もう30年近くなるでしょうか、本州から我が家にやってきた柿の木、丁度8年目に初めて実を付けて、「モモ・クリ三年、カキ八年」の通りだと感動して以来、ほぼ毎年実がなって我が家の秋の風物詩でした。今年は夏の暑さのせいか例年以上にたくさんの実を付けて、「凄いな!」なんて思っていたら、つい先日、朝気がついてみるとなんと根元からぼっきり折れて倒れていて、庭の周辺の景色が大きく変わっていました。造園作業をやっている方のお話だと、カキの木は折れやすいので剪定等でも木には絶対に登らないのだとか。
数日掛けて少しずつ枝を切り、実を外して片付けていました。
下の写真は片付けた実・葉の半分程度ですが、300個以上今年は実がなったでしょうか、全て渋柿ですが。
数日間作業をしていて、「片付けてる」というよりも、何か「お骨上げ」しているような不思議な気がしていたのですね。子供たちの成長を永く見守っていた柿の木を、感謝の気持ちと一緒に弔うよな心境、心の中で「ありがとう」、「お疲れさま」みたいな言葉を掛けたくなるような。一方、開花の時期に摘花して樹木の負担を軽減すべきだったのかと、申し訳ないような反省の気持ちも抱きました。
<これまで関連の記事>
* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=2897
* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=6454
* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=7104
* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=8727
* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=10619
* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=21401
何れにせよ、樹木に宿る霊とでも言うのか、長く付き合うと「いのち」の存在を意識せざるを得ません。長い間ありがとう!!