<ローザンヌ、ジュネーブ市街編>
ローザンヌのレマン湖畔にある「オリンピック博物館(http://www.olympic.org/museum)」は、昨年12月からリニューアルオープンしました。門から石段の一つ一つに、これまでの夏・冬五輪開催地の名前が刻まれています。玄関前には、走高跳の世界新記録の高さにバーが設定されて、そこをくぐっての入館でした。
展示は、競技自体の記録よりも、オリンピックの歴史に始まり、各大会の選手村、試合前後の食事・カロリー等、幅広い視点から成り立っていました。
一方、ジュネーブ市内では、ジャン・ジャック・ルソーが目に付きます。教育を志した者として、彼の著書「エミール」はまさに入門書みたいな存在でしたから。
旧市街の中心には、12世紀から13世紀に建設された「サン・ピエール大聖堂」が存在感を示していました。宗教改革の中心人物・カルヴァンは16世紀の25年間、この聖堂でプロテスタンティズムの説教を続けたそうです。5スイスフランを払って尖塔のラセン階段を一気に上りと、レマン湖と市街が眺望できました。下り階段を下りて少し歩くと、何とも情けないことに足がつった感じがしました、こんな所で体力の衰えに気づくとは・・・・。
聖堂内のパイプオルガンの音色も素晴らしい響きで、心が洗われました。