北を語る会 30年記念例会

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 異業種交流の「北を語る会」、30周年記念例会が200名を越える参加者で大盛会でした。

* これまでの「北を語る会」記事――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%8C%97%E3%82%92%E8%AA%9E%E3%82%8B%E4%BC%9A

当日パンフ

当日パンフ

石田武史さん撮影

石田武史さん撮影

会長の渡会俊介さん

冒頭ご挨拶 会長の渡会純介さん

 オープニング演奏は、明楽みゆきさんのチェンバロ演奏。アリア、この道、糸、リベラタンゴほか、メドレーで飾りました。

オープニングは明楽さんのチェンバロ演奏

オープニングは明楽みゆきさんのチェンバロ演奏

 記念講演は、元北海道知事、前衆議院議長の横路孝弘さん、「未来への希望に向けて~北を語る」でした。久しぶりのお話、北海道知事時代の私なりのたくさんの思い出が頭に浮かびました、懐かしさとともに、今のリーダーの情けなさも浮き彫りに。北海道の先駆性、将来性を、信念をもって語る姿は健在でした。

横路孝弘さんのご講演

会員の横路孝弘さんのご講演

 設立時の小川東州会長もお元気でご挨拶をされました。もうずいぶん昔になりましたが数年間、毎月、小川先生を囲んで大先輩たちとご一緒に習字を習って語らった日々を思い出しました。

設立当初の会長・小川東州さん

設立当初の会長・小川東州さん

 サプライズでは最年少会員、平成元年生まれで、私の4番目の子供と高校同期の山木将平くんも一曲だけライブ演奏でした。終了後に最新のCDを買いました、個性豊かに頑張っているし将来も楽しみです。

* 山木将平ーー> https://shoheiyamaki.com/

会員の山木将平くんのギター演奏

会員の山木将平くんのギター演奏

 恒例のダンディーフォーの素晴らしいハーモニー、平均年齢78歳。テノールの石丸先生がご逝去の後、以前、北海道経済同友会事務局でお世話になった小路口さんが加入して、一層レベルが上がった感じのライブでした。

ダンディーフォー

ダンディーフォー

 そして最後は、皆さんで「知床旅情(https://www.youtube.com/watch?v=tfjKZD03Ox8)」の大合唱でした。

フィナーレは知床旅情

フィナーレは知床旅情

きたネットフォーラム 2018

Posted by 秋山孝二
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 「きたネットフォーラム2018(http://www.kitanet.org/event/2018/2018kitanetforum.pdf」、今年は200名を越える参加者で大盛り上がりでした。テーマは、「都市のクマとヒト」〜住民と野生動物は豊かさを分かち合えるのか?環境共生とヒグマ管理の調和的実現への挑戦〜、でした。私も午後の分科会でパネリストとして登場しました、他のパネリストのお話が大変興味深く、有意義なひと時でした。

 後日、記録の動画も――>

たくさんの専門家もご登壇

たくさんの専門家もご登壇

 まずは当日は早朝から打ち合わせ・準備でした。

エルプラザホール前で直前打ち合わせ

エルプラザホール前で直前打ち合わせ

 プログラム趣旨より~~~~~~~~~~~~~~~

 北海道の市街地にヒグマが頻繁に出没しています。生態系の頂点であるヒグマが生存することは、自然の近さ・豊かさの象徴である一方、住民や管理者が被害を受ける危険を伴います。生物多様性保全やSDGsの理念から、ヒグマは共にこの地に暮らす仲間であり、人が平和な暮らしを願うのと同様に、野生生物の将来も保証されるべき。
大都市にヒグマが生息するという、世界に類のない状況がもたらすリスクをどう管理して安全を担保していくのか、命のせめぎ合いの最前線から共生のグランドデザインを考えます。

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■■プログラム■■

基調講演1:佐藤喜和氏(酪農学園大学 農食環境学群環境共生学類教授 野生動物生態学研究室)
「札幌生まれのヒグマたち―その暮らし、日々の営み、そして人や街との距離間」
 札幌市街地近郊の森林で行ってきた野外調査の成果をもとに、札幌に生きるヒグマの生態や繁殖実態について紹介し、本フォーラムの話題提起でした。「柔軟なクマ」に対して「頑な人」、現在のクマの方がはるかに変化してきた環境に適応した姿であることを説得力のある論点から指摘されました。そして、札幌は、「ヒグマと共生する200万人都市!」として世界に誇るべきなのでは、と。

■基調講演2:前田菜穗子氏(ヒグマ学習センター)
「人とヒグマとの付き合い方・ヒグマ観の歴史的変化」
 ヒグマという生き物の生態や魅力、アイヌに学ぶヒグマとの付き合い方、現代の人とヒグマの関係と対比させながら,臨場感あふれる素晴らしいお話でした。

(12:10〜13:10 休憩)

午後
■パネルディスカッション
「生活の場,環境保全活動・環境教育の場にもヒグマが!活動への影響と共生の展望は?」
 様々な立場で北海道の自然環境と関わる方々に、昨今のヒグマ出没の影響と対応、課題などを紹介していただきました。また、どのような気構えでヒグマの存在をとらえ,活動・生活を続けていくか、行政・専門家・NPOに期待することは?などをディスカッションしました。
進行:佐藤喜和氏
パネリスト
前田菜穗子氏
早稲田宏一氏(NPO法人EnVison環境保全事務所)
山本牧氏(NPO法人もりねっと北海道 理事長)
片山綾氏(公益財団法人知床財団 公園事業係)

===情報交換会(3分科会) 北海道の環境課題===
「生物多様性」、「森林保全活用」、「環境教育」、の各分野テーマで、3つの分科会を開催します。

分科会A 生物多様性
…札幌市民はヒグマとどう付き合っていくのか?
 人口200万の大都市にヒグマなど大型の野生動物が出没する例は、世界のどこにもありません。この未知の状況、リスクに、どう対処し、新しい共生のグランドデザインをつくっていくのか。行政、施設管理者、研究者、NPOなど、最前線で問題に向き合う事例を知り、具体的な問題への対応策を探ります。

座長/長谷川理氏
運営協力/酪農学園大学環境共生学類の学生のみなさん
事例(1)札幌市のヒグマ問題、現状と対策
坂田一人氏(札幌市環境局 環境都市推進部熊対策調整担当)
事例(2)施設管理者のヒグマ対策/
今井健太氏(滝野すずらん丘陵公園滝野管理センター)
花田沙智子氏(札幌市定山渓自然の村主任指導員)
事例(3) 札幌市民は、ヒグマや野生生物との共生をどう考えているか
愛甲哲也氏(北海道大学農学研究院 准教授)
・提案とディスカッション
札幌市の現状と対策、共生グランドデザインを考える /佐藤喜和氏
コメンテータ 前田菜穂子さん・山本牧さん・早稲田宏一さん 他

■分科会B 森林保全
「市民による森づくりの成果と課題、森林関連団体の今、これから」
 きたネット会員の森林保全に関わる団体を中心に、北海道の森林保全・森づくりに関わる方にお集まりいただき、活動の現状と課題についてお話いただき、これからの活動のありかた、ネットワークの役割をディスカッションします。

座長/枝澤則行氏(ふるさと美幌の自然と語る会、きたネット副理事長)
ほか

■分科会C 環境教育
「市民活動・環境教育をSDGs的思考で、さらに広いネットワークに」
 市民活動・環境教育はもともとSDGs考え方で成り立っています。つながり思考、誰も取り残さない、一人一人の幸せを優先するといった考え方です。企業や行政などとの共通言語たり得るSDGs的な視点で、市民団体の活動を捉え直すことで、共感と新しい連携を促すネットワークをつくりだせるのでは?

座長/麻生翼氏(NPO法人森の生活理事長、きたネット理事)
登壇者/
秋山孝二氏(北海道経済同友会幹事・公益財団法人秋山記念生命科学振興財団理事長・一般財団法人札幌南高等学校林理事長)
廣瀬岳史氏(No Maps実行委員会 事務局長)
ビアンカ・フュルスト氏(NPO法人八剣山エコケータリング 代表)
佐竹輝洋氏(札幌市環境局環境都市推進部 環境計画課調査担当係長)

 それぞれの方のプレゼンは本当に興味深かったですね。私からはグローバルマネーの昨今の状況について、ESG投資等についてキーワードを紹介しました。

■伝え、拡げるために 全体情報交換会
 フォーラム参加者の交流と情報交換の場となりました。定森さんのこのプロジェクトは、秋山財団のネットワーク形成事業にも採択になっています。

* http://www.akiyama-foundation.org/history/history_09

プロジェクト名 中間支援センター等の連携を通じたNPOによる被災者支援へ
代表者 佐藤 隆(サトウ タカシ) NPO法人北海道NPOサポートセンター 事務局長
概要 道内のNPO支援センターによる、相互的な、被災者支援活動の支援ネットワークを構築することで、道内で災害が起きた際にNPOによる被災者支援活動を支援できる体制を構築する
助成期間 2018年度~2020年度

【話題提供】得意分野を活かす〜市民は自然災害の際にどんな役割を果たせるのか
定森光氏(北海道NPOサポートセンター)
【進行】内山 到(公益財団法人北海道環境財団、きたネット理事)
宮本 尚 (きたネット理事)

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 フォーラムの後は場所を移して交流会も大人数で開催できました。午前・午後・夜と一日濃密な交流は、大変有意義なひと時となりました、北海道に住む方々の見識の高さにあらためて感動しました。

経済同友会旭川支部との懇談

Posted by 秋山孝二
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 北海道経済同友会(http://hokkaido-doyukai.jp/)で、旭川支部との交流会を7年ぶりに開催しました。私は幹事を20年近く引き受けているので、今回も参加して意見交換をしました。地域の課題ほか、特有の話題も多かったですが、会合の後の懇談会では来年の選挙も含めて、いろいろ興味深いお話で盛り上がりました。

意見交換会後の懇談の場で

意見交換会後の懇談の場で

 人口減少による地域の疲弊、インフラとしてのエネルギー、食、鉄道ほかの交通網等、なかなかすぐに解決する問題とは思えませんが、展望を拓きたいですね。旭川支部の報告では、中国、ベトナムほかのアジア諸国への農産物の輸出、観光客インバウンド等、地域独自の海外展開が大変盛んな印象を受けました。ただ、まだまだその手法は従来型の展開のようで、SNSを活用したさらなる情報提供で伸びしろは大きい印象もあります、いずれにせよ、フィールドで頑張る皆さんのお話、今の日本を支えている力強さも感じて爽やかでした。

経済同友会 東北ブロック会議 2018

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 昨年の山形での会議(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=30732)に続き、今年は新潟県長岡市で「経済同友会東北ブロック会議」が開催され、オブザーバーの一員で北海道経済同友会幹事として参加しました。長岡市には9年前(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=3177)以来、2回目の訪問です。

 今年の会で、北海道経済同友会(http://hokkaido-doyukai.jp/)も正式メンバーとして参加が承認され、会議の名称も「東北・北海道ブロック会議」と変更されました。

来年の全国会議は新潟市で開催予定

来年の全国会議は新潟市で開催予定

 基調講演は前長岡市長の森民夫さんでした。

米百俵と市民協働

米百俵と市民協働

森民夫前長岡市長

森民夫 前長岡市長・前全国市長会長

 講演レジュメから~~~~~~~~~~~~~~

第一章 米百俵の精神

第二章 長岡市における市民協働の成功事例

* 中越地震からの復興  民間活力の象徴――牛のヘリコプターによる搬送

* 「アオーレ長岡(http://www.ao-re.jp/)」で躍動する市民力――隈研吾さん設計

* 世界に羽ばたく長岡花火

――復興祈願「みんなであげよう!フェニックス」https://www.youtube.com/watch?v=MB7r8iCDwbo

――大林宜彦監督 映画「この空の花」https://www.youtube.com/watch?v=CivwjE-pHJY

――真珠湾に咲いた平和の花火と青少年交流 http://www.news24.jp/articles/2015/08/16/07307063.html

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 長岡の人材育成は、一人のエリート教育ではなく人材の厚みをつくること、これが小林虎三郎の精神であると。官に頼らない民間経済人の活躍の歴史でもあること。直近では中越地震被害からの復興過程にも、その底力が発揮されてきたことも紹介されました。

 森さんのご講演に続いては、マチづくりのツワモノがパネリストとして登壇、「市民協働を支えた人材の成功の秘訣」と題して、それぞれ迫力満点のメッセージでした。

* 高野克宏 (公財)長岡国際交流協会 専務理事(http://www.niea.or.jp/

* 渡辺美子 NPO 市民協働ネットワーク長岡 副代表理事(http://skn-ngok.net/

* 樋口勝博 (一財)長岡花火財団 専務理事(https://nagaokamatsuri.com/zaidang.html

* 渡辺千雅 「長岡映画」制作委員会 委員長(http://locanavi.jp/blog-info/nagaokaeiga_site/

* 星 貴  長岡戦災資料館 アドバイザー(http://www.city.nagaoka.niigata.jp/kurashi/cate12/sensai/siryoukan.html

行政とのコラボも見事な協働の実践例の数々

行政とのコラボも見事な協働の実践例の数々

 私は一日目の途中で退席しましたが、灼熱の本州の夏、上越新幹線長岡駅では郷土の誇り高き人々を顕彰していました。

歴史を踏まえて

歴史を踏まえて

良寛さん

良寛さん

山本五十六連合艦隊司令長官

山本五十六連合艦隊司令長官

 故郷の歴史としっかり向き合い、骨太の地域創生を強く感じました、担い手たちの底力なのでしょうね。猛暑の中、心洗われる清涼感、何よりも元気をもらいました、ありがとうございます!

全国経済同友会セミナー 2018

Posted by 秋山孝二
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 毎年、年度初めに開催される「全国経済同友会セミナー」、今年は栃木県宇都宮市でした。今年のテーマは、「次世代につなげる輝く日本を目指して~明るく希望に満ちた社会の構築」です。

 「世界的に、AIやIoTに代表される第4次産業革命により産業構造が劇的に変化する一方、国内では人口減少・少子高齢化が進む等、社会構造が大きく変化し、既存の秩序や体制に綻びが 生じている。このような状況下、日本経済の発展の一翼を担う私達には豊かな日本を若者たちへ確実に繋げて いく責務があると捉えており、そのために創造的で実り多い議論をする。」としています。

 これまでのこの会の報告は以下の通り

* 2017 仙台(上) http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=29637

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=29643

* 2016 岡山 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=26260

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=26325

* 2015 金沢 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=23132

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=23136

* 2014 静岡 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%81

* 2013 盛岡 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=16803

* 2012 富山 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=12630

http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=12606

* 2011 福岡  http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=8221

* 2010 高知 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=3911

* 2009 札幌 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=1272

第31回

第31回

<上の写真は下野新聞より>

 小林辰興さんとは、2010年の土佐大会後のオプショナルツアーでご一緒でした。

* 2010年の土佐でーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E5%88%9D%E3%82%81%E3%81%A6%E3%81%AE%E5%9C%9F%E4%BD%90%E3%81%AE%E5%9C%B0%E3%81%A7

栃木経済同友会筆頭代表幹事 小林

栃木経済同友会筆頭代表幹事 小林辰興さん

 オープニングでは日光東照宮楽師による雅楽演奏が披露され、6月まで「本物の出会い~栃木デスティネーションキャンペーン」が展開される中、栃木県観光のPRも行われたました。

 基調講演は、那珂川町馬頭広重美術館など県内での業績も多い建築家、東京大教授の隈研吾(くまけんご)さん、新国立競技場も手掛ける隈さんは「栃木の大谷石と芦野石を使い、全国47都道府県の木を使う考えも示しました。

特別講演 隈研吾さん

特別講演 隈研吾さん

WNアートギャラリー春季展示会

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 栃木県益子町の「ワグナー・ナンドールアートギャラリー(http://art-museum-39.business.site/」では、今年も春の展示会が開催されています。今回は、丁度、私が毎年参加している「全国経済同友会セミナー」が宇都宮市で開かれるので、早めに入って展示会にも足を運びました。昨年は「ワグナー・ナンドール没後20年記念」で、盛たくさんの企画が大盛況でした。

* これまでの関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E3%83%AF%E3%82%B0%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%8A%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%

 今年の併設展示は、水墨画です。

水墨画

水墨画

モノトーンの魅力

モノトーンの魅力

 益子の春、穏やかな日差しの中、庭をゆっくり散策される方も多かったですね。

春の益子

春の益子

アトリエ外観と「母子像・ふるさと」

アトリエ外観と「母子像・ふるさと」

北海道経済同友会 総会 2018

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 今年度の北海道経済同友会(http://hokkaido-doyukai.jp/)の総会と第一回の例会が開催されました。私は幹事を拝命してから20年以上経つでしょうか。今年度から、これまでの横内龍三代表幹事が顧問に、新しく石井純二幹事が代表幹事にご就任になりました。私より年下の初めての代表幹事、時代の流れを感じます。

横内龍三代表幹事は顧問に

横内龍三代表幹事は顧問に

新しくご就任の石井純二代表幹事

新しくご就任の石井純二代表幹事

 横内体制で、委員会活動も大変活発になり、私は環境問題委員会でいろいろ学びの場を与えて頂きました。引き続き、今年度以降もこの委員会に一員として研鑽を積むと同時に、新しく立ち上がった小磯修二先生が会長の「未来検討員会」にも参画することになりました。提言を含めての活発な議論が楽しみです。

* 環境問題委員会ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E7%92%B0%E5%A2%83%E5%95%8F%E9%A1%8C%E5%A7%94%E5%93%A1%E4%BC%9A

 総会に引き続き開催された第一回例会の演者は、日本航空(株)(https://www.jal.com/ja/)取締役で前会長の大西賢(おおにしまさる)さん、演題は『JAL破たんからの歩み~そして新たな企業文化の創造』でした。

経営再建にプロセスを

経営再建のプロセスを語る

淡々と、力強く

淡々と、力強く

 これまで上場廃止になった138社のうち、再上場できたのは9社のみの困難な道筋を、稲盛和夫さんのリーダーシップと相まって、大西さんほかのJAL経営者の賢明な努力で、最短で再上場を果たしたとのこと。それも数千億の債権放棄のご協力を得てであり、感謝以外の何物もないとおっしゃっていました。

 再生JALの社長にご就任された最初の言葉が「過去との決別」、社長就任の言葉としては覚悟を感じます。「事業構造の改革+内面的な構造改革=The New JAL」を実践した日々を丁寧にご説明されました。新しい実践は殆ど何もない、ただ、その目的を明確にして地道に全社員が努力し続けた結果と謙虚にお話をされていました。経営再建の神髄は、恐らくこのような地道な努力の積み重ねなのでしょうね。

* 【参考】大西賢の名言 https://systemincome.com/tag/%E5%A4%A7%E8%A5%BF%E8%B3%A2

 技術畑ご出身で関連会社社長の経営を経て、火中の栗を拾った勇気と覚悟に敬服します。短期間で社長から会長、そして取締役と、ミッションを心得た生き様も共感を持ちます。

 年度初め、身の引き締まるお話に感謝です、ありがとうございました。

限界を越えて、大谷翔平くん!

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 アメリカ大リーグで、日本ハムファイターズからエンジェルスに行った大谷翔平の活躍が素晴らしく、先週のMLB週間MVPにも選ばれました。投打の「二刀流」をこなす選手の受賞は各週の最優秀選手を選び始めた1975年以降、初めてで、日本選手でメジャー1年目の4月の受賞は最速、23歳9カ月は最年少と、初物尽くしでした。日ハムの栗山監督は、普通のことで特に驚かないと言っていますが、アメリカでも大変大きなインパクトを与えていて、私も嬉しく、元気を貰っています。

* https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180411-00000014-dal-spo&pos=4

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 6年前、彼が日本ハムファイターズに入団して二刀流に挑戦する時、多くのこの世界の評論家たちは反対の大合唱で極めて批判的でした。そんな様子に当時私はずいぶん憤っていたことが以下のコメントから分かります、どうして、若いこれからの選手の夢を、「やってみなはれ!」と背中を押してあげられないのか、と。

* 2012年12月 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=15309

* 2013年6月 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=16905

* 2014年4月 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=19619

 例えば~~~~~~~~~~~~~私のブログから

* 日ハム球団のきわめてオーソドックスな現行ドラフト制度下での選手指名、交渉姿勢に、さらに大きな拍手をしたいです。丁寧で誠実な交渉を繰り返し、指名した責任をしっかり果たした結果の翻意なのでしょうね。これに対して、星野仙一が批判しているようです(http://hochi.yomiuri.co.jp/baseball/npb/news/20121209-OHT1T00224.htm)、スポーツ報知の記事というのもアンタには言われたくない、ですよ。

* 今、学校教育現場で「いじめ」が大きな課題になっていますが、今回の「翻意」に対して、学校及び本人に対して幾つかの批判メッセージが届いているとか。朝日系の「強行指名」という言葉も不適切です、大手メディアの寄ってたかっての球団、若者バッシングではありませんか。ゆがんだ今の日本社会ですね、「いじめ」は学校現場だけではなく、むしろ日本社会そのものに横たわるどす黒い風潮なのでしょう、これを子どもたちが真似してしまっているのだと思います。

*  栗山監督のあの教育者としての立ち振る舞いと表現は、彼がただ東京学芸大学の卒業であるだけでは説明できないでしょう。以前にも書きましたが、「人を育てる」ことを根本の所で、人生の目的にしているのではと、私は彼に哲学を感じて尊敬しています。言い方は大変失礼ですが、「ただのプロ野球選手ではない」、そんな思いですし、彼を監督に据えた北海道日本ハムファイターズの球団関係者に敬意を表します。http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=14871

* 新人大谷へのレベルの低いコメントに辟易していると、全く対照的な事例として、私は、先月盛岡で、ジョン・V・ルース駐日米国大使が、経済同友会全国フォーラムの基調講演で「日本経済の未来を支える3つの鍵」と題して熱く語られ、日本の若者への期待感がにじみ出ていたのを思い出します(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=16803)。

* さらに大藤さんに共感するのは、大谷翔平選手の前代未聞の「二刀流」挑戦を目の当たりにして、まだ始まったばかりではありますが、投打とも素晴らしい成績を挙げている現状から、このコメントが発せられていることです。昨年も、従来型の解説者、プロ野球選手OBは大谷翔平、日本ハムファイターズの挑戦に大変ネガティブな反応でしたね、まるで成功しては困るかのようでした。今年はさすがにそれ程ではありませんが、張本勲氏を筆頭に相変わらずの方も多いです。

* 何回もこの欄でも書いていますが、新しい挑戦を従来型の眼でしかコメントできない、理解しようとしない、その構図が今日本の閉塞状況を象徴しているような気がします。ベテランは、自分で判断できないことは素直に「分かりません」、「果敢に挑む本人を応援しましょうよ」と、どうして言えないものか、社会全体の器の小ささ、解説のプロフェッショナル不在を感じる昨今です。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~私のブログからの引用 おわり

 寄ってたかって若者を批判する姿、カッコ悪いですね。新しい時代は新しい担い手が創る、そうです、化石のような方々は静かに去って頂きましょう、邪魔をしないように。実は、昨日のある会合でも、定番のように講演後に質問する80歳を超えた方が、質問を幾つも独り占めして時間を使う場面がありました。年寄りだからダメとは言いませんが、ああいう場で、質問は吟味したもの一人一つというのが「作法」ではないでしょうか、ご本人は現役時代からあの調子、未だに気が付いていな様子に、何か哀れを感じました。最後はお口汚し、失礼しました。

 大谷翔平くん、これからも限りない挑戦を!!!

枝廣淳子異業種フォーラム 2018初回

Posted by 秋山孝二
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 環境ジャーナリストとして世界で活躍する枝廣淳子さんが主宰する「イーズ・異業種フォーラム」、第48回目「2018年・年初に考える~これからの時代をどう生き抜くのか」、今年最初は昨年に引き続き刺激的でした。

* https://www.es-inc.jp/network/forum/2018/nwk_id009325.html

 これまでの勉強会の記事ほか――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E6%9E%9D%E5%BB%A3%E6%B7%B3%E5%AD%90

八千代エンジニアリング本社で

八千代エンジニアリング本社で

 気が付いてみると参加者の中では最高齢に近い私、時の経つのは速いものですね。

懇親会も盛り上がり

懇親会も盛り上がり

 「パリ協定」の合意から2年、脱炭素の世界的な動きから取り残され気味の日本ですが、その日本でも、少しずつ前向きの動きが出てきています、遅ればせながら、ですが。

 100%再生エネルギーを使うことを目指すグローバル企業の集まりである「RE100(https://sustainablejapan.jp/2017/02/01/re100/25334」に日本企業も参加するようになってきましたし、また、世界最大の年金基金である、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が日本株のESG指数を昨年7月に採用、約1兆円を投資したことでESG投資が一気に加速しています。同時に、ESG投資時の企業の総合評価の一つになっているSDGsにも注目が集まり、ビジネスチャンスに活かそうとする企業や地域でのうごきも活発化しています。

 私も自分のフィールドである北海道で北海道経済同友会(http://hokkaido-doyukai.jp/)の中で発言を続けるつもりです、あまりに関心が無さすぎますので。

北海道経済の自立的成長に向けて 2018

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 北海道経済同友会(http://hokkaido-doyukai.jp/)で、私は20年数年幹事を担っていますが、新年例会での小磯修二先生のご講演「北海道経済の自立的成長に向けて」は、素晴らしい内容でした。小磯先生は、秋山財団の理事でもあり、これまで節目節目で貴重なアドバイスを頂いています。

小磯修二先生

小磯修二先生

当日レジュメより

当日レジュメより

自立に向けた方向性

自立に向けた方向性

 一番の特徴は、北海道と命名されてからこれまでの150年の歴史を、移民政策として世界でも稀有な成功事例として語られていることです。この短期間で560万人もの人口へと発展し、今もなお多くの人々が暮らす大地。そして、ただマイナス面を指摘するだけでなく、それぞれのセクターの役割を明確に位置付けて、自立の道を探る幾つかの提案があったことが、これまでの北海道を語る講演とは大きく異なっています。それも、小磯先生がこれまで、フィールドでの実践を経ていること、特に釧路公立大学の学長として、幾つかのプロジェクトを指導し、現場にも足しげく通い、担い手の方々としっかり向き合ってアドバイスをされてきた姿を、私は確かにみて参りました。活動への温かい眼差しは、世代を越えて背中を押してくれる存在です。

 来月には、北海道経済同友会に小磯先生を座長に「未来プロジェクト」が立ち上がり、これからの北海道を熱く語り、プロジェクトを推進する仕組みもスタートするようなので楽しみです。

振り返り3) 横内代表幹事 @ 経同会例会

Posted by 秋山孝二
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 年末の北海道経済同友会(http://hokkaido-doyukai.jp/例会、横内代表幹事のご講演[「北海道が抱える課題と将来展望」でした。

* ご参考――> http://hre-net.com/jinbutsu/jinji/15699/

北海道の課題について

北海道の課題について

 引き続いて行われた幹事会では、国立アイヌ民族博物館に関しての推進協議会についても議案となりました。その協議会の議長に横内龍三代表幹事が就任されるようです、楽しみですね。

木朝会、秋元克広札幌市長

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 7月に設立30周年の記念会(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=30912)を開催した早朝勉強会「木朝会」、新たなスタートは札幌市の秋元克広市長で始まりました。姉妹都市のミュンヘンから帰札されたばかりのご多忙の時、朝7時からの会合に元気いっぱいご出席頂き、心から感謝致します、札幌の街づくりの過去・現在・未来、素晴らしいお話でした。以前からお願いし続けてやっと実現して嬉しかったですね。

札幌の過去・現在を丁寧にご説明

札幌の過去・現在を丁寧にご説明

正確な現状把握から政策展開

正確な現状把握から政策展開

 秋元市長は、これまで市役所の中でIT系企業とのお付き合いとか新規プロジェクトに携わってこられ、新しい時代の変化、イノベーションへの感度もよく、一方企画畑も長かったので、大変政策に明るく、丁寧な説明が課題に正面から向き合う姿が印象深いです。

 例えば、昨年の札幌は、冬の降雪が11月からあり、札幌市の除雪費に補正予算を組んだと今年の正月の北海道経済同友会新年会でご挨拶をされていました。今年3月でしたでしょうか、市長をお招きしての十人程度の夕食会があり、そこでお会いした時、私が質問する前に秋元市長の方から、「除雪費の補正は組んだけれど、それを全部年度末までに使おうとは思っていません」とおっしゃっていました。1月、2月の降雪が極めて少なく、丁度私はそれが気になっていたので、お伺いしようと思ていたのですが、実にロジック明解に誠実にご説明されていました。選挙で選ばれるお立場なのに市民に媚びる所がなく、堂々と政策を立案し実践する姿に、大きな拍手を私は送り続けたいと思います、役所の内外、裏で支えている方々の見識と知恵にもです。

未来志向のお話も夢が!

未来志向のお話も夢が!

 プレゼン最後の写真、薄暮の冬、藻岩山山頂からの景色です、素晴らしい札幌、中央の政治は迷走し見るも無残ですが、我がふるさと札幌は秋元克広市長をリーダーに政令指定都市として力強く発展していくでしょう。

 秋元克広市長、ありがとうございました!

第17回 札仙広福 円卓会議 @ 札幌

Posted by 秋山孝二
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 経済同友会の「札仙広福円卓会議」の第17回が札幌で開催されました。

* 経済同友会――> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E7%B5%8C%E6%B8%88%E5%90%8C%E5%8F%8B%E4%BC%9A

* 3年前の仙台で「札仙広福円卓会議」 http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=21733

円卓ではありませんが

円卓ではありませんが

 今年の基調講演は、「北極海航路の発展戦略(http://hokkaido-doyukai.jp/suggestion4/)」と題して、北海道経済同友会(http://hokkaido-doyukai.jp/about/)でご一緒の(株)北海道二十一世紀総合研究所代表取締役社長・中村栄作さんでした。

 先日訪問した苫東開発(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=31314)・苫小牧港のハブ化も含めて、幾つかの合わせ技・複合プロジェクトのコラボで、新しいグローバルな視点から北海道の将来を切り拓いていきたいものです。

北極海航路の可能性

北極海航路の可能性

 その後、各地から取り組みの報告がありました。「人づくりへの取り組み」、「観光振興(せとうちDMO)」、「福岡・九州の官民連携によるベンチャー企業支援」、「広域観光によるインバウンド誘客促進」、「ダイバーシティ積極推進」等、いずれも大変参考になる事例ばかり、やはり企業経営に携わる方々の真剣みが伝わりました。

各地同友会からの報告

各地同友会からの報告

盛岡訪問 2017 夏(上)

Posted by 秋山孝二
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 盛岡のニトベフレンズセミナーで話をするために前日から仙台経由で現地に入りました。

 (一財)新渡戸基金(http://www.nitobe.com/の藤井茂常務理事と簡単な打ち合わせをしてから、以前から親しくしている地元の方数名と会食でした。新渡戸稲造生誕の地、研究の発祥の地、それぞれの方のお話にも歴史の厚みと情熱を感じるひと時でした。

新渡戸稲造に絡む多彩なお話の数々

新渡戸稲造に絡む多彩なお話の数々

 翌日は、全国合唱コンクールで連続して最優秀賞を獲得している矢幅の不来方(こずかた)高校(http://www2.iwate-ed.jp/koz-h/を訪問しました。2年前の「経済同友会復興シンポジウム(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=22677」が盛岡で開催された時に、アトラクションで登場し、参加していた全国の経営者に感動を与えた素晴らしい歌声だったので、一度足を運んでみたいと思っていました。事前のアポイントもなかったこともあり、丁度、体育館で報告会が開催されていて、顧問の村松玲子先生にはお会いできませんでしたが、文化の薫り漂う校舎を見て時間を過ごし帰りました。行き帰りの「いわて銀河鉄道(http://www.igr.jp/)」、まさに宮沢賢治の世界でした。

いわて銀河鉄道!

いわて銀河鉄道!

まさに銀河鉄道の地元

まさに銀河鉄道の地元

9月2日の学校祭

9月2日の翔鶴祭

凄いですね!

凄いですね!

 先月の千葉県館山市の安房高校(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=31059)と同じように、地方都市の高校の底力みたいなものを感じさせる雰囲気でした。

50年ぶりの日光、時代は巡る!

Posted by 秋山孝二
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 山形市の会合の翌日、新幹線で宇都宮に移動し、以前から願っていた足を伸ばしての日光行きが実現しました。修学旅行以来、実に49年ぶりとなります。当時は、早朝3時半に東京・本郷の旅館を出発して日帰りの強行軍で見学し、殆ど何も覚えていなかったので、今回は実に新鮮な訪問となりました。

レトロなJR日光駅

レトロなJR日光駅

 宇都宮駅から約50分、JR日光駅に到着し、駅前でレンタカーを借りてまずは日光東照宮(http://www.toshogu.jp/へ。それ程混んではいないとは言え、宇都宮から日光までの電車内は、私の座っていた車両は殆どが欧米系の外国観光客の方々、東照宮境内も外国の方が目立ちましたね。個々の社の写真はHPhttp://www.toshogu.jp/shaden/index.html)にアクセスして頂くのが一番、ここでは少し違った角度からの目線で写真を掲載します。

緑深い参道周辺

緑深い参道周辺

欧米系が目立ちます

欧米系が目立ちます

 3年前の経済同友会全国会議は、静岡で開催されました。その時も徳川家康公の話題満載でした(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=19743)。

 HPより~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 日光東照宮は、元和(げんな)3年(1617)徳川初代将軍徳川家康公を御祭神におまつりした神社です。家康公は、天文(てんぶん)11年(1542)12月26日三河国岡崎城(愛知県岡崎市)でご誕生になり、幼少より苦労を重ね戦国乱世を平定され、幕藩体制を確立されました。そして、世の中に秩序と組織を形成し、学問を勧め産業を興し、江戸時代260年間にわたる平和と文化の礎を築き、近代日本の発展に多大な貢献をされました。

宮号宣下(ぐうごうせんげ)
宮号宣下(ぐうごうせんげ)

 家康公は、元和2年4月17日駿府城(静岡県静岡市)で75歳の生涯を終えられ、直ちに久能山に神葬されました。そして御遺言により、一年後の元和3年4月15日、久能山より現在の地に移されおまつりされました。正遷宮は、同年4月17日二代将軍秀忠公をはじめ公武参列のもと厳粛に行われ、ここに東照社として鎮座しました。その後正保(しょうほ)2年(1645)宮号を賜り、東照宮と呼ばれるようになりました。
 尚、現在のおもな社殿群は、三代将軍家光公によって、寛永(かんえい)13年(1636)に造替されたものです。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 引用おわり

 陽明門は今年3月10日に竣功し、昭和の修理以来44年ぶりに本来の輝きを取り戻したようです。

国宝「陽明門」上部

国宝「陽明門」上部

 陽明門を潜り抜け、急な階段を昇りつめて、たどり着いた「奥宮(おくみや)【重文】」、拝殿・鋳抜門(いぬきもん)・御宝塔からなる御祭神のお墓所です。

奥の院、お墓

奥宮、御宝塔

 下りの景色をゆっくり楽しみながら、参道の入口付近まで降りると、日光山輪王寺(http://rinnoji.or.jp/introduction)、今、本堂(三仏堂)は50年に一度の改修工事中でした。

日光山輪王寺

日光山輪王寺

伝統的木工技術の粋を結集して

伝統的木工技術の粋を結集して

 かなり時間を掛けて散策し、次は車で中禅寺湖方面、「奥日光三名瀑」に足を運ぼうと、戦場ヶ原を抜けました。するとまずは「湯滝(http://www.nikko-kankou.org/spot/115/」です。奥日光地域の湯ノ湖から流れ落ち、落差50m、幅25mの滝。

湯滝

湯滝

 そこから中禅寺湖方面に戻りながら、途中には「竜頭(りゅうず)の滝(http://www.nikko-kankou.org/spot/6/」です。標高は1350メートル、滝全長は210メートル。滝幅は10メートル、川のような滝。

龍頭の滝

竜頭の滝

 そして中禅寺湖を越えて、「華厳の滝(http://www.nikko-kankou.org/spot/5/」、エレベーターで一気にヒンヤリした崖下へ。中禅寺湖の水が、高さ97mの岸壁を豪快に落下する、壮大ですね。発見者は勝道上人と伝えられ、仏教経典の1つである華厳経から名づけられたといわれています。

水しぶきでレンズも曇る

水しぶきでレンズも曇る

 私にとって「華厳の滝」というと「藤村操(みさお)」の名前とともに記憶にあり、彼の「厳頭の感(http://www.geocities.jp/sybrma/02hujimura.htm」は、小さい頃から心に残っていました。彼は夏目漱石に一高で英語を習い、私の札幌の高校(当時は札幌一中)の大先輩であり、そんなことも身近に感じていた所以かも知れません、それは明治36(1903)年5月22日でした。「不可解」と詠んだ彼の心境をひと時思い起こした場でした。

 蛇足ですが、滝と言えば昨年の和歌山の「那智の滝(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=26368」も素晴らしかったですね。

 訪れてみると日光は宇都宮からこんなにも近かったんだ、とあらためて感じ、毎回の出張時、宇都宮で餃子ばかり食べていた自分を少々嫌悪した次第です!東照宮と華厳の滝、忘れ物を取り戻した気がした一日でした。

経済同友会 東北ブロック会議

Posted by 秋山孝二
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 東北6県と新潟県、北海道の経済同友会会員による「第41回経済同友会東北ブロック会議」が山形市の「山形グランドホテル」で開催され、180名の参加者で盛り上がりました。2014年に、山形では「日本海サミット 2014」があり、北海道経済同友会(http://hokkaido-doyukai.jp)幹事の私にとってはそれ以来の訪問でした。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=20492

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=20511

 この会は私は初めての参加でした、今年は「未来を拓く~東北の“ものづくり”世界に発信」をテーマに、ものづくり産業の振興策と今後の方向性について議論されました。パネルディスカッションでは、人材育成のあり方などについて意見交換が行われ、次世代パネル「有機EL」や日本酒など、相変わらず力強い山形のものづくりの事例も紹介されました。

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東北の”ものづくり”戦略 経済同友会東北ブロック会議

大会テーマは「未来を拓く 東北の”ものづくり”世界に発信」高い技術力を誇る東北の「ものづくり」について振興策と戦略などを語り合いました。
【基調講演】
演題: 「慶應鶴岡キャンパスの挑戦」
慶應義塾大学先端生命科学研究所(IAB) 所長 冨田勝 氏 http://www.iab.keio.ac.jp/

特別講演の

特別講演の富田勝先生

 「脱優等生」、「脱都会」で、富田勝所長はこれまでの実践を語っていました。飽くなき挑戦、研究者のアイディアを「面白いじゃないか」と背中を押すメンターとしての役割、素晴らしいですね。このIABから多くのベンチャー企業が生まれています(http://www.iab.keio.ac.jp/about/venture.html)。

 続いてのパネルディスカッションは、山形から世界に発信するモノづくり企業、プロジェクトの報告です、これまでの業績ほか、自信に満ちた素晴らしいお話の数々でした。

【パネルディスカッション】

テーマ: 未来へそして世界へ、東北の”ものづくり”振興策と戦略は
■ コーディネーター
山形大学 理事・副学長  大場好弘 氏  <https://www.yamagata-u.ac.jp/jp/
■ パネリスト
山形大学大学院 有機材料システム研究科 卓越研究教授 城戸淳二 氏  <http://oled.yz.yamagata-u.ac.jp/member.cgi?p=1
山形県酒造組合 特別顧問  小関敏彦 氏   <http://www.yamagata-sake.or.jp/
(株)天童木工 取締役社長  加藤昌宏 氏  <http://www.tendo-mokko.co.jp/
オリエンタルカーペット(株) 代表取締役社長  渡辺博明 氏  <http://yamagatadantsu.co.jp/

ものづくりのパネルディスカッション

ものづくりのパネルディスカッション

 その後、各同友会代表幹事による感想発表、福島経済同友会の浅倉俊一代表幹事は「東日本大震災後、再生エネルギーや原発廃炉などの分野で福島の技術が必要とされている」と述べ、「グローバルに通用するには、常に技術を進化させないと生き残れない」と危機感を表明し、秋田経済同友会の小笠原直樹代表幹事は、「東北に優秀な人材を集める受け皿づくりが必要だ」と、人材確保の重要性を指摘しました。

 少しの休憩の後、懇親会も和やかに。山形県産の銘酒が勢ぞろい、パーティ会場ロビーに大きなぐい飲みで早速試飲、とは言っても一杯が大変な量で、私もあっという間に5種類を試してしまいました、「試飲」の領域を完全に越えての「本飲」ですね。時代とともに日本酒のトレンドも変わるようで、辛口の新潟県さんから芳醇な多少甘めの山形県産が高級志向で大きく伸びてきている昨今のようです。

開始前のロビーでは地元のお酒の利き酒

開始前のロビーでは地元のお酒の利き酒

会場ロビーのテーブル上には一升瓶の数々!

会場ロビーのテーブル上には数々の一升瓶!

 中でも皆さんが殺到していたのが高木酒造の「十四代(http://www.yukinosake.com/06-juyondai/」でした。

大人気の十四代

大人気の十四代

 東北ブロック、新潟の方々とも交流が。北海道と縁のあるかたもいらっしゃって、終宴まで楽しい時間でした。

東北ブロックの方々と

東北ブロックの方々と

 久しぶりににチャレンジする企業群のお話を間近に聞けて、元気が出てきました、本当に久しぶりのような気がします。経営者の皆さんは気負いがなく、淡々と経営理念に基づいて日々のものづくりに邁進している姿に感動します。月並みな言い方ですが、産・学・官、特に民間企業の皆さんの世界を見据えた「気概」に学ぶ処が多かったですね、「人の心」、「志(こころざし)」と言ってもいいのかも知れません、経営者の力強さ、私にも空気の入ったひと時でした、登壇者・参加者の皆さんに感謝です。

経済同友会フィールドツアー @ 下川

Posted by 秋山孝二
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 北海道経済同友会(http://hokkaido-doyukai.jp/)の環境問題委員会では、今年度、再生可能エネルギーをテーマに議論を行っています。先日は、その一環として、木質バイオで先進的な取り組みを行っている道北・下川町(https://www.town.shimokawa.hokkaido.jp/)を訪問して、施設見学、谷一之町長ほかと「環境未来都市」等について意見交換を行いました。

 私にとっては、昨年の訪問(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=26107)に続いて2回目の見学となり、また新たな知見を得ました。

下川町役場玄関で

下川町役場玄関で、チェンソーアート作品


 
 チェンソーアートではこんな記事も――> https://www.town.shimokawa.hokkaido.jp/section/shinrin/2017-0313-1346-43.html

一の橋センター

一の橋住民センター

 昨年は見ることができなかった、或は見過ごしたものも幾つか発見しました。

移動販売車

移動販売車「シモカワゴン」

s車用充電器

駐車場に設置されている車用充電器

 同じく昨年の訪問では行けなかった隣の敷地では、キノコの温室栽培が見事、室内に入った途端、カメラのレンズが湿気で曇りました。

特用林産物(?)栽培研究所

特用林産物(?)栽培研究所

温室でのキノコ栽培

温室でのキノコ栽培、曇ったレンズを通して

 夕方、層雲峡に移動して宿泊、振り返るとどれくらい久しぶりだったのか、随分奥まで高速道路がつながっていました。翌日は抜けるような空、ひと時、北海道の魅力を十二分に感じる視察ツアーでした。

宿泊ホテルの庭で

宿泊ホテルの庭で

 そして層雲峡から旭川までの帰り道。

北海道の春ですね

北海道の春ですね

 このグループでの視察旅行は、昨年の水素施設ほかの見学(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=24322)に続く第二弾でしたが、経済団体・経営者のお仲間で議論しながらの道中は、市民活動の視点からとはまた違った新鮮さがあって面白いです。

 また、更に遡っては2013年3月、東京の経済同友会の長島徹委員長に誘われて、北九州の取り組みの視察旅行にも参加致しました、工業都市の底力を感じましたね(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=16121)。

 いろいろ課題はありますが、再生可能エネルギーの未来に夢が膨らみます!

東北編 盛岡 2017

Posted by 秋山孝二
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 今回、札幌から京都に行って「全国寺島実郎戦略経営塾(http://www.terashima-bunko.com/terashimabunko-juku/strategic-management.html」に参加し、そこから新幹線を乗り継いで東北・仙台に移動して二日間の「第30回全国経済同友会セミナー(https://www.doyukai.or.jp/newsrelease/2017/170421a_2519.html」、その後、(一財)新渡戸基金の藤井茂常務理事と意見交換のために北上して盛岡へ。

 盛岡市内は丁度桜が満開でした。有名な「石割桜」、400年の風雪に耐えて堂々たる姿です!

有名な「石割桜」、満開でした!

有名な「石割桜」、満開!

裏側から見ると

裏側から見ると

 市内には文化の薫りがいっぱいです、まち全体に興味あるポイントが。

盛岡中学校跡

盛岡中学校跡

 これまでの盛岡に関わる記事

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=16803

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=16806

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=22677

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=24837

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=26860

全国経済同友会セミナー 2017(番外編)

Posted by 秋山孝二
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 今回、会場となった仙台国際センター(http://www.aobayama.jp/)では、地下鉄東西線の「国際センター駅」前に、フィギャースケートの荒川静香さんと羽生結弦さんの決めポーズのモニュメント、つい最近設置されたとか。

今月設置されたパネル

今月設置されたパネル

ついでに手形まで

ついでに手形まで

 夕食はやはり牛タンでしょうね。

仙台と言えば牛タンかカキ

仙台と言えば牛タンかカキ

 今回の東北新幹線、東京から仙台行きは、強風のために架線にビニールが引っ掛かり、朝から午前9時半頃まで運休だったようです。早朝に京都を発って東京で乗り換える行程でしたが、東京駅は軒並み大幅な遅れ。乗る予定の電車も1時間以上遅れる掲示が出ていたので、目の前の出発間近の電車に飛び乗りました。全席指定席で自分の席は無かったのですが、あるツアー団体の添乗員の方が、「私の席を遠慮なく使って下さい」と言ってくれて、仙台まで座わることができました。仙台駅でツアー客のお弁当持ち込みの為に出口最先頭で立っていた彼にお礼を言って降りましたが、時計を見ると、何と当初予定の到着時刻よりも若干早く着いたではありませんか。災い転じて福となす、そして、添乗員の配慮に心が温まりました。「番外編」でどうしても書き留めておきたかったもので、敢えてお伝え致します!

全国経済同友会セミナー 2017(下)

Posted by 秋山孝二
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 二日目は各分科会の議長報告、総括挨拶、特別講演と続き、議長報告では北海道経済同友会の横内龍三代表理事も第5分科会議長として報告されました。

観光の展望について

総合観光戦略について:横内龍三代表理事(右端)

 総括挨拶は(一社)経済同友会の小林喜光代表幹事(三菱ケミカルホールディングス会長)、「Japan2.0」を明解にご説明になりました。「変化への対応」ではなく、「自ら変化する」こと、企業トップの強いコミットメントを求めていました。

 スライドの一枚目にある文言だけでは広告代理店の産物のような印象ですが、それぞれの分科会報告の裏付けを得ると、グッと現実の各企業の経営戦略が浮き彫りになってきます。企業経営に携わる者の集まりの「分かりやすさ」、これがこの会の魅力ですね。そして、それに果たす地方・地域の企業経営者の役割こそ、日本の沈滞をぶち破る原動力だと確信します。

< 国家価値・戦略 >

X軸 経済の豊かさの実現

Y軸 イノベーションによる未来の開拓

Z軸 社会の持続可能性の確保

* Japan2.0」――> https://www.doyukai.or.jp/policyproposals/articles/2016/161121a.html

戦略の見事な「見える化」!

戦略の「見える化」?これだけでは絵に描いた餅!

Y軸として

Y軸として

X軸として

X軸として

Z軸として

Z軸として

 会議の締めくくりは特別講演「毎日が小さな修行」と題して、塩沼亮潤・慈眼寺住職・大阿闍梨です。自らの修行の様子、まるで演劇の作品を観ているような映像を含めて雰囲気のある語りでした。

* 人生は「光」と「闇」の4種類の組み合わせ

* 心の針の触れる様子を知る

* 「念」は、「今」の「心」

* 「運」は、「運ぶ」もの

* そして、人生、生涯「小僧のこころ」

* 塩沼亮潤・慈眼寺住職・大阿闍梨ブログ――> http://shionuma-ryojun.com/

修行の様子ほか

修行の様子ほか

 参加された経営者のフィールドで格闘する姿と、そもそもといった原理原則の住職のお話、日々、目の前の課題に追われる自分としては、一年に一度、心が洗われるような納得の時間となりました。