「札南高学校林(http://www.rikka-forest.jp/)」で「夏の散策会」を開催しました。当日は子供さんを含めて初参加も多く、40名を越える方々が参加され、新しく造った作業道の検証・散策、担当した陣内さん、足立さんの解説を交えながらの有意義なひと時でした。雨が続いた日々でしたが、ことのほか道はしっかり固まっていて、メインテナンス担当のバイクチームの皆さんのお陰かと、感謝です。
「メモリアルコーナー」として、モニュメント風の伐採木もさりげなく置かれて、作業に携わった足立さんの思いも聞けました、何とおしゃれな風景か!
戦後まもなく、今から数十年前に造った作業道も、今回は一部復活し、今後もさらに整備されていくことでしょう。植林・作業道構築の跡を現在の私たちが目の当たりにする度に、100年を越える先人たちのご努力を感じ取ることができます、「同窓生及び歴史の見える化」まさにそのものです。
学校林は、植林・間伐・作業道構築だけではありません。この10年、故・箱﨑陽一先生の指導により、環境林・教育林としてのフィールドとしても機能していて、その一つがこのエリアです。今はきれいな場ですが、昨年まではササがうっそうと生えていた川辺でした。エゾエノキ・キノコチームの女子力が、何回も通ってここまで整備してきました、地道な努力の結晶です。キノコ栽培は採取が目的ではなく、多様な生態系調査の入口で、これからの継続的調査・観測により、この学校林空間の生物多様性の実態と進化の状況が明らかになってくるでしょう。
* 【参考】箱﨑論文ーー> http://www.shimonaka.or.jp/pdf/hyosho_01.pdf
この日、何人かの方は、夜もテントを張って一夜を過ごしたそうです、検証・散策は24時間ですね!!