生ごみは宝だ!

Posted by 秋山孝二
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 先月、「第17回生ごみリサイクル交流会http://www.taihika-kyokai.or.jp/kouryu/17th/17th.htm」が早稲田大学国際会議場で460名の参加で開催されました。今年のテーマは「生ごみは宝だ!」です。
早稲田の杜

瀬戸理事長のご挨拶

瀬戸理事長のご挨拶

NPOたい肥化協会http://www.taihika-kyokai.or.jp/ 主催のこの会は、全国の自治体の方々、地域住民、地元企業とのコラボレイトにより、生ごみの堆肥化技術に地道に取り組んでいます。理事長の瀬戸昌之先生は、4年前の秋山財団第14回講演会にお招きし、「持続可能で豊かな社会を展望する」と題してお話をして頂きました。

今回の交流会では事例発表として、1)「地球温暖化防止に向けて環境の里づくりが進む~自然エネルギーの活用、森林の保全、土づくりセンター」――高知県梼原(ゆすはら)町  2)「食品残さのリキッドフィード(発酵させた液状エサ)で養豚~できた肉は店で販売する“食品ループ”を実現」――小田急フードエコロジーセンター でした。

いずれも大変熱のこもった報告で、「資源の循環」と「食の循環」とは車の両輪であることを再認識しました。

瀬戸理事長もお話をされていましたが、生ゴミというとすぐに堆肥化と考えがちですが、比較的新鮮で異物のないものは豚のエサに、ある程度新鮮で異物のないものは堆肥化に、そして古く異物のあるものはメタン発酵に、というのが今のトレンドのようです。

会の冒頭でご挨拶をされた早稲田大学の寄本勝美教授は、「協働とは信頼関係を行動に移すこと」と定義されていました。そして点の取り組みを線から面へ地域づくりに発展させる活動がこの会の原点であると。

21世紀の持続可能なライフスタイルには、「小さな循環」そこにエネルギーも食も何も、活動のヒントがあるような気がしますね。