「ロッスム万能ロボット会社」

Posted by 秋山孝二
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 札幌座第40回公演「ロッスム万能ロボット会社(http://www.h-paf.ne.jp/engeki/40_rossum.html」は、第一次世界大戦後、チェコの作家、カレル・チャペックが書いた歴史的予言作です。この作品から「ロボット」という言葉が世の中に生まれたそうです。

公演チラシ

公演チラシ

 公演のあった札幌市厚別区の「サンピアザ劇場」は、ひと時、たくさんのロボットで埋まった感じでした。公演終了後も、かなりのロボット像は展示され続けると聞いています。

サンピアザ劇場入り口はひと時ロボット回廊に!

サンピアザ劇場入り口はひと時ロボット回廊に!

舞台には120体を越えるロボットたち

舞台には120体を越えるロボットたち

 安くて万能の労働力として世界中で雇用されて、一方で働く必要が無くなった人間は徐々に退化し、ついには子供が一人も生まれない世の中になっていく・・・。そして、そのロボットたちが人間たちに反乱を起こす。 舞台上の100体を越えるロボットが意思を持ってくる場面では、本当に動いて見えるから不思議ですね。

 今の時代、そんな予言が的中していることを痛感します。すがの公さんが、原作をベースに新しいジャンルに挑む姿も素晴らしいです。多くの客演を迎えて、それぞれの役者が新しい可能性とイメージにチャレンジしている様子も今後が楽しみです。

 先日のTGR公開審査会では、あまり話題になりませんでしたが、私は今年のTGRでもトップレベルの公演だったと信じています、関係の皆さま、お疲れ様でした。