北海道経済同友会 総会 2018

Posted by 秋山孝二
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 今年度の北海道経済同友会(http://hokkaido-doyukai.jp/)の総会と第一回の例会が開催されました。私は幹事を拝命してから20年以上経つでしょうか。今年度から、これまでの横内龍三代表幹事が顧問に、新しく石井純二幹事が代表幹事にご就任になりました。私より年下の初めての代表幹事、時代の流れを感じます。

横内龍三代表幹事は顧問に

横内龍三代表幹事は顧問に

新しくご就任の石井純二代表幹事

新しくご就任の石井純二代表幹事

 横内体制で、委員会活動も大変活発になり、私は環境問題委員会でいろいろ学びの場を与えて頂きました。引き続き、今年度以降もこの委員会に一員として研鑽を積むと同時に、新しく立ち上がった小磯修二先生が会長の「未来検討員会」にも参画することになりました。提言を含めての活発な議論が楽しみです。

* 環境問題委員会ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E7%92%B0%E5%A2%83%E5%95%8F%E9%A1%8C%E5%A7%94%E5%93%A1%E4%BC%9A

 総会に引き続き開催された第一回例会の演者は、日本航空(株)(https://www.jal.com/ja/)取締役で前会長の大西賢(おおにしまさる)さん、演題は『JAL破たんからの歩み~そして新たな企業文化の創造』でした。

経営再建にプロセスを

経営再建のプロセスを語る

淡々と、力強く

淡々と、力強く

 これまで上場廃止になった138社のうち、再上場できたのは9社のみの困難な道筋を、稲盛和夫さんのリーダーシップと相まって、大西さんほかのJAL経営者の賢明な努力で、最短で再上場を果たしたとのこと。それも数千億の債権放棄のご協力を得てであり、感謝以外の何物もないとおっしゃっていました。

 再生JALの社長にご就任された最初の言葉が「過去との決別」、社長就任の言葉としては覚悟を感じます。「事業構造の改革+内面的な構造改革=The New JAL」を実践した日々を丁寧にご説明されました。新しい実践は殆ど何もない、ただ、その目的を明確にして地道に全社員が努力し続けた結果と謙虚にお話をされていました。経営再建の神髄は、恐らくこのような地道な努力の積み重ねなのでしょうね。

* 【参考】大西賢の名言 https://systemincome.com/tag/%E5%A4%A7%E8%A5%BF%E8%B3%A2

 技術畑ご出身で関連会社社長の経営を経て、火中の栗を拾った勇気と覚悟に敬服します。短期間で社長から会長、そして取締役と、ミッションを心得た生き様も共感を持ちます。

 年度初め、身の引き締まるお話に感謝です、ありがとうございました。

経済同友会フィールドツアー @ 下川

Posted by 秋山孝二
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 北海道経済同友会(http://hokkaido-doyukai.jp/)の環境問題委員会では、今年度、再生可能エネルギーをテーマに議論を行っています。先日は、その一環として、木質バイオで先進的な取り組みを行っている道北・下川町(https://www.town.shimokawa.hokkaido.jp/)を訪問して、施設見学、谷一之町長ほかと「環境未来都市」等について意見交換を行いました。

 私にとっては、昨年の訪問(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=26107)に続いて2回目の見学となり、また新たな知見を得ました。

下川町役場玄関で

下川町役場玄関で、チェンソーアート作品


 
 チェンソーアートではこんな記事も――> https://www.town.shimokawa.hokkaido.jp/section/shinrin/2017-0313-1346-43.html

一の橋センター

一の橋住民センター

 昨年は見ることができなかった、或は見過ごしたものも幾つか発見しました。

移動販売車

移動販売車「シモカワゴン」

s車用充電器

駐車場に設置されている車用充電器

 同じく昨年の訪問では行けなかった隣の敷地では、キノコの温室栽培が見事、室内に入った途端、カメラのレンズが湿気で曇りました。

特用林産物(?)栽培研究所

特用林産物(?)栽培研究所

温室でのキノコ栽培

温室でのキノコ栽培、曇ったレンズを通して

 夕方、層雲峡に移動して宿泊、振り返るとどれくらい久しぶりだったのか、随分奥まで高速道路がつながっていました。翌日は抜けるような空、ひと時、北海道の魅力を十二分に感じる視察ツアーでした。

宿泊ホテルの庭で

宿泊ホテルの庭で

 そして層雲峡から旭川までの帰り道。

北海道の春ですね

北海道の春ですね

 このグループでの視察旅行は、昨年の水素施設ほかの見学(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=24322)に続く第二弾でしたが、経済団体・経営者のお仲間で議論しながらの道中は、市民活動の視点からとはまた違った新鮮さがあって面白いです。

 また、更に遡っては2013年3月、東京の経済同友会の長島徹委員長に誘われて、北九州の取り組みの視察旅行にも参加致しました、工業都市の底力を感じましたね(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=16121)。

 いろいろ課題はありますが、再生可能エネルギーの未来に夢が膨らみます!

水素社会視察@北海道経済同友会

Posted by 秋山孝二
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 北海道経済同友会(http://www.doyukai.or.jp/)の環境問題委員会は、17名の委員の参加で東京・川崎に水素視察に行きました。初めての試み、大変内容の濃い訪問、ヒアリング、質疑応答で、今後の北海道での展開・提言に大きな収穫でした。

 まずは、水素社会をリードする「岩谷産業(株)(http://www.iwatani.co.jp/jpn/」の本社を訪問。「水素社会の実現に向けたイワタニの取組み」をご紹介して頂きました。水素社会の市場性、各地の取組み等、会社自身の説明にとどまらず、概要を理解できるお話の数々は大変参考になりました、さすがにトップメーカーは全体を把握されています。水素の製造、輸送、貯蔵における優位性は、昔は爆発する危険な気体の印象もありましたが、今では環境との共存としてもかなり期待される存在となっています。

岩谷産業本社で

岩谷産業本社で

 その後は、トヨタ燃料電池車(FCV)「MIRAI(http://toyota.jp/mirai/」に乗って移動し、東京芝公園にある「水素ステーション」見学です。「MIRAI」のショールームも併設されていて試乗会も毎週一回行われています。乗ってみると静かで従来の車と全く違和感はありませんが、水素社会の中での位置づけとしては、車だけでの活用ではもったいなく、蓄電装置として家庭、社会での機能が差別的優位性なのでしょうね、ここでもトップメーカーの力を感じます。

 このショールームでのプレゼン映像は、ナレーションを含めて憎いほどに地球に優しい等の原点回帰、従来の車の宣伝とは一線を画しての展開は見事ですね、「それでもトヨタは、ふみだしたいと思いました」とのフレーズも。

* http://toyota.jp/sp/fcv/h2guide/

トヨタ「Mirai」の後ろ部分、マフラー無で水滴落下口が

トヨタ「Mirai」の後ろ部分、マフラー無で水滴落下口が

芝公園の水素ステーション・バックヤード

芝公園の水素ステーション・バックヤード

 午後からは場所を川崎・臨海地区の「川崎マリエン(https://www.kawasakiport.or.jp/」に移して、川崎市の「水素戦略」、「リーディングプロジェクト」東芝の「H2One」等の取組みと施設見学でした。川崎市は歴史的に環技術の蓄積も多く、企業との連携での実績に裏付けられた取り組みが水素分野でも先駆的でした。

* http://diamond.jp/articles/-/71252

 それに応える企業の取組みとして、東芝の「水素エネルギー」は、「脱化石燃料・エネルギーセキュリティ確保につながる」と謳っての取組みです。

* http://www.toshiba.co.jp/newenergy/

川崎市マリオンで市責任者と東芝の皆さん

川崎市マリエンで市責任者(右お二人)と東芝(左三人)の皆さん

 コンテナ型「H2One」は、平時には地区電力供給、緊急時にこの地区300人を一週間賄える電力を供給し、他の大規模災害時は、コンテナで移動しての応援にも駆けつけ可能とのこと。阪神淡路大震災、東日本大震災から学ぶ企業姿勢が素晴らしいです、この日もデータ取得を続けていて、実践&実験的プロジェクトなのですね。

東芝コンテナ型「H2one」

東芝コンテナ型「H2One」

 今回の視察ツアーは、一泊二日の密度濃いものでした。普段、札幌でも会合は定期的に開催されていますが、なかなか皆さんお忙しい方ばかりなので、ゆっくりお話しとか交流する機会も少なかったのですが、今回は、前日夜に全員集合となり、品川の高層ビルレストランで盛り上がりました。札幌では考えられない懇親会後の写真です。

参加者の数人が欠けていますが・・・

参加者の数人が欠けていますが・・・

 北海道は製造業の工場集積は多少劣るかも知れませんが、再生可能エネルギーの宝庫として、それを補完する水素の蓄電、輸送の優位性は、今後大いに活用できると確信しました。環境に優しいバランスをしっかり考慮した水素供給に心掛けて、また一つ選択肢を広げたいものです。それにしても、産業のトップ企業の先駆性にあらためて感動致しました。

北海道における水素社会の実現

Posted by 秋山孝二
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 このところ、燃料電池車のトヨタ「MIRAI(http://toyota.jp/sp/fcv/」発売ほか、「水素」を巡る話題が注目を浴びています。「移動手段」としてだけでなく、「走る発電所」機能も目が離せません。燃料としての「水素」、次のイノベーション、化石燃料に代わる自然由来のエネルギー源等、次世代に向けた夢をのせてです。

 札幌でも公開シンポジウム(http://www.mlit.go.jp/report/press/hok07_hh_000050.html)、北海道経済同友会・環境問題委員会で関連するお話が続きました。シンポジウムでの室蘭市・青山剛市長のプレゼンは素晴らしかったです、街づくりの視点からの説得力が。

興味深い講演三題

興味深い講演三題

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 案内からコピー

< 公開シンポジウム「北海道における水素社会の実現に向けて」の開催 >

 持続可能な社会の構築に向けて、北海道に賦存する風力等の豊富な再生可能エネルギーを有効活用する手段として、水素が注目されています。第7期北海道総合開発計画では「水素エネルギーの産官学連携による研究開発や事業化・企業化を促進する」ことが位置づけられています。この度、国土交通省北海道局、北海道開発局及び北海道では、北海道における水素社会を将来的に実現するための取組について、関係者の認識を共有することなどを目的として公開シンポジウムを企画し、下記のとおり開催しますので、お知らせします。

1.日 時:平成26年11月20日(木)13:30~17:00

2.場 所:ロイトン札幌 2階リージェントホール(札幌市中央区北1条西11丁目)

3.主 催:国土交通省北海道開発局、北海道

4.内 容:

特別講演「これからの北海道を考える」  北海道大学名誉教授(前北海道大学総長) 佐伯浩

講演「北海道における水素の可能性」  北海道大学大学院工学研究院教授 近久武美

講演「室蘭から北海道水素社会を創る」  室蘭市長 青山剛

パネルディスカッション「北海道における水素社会の実現に向けて」

コーディネーター:北海道大学大学院工学研究院教授 近久武美

パネラー :イワタニガスネットワーク㈱開発担当部長・谷義勝、㈱東芝次世代エネルギー事業開発プロジェクトチーム統括部長・大田裕之、トヨタ自動車㈱技術統括部主幹・三谷和久、北海道環境生活部環境局地球温暖化対策室長・白野暢、国土交通省北海道局参事官・桜田昌之

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 昨年3月に訪問した「独立行政法人 産業技術総合研究所:http://www.aist.go.jp/aist_j/information/index.html」の「水素材料先端科学研究センター(Hydrogenius):http://hydrogenius.kyushu-u.ac.jp/でのお話を思い出し、いよいよ水素の時代到来を実感する昨今です。

 技術的には水素活用はかなりの可能性が見込まれますが、幅広い普及となると消防法、水素供給とか従来の法規制等が縦割り行政の弊害で、なかなか実用化への道は険しいようですね。さらに、自動車産業では、これまで培ったエンジンが不要になるために、関連産業の雇用とか技術の問題も大手メーカーにとっては課題と聞いています。モーターで動く自動車、まさに画期的イノベーション故に、従来形成してきた産業のリストラクチャリングにもつながるのですね。せめてハイブリッド車で繋ぎながらのソフトランディングを模索するのでしょう。今年度の北海道経済同友会のテーマは、「北海道における水素社会の展望」です。

* http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=16121

 水素情報はこちらも分かりやすい、さすがにトヨタ!――> http://toyota.jp/sp/fcv/h2guide/