日本アイ・ビー・エムの広報誌「無限大」最新号http://www-06.ibm.com/jp/ibm/mugendai/no126/index.htmlは、特集「Smarter Citeies 2050年、来るべき都市の未来のために」です。他社の広報誌と比べて格段に深いメッセージに、毎回注目しています。
冒頭のグラビア「古代都市からの伝言」では、世界各地の砂漠化した古代都市の遺跡群の光景です。近い過去ではアラル海の写真も不気味な様相から多くのメッセージを発しています。これは想像ではなく、現実であるがゆえにですね。
1世紀前、人口100万人以上の都市はわずか16だったそうです。現在は、その数450にものぼります。そして世界の都市人口は13%に過ぎなかったのが、現在すでに50%を越えていて、2050年には70%に達すると予測されると。
便利で暮らしやすい都市を目指すだけでなく、限りある資源利用の最適化をすることにより、地球とともに生きる知恵も必要なのでしょうね。「エネルギー」「行政サービス」「交通」「教育」「医療」等においてです。そこには「テクノロジー」とともに、「リーダーシップ」の必要性も極めて重要なのでしょう、すべては、人間の営みですから。
身近な「まちづくり」にも、この程度の哲学と理念が必要です。執筆者の見識の高さを感じ、多くのヒントを得ました。