米大統領選挙2016に思う

Posted by 秋山孝二
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 アメリカ大統領選挙の結果は、共和党のトランプ氏が勝ちました。多くの予想を覆しての当選、私も経過・結果を追っていましたが、以下のサイトが目に留まりました。

 まずはこちらのブログ、私も賛同します。結果が明らかになった直後、世界のマスメディアにみる「隠れトランプ支持者の存在」という表現は、何と勝手な言い分かと。どこにも隠れてはおらず、ただただメディアが把握していなかっただけではありませんか。

https://cloudseye.wordpress.com/2016/11/09/%e3%83%88%e3%83%a9%e3%83%b3%e3%83%97%e5%8b%9d%e

 こちらも凄いです、ヒラリー・クリントン、負けてこの演説、米国の首脳として表舞台で活躍してきた人間の強靭さを感じます。(http://www.nytimes.com/video/us/politics/100000004708101/hillary-clinton-concession-speech-live-stream.html

 「皆さんに、特に若い人たちに聞いて欲しいんです。私は、自分が信じるもののために、生涯をかけて戦ってきました。勝ったことも、負けたこともあります。辛い思いもしました。あなたたちも、勝つこともあれば、負けることもあるでしょう。負けることは辛い。でも、決して、信じることをやめないでください。正しいことのために戦うことは、価値のあることです。やるべき価値のあることなんです。私たちは最も高い『ガラスの天井』を打ち破ることはできませんでした。でも、いつか誰かが打ち破るでしょう。そのときが、今、私たちが考えている以上に早いことを望みます。全ての少女たちに聞いて欲しい、あなたは、価値がある存在で、しかも力強い。あなたの夢を実現する機会を追い求めるに値するんです。そのことを、決して疑わないで」



 さらにあのバーニー・サンダースのメッセージも力強いですね。言葉の力、人間の力を感じます。

【トランプの勝利を受けてサンダースが発した声明(2016年11月9日付)】

 没落しつつある中間層は、病んでおり、支配層の経済、支配層の政治、支配層のメディアにうんざりしている。ドナルド・トランプは、この中間層の怒りをうまく利用した。労働時間は長くなり、賃金は引きさげられており、実入りのいい勤め口が中国その他の低賃金国へと移転されていくのを指をくわえて見送り、億万長者たちは連邦所得税をまったく納めず、自分の子供たちに大学教育を受けさせる余裕がないということに、人々はうんざりしている。―最富裕層がますます富を増大させている一方で、こうしたことが生じているのである。

 トランプ氏が、この国の勤労家庭の生活を向上させる政策を真摯に追求する程度におうじて、私やほかの進歩派は、彼と共闘する意思がある。〔一方で、〕彼が、人種差別的、性差別的、外国人排斥的、環境破壊的政策を追求する程度におうじて、われわれは全力を挙げて彼と戦うつもりだ。

“Donald Trump tapped into the anger of a declining middle class that is sick and tired of establishment economics, establishment politics and the establishment media. People are tired of working longer hours for lower wages, of seeing decent paying jobs go to China and other low-wage countries, of billionaires not paying any federal income taxes and of not being able to afford a college education for their kids - all while the very rich become much richer.”

“To the degree that Mr. Trump is serious about pursuing policies that improve the lives of working families in this country, I and other progressives are prepared to work with him. To the degree that he pursues racist, sexist, xenophobic and anti-environment policies, we will vigorously oppose him.”



 いずれにせよ、時代は確かに変わってきている、それを実感する昨今です。日本の立ち位置、それを私たちが未来の姿と共にしっかりイメージしていくことが大切ですね、できることを着実にやって参ります。