以前、「愛生舘の『こころ』(3):http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=1096」でも書いたのですが、会津藩校・日新館(http://www.nisshinkan.jp/)には、機会があればいつか行ってみようと思っていました、今回、激しい雨と風の中、やっと実現しました。本来はお城の横にあったのですが、戊辰戦争で焼き払われ、今は天文台跡を残しては場所を移しての復元となっています。
教育の理念はこちら(http://www.nisshinkan.jp/about)に詳しく書かれています。長期計画として、すべては「人材の育成」に尽きるのですね。江戸時代の各藩は、基本的な軸を外していません、今の時代と比べて・・・。
「ならぬことは ならぬものです」で結ばれる「什の掟」、日新館での教育は今の時代、一層価値があるメッセージですね。白虎隊と並んで紹介される場合が多いですが、私にとってはむしろ、松本良順と野戦病院院長の関係で記憶されています。戊辰戦争で幕府側の医師として、最後まで人々の治療にあたった彼は、戦いの後に捕われましたが、その後新政府にその類まれな近代医学の能力を高く評価され、近代医学の基礎を創り、初代の軍医総監として活躍しました。