盛岡訪問 2017 夏(上)

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 盛岡のニトベフレンズセミナーで話をするために前日から仙台経由で現地に入りました。

 (一財)新渡戸基金(http://www.nitobe.com/の藤井茂常務理事と簡単な打ち合わせをしてから、以前から親しくしている地元の方数名と会食でした。新渡戸稲造生誕の地、研究の発祥の地、それぞれの方のお話にも歴史の厚みと情熱を感じるひと時でした。

新渡戸稲造に絡む多彩なお話の数々

新渡戸稲造に絡む多彩なお話の数々

 翌日は、全国合唱コンクールで連続して最優秀賞を獲得している矢幅の不来方(こずかた)高校(http://www2.iwate-ed.jp/koz-h/を訪問しました。2年前の「経済同友会復興シンポジウム(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=22677」が盛岡で開催された時に、アトラクションで登場し、参加していた全国の経営者に感動を与えた素晴らしい歌声だったので、一度足を運んでみたいと思っていました。事前のアポイントもなかったこともあり、丁度、体育館で報告会が開催されていて、顧問の村松玲子先生にはお会いできませんでしたが、文化の薫り漂う校舎を見て時間を過ごし帰りました。行き帰りの「いわて銀河鉄道(http://www.igr.jp/)」、まさに宮沢賢治の世界でした。

いわて銀河鉄道!

いわて銀河鉄道!

まさに銀河鉄道の地元

まさに銀河鉄道の地元

9月2日の学校祭

9月2日の翔鶴祭

凄いですね!

凄いですね!

 先月の千葉県館山市の安房高校(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=31059)と同じように、地方都市の高校の底力みたいなものを感じさせる雰囲気でした。

50年ぶりの日光、時代は巡る!

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 山形市の会合の翌日、新幹線で宇都宮に移動し、以前から願っていた足を伸ばしての日光行きが実現しました。修学旅行以来、実に49年ぶりとなります。当時は、早朝3時半に東京・本郷の旅館を出発して日帰りの強行軍で見学し、殆ど何も覚えていなかったので、今回は実に新鮮な訪問となりました。

レトロなJR日光駅

レトロなJR日光駅

 宇都宮駅から約50分、JR日光駅に到着し、駅前でレンタカーを借りてまずは日光東照宮(http://www.toshogu.jp/へ。それ程混んではいないとは言え、宇都宮から日光までの電車内は、私の座っていた車両は殆どが欧米系の外国観光客の方々、東照宮境内も外国の方が目立ちましたね。個々の社の写真はHPhttp://www.toshogu.jp/shaden/index.html)にアクセスして頂くのが一番、ここでは少し違った角度からの目線で写真を掲載します。

緑深い参道周辺

緑深い参道周辺

欧米系が目立ちます

欧米系が目立ちます

 3年前の経済同友会全国会議は、静岡で開催されました。その時も徳川家康公の話題満載でした(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=19743)。

 HPより~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 日光東照宮は、元和(げんな)3年(1617)徳川初代将軍徳川家康公を御祭神におまつりした神社です。家康公は、天文(てんぶん)11年(1542)12月26日三河国岡崎城(愛知県岡崎市)でご誕生になり、幼少より苦労を重ね戦国乱世を平定され、幕藩体制を確立されました。そして、世の中に秩序と組織を形成し、学問を勧め産業を興し、江戸時代260年間にわたる平和と文化の礎を築き、近代日本の発展に多大な貢献をされました。

宮号宣下(ぐうごうせんげ)
宮号宣下(ぐうごうせんげ)

 家康公は、元和2年4月17日駿府城(静岡県静岡市)で75歳の生涯を終えられ、直ちに久能山に神葬されました。そして御遺言により、一年後の元和3年4月15日、久能山より現在の地に移されおまつりされました。正遷宮は、同年4月17日二代将軍秀忠公をはじめ公武参列のもと厳粛に行われ、ここに東照社として鎮座しました。その後正保(しょうほ)2年(1645)宮号を賜り、東照宮と呼ばれるようになりました。
 尚、現在のおもな社殿群は、三代将軍家光公によって、寛永(かんえい)13年(1636)に造替されたものです。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 引用おわり

 陽明門は今年3月10日に竣功し、昭和の修理以来44年ぶりに本来の輝きを取り戻したようです。

国宝「陽明門」上部

国宝「陽明門」上部

 陽明門を潜り抜け、急な階段を昇りつめて、たどり着いた「奥宮(おくみや)【重文】」、拝殿・鋳抜門(いぬきもん)・御宝塔からなる御祭神のお墓所です。

奥の院、お墓

奥宮、御宝塔

 下りの景色をゆっくり楽しみながら、参道の入口付近まで降りると、日光山輪王寺(http://rinnoji.or.jp/introduction)、今、本堂(三仏堂)は50年に一度の改修工事中でした。

日光山輪王寺

日光山輪王寺

伝統的木工技術の粋を結集して

伝統的木工技術の粋を結集して

 かなり時間を掛けて散策し、次は車で中禅寺湖方面、「奥日光三名瀑」に足を運ぼうと、戦場ヶ原を抜けました。するとまずは「湯滝(http://www.nikko-kankou.org/spot/115/」です。奥日光地域の湯ノ湖から流れ落ち、落差50m、幅25mの滝。

湯滝

湯滝

 そこから中禅寺湖方面に戻りながら、途中には「竜頭(りゅうず)の滝(http://www.nikko-kankou.org/spot/6/」です。標高は1350メートル、滝全長は210メートル。滝幅は10メートル、川のような滝。

龍頭の滝

竜頭の滝

 そして中禅寺湖を越えて、「華厳の滝(http://www.nikko-kankou.org/spot/5/」、エレベーターで一気にヒンヤリした崖下へ。中禅寺湖の水が、高さ97mの岸壁を豪快に落下する、壮大ですね。発見者は勝道上人と伝えられ、仏教経典の1つである華厳経から名づけられたといわれています。

水しぶきでレンズも曇る

水しぶきでレンズも曇る

 私にとって「華厳の滝」というと「藤村操(みさお)」の名前とともに記憶にあり、彼の「厳頭の感(http://www.geocities.jp/sybrma/02hujimura.htm」は、小さい頃から心に残っていました。彼は夏目漱石に一高で英語を習い、私の札幌の高校(当時は札幌一中)の大先輩であり、そんなことも身近に感じていた所以かも知れません、それは明治36(1903)年5月22日でした。「不可解」と詠んだ彼の心境をひと時思い起こした場でした。

 蛇足ですが、滝と言えば昨年の和歌山の「那智の滝(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=26368」も素晴らしかったですね。

 訪れてみると日光は宇都宮からこんなにも近かったんだ、とあらためて感じ、毎回の出張時、宇都宮で餃子ばかり食べていた自分を少々嫌悪した次第です!東照宮と華厳の滝、忘れ物を取り戻した気がした一日でした。

経済同友会 東北ブロック会議

Posted by 秋山孝二
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 東北6県と新潟県、北海道の経済同友会会員による「第41回経済同友会東北ブロック会議」が山形市の「山形グランドホテル」で開催され、180名の参加者で盛り上がりました。2014年に、山形では「日本海サミット 2014」があり、北海道経済同友会(http://hokkaido-doyukai.jp)幹事の私にとってはそれ以来の訪問でした。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=20492

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=20511

 この会は私は初めての参加でした、今年は「未来を拓く~東北の“ものづくり”世界に発信」をテーマに、ものづくり産業の振興策と今後の方向性について議論されました。パネルディスカッションでは、人材育成のあり方などについて意見交換が行われ、次世代パネル「有機EL」や日本酒など、相変わらず力強い山形のものづくりの事例も紹介されました。

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東北の”ものづくり”戦略 経済同友会東北ブロック会議

大会テーマは「未来を拓く 東北の”ものづくり”世界に発信」高い技術力を誇る東北の「ものづくり」について振興策と戦略などを語り合いました。
【基調講演】
演題: 「慶應鶴岡キャンパスの挑戦」
慶應義塾大学先端生命科学研究所(IAB) 所長 冨田勝 氏 http://www.iab.keio.ac.jp/

特別講演の

特別講演の富田勝先生

 「脱優等生」、「脱都会」で、富田勝所長はこれまでの実践を語っていました。飽くなき挑戦、研究者のアイディアを「面白いじゃないか」と背中を押すメンターとしての役割、素晴らしいですね。このIABから多くのベンチャー企業が生まれています(http://www.iab.keio.ac.jp/about/venture.html)。

 続いてのパネルディスカッションは、山形から世界に発信するモノづくり企業、プロジェクトの報告です、これまでの業績ほか、自信に満ちた素晴らしいお話の数々でした。

【パネルディスカッション】

テーマ: 未来へそして世界へ、東北の”ものづくり”振興策と戦略は
■ コーディネーター
山形大学 理事・副学長  大場好弘 氏  <https://www.yamagata-u.ac.jp/jp/
■ パネリスト
山形大学大学院 有機材料システム研究科 卓越研究教授 城戸淳二 氏  <http://oled.yz.yamagata-u.ac.jp/member.cgi?p=1
山形県酒造組合 特別顧問  小関敏彦 氏   <http://www.yamagata-sake.or.jp/
(株)天童木工 取締役社長  加藤昌宏 氏  <http://www.tendo-mokko.co.jp/
オリエンタルカーペット(株) 代表取締役社長  渡辺博明 氏  <http://yamagatadantsu.co.jp/

ものづくりのパネルディスカッション

ものづくりのパネルディスカッション

 その後、各同友会代表幹事による感想発表、福島経済同友会の浅倉俊一代表幹事は「東日本大震災後、再生エネルギーや原発廃炉などの分野で福島の技術が必要とされている」と述べ、「グローバルに通用するには、常に技術を進化させないと生き残れない」と危機感を表明し、秋田経済同友会の小笠原直樹代表幹事は、「東北に優秀な人材を集める受け皿づくりが必要だ」と、人材確保の重要性を指摘しました。

 少しの休憩の後、懇親会も和やかに。山形県産の銘酒が勢ぞろい、パーティ会場ロビーに大きなぐい飲みで早速試飲、とは言っても一杯が大変な量で、私もあっという間に5種類を試してしまいました、「試飲」の領域を完全に越えての「本飲」ですね。時代とともに日本酒のトレンドも変わるようで、辛口の新潟県さんから芳醇な多少甘めの山形県産が高級志向で大きく伸びてきている昨今のようです。

開始前のロビーでは地元のお酒の利き酒

開始前のロビーでは地元のお酒の利き酒

会場ロビーのテーブル上には一升瓶の数々!

会場ロビーのテーブル上には数々の一升瓶!

 中でも皆さんが殺到していたのが高木酒造の「十四代(http://www.yukinosake.com/06-juyondai/」でした。

大人気の十四代

大人気の十四代

 東北ブロック、新潟の方々とも交流が。北海道と縁のあるかたもいらっしゃって、終宴まで楽しい時間でした。

東北ブロックの方々と

東北ブロックの方々と

 久しぶりににチャレンジする企業群のお話を間近に聞けて、元気が出てきました、本当に久しぶりのような気がします。経営者の皆さんは気負いがなく、淡々と経営理念に基づいて日々のものづくりに邁進している姿に感動します。月並みな言い方ですが、産・学・官、特に民間企業の皆さんの世界を見据えた「気概」に学ぶ処が多かったですね、「人の心」、「志(こころざし)」と言ってもいいのかも知れません、経営者の力強さ、私にも空気の入ったひと時でした、登壇者・参加者の皆さんに感謝です。

経済同友会フィールドツアー @ 下川

Posted by 秋山孝二
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 北海道経済同友会(http://hokkaido-doyukai.jp/)の環境問題委員会では、今年度、再生可能エネルギーをテーマに議論を行っています。先日は、その一環として、木質バイオで先進的な取り組みを行っている道北・下川町(https://www.town.shimokawa.hokkaido.jp/)を訪問して、施設見学、谷一之町長ほかと「環境未来都市」等について意見交換を行いました。

 私にとっては、昨年の訪問(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=26107)に続いて2回目の見学となり、また新たな知見を得ました。

下川町役場玄関で

下川町役場玄関で、チェンソーアート作品


 
 チェンソーアートではこんな記事も――> https://www.town.shimokawa.hokkaido.jp/section/shinrin/2017-0313-1346-43.html

一の橋センター

一の橋住民センター

 昨年は見ることができなかった、或は見過ごしたものも幾つか発見しました。

移動販売車

移動販売車「シモカワゴン」

s車用充電器

駐車場に設置されている車用充電器

 同じく昨年の訪問では行けなかった隣の敷地では、キノコの温室栽培が見事、室内に入った途端、カメラのレンズが湿気で曇りました。

特用林産物(?)栽培研究所

特用林産物(?)栽培研究所

温室でのキノコ栽培

温室でのキノコ栽培、曇ったレンズを通して

 夕方、層雲峡に移動して宿泊、振り返るとどれくらい久しぶりだったのか、随分奥まで高速道路がつながっていました。翌日は抜けるような空、ひと時、北海道の魅力を十二分に感じる視察ツアーでした。

宿泊ホテルの庭で

宿泊ホテルの庭で

 そして層雲峡から旭川までの帰り道。

北海道の春ですね

北海道の春ですね

 このグループでの視察旅行は、昨年の水素施設ほかの見学(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=24322)に続く第二弾でしたが、経済団体・経営者のお仲間で議論しながらの道中は、市民活動の視点からとはまた違った新鮮さがあって面白いです。

 また、更に遡っては2013年3月、東京の経済同友会の長島徹委員長に誘われて、北九州の取り組みの視察旅行にも参加致しました、工業都市の底力を感じましたね(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=16121)。

 いろいろ課題はありますが、再生可能エネルギーの未来に夢が膨らみます!

東北編 盛岡 2017

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 今回、札幌から京都に行って「全国寺島実郎戦略経営塾(http://www.terashima-bunko.com/terashimabunko-juku/strategic-management.html」に参加し、そこから新幹線を乗り継いで東北・仙台に移動して二日間の「第30回全国経済同友会セミナー(https://www.doyukai.or.jp/newsrelease/2017/170421a_2519.html」、その後、(一財)新渡戸基金の藤井茂常務理事と意見交換のために北上して盛岡へ。

 盛岡市内は丁度桜が満開でした。有名な「石割桜」、400年の風雪に耐えて堂々たる姿です!

有名な「石割桜」、満開でした!

有名な「石割桜」、満開!

裏側から見ると

裏側から見ると

 市内には文化の薫りがいっぱいです、まち全体に興味あるポイントが。

盛岡中学校跡

盛岡中学校跡

 これまでの盛岡に関わる記事

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=16803

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=16806

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=22677

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=24837

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=26860

全国経済同友会セミナー 2017(番外編)

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 今回、会場となった仙台国際センター(http://www.aobayama.jp/)では、地下鉄東西線の「国際センター駅」前に、フィギャースケートの荒川静香さんと羽生結弦さんの決めポーズのモニュメント、つい最近設置されたとか。

今月設置されたパネル

今月設置されたパネル

ついでに手形まで

ついでに手形まで

 夕食はやはり牛タンでしょうね。

仙台と言えば牛タンかカキ

仙台と言えば牛タンかカキ

 今回の東北新幹線、東京から仙台行きは、強風のために架線にビニールが引っ掛かり、朝から午前9時半頃まで運休だったようです。早朝に京都を発って東京で乗り換える行程でしたが、東京駅は軒並み大幅な遅れ。乗る予定の電車も1時間以上遅れる掲示が出ていたので、目の前の出発間近の電車に飛び乗りました。全席指定席で自分の席は無かったのですが、あるツアー団体の添乗員の方が、「私の席を遠慮なく使って下さい」と言ってくれて、仙台まで座わることができました。仙台駅でツアー客のお弁当持ち込みの為に出口最先頭で立っていた彼にお礼を言って降りましたが、時計を見ると、何と当初予定の到着時刻よりも若干早く着いたではありませんか。災い転じて福となす、そして、添乗員の配慮に心が温まりました。「番外編」でどうしても書き留めておきたかったもので、敢えてお伝え致します!

全国経済同友会セミナー 2017(下)

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 二日目は各分科会の議長報告、総括挨拶、特別講演と続き、議長報告では北海道経済同友会の横内龍三代表理事も第5分科会議長として報告されました。

観光の展望について

総合観光戦略について:横内龍三代表理事(右端)

 総括挨拶は(一社)経済同友会の小林喜光代表幹事(三菱ケミカルホールディングス会長)、「Japan2.0」を明解にご説明になりました。「変化への対応」ではなく、「自ら変化する」こと、企業トップの強いコミットメントを求めていました。

 スライドの一枚目にある文言だけでは広告代理店の産物のような印象ですが、それぞれの分科会報告の裏付けを得ると、グッと現実の各企業の経営戦略が浮き彫りになってきます。企業経営に携わる者の集まりの「分かりやすさ」、これがこの会の魅力ですね。そして、それに果たす地方・地域の企業経営者の役割こそ、日本の沈滞をぶち破る原動力だと確信します。

< 国家価値・戦略 >

X軸 経済の豊かさの実現

Y軸 イノベーションによる未来の開拓

Z軸 社会の持続可能性の確保

* Japan2.0」――> https://www.doyukai.or.jp/policyproposals/articles/2016/161121a.html

戦略の見事な「見える化」!

戦略の「見える化」?これだけでは絵に描いた餅!

Y軸として

Y軸として

X軸として

X軸として

Z軸として

Z軸として

 会議の締めくくりは特別講演「毎日が小さな修行」と題して、塩沼亮潤・慈眼寺住職・大阿闍梨です。自らの修行の様子、まるで演劇の作品を観ているような映像を含めて雰囲気のある語りでした。

* 人生は「光」と「闇」の4種類の組み合わせ

* 心の針の触れる様子を知る

* 「念」は、「今」の「心」

* 「運」は、「運ぶ」もの

* そして、人生、生涯「小僧のこころ」

* 塩沼亮潤・慈眼寺住職・大阿闍梨ブログ――> http://shionuma-ryojun.com/

修行の様子ほか

修行の様子ほか

 参加された経営者のフィールドで格闘する姿と、そもそもといった原理原則の住職のお話、日々、目の前の課題に追われる自分としては、一年に一度、心が洗われるような納得の時間となりました。

全国経済同友会セミナー 2017(上)

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 毎年春に開催される「全国経済同友会セミナー」、今年2017年は仙台で第30回が開催されました、テーマは、「新たな創造のシナリオ~復興・地方創生へ向けて~」です。私は北海道経済同友会の幹事を20年近く務めていますが、この10年間は毎年、このセミナーに足を運んで学んでいます。

*今年のプログラム https://www.doyukai.or.jp/newsrelease/2017/170421a_2519.html

1200名を越える登録!

1200名を越える登録!

 これまでのこの会の報告は以下の通り

* 2016 岡山 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=26260

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=26325

* 2015 金沢 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=23132

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=23136

* 2014 静岡 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%81

* 2013 盛岡 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=16803

* 2012 富山 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=12630

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=12606

* 2011 福岡  http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=8221

* 2010 高知 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=3911

* 2009 札幌 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=1272

 今年の基調講演は、日本IBM(株)執行役員・最高技術責任者(CTO)の久世和資さん、「次世代情報記述と産業変革~日本企業がAI(拡張知能)で攻める時~」です。「ブロックチェーン」、「AI」、「IoT」、「クラウド」、さらに「ニューロチップ」、「量子コンピューター」等について、最先端のお話は刺激的でした。

久世和資さん

久世和資さん

 久世和資さんとは昨年の旭川で開催された「IBM北海道会議(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=27905」でもご一緒でした。

 今年もその後、5つの分科会、「大震災の教訓」「技術革新」「労働市場のパラダイムシフト」「持続可能な社会の構築」「総合観光戦略」に参加者は分かれ、私は第4分科会「エネルギー・環境イノベーション創出による持続可能な社会の構築」に参加しました。地球温暖化対策の世界的枠組み(COP21パリ協定)ほかの基本的認識から、日本を代表する技術開発当事者の皆さんの意見交換は、経営者としての日本企業の底力を感じ、勇気を得ました。毎回思うのですが、この会議は経営者の集まり、特徴は課題の優先順位、問題の大小が経営を預かる現場の方々なので実に明確で分かりやすいことだと思いますね。アカデミック・官僚の方々の弱点は、理屈の一貫性と論理性に重点が置かれていて、リアリティに欠けるお話が多いことでしょう。

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<第4分科会>

「エネルギー・環境イノベーション創出による持続可能な社会の構築」

議長:
須藤 誠一 中部経済同友会 代表幹事/ジェイテクト 会長 http://www.jtekt.co.jp/

パネリスト:
中鉢 良治 国立研究開発法人産業技術総合研究所 理事長 http://www.aist.go.jp/aist_j/information/index.html
髙村 ゆかり 名古屋大学大学院 環境学研究科 教授 http://www.sis.nagoya-u.ac.jp/staff/takamura.html
大島 卓 中部経済同友会 会員所属企業/日本ガイシ 社長 http://www.ngk.co.jp/info/message/index.html
小島 康一 中部経済同友会 会員所属企業/トヨタ自動車 FC技術・開発部主査 http://www.rieti.go.jp/jp/events/14072201/pdf/kojima.pdf

産・学の視座から

産・学の視座から高品質の議論!

 高村ゆかり先生の世界の動きの概略は、日本の今の経営者、とりわけ地方の中小企業経営者が特に認識しておかなければならない視点だと思います。京都議定書とパリ協定の違いは、先進国・新興国を含めてほぼすべての国が議論に参加し合意したこと、そのうち80%の国プラスEUが締結していること、世界の中でゲームチェンジが起こったこと、ビジネスが動く取り組みが始まったこと、と指摘され、投資家の眼が、「気候変動リスクの開示」を企業に要求することに大きく変わってきていると説明されました。これは、実は企業にとっては大いなる「チャンス」でもあるのですよね。北海道経済同友会の場では、残念ながらこの種の話題が殆ど議論されません。

 「COP21パリ協定」については、この取りまとめの中心人物、クリスティーナ・フィゲレスさんのお話を昨年9月に香港で間近で聴きました(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=28015)。

 「持続する社会」は、イコールで「持続する志」ではないか、という言葉で分科会は締めくくられました。

ビジネスと人権、現況を語り合う

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 今年に入って2回目の枝廣淳子さんが主宰する「イーズ未来共創フォーラム(http://www.es-inc.jp/)」の異業種勉強会、通算第44回は「ビジネスと人権~身近な問題から考え、自社が取り組むべきことを理解する」、でした。

http://www.es-inc.jp/network/forum/2017/nwk_id008884.html

 今年一回目はこちら ――>http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=28724

 毎回ここ(http://www.es-inc.jp/network/)に集まる方々から貴重なお話を聞いています。

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第44回「ビジネスと人権~身近な問題から考え、自社が取り組むべきことを理解する

【ゲストスピーカー】

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公益社団法人アムネスティ・インターナショナル日本
渉外部門チーフ/土井 陽子 様

 世界の人権状況を知ってもらい、改善につなげるため、企業における人権の取り組みの推進を担当。前職では、電機メーカーのCSR部門で人権方針の策定や「ビジネスと人権」をテーマとしたeラーニングの実施、人権デューディリジェンスの取り組みに関わる。

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有限会社エコネットワークス
代表取締役 野澤 健 様

 CSR・サステナビリティ分野専門の調査、言語、エンゲージメント支援を通じて企業や自治体、NGOの取り組みをサポート。個を起点に世界に広がるパートナーのネットワークを通じて各地の課題や動向をウォッチしている。

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<手元メモから>

* 2011年に「国連ビジネス人権憲章」が発表されてから急速に「人権」がテーマとして進展

http://www.unic.or.jp/texts_audiovisual/resolutions_reports/hr_council/ga_regular_session/3404/

* コマーシャルの事例を取り上げて意見交換: ANA、鹿児島県志布志のふるさと納税、ほか

* 国際人権基準では「human rights」と複数「rights」になっていることに注目

* 「SDGs」の取り組みは全て「人権」

SDGs――> http://www.unic.or.jp/news_press/features_backgrounders/17430/

* 昨今の先進的企業の取り組み: 人事部門、CSR部門、調達部門の三部門が連携

* 人権侵害がなぜ起きるのか

1) メンタルモデル(思い込み)人種と性別

2) 問題意識の欠如(女性、子供、障碍者等に対して)

3) 自社の実態を知らない

4) コスト・利益最優先の体質

 それに対する対策~~企業においては方針・教育・発信 + 取り組み、が重要

1) ひとり一人の「気づき」を研ぎ澄ます

2) 外の眼を取り入れる

3) 現地のNGOのレポートを活かす

4) 経営者にリスクを理解させる :例えば、自社への告発を活かすプラン(シナリオ)の作成

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 企業を取り巻く環境は国際社会の中で時々刻々変化していますね。私が所属する北海道経済同友会では、このようなテーマは殆ど話題になりません、世界との差がどんどん開いていく焦りみたいなものも感じる昨今です。負けずに情報収集と対策を練って改革を実践して参ります。

北海道経済同友会 新年例会

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 北海道経済同友会の新春例会が開催され、今年は道庁顧問に昨年から就任した山崎史郎さんの講演、「北海道の創生を目指す」でした。

 昨年、一昨年は、経済同友会全国会議で山崎史郎さんは登壇しました。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=23136

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=26260

横内代表幹事

横内代表幹事のご挨拶

北海道庁 顧問 山崎史郎さん

北海道庁 顧問 山崎史郎さん

北海道の地方創生

北海道の創生

夢を持って

夢を持って

 今回の講演は、高齢化、特に少子化の課題の大きさをきっちり認識すると同時に、まちづくりと人口動向の関係性を分かりやすく解説され、今後の地域における夢の実現にむけて一層の努力を注ぐヒントを語りました。介護保険の創設準備を北海道医師会、看護師協会等と協力して尽力され、本人も生まれた山口県に次ぐ第二の故郷とおっしゃっていたように、北海道への強い思い入れを感じました。

 私にとっても、彼との付き合いは35年を越えるでしょうか、お互いに所属は変わっても、変わらぬ付き合いが続く不思議な関係ですね。昨年の岡山での会合では、熊本地震が30分前に起きたと会場ホテルロビーで聞き、私は翌日別府に泊まり、深夜、後に本震と変更になった地震に遭遇しました。先日の講演後もその話をした所、昨年の分科会で一緒に登壇した肥後銀行頭取は熊本に戻ることができずに大変だったそうです。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=26258

 これからの北海道の活性化に山崎史郎さんが一役買って頂けると有難いですね。

IBM北海道会議 2016@旭川

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 第31回IBM北海道会議、今年は旭川で開催、テーマは「オリンピック・パラリンピックと北海道」でした。どんな議論になるか未知数でしたが、基調講演、分科会、全体討論とずっと頭を動かし続けた私にとっては有意義な場となりました。毎年今の時期、北海道を定点観測のように見つめ直すこのような企画に感謝したいですね、31回を重ねた歴史をあらためて噛みしめました。

これまでの記載はこちら――>

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=10557

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=21440

 この会にあたって、あらかじめ主催者にお渡しした私の立ち位置は以下のようなものです。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

1)個人プロファイル

(出身地)札幌市 (これまでのお仕事や活動などを簡単にご紹介下さい) 北海道経済同友会 幹事、(公財)秋山記念生命科学振興財団 理事長、(公財)北海道演劇財団 理事長、 (公財)ワグナー・ナンドール記念財団 理事長、 (一財)北海道札幌南高等学校林 理事長、認定NPO北海道市民環境ネットワーク 理事長、(公財)北海道環境財団 評議員、(公財)北海道対がん協会 監事、札幌学院大学 客員教授

2)テーマ『オリンピック・パラリンピックと北海道』について思うこと、ディスカッションしたい内容

* 1972年札幌冬季オリンピックを知る者として、当時の意義・評価と今時代におけるオリ・パラの意義との「違い」について

* 21世紀での開催意義について

* 北海道と国際化について、環境、観光等の視点から

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

<基調講演>

* 河合純一さん(一般社団法人 日本身体障がい者水泳連盟会長)

 「夢への努力は今しかない~パラリンピックが日本を変える~」と題してのご講演、パラリンピックの発祥・歴史を知り、2020年に世界で初めて2度目となる東京での開催の意義について、熱く語られました。金メダリストとしてのご自身の経験から繰り出すお言葉は、説得力がありましたね。「アスリート・ファースト」というよりも、「アスリート・センター」、パラリンピック開催は全ての人が参加できる社会の実現に向けた取り組みにしていくべきと、方向性を示唆されました。

* 篠田信子さん(2020東京オリンピック・パラリンピック文化教育委員)

 富良野で活躍される篠田さんは、演劇関係でも以前からお世話になっています。2020東京オリ・パラ組織委員会の文化教育委員会委員として、ほぼ毎月東京でもご活躍中です。21世紀の今、文化芸術、そしてスポーツの「運動会的盛り上がり」が、世界を変える原動力になると、これまでの富良野での実践を踏まえて控え目ながら信念をもって語られました。

<分科会討論>

 今年の分科会は素晴らしいメンバーに恵まれました。それぞれのフィールドからの簡潔明瞭、そして経験に裏付けられた含蓄のある発言の数々、楽しくもあり嬉しかったです。

 参加者で分科会でもご一緒だった永瀬充さんが、2010年バンクーバーパラリンピックで獲得した銀メダルを手に取ってみましたが、ずっしり重く、また表も裏も驚きのデザイン、さらにメダルケースほか、附属品の芸術性も素晴らしいものでした。スポーツと芸術文化の一体感を、メダルを手にして実感しました。

アテネパラリンピック銀メダル

2010バンクーバー パラリンピックでの銀メダル

ケース他附属品も素晴らしい!

ケース他附属品も素晴らしい!

 二日目のラップアップ討論で、私たちの分科会は「道民によるすべての人々のための北海道総点検!」とまとめました、実に内容の濃い意見交換で、分科会メンバーに心から感謝です。

 過去のこの会議の開催記録を読み直すと、この30年間の社会の様子を知ることができます。秋山財団の30年間と重なり、別の視点からの近い過去の総括となりました、皆さま、IBMの皆さま、心から御礼申し上げます。

東神楽町の続くチャレンジ!

Posted by 秋山孝二
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 北海道経済同友会の今年度総会・例会、講演者として東神楽町(http://www.town.higashikagura.lg.jp/)の山本進町長が熱弁を奮いました。お話は、とにかく話題満載、HPでもつい先日、始めた企画もあるようです。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~町のHPより

2016.05.12 ブックスタートを行いました!!東神楽町では、乳児健診(8~10ヶ月児)を受診した方に絵本をプレゼントするというブックスタート事業を行っています。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 少し古いですが――> http://www.jiji.com/jc/v2?id=20130301top_interview27_35

東神楽町のチャレンジ!

東神楽町のチャレンジ、人口が増加中、一万人を越えた!

町長

山本進町長

 大学卒業後すぐに東神楽町役場に就職され、企画畑でお仕事をされていました。町長にご就任になった直後から、役場の仕事を熟知されているメリットを活かし、基本計画を策定し多彩な企画を実践されてきています。 福祉・子育て施策に力を入れて、中学生までの子どもの医療費を無料化、翌年は「子ども発達支援センター」の整備など子育て環境の一層の充実を図りました。また、旭川空港を活用する「空の駅」構想では、旭川市との連携を強化する方針を打ち出し、空港を目的に訪れる時代に、農業とうまく結び付けたり、国立公園や観光地に近い立地条件を生かしたハード、ソフト整備などを実践しています。

「人口増加や子どもの数の多さ、しっかりした農業基盤など、町のポテンシャルの高さを生かしたまちづくりを進めていきたい」と締めくくられました。結果を出しての検証、まさに「マチ運営」の経営者、面目躍如でした。

激震、深夜の大分県・別府 !

Posted by 秋山孝二
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 4月23日の私のブログ(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=26260)の最後の部分:

 それぞれの地域の特徴も理解できて、どこも頑張っているな、というのが正直な印象でした。山﨑史郎さんとはこの日の夜にホテルロビーでバッタリお会いし、その時、彼が「今、熊本で大きな地震があったようだ」とおっしゃっていました。それからの地震を巡るリアルストーリーは後ほどに・・・。~~~~~~~~~~~~~~~と書きました、以下がその続報です。

 14日夜に熊本県益城町で震度7を観測したマグニチュード6.5に続き、16日未明に起きたM7.3の「本震」。熊本県阿蘇地方や大分県でも激しい揺れ、まさに「激震」でした。10日経た今も、進行中と理解すべきなのでしょうね。

* 気象庁発表 http://www.jma.go.jp/jma/press/1604/25a/201604251030.html

* 朝日新聞 http://www.asahi.com/special/kumamoto-earthquake/tremor/

 私は、14・15日、岡山での経済同友会全国フォーラムを終えて、15日午後に岡山から新幹線で小倉へ、さらに特急に乗り換えて別府まで移動しました。16日午前中に中津の「廣池千久郎中津記念館(http://www.hiroike-chikuro.jp/chikuro_hall/nakatsu/nakatsu.htm」訪問、午後は臼杵での「ANJINサミット」に出席するために別府のホテルに泊まっていて、16日未明の地震に遭遇しました。

* 第4回「ANJINサミット」 https://www.oita-press.co.jp/1010000000/2016/04/09/221730015

 17階のホテルの私の部屋、充電中のスマホから「緊急地震速報」の大きな警告音で目を覚ますや否や、激しい上下左右の揺れで思わず床に四つん這いでしばし静まるのを待ち、その後の繰り返しの揺れにもただ部屋の中をウロウロしている状態でした。やがて館内放送で、非常階段を使って向いの駐車場に避難するようにとの指示があり、私自身、屋外と部屋の中のどちらに身を置くべきか迷いましたが、ここは避難の経験も大切かとすぐに着替えてコートを着て、我ながらかなり冷静に非常階段を降りました、地上に出るまで約10分くらい掛かったでしょうか。各階から、荷物を背負った方、浴衣姿のままの方ほか、不安そうに皆さんそれぞれの格好で階段を無言で降りていました。

 地上に着いてみると、向いの駐車場は満杯なのでホテル建物方面へとの誰かの声、移動してしばし正面玄関前で立っていると、今度はホテル職員の方が、ここは危険ですので向いのコンビニの駐車場へ移って下さいのアナウンス。ここでもまた、建物の中か外の広場のどちらが安全なのかの少しの迷いがありました。結局、向いのコンビニの駐車場へ移動して、30分位もただ時の経過を待っていたでしょうか、その間、パトカーが走っていったり、コンビニで買い物をする人々を見ていたり、何をしていたのかよく覚えていません。ただ、ツアー添乗員と思われる女性数人が、手元の名簿を持ってツアーメンバーを確認する姿が印象的でした、こんな状況の中でも仕事に徹していることに。

 それに比べて、男性は何ですか、この期に及んでも缶ビール片手に酔っ払いながら駐車場を徘徊している日本人の浴衣姿の男性、大きな声で唄を歌う韓国の観光客の男性がいたり情けない状況、しばし気を紛らわせながら時間を過ごしていました。コンビニで飲み物を確保しておこうと思ったのですが、何と財布をホテルの部屋に置いて降りてきたことに気が付きました。スマホはFBにアップしようと忘れなかったのに、お金は手元に一銭も持っていなかったのです。

 しばらくすると、ホテルの職員が、「安全確認が終了しましたので、お部屋にお戻りください」とのアナウンス。大丈夫かなとは思いながらも外にいるよりは部屋の方がゆっくりできるかと、ロビーを通って再度非常階段を、今度は昇って17階まで戻りました、何分かかったかを測る余裕はありません。荷物が無かったとはいえ、17階まで深夜に昇るのはなかなかのエクササイズでした。私は一気でしたが、途中、踊り場で休憩する方がたくさんいらっしゃって、中にはかなりの肥満の方も多く、息も荒く汗びっしょり、階段を上がる途中に具合が悪くなるのではと心配になるほどでした。

 今回の地震、別府では震度6弱、私がこれまで体験した最大の揺れであり、午前1時半頃から少なくても部屋に戻ってから午前6時頃まで、ずっと揺れが続いて大変不安な時間で、もちろん一睡もできませんでした。途中に「緊急地震速報」が4回程鳴りましたが、何か自分のいる場所の揺れとは違いもあったりして、「どこのことか?」と情報への信頼は薄れましたね、鳴らなくても強い揺れもあったり。

 私は避難時、ジャーナリストではありませんので、その場の写真は撮れませんでした、夜中午前2時頃だったと思います、この2枚だけ。

深夜午前2時頃、ホテルから向いの駐車場に避難する宿泊客

深夜午前2時頃、ホテルから向いの駐車場に避難する宿泊客

部屋に残っている人たちも不安そうに窓から下の様子を窺う

部屋に残っている人たちも不安そうに窓から下の様子を窺う

 振り返ってみると、15日昼過ぎに全国経済同友会フォーラムが終わり、岡山から新幹線で小倉へ、さらに特急に乗り換えて順調に別府まで。前夜に熊本地方で大きな地震があったというのに、今、考えると何と呑気な気持で移動していたのかと、我ながら少々呆れるお目出度さでした。

別府に向かう電車の中で

別府に向かう電車の中で

 夕方に別府のホテル到着後、市内の居酒屋で大分の焼酎で雰囲気を味わうのんびり気分、「とっぱい」は美味かった。いつもより早めに寝て、冒頭の未明の強い地震でした。

とっぱいをセレクト

とっぱいをセレクト

 4時間以上揺れが続きましたが、早朝、日が昇ってから、「ANJINサミット」事務局に問い合わせると、「中止を決定」との返答。やれやれ何しに大分まで来たのかとかなりの疲労感を滲ませて、早速予定を切り上げて空港に向かうと、何か信じられない静けさでした、普段は変更ができない切符でもこのような非常時は変更可能になりますね。

 JRはほぼ全てが始発から運休、空港バスも運休。考えてみると別府に到着してからやったことは、ホテル内コインランドリーで出張中に溜まった洗濯物を洗い終え、大浴場に入って、マチの居酒屋で飲んで食べて、強い地震を体験し、避難し、連続の地震に耐え、タクシーで空港に向かっただけとなりました。ホテルの職員、タクシーの運転手が言っていました、「ずっと別府に住んでいるけど、震度6弱とこんなに続く揺れは初めて」、と。

 東京経由で札幌に戻れることが決まり、少々ホッとして空港ビル2階へ上がると下のようなポスターが。前日の岡山での大原謙一郎さんのお話を地で行く芸術・文化の力ですね!

* 別府アルゲリッチ音楽祭 http://www.argerich-mf.jp/

芸術・文化は人の気持に力を与える!

芸術・文化は人の気持に力を与える!

 今、10日ほど経って、私は過去形で言える安堵感がありますが、その後も大きな地震が続いているようで、熊本・大分の現地にいらっしゃる方々は不安な日々をお過ごしと、何とも言葉もありません。Facebookでは知人の方々の投稿から現状を知ることができます、どうかくれぐれもお気を付けになって、心身のご健康にご留意を。

 14日夜以降、今回の地震についてはいろいろ捜索・調査も進んで分かってきていることも多いようです。

* http://www.asahi.com/special/saigai_danso/

 札幌に戻り当局の発表、報道から感じるのですが、「熊本地震」とタイトルを打つのは強い違和感を持ちますね。大分、鹿児島での揺れもかなりのもの、何か熊本に意図的に限定して地震を小さく見せようとの魂胆を感じます、少なくとも「九州」という活字で範囲をイメージしなければ現状を正しく表現していないと思うのですが。さらに、分からないという発表は勇気を出しての姿勢だと評価しますが、新しいタイプの地震とかと言うと、どうしても原発事故時の「想定外」の繰り返しを思い出します。

 10日以上経て、やっとこのような「対応」が――>http://www.asahi.com/articles/ASJ4T3RCBJ4TULFA00M.html

 初動の生き延びる判断は、自らの日頃から研ぎ澄まされた知識・知恵に依存するしかないのでしょうね、納得性から言っても今回つくづくそう感じました。また、中島みゆきの「宙船(そらふね)」の歌詞(http://www.kasi-time.com/item-18378.html)を思い出しました、そうです、「オールを任せて」はいけないのです。

【番外編】 そう言えば、数日後のNHKニュースでは、彼が解説をしていました、まだやっているんだ?!

福島原発事故後、彼は少しは学んだのか?

福島原発事故後、彼は少しは学んだのか?

全国経済同友会セミナー 2016 (下)

Posted by 秋山孝二
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 一日目の夜は懇親パーティ。参加者はメイン会場には入りきれず、別会場も設営されていました。そして入口では、ジーンズ発祥の地「倉敷市児島地区製の巾着」、「内山工業(株)製コルクのコースター」、「地元の酒」で乾杯し、その「ぐい飲み」は全員が持ち帰れる多彩な「備前焼」。19名の若手の作で、そのうちの12名の作家が登壇されました、まさに伝統文化の担い手です。

備前焼の担い手の皆さん

備前焼の担い手の皆さん

 二日目は前日の各分科会の報告、続いて小林代表理事の総括でしたが、実に内容のあるお話でした。前日の井原木岡山県知事もそうですが、小林代表も、とにかく民間企業経営者のお話は分かりやすいく説得力がありますね。今、秋山財団が実践中の地域におけるアウトリーチ活動、コラボレーション活動、そのものですね。

地方創成の意味合い

現状認識

この図は興味深い

この図は興味深い

 今年の最後のプログラム・特別講演は、大原美術館の大原謙一郎さんです。昨年、札幌にお越しになりお話を伺う機会がありましたが、今年の話はそれにも増して素晴らしいものでした。

* 昨年、札幌で――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=24058

 日本の美術館は、地方から民の活力によって始まったと、まさに民の矜持ですね。

日本の美術館の歴史からひも解く「地方の力」、「民の力」

日本の美術館の歴史からひも解く「地方の力」、「民の力」

京都の古地図、著名な御家のお名前がずらり軒を並べて

京都の古地図、住吉村反高林の著名な御家のお名前が

* 日本の美術館の歴史は民間人によるもの。戦国武将とお茶と同じように、経営者と美術館といった関係か

* 美術館ほかの存在は、文化理解の「装置」。「アジアの片隅のサル」の世界でのチャレンジ!

* 「何か新しいこと」、「原点」こそが、未来に繋がる

* 「ナレッジ・バリュー」は芸術・文化ではないだろうか!

 最後は、昨年夏の札幌でのお話と同様に、東京中心の『地方』ではダメ、それぞれの地域・土地が『DNA』を見つけ出す、掘り起こす、それがすなわち自分たちの土地の歴史であり、それぞれの地域の仕事である」と結ばれました。まさに中央から観る「地方」ではない「地域の心意気ここにあり!」でした。

全国経済同友会セミナー 2016 (上)

Posted by 秋山孝二
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 今年も「全国経済同友会セミナー」が、1400名の登録で岡山で開催されました。「地域」をテーマに、歴史からひも解く実り多きディスカッションの数々でした。

 これまでのこの会の報告は以下の通り

* 2015 金沢 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=23132

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=23136

* 2014 静岡 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%81

* 2013 盛岡 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=16803

* 2012 富山 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=12630

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=12606

* 2011 福岡  http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=8221

* 2010 高知 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=3911

* 2009 札幌 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=1272

今年は第29回

今年は第29回

 二日間の冒頭の井原木隆太(いばらぎりゅうた)岡山県知事(http://www.pref.okayama.jp/page/298941.htmlのご挨拶、テンポよくスピード感あふれてよかったです、後から伺うと女子マラソンで優秀なオリンピック選手を輩出している地元の(株)天満屋(http://www.tenmaya.co.jp/)の社長だったとか、さすがですね。この場の登壇者としてはピッタリのキャリアでした!

岡山県知事の歓迎ご挨拶(前(株)天満屋の社長

井原木隆太岡山県知事の歓迎ご挨拶、(株)天満屋の前社長

 基調講演は「エコノミスト」誌の元編集長、Bill Emmottさんです。「『地域』から日はまた昇る~Local powerhouses in a global economy」と題して、カール・マルクスで始まり、イタリア・トリノ地方、イギリス・マンチェスターの事例等から、最後はピーター・ドラッカーの言で締め、21世紀における「地域創生」を語りました。

* http://business.nikkeibp.co.jp/article/opinion/20140117/258372/

 彼が言う「地域創生」は二つのポイント:

1) 若い人にチャンスを与える地域~特に地元の大学等との連携で

2) 歴史・文化の価値を大切にしている地域~外国人を引き付ける魅力として

基調講演はビル・エモット氏

基調講演はビル・エモット氏

イギリス・マンチェスターの事例も

イギリス・マンチェスターの事例も

 その後の分科会、今年も冨山和彦さん、山崎史郎さんを追いかけて第5分科会への参加でした。

* http://www.nikkeibp.co.jp/atcl/tk/15/434169/072000025/

第5分科会

第5分科会

今年も山崎史郎さんの登壇

今年も山崎史郎さんの登壇

国の政策

国の政策

 それぞれの地域の特徴も理解できて、どこも頑張っているな、というのが正直な印象でした。山﨑史郎さんとはこの日の夜にホテルロビーでバッタリお会いし、その時、彼が「今、熊本で大きな地震があったようだ」とおっしゃっていました。それからの地震を巡るリアルストーリーは後ほどに・・・。

また、広島訪問 2016

Posted by 秋山孝二
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 広島市訪問では、いつも反戦の思いを再確認します、今年は岡山での経済同友会の全国フォーラムに先立ち、足を伸ばして広島で少しの時間を過ごしましたが、G7の外相、ホセ・ムヒカ氏等が訪問した直後で、平和公園周辺は落ち着きを取り戻していました。

また、原爆ドームに

また、原爆ドームに

説明の碑

「原爆の子の像」説明の碑

記念碑から見る「平和の灯」、「原爆ドーム」

記念碑から見る「平和の灯」、「原爆ドーム」

 一方、広島のマチづくりの要、市電はJR広島駅にも乗り入れています、低床式車体で実に全ての人に優しい作りです。

JR前広場に乗り入れる広島市電の各線

JR前広場に乗り入れる広島市電の各線

低床で大きな窓のモダンな市電!

低床で大きな窓のモダンな市電!

* 7年前の広島市訪問はこちら――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=1602

* 「核なき世界」についてはこちら――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=5199

3・11全国復興会議 2016@仙台

Posted by 秋山孝二
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 すっかり報告が遅くなりました、「2011.3.11」大震災後、毎年3月11日に経済同友会(http://www.doyukai.or.jp/index.html)では「全国復興会議」と銘打って、東北で報告等の会議を行ってきていましたが、5年を経て今年で一応の区切りとするようです。

これまでの記載――>

* 2015 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=22677

* 2014 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=19311

パネルディスカッション

パネルディスカッション

特別プログラム・パネルディスカッション

特別プログラム・パネルディスカッション

< パネルディスカッション 「福島復興に向けた論点」 >

●福島第一原子力発電所事故による避難指示区域について、避難指示の解除や復興拠点整備が進む中、今後の福島復興に向けた論点を整理・検討する。

司 会: 冨山 和彦氏(経済同友会 副代表幹事・改革推進プラットフォーム事務局長/経営共創基盤 代表取締役CEO)(https://www.igpi.co.jp/

登 壇 者:

児玉 龍彦氏(東京大学先端科学技術研究センター 教授/東京大学アイソトープ総合センター長 医学博士)(http://www.ric.u-tokyo.ac.jp/

石田 仁氏(福島県大熊町 副町長)(http://www.town.okuma.fukushima.jp/

高橋 隆助氏(福島県南相馬市原町商工会議所 会頭)(http://www.haracci.com/

 今年も、児玉龍彦先生がパネラーの一員として登壇され、これまでと変わらない方向性での復興を力説されました。信念を持った課題解決への姿勢に共感を覚えます。

今年で3年目:児玉龍彦先生

今年で3年目:児玉龍彦先生

 2年前に示された以下の解決策は全くブレておらず、着実に前進していて、「日本の科学技術と経済を結集し」のフレーズは、研究の最前線にいらっしゃる方の矜持を感じます。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~2年前の配布資料より

21世紀の日本の科学技術経済力の結集を

20世紀のソ連チェルノブイリの帰結は広大な国土の放棄と住民の離散であった。21世紀の日本は科学技術と経済を結集して除染と地域の復興を成し遂げることができる

* 米の全袋検査に続いて、魚の全匹検査を可能にする

* 農産物、海産物の測定をすすめ、地産地消の福島を可能にする

* セシウム回収型の焼却炉による放射性ゴミの容積減少、放射性物質の濃縮保管をすすめる

* 森林の除染につきバイオマス発電を含めた長期計画を立案する

* 河川、湖沼、海底への汚染を正確に評価し、除染の計画を立案する

* 事故前の福島の美しい環境を取り戻すため、国民の力をあわせて環境回復を進める

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 ここにきて、一言で「復興」と言っても、岩手、宮城と比較して、福島の場合は全く展開を異にしています。「放射能汚染」の重たさは誰の眼にも明らかであり、二つの県は共助、互助に向かう現在とは対照的に、福島では原子力政策を推進してきた国の責任での「復興プラン」が必須との共通理解を感じました。

 そんな中で、経済同友会が推し進めてきた「IPPO IPPO NIPPON プロジェクト(http://www.doyukai.or.jp/ippo/」で支援された高校生諸君の御礼のパフォーマンスは、私たちに逆に力を与えてくれました。舞台上の高校生は、震災時は小学生・中学生、身内で不幸に会われた方も多いとは思いますが、それぞれの専門性を活かして、これからの日本を背負って頑張ってくれるのでしょう。力強い姿に感動しました。

被災地高校生たちのパフォーマンス

被災地高校生たちのパフォーマンス

潜水夫養成課程の生徒たち

潜水夫養成課程の生徒たち

 それにしてもいつも感じるのですが、経済団体の会合と言うと、右を向いても左を向いても、どうしてこうも男ばかりなのでしょうかね、今回は、さすがに寝ている方はいらっしゃいませんでしたが・・・。

それにしても経済団体はいつも男ばかり

今年を振り返る 2015 (番外編)

Posted by 秋山孝二
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 年末29日、もう十数年になりますか、今年もFM三角山ラジオで丸山哲秀先生の番組で1時間少々のトークに登場でした。私自身、毎年の振り返りができると同時に、丸山先生とのやり取りが楽しかったです。

* http://d.hatena.ne.jp/tessyu/

 戦後70年目の節目の年、歴史的転換点とも言える大きな出来事が続出しました。政治、経済では今後楽観を許さない危機感を抱きますが、世界で戦うアスリートたちの活躍からは、多くの勇気と希望を受け取りました。フィギャスケートの羽生結弦、宮原聡子、バドミントン、フェンシングの太田、ラグビーワールドカップで3勝の五郎丸歩、リーチ・マイケル、世界選手権優勝の男子体操、女子サッカーワールドカップの準優勝、テニスの錦織圭等、書き切れない程の活躍でした。それぞれ裏付けされる日頃の精進があり、日々切磋琢磨している姿には感動しました。

 私の活動の総括としては、上手く軌道に乗ったこと、苦闘していること、いろいろありますが、自分が関わるフィールドがあるということに感謝したい気持はあります。それぞれの場には、永年頑張っている人々がいる訳で、その努力へ報いるためにも、私の立ち位置でやれることを悔いなくやりたい、そんな姿勢で日々活動をしてきたつもりです。

 私(わたくし)的な一年のまとめ、今年も盛りだくさんでした。

* 新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会」、札幌遠友夜学校、遠友みらい塾関連

* エネルギーチェンジ100ネットワーク

* 演劇関係

* 秋山財団

* 北海道経済同友会

* 寺島戦略経営塾

* 政治情勢、特定機密法案、安保法制、沖縄基地問題

* SEALDsの活動

* 海外旅行から 5月ボストン、10月シンガポール

* 国内旅行 7月利尻・礼文、10月中山道(妻籠、馬籠ほか)、郡上八幡、高山「八幡祭」

* 六華同窓会、札南学校林財団

* 音楽ライブ 7月グラシェラ・スサーナ、8月美輪明宏、11月アルゼンチンタンゴ

 年末のテレビの特別番組、録画したものの果たして観る時間があるのかどうか。何はともあれ、今年一年、大変お世話になりました、来年も宜しくお願い致します、皆さまのご多幸をお祈り致します!

経済同友会幹部、北海道へ

Posted by 秋山孝二
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 (公社)経済同友会(http://www.doyukai.or.jp/)の幹部が、北海道経済同友会幹部と意見交換し、知事、市長、ホクレン幹部等とも懇談しました。夜は交流会で盛り上がりました。

 東京からは、小林喜光 (三菱ケミカルホールディングス 取締役会長)代表幹事ほか、副代表幹事、監事、地方分権委員会の皆さまがご出席、地方創成等、今の地方の課題について地元の生の声に耳を傾け、特に基幹産業としての農業の現在・未来について、質問が幾つかありました。「北海道のおける地方創生の取り組み」、「地域経済活性化に向けた取り組み」がメインのテーマでしたが、それに付随する意見交換も。

 夜の交流会では、日頃なかなかお話ができない東京の幹部とも親しく懇談し、認識を共有しました。北海道のポテンシャルに関しては、地元の私たち以上に期待感が強かったですね。

 交流会のアトラクションは、北海道で活躍する茂呂剛伸(http://www.goshinmoro.com/)グループの「縄文の響き、未来へ」の縄文太鼓演奏でした。

縄文太鼓とアフリカのコラボ

縄文太鼓とアフリカのコラボ・茂呂剛伸さん

アンサンブルも

アンサンブルも

 茂呂剛伸さんのプロフィール~~~~~~~~~~~ HPより

株式会社オフィスモロ 代表取締役
ジャンベ太鼓・縄文演奏家

自ら制作した土器の太鼓「縄文太鼓」をジャポニズムとアフリカンを融合した独自の演奏スタイルで独奏する太鼓演奏家。
銀座での個展を初め、CDメジャーデビューも果たし、コンサートホール キタラで演奏会を行い、2013年5月18日には、60年に一度行われる出雲大社「平成の大遷宮」にて奉祝奉納演奏を行った。
「縄文太鼓の演奏と制作」を通じ、北海道から世界に向けて北海道の縄文芸術や縄文文化の素晴らしさを発信する活動を行っている演奏家である。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

 当日出された日本酒には「北海道新幹線開業』スペシャルラベル入りも。

日本酒も開業を前にスペシャルラベル

日本酒も開業を前にスペシャルラベル

 東京からのご一行は、翌日朝から夕張市に視察に行かれました。今、地方における経済団体の重要性を再認識した次第です。

第8回 日本海サミット in 福岡

Posted by 秋山孝二
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 今年の経済同友会「日本海サミット」が、福岡で開催されました。私は昨年の山形に続いての参加でした。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=20492

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=20511

 今年のプログラムは以下の通りです。

<第8回 日本海沿岸地域経済同友会代表幹事サミット(福岡開催)プログラム >

開会挨拶 福岡経済同友会 代表幹事 貫 正義

特 別 講 演 ◇講 師 講談師 神田 紅 氏 ◇演 題 「福岡とアジアの交流の歴史 金印物語とグリーンファーザー」

パネルディスカッション ◇テーマ 「アジアとともに発展する福岡・九州 ~東アジアとの近接性を活かした地域の発展戦略~」

◇パネリスト 福岡県知事 小川 洋 様、福岡市長 髙島 宗一郎 様、北九州市長 北橋 健治 様

◇コーディネーター 福岡経済同友会 恒久幹事 石原 進

閉会挨拶 福岡経済同友会 代表幹事 久保田 勇夫

<交流レセプション>

オープニングアトラクション 「精華女子高校吹奏楽部」

歓迎挨拶 福岡経済同友会 代表幹事 宇佐見 昇

来賓挨拶 福岡県知事 小川 洋 様、福岡市長 髙島 宗一郎 様、 来賓挨拶 北九州市長 北橋 健治 様

乾杯挨拶 富山経済同友会 特別顧問 中尾 哲雄 様

~懇談~ ~アトラクション「博多見番の芸妓による舞踊」~

次回開催地挨拶(未定) 閉会挨拶 福岡経済同友会副代表幹事 田中 亮一郎

閉 会

特別講演は講談師・神田紅さん

特別講演は講談師・神田紅さん

パネルディスカッションは知事、市長です

パネルディスカッションは知事、市長です

精華女子高校生の吹奏楽部

精華女子高校生の吹奏楽部

金沢市内の芸者さんたち

博多見番の芸妓さんたち

 パネルディスカッションでは、それぞれの首長が、「アジアの活力を取り込む戦略」を披露し、地元でも三人が一堂に会する場は極めて少ないそうで、大変濃密な意見交換の場となりました、次回開催地は京都に決まりました!