北海道演劇財団の札幌座を応援する会「札幌座クラブ」が毎月開催する「札幌座サロン」、6月例会は盛りだくさんの内容でした。メインゲストは東京からの西堂行人さん。「ギリシャ劇」というものについて大変面白いお話でした。
「学び舎ZOO」という今年から始まったシアターZOOの学芸企画で、たくさんの人が集まりました。劇場で演劇を見る前に、その演劇にまつわる諸々を専門家に話してもらおうという企画です。今後も、秋の「肝っ玉おっ母」の前にブレヒト劇について、冬の「ワーニャ」の前にもチェーホフ劇についてなど、継続して開催されるようで楽しみですね。
西堂さんと、演出の清水友陽、斎藤歩が司会進行を務める形でレクチャーを始めました。
7月公演「鳥(http://www.sapporoza.com/program-index/?program_id=739)」、今から約2400年前に、ギリシャ人アリストパネスの『鳥』という作品は上演されたギリシャ喜劇です。ギリシャ劇といえば、悲劇が日本ではよく知られているのですが、ギリシャ喜劇の成り立ちやギリシャでの演劇や劇場のこと等、大変新鮮なお話、特にシェークスピア以前の演劇の歴史は興味深かったですね、そもそも言葉とは、とか、対話とかの意味合いが。
今回は人形の沢さん、音楽の歩さん、ダンサーの東海林さんはじめ若手の役者たちが頑張って踊り、舞い(?)ます、飛べるかどうかが問題ではありますが・・・・。