NHKスペシャル『キーウの夏~戦争の中の’平和’(https://www.nhk.jp/p/special/ts/2NY2QQLPM3/blog/bl/pneAjJR3gn/bp/pjyzq2m3Xr/)』は、胸に刺さる番組でした。『ギルティシンドローム』、生きていることの罪を問い続ける、深い傷として残るのでしょうね。
戦争が始まって以来、キーウの人々を撮り続けているディレクターのゴシャ・ヴァシルークさん、彼の映像で世界の知らないキーウの今を伝えています。
一見すると、路上のカフェでは市民が語らい、ビーチは日光浴を楽しむ人で溢れる日常風景。しかし一皮めくると戦争と隣り合わせ。度々の空襲警報で人々は不眠症に苦しみ、東部では多くの人が死んでいるのに、キーウでは平和を享受する罪悪感『ギルティシンドローム』が広がって、家族の中でも分断が始まっています。
一方、芸術家にも過酷な状況が続いているようです。
様々に境遇で今を生きているキーウの人々、番組は「それでも生きようと必死にもがいてる」とのメッセージで結ばれていたような気がします。