今年で3回目となる、北海道文教大学の矢部玲子先生の公開講座、「明治の青春 『学友会雑誌』に見る学校行事(ようこそ皇太子殿下)と題して、今年は「大正天皇」に焦点を当てての大変興味深いお話でした。
* http://www.do-bunkyodai.ac.jp/college/ExtensionLecture/2017/1265/
矢部玲子先生のFacebookより~~~~~~~~~~~~~
今年も北海道文教大学公開講座の季節がやって参ります.
「現代と人間」シリーズで以下を担当いたします.
8月31日(金) 9:00~10:30
明治の青春―『学友会雑誌』に見る学校行事(ようこそ皇太子殿下)―
私は、6年前にこの貴重な資料の存在を知り、調査研究の傍ら、保存の必要性を訴えてきました。一昨年、同校の「六華同窓会」の開校120周年記念事業の一貫として助成を賜り、これらのうち、昭和20年までをデジタル化しました。将来は、同会ウェブサイト上での公開を計画しています。
本講座では、デジタル化された資料の中から、明治時代の皇太子殿下(大正天皇)行啓と生徒たちの取り組みをご紹介します。
『学友会雑誌』は、旧制札幌第一中学校(現北海道札幌南高等学校)時代の、主に生徒の執筆による文芸誌です。現在、北海道札幌南高等学校の同窓会資料館に、明治30年以降のものがほぼ全巻保存されています。当時の生活様式や思想、そして学校生活などを知る上で、大変貴重な資料です。
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実際は函館に軍艦で到着し、小樽、札幌、江別、旭川、道東、えりも線、室蘭等を訪問する、正式には「行啓」というよりも「巡啓」のようです。
札幌一中での滞在は52分間だったようです。
お帰りになった(還啓)後、当時の山田幸太郎先生の訓辞がありました。
翌日は提灯行列も。
この行啓を記念して、「札南高学校林(http://www.rikka-forest.jp/)」が誕生しています。
新渡戸稲造先生もここにいらっしゃって、リーダーたるべく勉学に励むよう訓示している記録もあり、2年後の開校125周年に向けて、このデジタル化した『学友会雑誌』を「六華同窓会HP(https://rikka.net/)」にアップして、多くの皆さまと共有し、講座開設も企画できればと思っています、乞う、ご期待!