ワグナー・ナンドール財団(http://www3.ocn.ne.jp/~wagner/TOP.html)の定例理事会ほかが栃木県益子町で開催されました。今回は茨城空港(http://www.ibaraki-airport.net/)から益子町へ、札幌から初めて日帰りでの出席、初夏の日差しの中、ひと時北関東の緑いっぱいで心地よかったですね。
会議自体は、いつもながら前向きの事業報告、提案、素晴らしいアイディアで、参加された皆様も年齢にも関わらず(失礼)元気いっぱい。その中で、つい先日の三浦雄一郎さんのエベレスト登頂成功に関連して、マナスル初登頂で教科書にも載った日下田實(ひげたみのる)評議員の体験談は、ひと際興味を惹かれました。敗戦から間もない時期、決して十分な装備ではなかったにもかかわらず3度目の挑戦で初めて日本人として頂上を極めたこの登頂成功は、当時の国民に大きな勇気と誇りを与えました。https://my-mai.mainichi.co.jp/mymai/modules/climb14/
<マナスル登頂成功までの経過> ウイキペディア参考
- 1950年 - ビル・ティルマンが偵察を行い、最も容易なルートは北東からのルートだと考えた
- 1952年 - 日本隊が5,275 m地点に到達(第一次登山隊)
- 1953年 - 日本隊が7,750 m地点に到達(第二次登山隊)
- 1956年 5月9日 - 槙有恒ら12人の日本山岳会隊の今西壽雄、ギャルツェン・ノルブが初登頂に成功(第一次登頂)
- 5月11日 - 加藤喜一郎、日下田實が頂上に立った(第二次登頂)
- 11月3日 - 日本山岳会隊の登頂を記念した記念切手が郵政省から発行
一方、この春の「特別展示」として、評議員の高橋千代子さんの作品展が人気を集めました。「いのち」への優しい眼差しが作品の随所にあらわれていて、優しい空間を醸し出していました。