ハーブ&ドロシー2作目、上映始まる!

Posted by 秋山孝二
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 映画「ハーブ&ドロシー」については最初の作品発表の時、震災直後の2011年4月にここで書き(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=8050)、今年のお正月に、2作目のプロモーションも開催されて大いに盛り上がっていました(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=15523)。

 先日は、「応援基金:https://sites.google.com/site/hd50×50fund/」を中心とした方々の主催による先行上映会が札幌で開催されました。アメリカからドロシー・ヴォーゲルさんもお招きして、佐々木芽生監督とのアフタートーク、応援基金からドロシーさんへのプレゼント、佐々木監督のご両親の紹介ほか、作品上映ばかりでなく、数々のドラマティックな舞台に、涙涙の感動の連続でした。

<以下の写真、フラッシュなしズームなのでいつも以上にピンボケで申し訳ありません>

アフタートークでのドロシーと佐々木監督

アフタートークでのドロシーと佐々木監督

ドロシーへの心のこもった贈りもの贈呈

ドロシーへの心のこもった贈りもの贈呈

「応援基金」代表の後藤さん

「応援基金」代表の後藤さん

上映終了後、ロビーでのサイン会で

上映終了後、ロビーでのサイン会で

 今回の映画、「ハーブ&ドロシー~ふたりからの贈りもの~」が正式タイトルです。チラシの真ん中に一筋「人生こそが、最高傑作(マスターピース)」とのフレーズ、まさにその通りですね、前作よりも格段にメッセージのぎっしり詰まった作品で、「50×50」の素晴らしい企画と相俟って、一回ではもったいない、繰り返し観に行きたい作品です。

 特に、ニューヨーク在住の現在は名を成す芸術家たちが、デビュー当時にヴォーゲル夫妻に評価されてモチベーションを保ったこと、それを感謝の気持で語る場面、ハーブに老いを認めるにも関わらず最後までアートへの情熱も持ち続ける姿、ハーブ亡き後のドロシーの続く活動等、短い時間に本当に様々なドラマが凝縮されていて、感動の余韻が収まりませんでした。

 それともう一つ、「コツコツと収集する」ハーブ&ドロシーと同様に、今回の上映形態にも感動の理由があります。もちろんメインのスポンサーはいらっしゃるのですが、それ以外に、「応援基金」ほか、札幌の中心街「大通応援団」とか、とにかく地域、全国の佐々木監督の高校同窓生ら、幅広い市民の応援によって、この作品の製作と上映が実現しているのです。映画のエンドロールにその方々のお名前が記載されています。不思議なんですよね、なぜか皆でこの作品を創ったみたいな、そんな気持になります。

 今回の札幌での上映会、妻の眞澄と一緒に観に行きました。実は私としては、クラウドファンディングで寄付した時に、日頃の罪滅ぼしと思いエンドロールの名前を「秋山孝二&眞澄」として、映画のタイトルならぬ「私からの贈りもの」を気取って、サプライズのつもりで映画の最後を迎えていたのです。やがて映画が終わって明るくなったので、「気がついた?」とさりげなく聞いたところ、妻の答えは「何が??」でした。まさに、思い通りにはいきません、「人生こそが、最高傑作(マスターピース)」、ですね!