映画「人生の約束(http://www.jinsei-no-yakusoku.jp/index.html)」、監督の石橋冠さんは、東京都生まれで小学校の時に札幌に移り、私の高校の大先輩です。
東京の封切初日の舞台あいさつで、両手いっぱいに白いバラの花束を抱えた石橋監督は、「なんか棺おけの中に入っているみたい」と照れながらも、うれしさを隠せない様子だったとか。「ずっとテレビをやってきて、どうしても映画を1本撮りたくなって、素晴らしい俳優やスタッフに支えられ一生懸命作った。客が3人しかいない夢も見たけれど、1年間関わってきた映画が映されるのは非常に幸せ。僕にとっての人生の約束だったのかな」と感慨深げに話していたと伝えられています。
IT関連企業の創業経営者と富山県新湊の四十物(あいもの)町の曳山のコントラストが面白く、航平の娘・瞳を演ずる高橋ひかるとベテランの役者たちとの絡み合いも魅かれました。
ストーリーも魅力的でしたが、出演の西田敏行さん、柄本明さんの存在感が素晴らしかったですね。何も語らなくても、その存在だけで十分表現している、そんな姿。これと似た体験は、4年前の米倉斉加年さんを間近に観た時にも感じました。
* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=14812
そう言えば、札幌の北海道演劇財団(http://www.h-paf.ne.jp/)は今年20周年を前に、事務所を同じマンション内で移動しました。玄関には柄本明さんからの見事なお祝いのお花が届いています。