青森・弘前・大間は、今、元気です(4)

Posted by 秋山孝二
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 旅の終わりは、下北半島の先、大間町で暮らす熊谷あさ子さんの娘さん・小笠原さんの訪問でした。http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/kawaraban/58293.html

前日は夜で何も見えませんでしたが、延々と続く道は随分距離があるような気がしました。翌日周りの景色を確認しました。

国道入口の立て看板

国道入口の立て看板

 

動かない重機群

動かない重機群

「あさこはうす」入口、フェンスが迫る

「あさこはうす」入口、フェンスが迫る

海を眺めて

海を眺めて

風力活用で

風力活用で

 事業を行う企業の大前提の姿勢として、すでに永年住み続けている地元住民への納得のいく説明というのは常識でしょう。都市での高層マンション建設でも全く同じですよ。なぜなら、企業がその事業に適していると判断した「その場」は、そこに住んでいる方々が永い間暮らして「創ってきた」環境・景観・風土だからです。

それをあらゆる手を使っての嫌がらせ、脅し、買収工作等、当り前のまともな経営者のやる事ではありません。高度経済成長の負の遺産として、これまで日本各地でも歴史の中で起こしていますが、ここでは2009年9月現在この姿です。今を生きている自分たちの為ではなく、これからの世代の為にも、この現状を多くの方々に知って欲しいですね。

一人の「いのち」と「生きる意志」を粗末にする社会が、豊かであるはずはありません。厚子さんは信じられないほど優しい笑顔で、これまでの経過、お母さまのこと、そしてこれからの夢を話してくれました。壮絶なこれまでの人生だったはずなのに、どうしてあんなに静かに優しく人と語れるのでしょうか。応援を形にするには、まず「あさこはうす通信」の購読者となることですね。

お体に気を付けて、いつまでもお元気で。

青森・弘前・大間は、今、元気です(3)

Posted by 秋山孝二
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  そこから次に、縄文人たちの生きた証・三内丸山遺跡http://sannaimaruyama.pref.aomori.jp/に行きました。

三内丸山遺跡で

三内丸山遺跡で

 

柱の痕跡:直径約1メートル

柱の痕跡:直径約1メートル

 遺跡発掘現場の保存・展示方法に工夫の余地があるような気がしました。復元で分かりやすくはなっているのですが。「縄文時遊館http://www.citydo.com/museum/hokkaido/154.html」には、沢山の貴重な発掘品が展示されていて、当時の暮らしぶりにしばし思いをはせるひと時でした。

次は、「日本中央の碑・歴史公園http://www.thk.net.pref.aomori.jp/gyou_gui/info/info_shisetsu_04.html」です。

 そして六か所村へhttp://www.rokkasho-rhapsody.com/

気がつくと段々夕日も地平線に迫ってきていましたが、それ程急ぐこともなく無事大間に到着、小笠原厚子さんとお会い出来たのは、午後7時頃でした。http://www.hokkaido-np.co.jp/cont/kawaraban/58293.html

青森・弘前・大間は、今、元気です(2)

Posted by 秋山孝二
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 二日目の弘前では、岩木山方面に進む「虫追い祭」の行列と偶然出会いました。

秋の実りの横を行く祭の行列

秋の実りの横を行く祭の行列

そして今年3月に酪農学園大学で講演した「奇跡のリンゴ」で有名な木村秋則さんの農園を訪問しました。丁度テレビ局の取材中でしたが、木村さんの方から声を掛けてくれました。「私は家族を犠牲にしてこのリンゴを創ったけれど、皆さんは土に棲む全ての命を大切にして下さいね」と、素晴らしい笑顔で語ってくれました。奥様もご一緒で、本当に優しい表情の方でした。

奇跡のリンゴ:木村秋則さん

奇跡のリンゴ:木村秋則さん

リンゴと岩木山

リンゴと岩木山

 そして次は「鬼神社」です。古い本殿の正面上には、農機具の一部が据え付けられていました。

 

青森・弘前・大間は、今、元気です(1)

Posted by 秋山孝二
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 二泊三日で弘前・青森・大間ほか、津軽地方の旅でした。

 函館は今年開港150周年の節目の年です。「開港サンド」は1859年にアメリカ・イギリス・フランス・オランダ・ロシアの五カ国と国際自由貿易が始まったのを記念して、オリジナルサンドを880円で制作。コンセプトは「道産食材で欧米文化の交流」と「ハイカラな函館の雰囲気を再現」と、おしながきに書いてありました。

函館:今年開港150周年

函館:今年開港150周年

 函館で電車を乗り換え、八戸行きの特急から函館山を西からの眺めでしたが、市内からみる形とは違った風景でした。

函館山を西方向から眺める

函館山を西方向から眺める

 青森港には大型客船が停泊中。

続いて「青森県立郷土館http://www.pref.aomori.lg.jp/bunka/culture/kyodokan.html」で風韻堂他を見学しました。更に水田遺跡で有名な垂柳(たれやなぎ)遺跡の田舎館(いなかだて)村http://www.vill.inakadate.aomori.jp/maizou/html/t02.htmlにも行き、古代の人の足跡も鮮明な水田跡をしっかりこの目に焼き付けました。旅から戻るとこんなコラムも見つけましたhttp://www.inoues.net/family/tareyanagi.html。「水田=弥生」とすぐに決めつける歴史認識は浅いですよね。炭化米も見つかっているのですから、きっちりした時代考証を別の科学的角度からすべきだと思いますが。もしかしたら、新しい歴史の発見があるかも知れません。

青森港の大型客船「The world」

青森港の大型客船「The world」

 弘前では夕方にやっと間に合い、社会福祉法人・抱民舎http://aun.shafuku.com/を訪問し、理事長のNさんhttp://blog.goo.ne.jp/tyaranke803_2007・事務局長とお会いして、しばしお話を伺いました。ここまでの事業を構築されてくる間には並み大抵のご努力ではなかったはずなのに、笑顔が大変素晴らしく、どうしてこんなに優しい表情でいられるのだろうと、そのお人柄に感動致しました。