副会長)

○ 来賓ご挨拶

札幌市文化部長 川上佳津仁

札幌市国際芸術祭担当部長小田垣克彦

<参考>

* NPO法人コンカリーニョ http://www.concarino.or.jp/

* 芸術の森野外美術館 http://sapporo-art-museum.jp/

* 札響くらぶ http://sakkyoclub.net/sakkyoclub/


パネルディスカッション

パネルディスカッション:パネラーとして

<パネラーとしての私の骨子> ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

新渡戸稲造先生の足跡~~国際連盟事務次長

*国際知的協力委員会現在の「UNESCO」)創設者

*「オーランド裁定」で領土問題の解決

遠友夜学校は今年開校120周年

* アメリカ人からの遺贈による資金

* ボランティアの発祥

* 年齢、性別、人種、職業の隔てなし

* 「liberal arts」の原点

* 札幌農学校、北大の学生ほか600名以上のボランティア教師

* 在学者は数千名、正式卒業生が1,116名

* 双方の学び合いの場

この跡地(札幌市中央区南4条東4丁目)が刻む歴史的意義

* 地域住民が集い、語らい、議論し、学び、啓発し合える「場」

* 国際交流を促す活動の「場」

* liberal arts (リベラルアーツ)の「原点」

札幌市長はHPで言っています: 札幌国際芸術祭」「創造都市さっぽろ」&「UNESCO メディアアーツ都市」

“文化を軸とした他の加盟都市との新たな交流や、関連事業を通じた人材育成を図り、産業振興など札幌の活性化につなげていきます。”

札幌遠友夜学校 http://nitobe-enyu.org/

この50年間札幌の地で培われた札幌オリジナルの歴史的実践を顧みずして、何が「国際芸術祭」か!

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ パネリストとしての骨子 おわり

札幌の各美術館ほか、モエレ沼等でも7月から芸術祭が始まっています。

道立近代美術館でも始まりました

道立近代美術館でも始まりました

 この札幌国際芸術祭(http://www.sapporo-internationalartfestival.jp/」が、幾つかの課題を克服して、3年毎の「トリエンナーレ」として今後も札幌で定着することを期待したいですね。

閉鎖!市資料館「夜学校記念室」

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 新渡戸稲造夫妻が創設した「札幌遠友夜学校」を顕彰した札幌市資料館の記念室が、今月6日で閉鎖になりました。

 資料の劣化が懸念され、北海道大学への寄贈との張り紙一枚。本来この学校は、民間の寄付で創設し、民間人のボランティアで50年間活動した事業です、それがいとも簡単に国立大学に「移転」される経緯は、札幌市教育委員会の市民に対する説明責任を全うしているとは思えません、理念、歴史の軽視であり、今を担う関係者の見識を疑います。

 一昨年から下記の活動を行っている立場から、今後の札幌市における人材育成の原点として、広くそれらの資料を公開・展示することを強く申し入れしたく、また大学関係者の方々とも話し合いのテーブルを囲みたいものです。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E9%81%A0%E5%8F%8B%E5%A4%9C%E5%AD%A6%E6%A0%A1

札幌市資料館2階角

札幌市資料館2階角

4年前に中央区南4条東4丁目から移設されたばかり

3年前に中央区南4条東4丁目から移設されたばかり

簡単な告知文書

簡単な告知文書

「クエーカーボンネット」 in 普連土学園

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 先日、札幌遠友夜学校記念館建設(http://nitobe-enyu.org/)のご説明をするために、東京・田町の普連土学園(http://www.friends.ac.jp/index.html)を訪問し、大津光男財務理事と面談しました。大津光男先生は、平成24年度の秋山財団の「新渡戸・南原賞(http://www.akiyama-foundation.org/history/history_02)」を受賞されています。

 その年の授賞式の様子はこちら――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=14517

 当日はお約束時間よりも少し早目に参りましたが、何と大津先生が土砂降りの雨の中、玄関でお待ちしていらっしゃって、大変恐縮しました。お話の終了後に、校内にある資料室をご案内頂き、新渡戸稲造夫人のメリー・パターソン・エルキントンさん愛用の「クエーカーボンネット」他を間近で観ました。そこには札幌遠友夜学校設立の資金を提供した女性が作成したものもあり、100年以上前からの繋がりを実感し、しばしその場を離れることができませんでした。

東京港区普連土学園資料室で

東京港区普連土学園資料室で

新渡戸稲造の揮毫

新渡戸稲造の揮毫

 また一つ、新渡戸稲造の足跡を確かめる機会となりました、大津光男先生、ありがとうございます、今後とも宜しくお願い致します。

講演会、「昭和初期の遠友夜学校」

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 今年は札幌遠友夜学校創立120周年の記念すべき年、年間と通じていろいろなイベントが開催されていますが、先日は中川厚雄さんの「昭和初期の遠友夜学校」と題した講演会でした。会場の札幌市資料館前はバラ祭り直前、外も中もたくさんのお客さんで賑わいました。

* 120周年関連イベント――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=20282

札幌市資料館 in June

札幌市資料館 in June

中川厚雄さんの素晴らしいお話

中川厚雄さんの素晴らしいお話

遠友夜学校の校歌ほか

遠友夜学校の校歌ほか

 「素顔の遠友夜学校生活」とでも言うのでしょうか、生徒さんたちの生々しい聞き取りに裏付けられたお話の数々、あっと言う間の1時間半でした。

録画:「120周年記念フォーラム」

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2014年6月14日開催された「札幌遠友夜学校創立120周年記念フォーラム」の様子は、こちらからご覧いただけます。

――>http://nitobe-enyu.org/120th-forum/

直接アクセスはこちらからも――>http://www.ustream.tv/recorded/49211331

120周年記念フォーラム

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 「札幌遠友夜学校創立120周年記念フォーラム」が、「新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会(http://nitobe-enyu.org/)」主催、札幌市・札幌市教育委員会の後援で開催されました。

 遠友夜学校に関連する記載は、これまでたくさんこの欄に書いています。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E9%81%A0%E5%8F%8B%E5%A4%9C%E5%AD%A6%E6%A0%A1

~~~~~~~~~~~~~~~

<プログラム>

1.挨拶: 秋山孝二(一般社団法人 新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会会長)

. 来賓祝辞: 在札幌米国総領事館 首席領事ジョエレン・ゴーグ氏

メッセージ:(公財)新渡戸基金 理事長 内川頴一郎氏

3.経過報告: 高橋大作 (当会副会長)  これまでの活動と経緯

4.校歌紹介: 伊藤めぐ(歌手)、宮澤洋子(ピアニスト)

5.基調講演: 演題 「記念するには所をえらぶ

講師 佐藤全弘氏(大阪市立大学名誉教授 新渡戸稲造研究者、

『新渡戸稲造全集』23巻別巻2巻編集委員、共著『新渡戸稲造事典』ほか多数)

.奨励歌演奏: 伊藤めぐ(歌手)、宮澤洋子(ピアニスト)

主催:一般社団法人新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会 後援: 札幌市・札幌市教育委員会

<この企画は伊藤組100年記念基金からの助成を受けています>

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

会場ホール前のロビーで

会場ホール前のロビーで

札幌遠友夜学校校歌の紹介:伊藤めぐさんと宮澤洋子さん(ピアノ)

札幌遠友夜学校校歌の紹介:伊藤めぐさんと宮澤洋子さん(ピアノ) 篠田江里子さん撮影

特別講演 大坂大学名誉教授・佐藤全弘先生

特別講演 大坂大学名誉教授・佐藤全弘先生

 佐藤全弘先生のご講演、「記念するには所をえらぶ」は、熱意にあふれ、大変興味深いものでした。特に、50年目に「閉校した」ことの積極的意味を解説されました。アメリカ人の篤志の資金で開校した学校で、アメリカ人を敵とした「軍事教練」を強制されることに対する理事会の強い反対の意思表示であった、と。これこそ私たちは真摯に受け止めなければならないとおっしゃいました。

<講演概要>

1) 新渡戸稲造を記念する場所: 多磨墓地、カナダ・ブリティッシュコロンビア大学、東北(盛岡、十和田、花巻)など多数

2) 遠友夜学校: その歴史的経緯ほか

3) 記念の諸形式: 国立東大寺博物館、法隆寺48体仏、アテネ・パルテノン神殿、興福寺国宝館etc

4) 結び: 遠友夜学校は記念に値する「教育遺産」、50年間続いて活動は日本で唯一つ、「学問より実行」の精神、等

遠友夜学校記念館、「チ・カ・ホ展示」終了!

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 今、「新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会」を中心として、札幌市中央区南4条東4丁目の「夜学校跡地」に、記念館建設の計画が盛り上がりつつあります。

 これまでにこの件については、いろいろ書いてきました:http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%9C%AD%E5%B9%8C%E9%81%A0%E5%8F%8B%E5%A4%9C%E5%AD%A6%E6%A0%A1

先月、5月27・28・29日の三日間、札幌市の「地下歩行空間(チ・カ・ホ)」で、概要設計に応募して頂いた50点(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=19168)の中から、ご本人の承諾を得た27作品を展示して、広く道民の方々の眼に触れる場となりました。

<川口弘高さん撮影>

立ち止まってじっくり読む方が多かったです!

立ち止まってじっくり読む方が多かったです!(運営委員のBruce Darlingさん撮影)

 私自身は、スイス出張と重なり、この企画を殆ど担えなかったのですが、副会長の高橋大作さんはじめ、三上節子さん、橋本信夫さんほか「考える会」運営委員の皆さんのご尽力により、外国のお客さまも含めて大きな反響だったようです。

 ちなみに、この応募の中から来年の工事着工、再来年の完成の案に決まったのは、こちらの作品です。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=19508

 さらに続いて、今月14日午後2時半から、札幌市のエルプラザ3階ホールで、「札幌遠友夜学校創立120周年記念フォーラム」を開催する予定です。在札幌米国総領事館のジョエリン・ゴーグ首席領事も冒頭ご挨拶にいらっしゃる予定で、多くの方々にお集まり頂けると嬉しいですね。

本年度の活動予定は、下記の通りです。~~~~~~~~~~~~~

* 交流会 <426日終了>

チ・カ・ホ展示会
5272829場所:大通地下空間 <終了

* 記念フォーラム 後援:札幌市・札幌市教育委員会

614日(土 14:3016:30 場所:札幌エルプラザ

* 記念講演会 札幌市資料館主催考える会」協賛

622日(日 13:30 場所:札幌市資料館2 研修室

* 「再興塾」キックオフ講演会

812日(火) 18:30~ 時計台2Fホール

* 作文・論文コンクール

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 今後の一番の課題は、この建設資金1億7000万円の寄附を幅広い企業・市民の皆さんのご理解を得て集めることです。新渡戸稲造夫妻の遠友夜学校設立の理念を、21世紀的にこの札幌の発祥の地からどう具現化し、発信していくのか、まさに札幌市民の底力が試されているのだと思います。

六華サロン & 寺島文庫 in 九段下

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 この数年、東京都の九段界隈は私にとって「知のエリア」となっています、元気の素とも言えましょうか。

 まずは、在京で高校同窓生の会、「東京六華同窓会(http://www.tokyorikka.jp/)」の若手の集い「六華サロン(http://www.tokyorikka.jp/rikkasalon/rikkasalon.html)」例会が九段下の事務所で開催、第63回は大河内学さんのお話「建築デザインの探求と実践」」でした。

 ご案内から~~~~~

さて、毎月開催の「真面目な雑談を通じた同窓の交流の場」六華サロン、今回(第63回)の講師(旗振り)役は大河内学さん(南36期、インタースペース・アーキテクツ一級建築士事務所代表、明治大学准教授)です。

 建築事務所を主宰し、かつ、大学でも教鞭をとられている大河内さん。実は2年8ヶ月前に2011(平成23)年8月19日に現役南高生を対象とした「六華ゼミ」で「世界の名建築~建築家がデザインの現場で考えること」というテーマでお話されていますが、今回は「大人の六華ゼミ」版用に内容を見直してお話頂けるという事でどんな話が出るか非常に楽しみです。

~~~~~~~~~~~~~引用 おわり

六華サロンで語る大河内学さん

六華サロンで語る大河内学さん

 札幌ドーム(http://www.sapporo-dome.co.jp/company/history.html)ほか、これまでの作品の説明等、大変興味深かったです。先月の「札幌遠友夜学校記念館」設計のナオミ・ダーリングさんのお話(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=19508)も同様ですが、思いを形にできるお仕事、本当に素晴らしいですね。

 一方、すぐ近くの「寺島文庫(http://terashima-bunko.com/index.php)」では、寺島実郎経営戦略塾が開催、現在は第Ⅲ期(http://www.terashima-bunko.com/bunko-project/strategic-management.html)です。毎回、寺島文庫を訪問する度に、新しいコレクションが増えています。

寺島文庫所蔵のマイケル・コリンズ宇宙飛行士サイン入り

寺島文庫所蔵のマイケル・コリンズ宇宙飛行士サイン入り

 宇宙飛行士のマイケル・コリンズは、1969年月面に人類が立ったとき、上空を周回するアポロ11号宇宙船を操縦していました。後にその瞬間を振り返り、当時の確率は50%で、宇宙船から「祈るような思い」だったことを告白しています。挑戦とはやはり、そんなリスクを取ってのものなのでしょうね。

 月面から昇る地球を撮影した一枚の写真「Earth Rise(https://plus.google.com/115295842212350471127/posts)」は、誰もが納得するものであり、これ以降、「International」から「Global」へと言葉も変わり、新しい時代に移っていきました。

 新しい時代は多大なリスクを突破して初めて成し遂げられる、春の同じ日に、九段界隈での「知」の世界に納得、でした。

「遠友夜学校」記念館建設に向けて

Posted by 秋山孝二
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今年2月に「札幌遠友夜学校記念館」建設については書いたばかりです。

こちら―――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=19168  

 3月中旬に「建設コンセプト設計公募」の結果を発表しました。

< 「札幌遠友夜学校記念館」(仮称)建設コンセプト設計公募結果発表 >

今回の公募につきましては国内、国外から50点の応募を頂きました。
応募して下さった皆様には心から感謝申し上げます。
結果は以下の通りでございます。詳細につきましては個別に応募者の皆様へ
ご報告申し上げる予定でございます。

一般社団法人「新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会」
代表理事 秋山孝二

一等賞  Naomi Darling 様  Naomi Darling Architecture, LLC (USA)

二等賞  佐治卓 様、佐屋香織 様、藤木俊大 様
ピークスタジオ一級建築士事務所 (横浜市)

三等賞 佐野天彦 様、道尾淳子 様  アトリエサノ(札幌市)


※以下は、一等賞のNaomi Darling様(Naomi Darling Architecture, LLC(USA))のデザイン図・提案内容です。

Nitobe_Memorial_Hall_by_Naomi6

Nitobe_Memorial_Hall_by_Naomi7

Nitobe_Memorial_Hall_by_Naomi8

Nitobe_Memorial_Hall_by_Naomi9

ヒアリング:アメリカ東部からわざわざ来札

ヒアリング:アメリカ東部からわざわざ来札のNaomiさん

設計コンセプト等について詳細の意見交換

設計コンセプト等について詳細の意見交換を札幌で

選考のポイントは下記の点です(ナオミさんへのレターから抜粋):~~~~~~~~
 

「太平洋をかける橋になりたい」と言った新渡戸の想いを造形化するにあたり、その著作『武士道』で言及されている簡潔な日本美の伝統と米国東海岸のファームハウスに共通する要素として切妻屋根を取り上げた点、また新渡戸夫妻がクエーカー教徒であったことから、クエーカー教徒集会所に見る「光」の象徴的な扱いを大切にして、その精神性を造形化したプロセスを特に興味深く拝聴いたしました。

 

応募された作品の造形は、公園の一隅の限られた敷地という条件に無理のないデザインであり、一見したところ平凡に見えながら、周囲の建築を背景とした時、静かな個性が生きてくると思われます。南西側は光を制御しつつ地域の人々に落ち着いた寛ぎ交流空間と公園との視覚的/身体的融合性を与え、北東側および展示室には静謐な光を高い位置から取り入れている点も評価されました。人間の触感と深く関わる空間の質については、良質の自然建材を用いるという点も、この規模の建築には有効なことと賛同を得ました。

 

持続可能な建築に関しては、sustainableという言葉の本来の意味にたち、単に技術的な装置に依存することなく、エネルギー需要の軽減として自然光と風のながれを最大限利用した点、また、屋内の空気の質や建物の寿命の全工程におけるカーボン・フットプリントに考慮した建材の選択も評価されました。

~~~~~~~~~~~コピー おわり

 

今回の選考は、当初予想はるかに上回る国外・国内からの応募を受けて、大変難しいものとなりました。上位3件の方々には、旅費支出もなく札幌で最終のプレゼンを行い、横浜の3人は、暴風雪で予定の飛行機が欠航し、何と電車で横浜から陸路札幌までお越し頂きました。マサチューセッツ州のナオミさんとは、運営委員3名がスカイプでのやり取りでヒアリングでした。札幌のお二人も熱心なプレゼンだったと聞いています。

 

ナオミさんは、その後、急遽アメリカ東海岸から札幌までお越し頂き(これも旅費の支出は無し)、現地視察及びヒアリングで幾つかの課題解決策を検討致しました。彼女が、この場の50年間の活動理念を具現化した設計思想を語った時、私は思いを形にできる仕事に感動しました。

  

設計コンセプトも決まり、寄付金を受ける「一般社団法人」格も出来て、これから約1年間でこのプロジェクトを広く全世界に知ってもらって、その思いを建設寄付金として実現する活動が本格始動です。大口寄付先、小口寄付先を含めて、どうか皆さんの周りの方々にもお声を掛けてご支援をお願い致します。そして、再来年完成時には、この場で活動をご一緒にやって参りましょう!

遠友夜学校記念館の建設へ!

Posted by 秋山孝二
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 札幌市中央区南4条東4丁目は、新渡戸稲造・メリー夫妻による「札幌遠友夜学校」があった場所です(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=16214)。札幌市民が財団法人を設立し、明治・大正・昭和の時代を通じて50年間の教育ボランティアの歴史を刻みました。今年は設立120周年の節目の年、今、その理念を再度顕彰し、ボランティア精神の原点として記念館建設の大きなうねりが出始めています。

昨年5月には市議会総務委員会で陳情説明――>http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=16776

6月には札幌でフォーラムを開催、その模様は録画でも――>http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=17103

こんな素敵なインタビューも受けました――>http://e-kensin.net/reading/962.html

北海道新聞2014.2.18朝刊

北海道新聞2014.2.18朝刊

 今年の年明けから、秋山財団HPを借りて、この記念館設計の公募を行っていて、つい先日2月20日に締め切りました。応募総数は53件となり、週明けから第一次選考に入ります。本当に海外からも含めて、日本全国から、たくさんの応募を頂き、心から感謝致します。

http://www.akiyama-foundation.org/news/704.html

机いっぱいの応募資料群! @秋山財団2階会議室

机いっぱいの応募資料群! @秋山財団2階会議室

 今後は、4月に「新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会」の会員交流会、6月14日には「遠友夜学校設立120周年記念フォーラム」を開催予定です。そして、何といっても一番の難問は記念館建設費用の寄付金集めですね、総額1億7千万円を目標に、約1年間の募金を始めます。多くの皆さまのご協力・ご支援をこの場を借りてお願い致します。

2013の年末、バタバタと

Posted by 秋山孝二
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 毎年恒例のFM三角山ラジオ(http://www.sankakuyama.co.jp/)、丸山哲秀先生の「先生人語8時間スペシャル」、今年も1時間お話することができました、1年間は本当にあっと言う間に過ぎていきます。言いたいことの半分くらいしかお話できませんでしたが、自分の振り返りとしても楽しいひと時でした。

JR琴似駅となりのFM三角山放送局で

JR琴似駅となりのFM三角山放送局で

 終わってJR琴似駅広場を歩いていると、丁度路線バスから降りてこられた上田文雄市長とバッタリお会いしてしばしお話、そして立ったままの年末ご挨拶となりました、不思議な出会いでした。

 翌日は、私が小学校5年から高校2年秋までチェロを習っていた上原与四郎先生の門下生のコンサート「北の大地に育ったチェリストたち~上原与四郎先生の傘寿を祝って~」です。私の一番下の息子も上原先生に小学校時代に習い、親子二代でお世話になりました。「傘寿のお祝い」でしたが、変わらずお元気な様子で生涯現役、素晴らしいですね。

 今年の12月は、先日のミッシャ・マイスキー演奏会(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=18615)とともに、チェロの音に魅了されました。

「北の大地に育ったチェリストたち」

「北の大地に育ったチェリストたち」

 そして、恒例の高校の同期会、今年は30名近くが集まりました、初参加の方もいらっしゃって賑わいました。

元気な皆さん、これからも続けましょ!

元気な皆さん、これからも続けましょ!

昨年末、私は書きました:~~~~~~~~~~ 引用始まり

もう一つの来年に向けての挑戦は、人材育成の原点、「新渡戸稲造・遠友夜学校」を札幌の教育の柱にしていく活動です。新渡戸稲造についてもここで何回も書きました(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%96%B0%E6%B8%A1%E6%88%B8%E7%A8%B2%E9%80%A0)。今年は「生誕150年」でしたが、私自身は動きが取れませんでしたので、来年の「没後80年」には札幌のまちづくりとコラボレーションし、幅広い方々の参画を得て、「事業」を構築していくのが夢であり、正夢としたいですね。

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秋山財団も26周年を終えて、来年はさらに飛躍して参ります。これまでの資産を「つなぐ」をキーワードに、研究助成での「アウトリーチ活動」、活動助成での「ネットワーク形成」を主要テーマに、これからもイノベーションを継続して参ります。今年一年、多くの皆さまにご支援・ご指導頂き、心から感謝申し上げます、皆さま、どうかよいお年をお迎え下さい!

~~~~~~~~~~~~~ 引用 おわり

 この1年やれたこと、やり残したこと、いろいろありましたが、とにかく2013年は暮れていきますね。来年は、「札幌遠友夜学校創立120周年」の記念の年です、6月にイベントを企画すると同時に、南4東4の跡地の公園造成を市が約束していて、そして記念館設立に向けたデザイン公募と1億2千万円の寄附集めには私たちが奔走しなければなりません、また大変な年になりそうです!

このサイトをいつもお読みくださっていらっしゃる皆さま、どうか良いお年をお迎え下さい!

「新渡戸稲造辞典」、出版記念会

Posted by 秋山孝二
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 「新渡戸稲造辞典」の出版記念会が東京銀座・教文館ホールで開催されました。私も4人の発起人の一人として名前を連ねていて、新渡戸関連の蒼々たる研究者の皆さまの前で、冒頭の開会挨拶を致しました。教文館3階では、10月10日から「没後80年記念展示」も開催中です(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=18105)。

771ページの大著

771ページの大著

お二人に花束!!

藤井茂さん(左)と佐藤全弘さん(右)のお二人に花束贈呈!!

(学法)新渡戸文化学園 森本晴生 学園長

(学法)新渡戸文化学園 森本晴生 学園長

 著者の佐藤全弘さん(大阪市立大学名誉教授)と藤井茂さん(一般財団法人新渡戸基金常務理事)ほか、新渡戸稲造に縁のある研究者の方々ほかが含蓄のあるお話を次々にされて、大変有意義なひと時でした。私も、今、進めている「新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会」のプロジェクト(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=17103)について、概略説明をし、支援をお願いしました。

 佐藤全弘さんは、「新渡戸・南原賞」受賞者(http://www.akiyama-foundation.org/history/history_02)ですし、藤井茂さんは今年5月に盛岡でお世話になりました(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=16806)。そのほかに幾つかの新しい出会いもあって、これからの活動に弾みがつきます。一つの場での新たなネットワーク、まさに「つながり」ですね。

「新渡戸」、東京銀座・教文館で

Posted by 秋山孝二
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 東京銀座の教文館ビル(http://www.kyobunkwan.co.jp/)3階で、「没後80年記念展:新渡戸稲造を知っていますか―世界が尊敬した真の国際人(http://www.kyobunkwan.co.jp/blog/archives/4430」が始まりました、今月31日まで開催中です。昨日は、開会第一号の訪問者としてじっくり見学しました、私なりのこだわりだったもので・・・・。

没後80年記念展示、「新渡戸稲造を知っていますか?」

没後80年記念展、「新渡戸稲造を知っていますか?」

入口で新渡戸先生もお出迎え!

入口で新渡戸先生もお出迎え!

コンパクトにまとまった新渡戸稲造先生のご業績展&ビデオ放映

コンパクトにまとまった新渡戸稲造先生のご業績展&ビデオ放映

 今年3月、私たち有志は、札幌で「新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会」を立ち上げて、札幌市中央区南4条東4丁目の「遠友夜学校」跡地に予定される公園の一隅に、「記念館」建設等を実現しようとする動きを進めています。6月には記念フォーラムも開催しました。

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=17103

この様子はU-streamでもご覧頂けます(http://bit.ly/1cy4MZ5)。

 今回のこの記念展示会ですが、主催及び協力を見て、あらためて新渡戸稲造の果たした人材育成、地域開発における業績の幅広さと重さを感じました、「北海道大学」も名前を連ねたいところでしたね、北海道を代表して。

<主催> 教文館

<協力> 学校法人恵泉女学園、学校法人新渡戸文化学園、学校法人普連土学園、学校法人拓殖大学、学校法人東京女子大学、盛岡市先人記念館、花巻新渡戸記念館、十和田市立新渡戸記念館、NPO法人今井館教友会、日本基督教団銀座教会、実業之日本社、岩手めんこいテレビ、財団法人新渡戸基金 (順不同)

 日本の軍国主義化が顕著になり、新渡戸稲造が事務次長として大活躍した国際連盟をも脱退して戦争への道に突き進む時代、「BUSHIDO」を著して日本を世界に真摯に紹介し、日本の国際社会での存在感を示した信念と勇気、今こそ、私たちは立ち止まって彼の業績から深く学びたいものです。

 今月22日、【新渡戸稲造没後80年『新渡戸稲造事典』刊行記念講演会】が開催されます。

「ユーモアの人、悲しみの人、新渡戸稲造」   講師:佐藤全弘氏(大阪市立大学名誉教授)

日時:2013年10月22日(火) 15:00~16:30 会場:教文館 9F ウェンライトホール

 そして同日午後6時からは出版記念祝賀会があり、私も発起人の一人に名前を連ねています。今一度、新渡戸稲造の業績を振り返り、札幌の地が「遠友夜学校」の50年の実践の場であったことを再度確認するひと時としたいと思っています。

夜学校フォーラム録画がアップ!

Posted by 秋山孝二
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6月22日開催の「遠友夜学校」フォーラム(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=17103)の模様が、u-streamでアップされました、こちらです!

http://bit.ly/1cy4MZ5

松浦武四郎記念館 in 三雲

Posted by 秋山孝二
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 三重県松阪市にある松浦武四郎記念館を(http://www.city.matsusaka.mie.jp/www/contents/1000001187000/)訪問しました、展示内容とその運営を知りたいために。

松浦武四郎記念館、玄関横の北海道型植栽

松浦武四郎記念館、玄関横の北海道型植栽

玄関正面ロビーの床・北海道地図

玄関正面ロビーの床・北海道地図

6回の北海道探検の歴史展示

6回の北海道探検の歴史展示

 松阪市のHPには次のように記載されています~~~~~~~~

 松尾芭蕉、本居宣長とともに、三重県が生んだ偉人のひとり松浦武四郎は、北海道の探検に始まり、全国各地をすみずみまで旅をした人物で、武四郎の歩いた道をつなげば、日本地図ができ上がるとまでいわれたほど、その調査は日本全国に及んでいます。なかでも6回にわたっておこなわれた蝦夷地(現在の北海道)の調査は多くの著作にまとめられ、今でも貴重な資料として、国の重要文化財に指定されています。

 そして、明治政府では開拓判官となり、北海道の名称、国名(今の支庁名)、郡名の撰定に携わったことから、「『北海道』の名付け親」と称せられるようになりました。松阪市(旧三雲町)では、この偉大な松浦武四郎の功績を偲び、松浦家で代々大切に保存され、寄贈を受けた武四郎ゆかりの資料を展示する博物館として、「松浦武四郎記念館」を、平成6年(1994年)に開館しました。

~~~~~~~~~HP からの引用おわり

 「松浦武四郎記念館」には、松浦家から松阪市(旧三雲町)に寄贈された武四郎の貴重な資料を数多く収蔵して、所有は教育委員会とのことです。平成20(2008)年に、松浦家から寄贈された資料のうち、1503点が国の重要文化財に指定されました。松浦武四郎記念館の展示室では、教育委員会自体が維持管理に関わり、約2ヶ月ごとに資料を入れ替えながら、多彩な分野で活躍し、さまざまな顔を持っている松浦武四郎の姿を紹介しています。札幌の遠友夜学校跡地に記念館建設ほかを模索する私たち(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=17103)にも、大変参考になる活動でした。地域市民の読書会等のサークル活動にも建物は活用されています。

 5分くらい離れた伊勢神宮に通じる街道沿いには、生家も保存されていました。

伊勢神宮へ続く街道沿いにある松浦武四郎の生家

伊勢神宮へ続く街道沿いにある松浦武四郎の生家

 
 北海道、樺太、千島列島ほか、6回もの北方探検の旅は、当時の時代としては極めて貴重な体験であり、その後の歴史に大きな功績でした。当時の大きな「こころざし」に感動のひと時でした。