演劇二題 年始2020

Posted By 秋山孝二
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 今年も年始から演劇鑑賞は盛んです。まずは、劇団ゴジゲン(http://www.5-jigen.com/)の『ポポリンピック(https://spice.eplus.jp/articles/257713』。松居大悟が主宰する劇団が、2019年12月から2020年2月にかけて新作『ポポリンピック』を上演して大変人気を博しています。本公演では8年ぶりの客演に劇団献身の木村圭介を迎え、ゴジゲン史上最多となる福岡、東京、札幌、京都の4都市を巡る新作ツアーが行われています。

作・演出
松居大悟
アイコン出演
目次立樹 奥村徹也 東迎昂史郎 松居大悟
本折最強さとし 善雄善雄 木村圭介
(劇団献身)

あらすじ
2020年、ここでオリンピック・パラリンピックが行われる。
プレイヤーとして生きていて、機会は今回しかないだろう。
だけど彼は出られない。
選ばれる資格すらなかった。
多様性と調和。多様性と調和?
どこにも居場所なんてないならば―――
さあ、彼の物語を始めよう。

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 ボウリングというマイナーな競技を扱って、前半は今一乗り切れないテンポの私でしたが、後半に入って「劇団ゴジゲン」テイストというのがこういうものかと観ることができました。アフタートークも面白かったですね。ただ、世代が違うのか、最終の反対運動のスタイルなど、率直に言って少々違和感があった個所も事実です、これからに期待したいですね!

 二つ目は、「演劇シーズン2020 冬(http://s-e-season.com/」のトップバッター、劇団きっとろんどん(https://kittolondon.jimdofree.com/の『発行体(http://s-e-season.com/program/hakkoutai/』です。

20200125_kittolondonflyer

■キャスト

井上悠介/久保章太/山科連太郎/リンノスケ (以上、きっとろんどん)
泉香奈子(パインソー)/五十嵐穂(札幌FEDE)
大森弥子(Takako Classical Ballet)/木山正大(RKC/札幌FEDE)
たねだもとき(有限会社ピーナッツバタークリエイト)/塚本奈緒美(札幌FEDE)
能登英輔(yhs)/長谷川健太(劇団しろちゃん)

■映像出演

小島達子(ELEVEN NINES)/小林エレキ(yhs) /山田マサル(パインソー)

■スタッフ

映像:あらきひろき(BONJIN/minomushi_films) アートディレクター:むらかみなお
宣伝美術:リンノスケ 制作:加納絵里香、兼平瞳、中澤千智

199X年、人々が空飛ぶ発光体を追い求めたオカルトブームの片隅で、彼らは女の子に夢中になっていた。
転校生の七瀬さんは目がくらむほどに眩しくて、UFOなんかより魅力的。
だから誘った肝だめしの夜、校舎の西に光るなにかが目撃された。
自ら光を発する物体。それを人は、発光体と呼ぶ。
笑ってドキドキしてたら世界滅亡!“SF風サイコ・コメディ”を謳う人気作!

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* 昨年9月公演の様子ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=36774

冒頭の小島達子(ELEVEN NINES)、小林エレキ(yhs)、山田マサル(パインソー)の三人の映像から面白そうみたいな雰囲気が狭い劇場内に充満していました。事前のパンフでテーマは知っていて、何だか若い劇団の良く分からない芝居かなと思っていたのですが、ストーリーもセリフも実に丁寧で、狭い劇場「BLOCH(http://bloch-web.net/)」を客席の裏まで存分に使った演出等、大変楽しい時間となりました。連日満席の大盛況で、今後の彼らの活躍が楽しみです!

 演劇シーズンは2月も続き、今年も札幌の演劇界は大いに躍動しそうで期待できます!

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