私の兄、故秋山一男の三回忌法要が、身内だけではありましたが執り行われました、早いものですね、もう亡くなってから丸二年が経ちました。
* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=21621
当日は、横浜市青葉区の「緑山霊園合掌の杜(https://www.houyugroup.co.jp/reien_eitai/001midoriyama)」で法要とお墓参り、会食でした。TBS「緑山スタジオ(http://www.midoriyama.co.jp/studio/index.html)」のすぐ近く、閑静な住宅地が続く落ち着いた場所です。
親類だけの会食でしたが、それぞれの思い出を語り合いながら、一男氏の幼い頃の姿、生前の臨床アレルギーの専門家としての業績等を、あらためて再認識したよい時間でした。この数年、兄の同期の人たちが続いて亡くなられている報に接し、高齢化時代とは言え、65歳から70歳までの時期に一つの大きなハードルがあるような気がしています。
私からも皆さんにご報告しました。没後検討を続け、今年度秋山財団の研究助成事業の中に、「アレルギー特別助成」をあらたに設け、2月に公募開始した結果10件の応募があり、その内3件の採択となり、9月に初めての贈呈式を無事終了していることを。今後も幅広い分野の研究者の方々にこの分野の助成事業を推進したいと考えていることもお話をし、皆さんに喜んで頂きました。
* http://www.akiyama-foundation.org/history/history_05
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 秋山財団HPより
<アレルギー特別助成>
■助成の目的
この研究助成は、長年にわたり臨床アレルギー学の発展に多大な貢献をされた故秋山一男氏(前日本 アレルギー学会理事長、前国立病院機構相模原病院院長・臨床研究センター長)のご遺志を受け継ぎ、 アレルギー領域の研究を支援する目的で開設したものです。秋山一男氏は秋山財団の基本財産に 多額の寄附をされ、今日の研究助成事業の基盤を築きました。 すでに北海道地区のアレルギー領域の研究は世界的なレベルにあります。この研究助成はさらなる アレルギー領域における独創的な研究や社会に貢献できる成果を期待して行われるものです。道内の アレルギー領域の研究者の方々には、幅広く応募して頂くことを望みます。
■助成の対象となる分野
臨床アレルギー領域
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 引用 おわり
さらに、今年8月に私も参加しましたが、全国の医師を対象とした臨床アレルギーセミナーへの応援もできたらと、今、検討を続けています。兄の業績を残った私たちが少しでも引き継いで社会に貢献できればと、一層決意を新たにした次第です。
* 相模原臨床アレルギーセミナー http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=27404
法要の後、自宅のある玉川学園へと足を伸ばして、兄の書斎ほかの見学、さらに思い出話が続きました。
秋山財団で一男氏の業績を記念する事業を立ち上げたほかに、私の所に論文の転載承諾の依頼等、亡き後もその業績に基づく研究は休むことなく続いているようです、素晴らしいことですね。命が終わって人の記憶の中にはその存在が薄くなっていくとしても、生前精一杯果たした研究成果、患者さんお一人お一人への誠意は、消えることなく永遠に残る、そう私は実感している昨今です。「いのち」、「生命科学」をテーマとしたこの秋山記念財団、これからも理念を高く掲げて事業開発に向けて飽くことなき議論と研鑚を積んでまいります。