岡林信康(http://www.fuji-okabayashi.com/)のライブが札幌で開催、今年はデビュー50周年ツアーでやってきました。会場は、私と同じ年代とみられる聴衆で満席。始まって直後の「チューリップのアップリケ(https://www.youtube.com/watch?v=DRpb7Ugf1XU)」では、前・横の男性たちが目頭を押さえ、涙をふく姿が印象的でした。この歌についての詳細は、こちらに詳しく(http://www.tapthepop.net/news/74013)。
作曲:岡林信康
うちがなんぼ早よ 起きても
お父ちゃんはもう 靴トントンたたいてはる
あんまりうちのこと かもてくれはらへん
うちのお母ちゃん 何処に行ってしもたのん
うちの服を 早よう持ってきてか
前は学校へ そっと逢いにきてくれたのに
もうおじいちゃんが 死んださかいに
誰もお母ちゃん 怒らはらへんで
早よう帰って来てか
スカートがほしいさかいに
チューリップのアップリケ
ついたスカート持って来て
お父ちゃんも時々 買うてくれはるけど
うちやっぱり お母ちゃんに買うてほし
うちやっぱり お母ちゃんに買うてほし
うちのお父ちゃん 暗いうちから遅うまで
毎日靴を トントンたたいてはる
あんな一生懸命 働いてはるのに
なんでうちの家 いつも金がないんやろ
みんな貧乏が みんな貧乏が悪いんや
そやで お母ちゃん 家を出て行かはった
おじいちゃんに お金の事で
いつも大きな声で 怒られてはったもん
みんな貧乏のせいや
お母ちゃん ちっとも悪うない
チューリップのアップリケ
ついたスカート持って来て
お父ちゃんも時々 買うてくれはるけど
うちやっぱり お母ちゃんに買うてほし
うちやっぱり お母ちゃんに買うてほし
60年代終わりの騒然とした社会の中、心にしみる歌の数々でした、私にとっても。
今回のツアー、「岡林信康 総合情報 デビュー50周年記念アルバム『森羅十二象』」に象徴されています。
スタートから彼のこれまでの変遷を自らジョークを交えて軽妙に語り、彼らしさが健在でした。いずれの曲も懐かしいものばかり、今回は特に、「君に捧げるラブソング(https://www.youtube.com/watch?v=d7G0tLszEhE)」が良かったですね、彼の優しさが全開でした。
* 9年前のライブ(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=1340)
今回のライブについては、こちらのブログに詳細が書かれています、札幌のコンサートもほぼこの通りなので、ご紹介して私の報告に代えさせてもらいます。
* http://www005.upp.so-net.ne.jp/folk/kamisama2018.html
加藤登紀子さんもそうですが、岡林信康さんも、人生と歌が自然体で、それに自分自身の人生の変遷が並走している感じ、同じように歳を取っていける貴重な存在です、これからも活躍し続けてほしいものです。
* 加藤登紀子――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%8A%A0%E8%97%A4%E7%99%BB%E7%B4%80%E5%AD%90