“世界先住民族ネットワーク AINU”

Posted By 秋山孝二
Categoirzed Under: 日記
0 Comments

  昨年の北海道洞爺湖でのG8サミットを機会に 、一昨年・昨年・今年と、国内・海外のNGO等を中心とした市民活動も大変活発でした。その中で、特筆する新たな動きの一つが、「世界先住民族ネットワーク AINU」の設立です。http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/161450.html                      

役員紹介:09.4.25創立の集い

役員紹介:09.4.25創立の集い

 先月、「創立の集い」が札幌で開催されました。その場で、昨年の「G8サミット市民フォーラム北海道」の共同代表として、私はご挨拶を致しました。http://www.kitay-hokkaido.net/

・・・・・・・一昨年9月にこの場所で、キックオフ・ミーティングが行われました。その時、「先住民族サミット」の企画説明の冒頭に結城幸司さんが、「今回、アイヌはお客さんとしてでもゲストとしてでもなく、活動当事者としてフォーラムを開催する。そして、過去を見つめると同時に、自分の子供・孫たち世代のアイヌ民族が堂々と胸を張って生きていける、そんな社会にすべく活動したい。」と力強く語ったのを鮮明に覚えています。昨年7月の市民サミットオープニングでは、アイヌアートプロジェクトがお祈りの舞い、クロージングでは木幡カムイサニヒさんが、先住民族サミットの成果報告をされました。一連の活動を傍で見ていた私には、自信満々に感じていましたが、終了後の報告会で島崎さんのお話によると、「財政的にはハラハラドキドキの連続だった」とか。・・・・・・

サミット後、「先住民族サミット」で得た力を糧に、それを担った方々が、「アジア太平洋女性法律と開発フォーラム会議」への参加、「第8回世界の先住民族教育会議(WIPCE)」への参加http://www.cais.hokudai.ac.jp/event/e_kouen.html、「アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会http://www.kantei.go.jp/jp/singi/ainu/index.html」に対する提言等、一まわりも二まわりも進化した活動を展開していますね。先日の集いでもDVDを見ながら、大きな自信を獲得された姿を再確認しました。来年カナダで開催予定の「第2回先住民族サミット」はじめ、今年も幾つかの国際会議への参加等が当面の活動になるのでしょう。先住民族の人権獲得は、当事者の方々ばかりではなく、北海道民、日本国民一人一人の再認識の問題ですし、今後の多様な価値を認める社会づくりへの必須課題として、教育の優先順位の高い課題でもあるに違いありません。

Comments are closed.