エネルギーシフトで New Japan!

Posted by 秋山孝二
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 首相官邸において、「これからの自然エネルギーへの大シフトを目指して」の公開会議(http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg4972.html)が開催されました。一堂に集まって総理との懇談会、率直な意見と提言を行い、「これから、どう自然エネルギーを普及させていけばよいか」について、積極的な意見交換でした。新たな試みとして、この会議の模様はインターネットを通じて動画中継を行い、ツイッターでの質問を受けることにより、テーマに関心あるすべての国民とメディアがリアルタイムで参加できる「オープン懇談会」となりました。5万人以上の方々がライブで視聴し、8万人の方々がその後もアクセスが続いているようです。参加有識者(五十音順)は、次の方々でした。

 ・ 枝廣淳子 環境ジャーナリスト(資料:http://t.co/lXzfn7Y
 ・ 岡田武史 元サッカー日本代表監督
 ・ 小林武史 ap bank代表理事
 ・ 坂本龍一 ミュージシャン(ビデオメッセージによる参加)
 ・ 孫 正義 ソフトバンク社長(資料:http://minnade-ganbaro.jp/res/presentation/2011/0422.pdf

[司会]藤沢久美 シンクタンク・ソフィアバンク副代表

 

 その前日、「6・11 New Japan!」、全世界100か所・100万人以上でこの日開催されて、10数ヶ国、60を越える地域からの中継も行われました。インディペンデントメディアにより、全編で10時間を越える録画です、新しい世代による新しい表現ですね。この企画のテーマソングにもなりましたが、齊藤和義さんの唄もいいです!(http://www.youtube.com/watch?v=b01yohRgfyc&feature=related

1/4 http://www.ustream.tv/recorded/15299170
2/4 http://www.ustream.tv/recorded/15303240
3/4 http://www.ustream.tv/recorded/15306642
4/4 http://www.ustream.tv/recorded/15309276

  翌日の全国の新聞やニュースなど報道で、この2万人の新宿アルタ前のデモなどがほとんど報道されなかったのも、また日本の現実のようです。朝日新聞、北海道新聞には、デモの様子など中心に大きくはないですが掲載されていましたが。この番組の出演者(一部・VTR含)は次の方々です: 岩上安身、前田真理、斉藤和義、池田香代子、森ゆうこ、保坂展人、木野龍逸、日隅一雄、孫崎 亨、武田邦彦、広瀬 隆、岩井俊二、藤波 心、小林武史、湯川礼子、河野太郎、松田美由紀、石井麻木、飯田哲也、キャンルジュン、一青窈 、マエキタミヤコ、福島瑞穂、おしどり夫婦、小出裕章

 一方海外向けにも発信されています(http://www.youtube.com/uniontube55?gl=JP&hl=ja)。

 

 このところ都内の地下鉄駅改札では、こんな電光掲示板も見かけます、先日の東京駅丸の内口でも同じものでしょうかね。

地下鉄駅改札口で

地下鉄駅改札口で

 来月からの節電体制に向けて、企業系もいろいろな工夫を始めています。15%が国の要請目標ですが、かなりの企業はそれを上回る目標を掲げて知恵を出していますね。これまで2回の石油危機を乗り越えた日本企業は、その後、飛躍的に国際競争力をつけました。今回もこれをきっかけに力をつけて貰いたいですね、簡単に「どうしたらいいか苦慮している」などとは言って貰いたくないですね。首相官邸で岡田元監督がおっしゃっていましたが、日本人の現場レベルの高い把握能力、折り合いをつけての迅速な解決能力等の国民性レベルを考えると、必ず乗り越えて新たな競争力を獲得すると思います!

30年以上前に、すでに「想定内」

Posted by 秋山孝二
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 我が家の書棚に、30数年前の「原子力発電とはなにか・・・、そのわかりやすい説明」<第三版>を見つけました。その「まえがき」から順番に読み進めてみると、あらためてこの数十年間の反原発活動の重みを感じます。今、目の前に起こっている現実すべてが「想定内」であることに加え、まえがきを読むと分かりますが、推進側、反対側の双方の問題点を的確に指摘しています。これらを「反原発」と一括りにして本当に宜しかったのでしょうか、この辺りからすでに推進派(通産省・学者群・産業)のプロパガンダが始まっていたことを見逃してはいけません。

家の書棚にひっそりと

家の書棚にひっそりと

まえがきには

まえがきには

その2

その2

 今回のまだ進行形の大事故を教訓に、飽くなき議論を戦わさなければなりません。企業系・家庭系双方のセクターにおいて、「需要」としての節電・ピーク時削減の具体案、「供給」としての当面の原発の安全性担保と代替エネルギーへのシフトです。

以下は引用です。
~~~~~~~~~~~~出所(枝廣淳子さんの環境メールニュース http://www.es-inc.jp

「原子力か、化石燃料か」ではなく、「原子力でも化石燃料でもない世界」への
移行は可能です(「ただちに」ではないですよ。「ただちには無理」だからといっ
て否定する必要もないですよね? 30年後、50年後にどうなっていたいか、です)

そのための技術開発も実用化も、日本でも世界でもぐんぐん進んでいるのは、本
当に心強いことです。

去年、日刊 温暖化新聞の「エダヒロはこう考える」コーナーで、こういうご紹
介をしています。

2010年06月02日
原発10基分!日本の洋上風力発電の可能性と取り組み
http://daily-ondanka.com/edahiro/2010/20100602_1.html

最近の日刊 温暖化新聞の記事を見ていても、各国/世界の再生可能エネルギー
・シフトの元気な足音が聞こえてきそうです。いくつかご紹介しましょう。見出
しだけでもわくわくしてきますよ。ニュージーランドでは電力の4分の3近くを
自然エネルギーでまかなっているって、ご存知でしたか?
2011年04月07日
IEA報告書:ニュージーランドの再生可能エネルギー発電、2009年は73%
http://daily-ondanka.com/news/2011/20110407_1.html

2011年04月04日
オレゴン州全域でクリーンエネルギーワークス計画始動、雇用創出と省エネに期待
http://daily-ondanka.com/news/2011/20110404_1.html

2011年04月02日
持続可能な方法で生産されたバイオ燃料の認証システム、始動へ
http://daily-ondanka.com/news/2011/20110402_1.html

2011年03月30日
英スコットランド政府、世界最大の潮流発電プロジェクトを承認
http://daily-ondanka.com/news/2011/20110330_1.html

2011年03月22日
2010年、独の再生可能エネルギーの割合は17%へ、雇用は37万人へ増加
http://daily-ondanka.com/news/2011/20110322_1.html

2011年02月21日
カナダ政府、ディーゼル燃料と暖房用燃料に再生可能燃料の含有を義務付けへ
http://daily-ondanka.com/news/2011/20110221_1.html

2011年02月19日
米国内務長官とエネルギー長官、大規模な洋上風力イニシアチブを発表
http://daily-ondanka.com/news/2011/20110219_1.html

2011年02月16日
英国、新たな職業技能アカデミーでグリーンな未来の構築を後押し
http://daily-ondanka.com/news/2011/20110216_1.html

2011年02月08日
米国:NOAAの気象・気候情報を利用して再生可能エネルギーを推進
http://daily-ondanka.com/news/2011/20110208_1.html

2010年12月30日
米エネルギー省、世界最大級の風力発電プロジェクト融資保証を最終承認
http://daily-ondanka.com/news/2010/20101230_1.html

2010年12月27日
豪政府助成金により太陽光発電を導入する学校が増加
http://daily-ondanka.com/news/2010/20101227_1.html

2010年12月22日
英ロンドン、市バス用に導入する水素バス第1号を発表
http://daily-ondanka.com/news/2010/20101222_1.html

2010年12月20日
米国、クリーンエネルギーに関する輸出振興のためのイニシアティブを開始
http://daily-ondanka.com/news/2010/20101220_1.html

2010年10月01日
世界最大の洋上風力発電所、イギリス海峡で正式に始動
http://daily-ondanka.com/news/2010/20101001_1.html

2010年09月15日
米国の各プロスポーツリーグ、競技場で太陽エネルギーを利用
http://daily-ondanka.com/news/2010/20100915_1.html

2010年07月10日
オーストラリア、クリーンなエネルギーの将来に向け前進
http://daily-ondanka.com/news/2010/20100710_1.html
2010年06月21日
オバマ大統領演説、クリーンエネルギーへの速やかな移行を呼びかけ
http://daily-ondanka.com/news/2010/20100621_1.html

2010年06月16日
米国:2009年の小型風力発電装置販売は15%増、世界の約半分を占める
http://daily-ondanka.com/news/2010/20100616_1.html

2010年05月14日
米内務省、マサチューセッツ州沖合の洋上風力発電プロジェクトを承認
http://daily-ondanka.com/news/2010/20100514_1.html

2010年05月12日
米国の太陽エネルギー、2009年も堅調な成長
http://daily-ondanka.com/news/2010/20100512_1.html

 

日刊 温暖化新聞でも、エネルギーシフトへの足音が聞こえる記事がトッ
プに出ています。どうぞお楽しみに~!
http://daily-ondanka.com/
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~引用おわり

 チェルノブイリ事故後、ベラルーシの汚染地域のある村に住む農民は語っています。

 「人々はパンを食べる。わたしたちは放射能を食べる。国は遠くに去っていった。わたしたちはこの地に、踏み留まっている。もしロシアを捨て天国に生きよ、といわれたら、私はいう。天国はいらない、故郷を与えよ、と」

 余震は、日本人への更なる警告のような気がします、「まだ気がつかないのか!!」という天からの声として。

大地震、今、感じること(4)

Posted by 秋山孝二
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 昨日で今回の大震災発生から1週間、地震・津波・原発多発事故はまだまだ緊迫した状態が続いています。

 昨晩のテレビで、「有識者・専門家たち??」は、相変わらず恥ずかしげもなく「原発に海水が注水されて一安心」、「あの原子炉は古い型だったから」等、まさに無責任な発言を繰り返し、メディアのキャスター達も一部を除いて何の危機感もない質問の繰り返しです。MOX燃料の危険性、原子炉複合施設の危険性等、チェルノブイリ・スリーマイルには無かったその後の新たなリスクへの言及が隠ぺいされています。私自身、これまでの原子力発電に対しての中途半端な反対姿勢を、今、強く悔いています。企業経営者として、原発問題・憲法問題・防衛問題に対して、立場を考慮して(?)、歯切れの悪いスタンスに終始していましたので。

 でも、この場に至って、自分の命というよりも、子供たち・孫たちの命と将来の安心・安全な暮らしのために、これからの人生を送らなければなりません。戦後日本の極めて恵まれた時代を生きることが出来た私は、これまで得た少しの知識と知恵を、次の時代に生きる人々のために尽力する責務があります。眼前の同世代の体たらくを目の当たりにして、そう痛感しています。

 枝廣淳子さんのメーリングから、諸外国の応援メッセージを引用掲載します(http://www.japanfs.org/ja/pray4japan/message.cgi)。また、国内からも具体的なアドバイスも集まっていて(http://www.es-inc.jp/news/001949.html)、私自身は、一層の節電モードのライフスタイルに入っています。

 群馬大学の片田敏孝教授(http://www.ce.gunma-u.ac.jp/staff/st02_katada.html)は、これまで防災教育を現地の中学生に指導してきたそうです。その成果は今回実践の中で示されました。(http://plaza.rakuten.co.jp/yamamotoyoshie/diary/201103190000/

 こちらも説得力があるサイトです(http://www.asyura2.com/index.html)。

 

 こんな折り、環境分野で大きな功績を果たしてきた、北海道大学教授・小野有五先生の定年記念講演会が、「地球科学者から環境科学者へ:大学と社会を結んで25年」と題して開催され、会場の北大クラーク会館は超満員で溢れました。 

小野有五教授定年記念講演会~大学と社会を結んで25年~

小野有五教授定年記念講演会~大学と社会を結んで25年~

 この間、氷河から地球の研究に端を発した地球科学者・小野有五先生でしたが、ビートルズの「A long and winding road:http://www.youtube.com/watch?v=JrcYPTRcSX0&feature=related」をバックミュージックに、ご自身の軌跡を素晴らしいまとめで締めくくりました。まさにこの時に、小野先生のこのご講演は、学者としての一筋の光とでも言いましょうか。

* 「大学と社会を結んで」と簡単に言っていますが、まさに「水と油」みたいな関係だった

* 専門家は、ごく普通の市民に分かる説明、今風に言えば「アウトリーチ活動」が必須な時代になっている。今回の一連の原発事故に対する「専門科学者」たちの、最も欠如している視座である

* 宮澤賢治の1929年11月29日の予告文:今にも活きる言葉に違いない

 「われわれはどんな方法で、われわれに必要な、われわれの科学を、手に入れることができるのか」

 羅須地人協会で:http://www.artwing.biz/kaze2/rasutizin/rasutizin.html

* アイヌ民族の歴史に対する認識: 徳川幕府は「蝦夷地」として、まだ外地扱い、すなわち「アイヌの地」としての認識があったが、明治維新以降、北海道の中のまさに「植民地化」であった、奪われた土地、奪われた文化、奪われた人権等、で。

* マザー・テレサの言葉、「愛することの反対は、憎しみではなく、『無関心』である」

 

 本来は駆けつけるはずだったお弟子さんのアラスカ大学・吉川謙二教授は、サンフランシスコで足止めとなり、今アメリカで大ブレーク中、本人主演のyoutube掲載、「The tunnel man:http://www.youtube.com/watch?v=-l0JdVtmNus」の紹介がありました。「究極のアウトリーチ活動!!!」でしょうか。

 弁護士の市川守弘(http://www.akiyama-foundation.org/network/tema05.html)さんは、「科学者の社会的責任」を果たすということが、如何に困難なことか、森林・生態系保護活動においても同様なこと。そして同時に、「裁判所の責任」も、これまでの各地の諸開発問題では重いものがあることを指摘されました。

 2008年の「先住民族サミット」で活躍し、その後「Win-Ainu」設立にもかかわった結城幸司(http://www.akiyama-foundation.org/network/tema06.html)さんも駆けつけました。

 

 幅広く市民活動とコラボレイトした小野有五先生は、退官とはいえ、まだまだこれから多くの分野でのご活躍を期待しなければなりません、北海道の環境問題のアドバイザーとしてです。取り敢えず、ここまでお疲れさまでした。

大地震、今、感じること(3)

Posted by 秋山孝二
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 昨日の続きになりますが、海外メディア・外国政府関係者の今回の福島原発事故の認識は、連日、日本で報道されている内容とは大きく異なり、大変危機的で深刻です。

 私の身内に届いたカナダからの友人のメールでは、「自分の周りには住む場所が十分あるから、今すぐにでも家族全員でこちらに移動するように」と、真剣な内容だったとか。諸外国のメディアは、福島原発の爆発の連鎖とその対応の事実をつぶさに見つめながら、冷静に報道しています。この場合、冷静と言うのは、「真実を語る」という意味ですね。

 東京電力、保安院の記者会見、テレビに出て来る「専門家」、メディアスタッフの話は、何の役にも立ちません。とにかく、当該事故現場組織の「発電所所長」とか、現場の最高責任者の存在が全く見えないのは大きな疑問ですね。現場はこういう作業をしていて、こんな作業プランを持っているといった、やっている側発の報道が何もない、危機管理の中ではあり得ない状態です。無いなら無いと率直に言えば、市民はそれぞれの判断で責任を持って動けます。

 現場に一度も足を運んだことが無い連中が、「安全だ、安全だ」といくら叫んでも、市民はとうの昔にその「ニセモノ性」を見破っていますよ。理屈では「対策」になっていても、それが出来る環境が現在あるかどうか、直感的に理解しているのです、私たちは。発表される写真だけ見ても、「安全」などとは程遠い現実を認識できるのです。

 市町村長の何人かはメディアの取材に対して、現在の状況報告、必要物資の具体的要請等、大変な困難な環境の中、必死に訴えています。これ自体、本来はそんなことをしなくても支援の手を差し伸べなければならないのでしょうが。それと同様に、原発事故に関して、現場最高責任者は、「日本国民を守る」意識を持って語り続けなければなりません。もし、その任に誰も就かないのなら、これまでの原子力政策というのはその程度の覚悟だったということを、しっかり歴史に刻んでおかなければなりません。

 もう一つ、政府は今すぐに、全国各地の原発責任者及びその次席を招集して、現場に最も近い場でこの現実をしっかり観察して、現場はどんな状態なのか、今後の原発運営に活かす手立てをすべきです。廃炉・見直しも含めた、将来の日本のエネルギー政策に向けて、この未曽有の事故の連鎖を無駄にしてはいけません。

 少し離れた私たちに何が出来るか、枝廣淳子さんのメーリングから引用します。環境に関わってきた彼女が、この難局においても情報収集・発信し続けるその姿に感動致します、日刊温暖化新聞は秋山財団もパートナーとなっています。彼女はまさしく「ホンモノ」です。

~~~~~~~~~~~

日刊 温暖化新聞の企業・団体パートナーでもあるソトコトさんが、「被災地の
復興のために、わたしたちができること」というページをアップされました。

以下にご紹介します。もちろん、できることはこれだけではありませんが、「被
災地から遠く離れた自分に何ができるんだろう?」と思っていらっしゃる方がい
らしたら、ぜひ!

~~~~~~~~~~~~~ここから引用~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「被災地の復興のために、わたしたちができること」
<ソトコト・ホームページ>
http://www.sotokoto.net/setsuden/
<ロハスクラブ・ホームページ>
http://www.lohasclub.jp/setsuden.php

2011年3月11日に発生した、東北地方太平洋沖地震による甚大な損害は、私たち
がこれまでに経験したことがない災害です。被災地域に暮らしている方々、救助
活動や復興活動に尽力されている方々を支援するために、私たちができることの
ひとつが「節電」です。

未曾有の大地震による、電力施設への被害発生により、私たちの日本は電力が不
足しています。特に、被災地域においては、電力の確保は、救援活動や復興活動
にとっては極めて重要な問題です。

政府及び東京電力は、3月14日から「計画停電」の実施をアナウンスしています。
計画停電は、電力需要が現状の電力供給能力を上回ってしまった場合に実施され
る手段であり、電力需要を抑制するためには、鉄道、工場、大型商業施設などの
社会全体での節電努力、そして、一般家庭での節電努力が必要です。

いま一番大切なことは、まず被災地が必要とするエネルギーを確保することです。
そして、そのためには、私たち一人ひとりが「節電」を心掛け、続けていくこと
が重要です。

電気は、水道やガスの供給にも必要とされるエネルギーであり、被災地での救援
活動や復興活動に必要なライフラインの確保のためにも、私たち一人ひとりの節
電努力が必要です。

●私たちが生活のなかでできる節電

・外出の際、あるいは、使っていない電気製品のプラグはコンセントから抜きま
しょう。機器によってはプラグを挿し込んでいるだけで、待機電力を消費してし
まう場合があります。

・昼間は、なるべく必要最低限の照明で過ごしましょう。オフィスでは、昼休み
の消灯や、通路のなどの照明の間引きも節電になります。

・暖房機器を必要とするこの季節は、朝の時間帯や18:00~19:00の時間帯が電力
消費のピークタイムとなります。電子レンジ、洗濯機、炊飯器などの消費電力の
高い機器は、ピークタイムをずらして使用しましょう。

・冷蔵庫にはものを詰め込み過ぎないようにしましょう。また、電気炊飯器の保
温時間を減らすのも節電に有効です。

・屋内では、温かい格好をして、カーテンを閉める(断熱効果があります)など
して、エアコンやストーブなどの暖房機器を使う時間を減らしましょう。

・テレビよりもラジオのほうが消費電力が小さくてすみます。

電気を大切に使うことで、被災地を励ますことができます。
私たち一人ひとりの節電努力が、被災地が必要とするエネルギーを創り出します。
物資援助やボランティアなどの人的支援も必要ですが、被災地側の受け入れ態勢
も充分ではない今、私たちが、いまそれぞれの暮らしのなかでできるアクション
が「節電」です。
私たちが日々の暮らしのなかで、節電に努力し、続けていくことは、確実に、被
災地のチカラになります。

現在、節電が必要とされているのは、東日本エリア(東京電力、及び、東北電力
の管轄内)です。東日本と西日本では、周波数が異なることから東日本に周波数
を変換して送電できる容量に上限があります。このため、東京電力、東北電力の
管轄外で節電しても被災地のためにという意味では効果は生まれません。

それでも、電力以外にも燃料が足りないという状況もあり、日本全国で節電・節
約していたくことはとても大事なことです。そして、「電力消費量を自分たちの
意思で減らすことができる」ことを未来に向けて実証・伝えていくためには大き
な役に立つと思います!

~~~~~~~~~~~~~引用ここまで~~~~~~~~~~~~~~~~~

そして、イーズでも、これまでのコンテンツからヒントやアイディアをとりまと
めてご紹介するページをアップしました。

~~~~~~~~~~~~~ここから引用~~~~~~~~~~~~~~~~~

「被災地の復興のために、わたしたちができること。節電努力。」
http://www.es-inc.jp/news/001947.html
※※この呼びかけは、ソトコトの「被災地の復興のために、わたしたちができる
こと。節電努力。」に賛同し、同じタイトルで呼びかけています。※※

「いまの状況で私に何ができるのだろう?」と思っていらっしゃる方も多いこと
でしょう。義援金や救援物資の支援などのほかにも、毎日の暮らしの中で「でき
ること」の1つが節電です。特に、被災地と同じ周波数の圏域の方々は、その節
電が被災地への電力につながります。周波数が違っても、ガソリンその他、省エ
ネすることが役に立ちます。

「節電」や「省エネ」については、イーズでも枝廣のメールニュースや書籍等を
通して、ご紹介・ご提案してきました。これまでに蓄積した情報から、わたした
ちができる「節電」に関する部分をピックアップしました。お役に立てばうれし
いです。

被災地の一刻も早い復興を心より願っております。

枝廣・イーズスタッフ一同

~~~~~~~~~~~~~~~~

「幸せ経済社会研究所」、キックオフ!

Posted by 秋山孝二
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 枝廣淳子さんが新しく設立した「幸せ経済社会研究所:http://ishes.org/」の設立キックオフ・フォーラムがありました。バラトングループの若手のホープ、アラン・アトキンソン(http://www.atkisson.com/)さんの基調講演とQ&Aです。

超満員の会場で、アランの講演です!

超満員の会場で、アラン・アトキソン氏の講演

実にさわやかな、ナイス・ガイでした!
実にさわやかな、ナイス・ガイでした!

 枝廣淳子さんはこれまでに、JFS(ジャパン・フォー・サステナビリティ:http://www.japanfs.org/ja/aboutus.html)をはじめとして、12の視座から環境問題に取り組んできています(http://www.es-inc.jp/)。今回設立の背景は・・・

* 経済成長のジレンマ: 1)現在のままの経済成長は持続可能ではない、2)経済成長を止めると、社会は不安定になる、3)どうしたらよいのか・・・・?

* ハーマン・デイリーのピラミッド(http://change-agent.jp/sustainablemanagement/pyramid.html

* 持続可能な発展の3つの統合指標: 「自然資本」ー持続可能性(Sustainability)、「経済」ー自然資本の幸せへの転換率(Efficiency)、「幸せ」―皆に実現しているか(Sufficiency

* 全体とつながりを考えること: 「経済」、「社会」、「幸せ」――まず指標を考え直そう、という動き

 

 アラン・アトキソン氏は、「Growth and Happiness:成長と幸福」と題しての講演でした。30を越える質問からなるこの講演、普段分かった気になっている言葉を、再度検証する良い機会となりました。その後のQ&Aでも、幾つかのキーワードが・・・・

* インビジブル・エコノミー、「アマチュア・エコノミー」の価値と重要性~~「アマチュア」とはラテン語で「愛」の意味とか

* すべて「プロフェッショナル・エコノミー(お金に代えられる)」にしていいのだろうか?

* これまでお金で代え難かったものをお金にしてしまうと、失われるものも多い

* プロフェッショナル経済とアマチュア経済の線引きをしっかり行うこと――「賢い」経済を目指すべき

* これまで、「歴史は勝った者によって書かれている」

* 日本は、「課題先進国」!!!

  「好奇心」は学習する原点であり、「ダメな自分」を見るのも必要ではないか、と笑顔で問いかけるアランの姿は、透明感と爽やかさでいっぱいでした。JFS(http://www.japanfs.org/ja/)のカタログに「日本から世界へ、世界から日本へ~~コミュニケーションが未来を創ります」と書かれています。

 今回のフォーラム、若い方々と女性が多かったですね。私は平均年齢をかなり上げている参加者の一人だったかもしれません。

「国際森林年」って?

Posted by 秋山孝二
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 今年は、国連の定める「国際森林年」(International Year of Forests)です。国連総会決議により、「国際森林年」では、現在・未来の世代のために、全てのタイプの森林の持続可能な森林経営、保全、持続可能な開発を強化することについて、あらゆるレベルで認識を高めるよう努力すべきとされています。

 また、国連は加盟国が、「国際森林年」に関連した活動を促進することを奨励しており、日本でも各地で様々な取組が行われる事が期待されています。ちなみに、北海道において、「北海道市民環境ネットワーク(きたネット:http://www.kitanet.org/index.html)」は、この間、森づくり活動を主軸にする会員も多く、今年はフラッグ事業「ラブアース」をはじめ、さらに充実した活動を企画しています。

 ところで、国連が決める「 国際年(International Year)」というのは、国連総会において採択・決議されるもので、特定の事項に対して特に重点的問題解決について、国連をはじめ全世界の団体・個人に呼びかけるための期間のことです。最近の例としては、 2009年の「世界天文年」、「国際天然繊維年」、「国際和解年」、2010年の「国際生物多様性年」、「文化の和解のための国際年」、「国際ユース年」で、今年は、「国際森林年」、「国際化学年」となっています。

 企業のCSRでもそうなのですが、国連の議論・決定事項に関して、日本のメディアはもっとしっかり報道すべきだと思いますね。昨年2月、東京で開催されたフォーラムでは、グローバル企業も国際社会の中で生き残る存在として、CSRを真剣に展開している様子も発表されていました(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=3348)。

 いつも楽しく読んでいるメルマガの中で、田中優さんから送られたきた年末大晦日のトークは絶品でした。3時間と長丁場ですが、特に中ほど(1時間35分過ぎから)で彼が説明する「森の話」は、実に素晴らしいです。

~~~~~~~~「絶望から未来を見つけるトークライブ2010 」http://www.ustream.tv/recorded/11737604

【出演】
田中 優(未来バンク事業組合理事長:http://tanakayu.blogspot.com/)

山田玲司(漫画家/『ココナッツピリオド』『絶望に効くクスリ』他)

枝廣淳子(環境ジャーナリスト/「環境メールニュース」他:http://www.japanfs.org/ja/

江守正多(気象学者/国立環境研究所地球環境研究センター温暖化リスク評価研究室室長)

【ミュージシャン】
高森ゆうき 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 「海老蔵」が一段落すると、今度は「伊達直人」、「斎藤佑樹」の追っかけかよと、相変わらずの内向き・平和ボケの日本のマスメディアですが、国際社会の中で、今日本に期待されている事がらの多さを認識すればする程、焦点を当てるべき重大なテーマは他にあると思うのですが・・・・・。今年も変わらないマスメディアの愚に、ボヤキからのスタートで恐縮です。

 

「環境」への新たなアプローチ

Posted by 秋山孝二
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 先日東京で、「富士通フォーラム:https://forum.fujitsu.com/2010/tokyo/report/?fjsmnroute=F_am_tm03」が開催されましたが、そこでの特別講演は枝廣淳子さんでした。ジャパン・フォー・サステナビリティ( JFS:http://www.japanfs.org/ja/共同代表 ほか環境分野で大活躍されています。今回は「持続可能な社会を目指して~世界の動向と日本企業への期待~」と題して500名程の聴衆の前で、中国語、英語、文字電光板も用意されて、素晴らしい講演でした。会場の設え等、時の移り変わりも感じましたね。以下、印象に残る幾つかの点をメモします。

* 温暖化よりも先に来る「エネルギー問題」、そして「食糧問題」

* これからの環境問題は、時間軸を意識した「バランス良く全体を」考えた取り組みが重要

* 「生物多様性」はストックの問題、「生態系サービス」はフローの問題、と理解すべき:「つながり」と「バランス」がキーワード

* 現在は、「次の長期的均衡を探る混乱期」と位置づけられる――パイの拡大から配分へ、買わない消費者の出現、量的拡大から質的成熟へ、GDPからGNHへ

* 「3脱」の時代: 1)くらしの脱所有化(クルマ、本、CD)、 2)しあわせの脱物質化(つながり)、 3)人生の脱貨幣化(半農半X)

* 競争方位は、「ヒト、モノ、カネ」が自社を越えて、「伝える力」、「つながる力」、「共創力」等のコラボレーションへ――企業・NGO・セクターを越えて「共創型パートナーシップ」がキーワード

* 「チャネル」から「場」へ、マルチ・ステークホルダー(MSH)

* 真の多様性は「真の対話:ダイアローグ」の作法に則って展開されるべき

 

 一方、北海道では、「環境」活動の中間支援4団体がテーブルに着き、「コンソーシアム」を形成して市民活動支援に取り組みつつありますhttp://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=3137

 新しい環境への取り組みは、ローカルにもグローバルでも進展しているようですね。

COP10、10月に名古屋で開催

Posted by 秋山孝二
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  今年は「国際生物多様性年」であると同時に、10月には名古屋で「生物多様性条約第10回締約国会議:COP10」が開催されます。年明けの新聞各紙を読む限り、今一それへの関心は高まっているとは言えませんが、これから生物多様性についての議論と行動が益々活発になり、また世界の注目が日本に集まる機会となってくれることを期待したものですね。

 今年の「COP10」は着地点ではなく、むしろ「企業と生物多様性」の本格的な活動の出発点と言えるかもしれません。08年に北海道の洞爺湖・札幌で「G8サミット」が開催された時もそうでしたが、これを機会に考えるきっかけになって貰いたいと思います。

 株式会社レスポンスアビリティhttp://www.responseability.jpの足立直樹さんは、これまで企業と生物多様性の保全に対してメッセージを発信し続けています。昨年末からNIKKEI NETへの連載を開始しました。 秋山財団の「ネットワーク形成事業」の一つ、社会企業研究会で第一回のゲストとして興味深い講演をして頂きました。http://www.akiyama-foundation.org/network/tema02.html

 一方、枝廣 淳子さん・小田 理一郎 さん著 (技術評論社)の「企業のためのやさしくわかる『生物多様性』」http://gihyo.jp/book/2009/978-4-7741-4043-8 では、日本の先進的企業の事例も示されています。

 「温暖化」に比べて今一つ理解が難しいテーマなのでしょうか、生物多様性を失うリスクについて、今年は一歩踏み込んだ議論に自分自身も入っていきたいものと思っています。

「降りてゆく生き方」、汐留のイネ

Posted by 秋山孝二
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  今年の早稲田祭で、映画「降りてゆく生き方http://www.nippon-p.org/concept.html」の上映会が開催されました。主催は「早稲田の米プロジェクト(代表・松橋拓郎)http://www.wasedasai.net/2009/wasepedia/profile/wasekome/で、当日定員800名の会場がいっぱいになっていました。この映画会に関しては、歌手の加藤登紀子http://www.k-sizenohkoku.com/index_top.htmlさんのメーリング、環境活動の枝廣淳子http://www.es-inc.jp/edablog/index.htmlさんのメーリングでもご案内を頂きました。

 代表の松橋くんは冒頭の挨拶で、「ただ映画を観るだけでなく、映画を中心に私たちと皆さまが繋がり、共に考え、行動していくような会にしたいと思います」と語っていました。彼自身、大学を1年間休学してヨーロッパに農業を学ぶ旅に出かけました。その後、この映画のプロデューサー森田貴英さんとお会いして、大学院への進学から地元秋田での就農へと進路を変えたそうです。森田貴英さんも当日駆けつけて、制作に絡む裏話も聞く事が出来ました。

 この欄、「08.12.31付」で、私は次のようなコメントを書きました。

・・・・一方自分たち自身は、五木寛之著「人間の覚悟」http://www.shinchosha.co.jp/book/610287/にある様に、覚悟を決める時期かと感じています。「下山の哲学を持つ」必要性を、私も強く意識した今年2008年でした。「林住期」を生きる、あるいは、「そもそもボランティアというのは、最後は『石もて追われる』存在であるべきなのだから」と五木寛之が語る言葉に、大変納得のいく感動を覚えます。・・・・・

 今回の上映会では、私の世代ではなく若い世代の方々が多数参画していて、意識の変化・時代の変化を実感しました。

 

 一方早稲田大学に向かう途中、汐留の地下広場では、「水土里(みどり)の体験展’09:http://www.inakajin.or.jp/」が開催されていました。「ふるさとの田んぼ」を都会に再現です。無機質なコンクリート空間に突然現れた稲穂の一群は、存在感抜群でしたね。

汐留のイベント

汐留のイベント

都会の中のイネ

イネの神様も現れて

 そして、札幌では雪の朝を迎えました。

いよいよ冬の到来でしょうか

いよいよ冬の到来でしょうか

卒後40周年の同期たち、そして同窓会

Posted by 秋山孝二
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  今年は高校卒業後40年、そこで以前から計画していた「卒後40周年同期会」を開催した所、全国から60名を越える同期生が集まりました。場所は登別「滝の家:玉の湯」です。須賀社長が同期で、玄関の看板も同期生の制作によるものです。

入口看板

入口看板

  10年前は「卒後30周年」で同じような企画をしましたが、半分程度の出席者。夜の懇親会で「50周年は何人集まるのかな?増えるのか減るのか」、日本の高齢化社会の中で、世代によるライフスタイルの推移を実感するひと時でした。

 翌朝、バス組が洞爺・支笏方面に出発した後、須賀社長に案内して貰い昨年新築した「滝の家http://www.takinoya.co.jp/」を覗きました。川に掛かる橋は、「My 橋」。中庭は以前と同じですが、紅葉も素晴らしく、「日本の秋」を象徴するような素晴らしい景観です。中国他アジアからのお客様も多く、大変印象的な場となっているようです。朝日と静寂さの中、なぜか「平和な日本」をしみじみ感じました。

My 橋

My 橋

   夜は例年通り札幌で同窓会総会・懇親会でした。毎年プラスバンド部がオープニングを飾るのですが、今年は現役高校生がインフルエンザで「学校閉鎖」中とのこと。9月の記念イベントのビデオがそれに代わりました。今年を象徴するような、まさに「ハプニング」ですね、今年は650名を越える参加者でした。

 同窓会の幹事長を拝命している私は、依頼があり会誌にメッセージを送りました。昨年、枝廣淳子さんが主催するワークショップhttp://www.es-inc.jp/で学んだ「多様性」をベースに、「人の多様性」の価値を語ったつもりですが。

同窓会旗は来年当番期に受け継がれ・・
同窓会旗は来年当番期に受け継がれ・・

自立、絆、そしてバランスでしょうか

 

 ・・・今年のテーマ「六華繚乱」は、数々の華の眩しいほどの乱舞をイメージさせるまさに多様性の象徴ですね。生物多様性のキーワードは「つながり」と「バランス」と指摘する方が多く、その実態は「つながり」を取り戻す活動であり、更に厳密にいえば「戻す」よりも「先へ進む」ことなのでしょう。「Resilience」という言葉が「温暖化リスク」と同様に、この頃この分野では良く使われていて、「しなやかな強さ」と一般的には訳しているそうです。

一方昨年のリーマンショック以降、ビジネスの世界でも企業経営者のマインドは随分変化してきている気がします。最近のある経営フォーラムでは、「スピードを上げることは企業競争力を高める手段だったが、人間をハムスター化した。これからは人生のスピードにプレーキを掛ける必要があるだろう」と言い切るコンサルティング会社のトップもいました。そしてこれからの時代は、企業の成長を個人の幸せにつなげる時代、「多様性のシナジー効果」としてのイノベーション等、価値の大転換と位置づけていました。

静かに考えてみると、21世紀は「ひと」の時代に間違いなく、イノベーション、リーダーシップ、ライフワークバランス、コラボレーション等、昨今繰り返し重要性を指摘される言葉は、みな「ひと」に絡む課題ばかりです。私のように高度経済成長期を生きてきた人間の視点からは、まさに様変わりの様相を呈していますが、別の言い方をすれば一中・一高・南高の志で育まれた六華同窓生たちには、まさに「我々の時代」の到来とも言えるのではありませんか。「未来は予測するものではなく、創り出すもの」と、ハンガリーの哲学者アービン・ラズローはメッセージを提起しました。

多様な「いのち」が存在できる世界、それは人間社会でも自然界でも、最も豊かで健康で価値のある状態だと確信しています。六華同窓生、そして現役在校生を含めた将来の仲間たちの多様な「いのち」の躍動を期待し、大切にしたいものですね。・・・・

 

 

ところで母高の同窓会館には、以前から鳩山一郎氏による大きな「有愛」の書が飾られています。どういった因縁なのでしょうね。

 

生物多様性フォーラムで、一歩前進

Posted by 秋山孝二
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 秋山財団の助成事業の中で、環境をテーマにした活動への助成が多く、昨年開始した「ネットワーク形成支援事業」でも、同様の傾向が見られます。それらを評価する為にも、私自身が見識を高める必要を感じて、この数年遅ればせながら環境分野の勉強を深めつつあります。「温暖化リスク」に続いて、有限会社イーズhttp://www.es-inc.jp/ が主催する「企業と生物多様性フォーラム」に参加しました。企業の環境関係部署の方々、環境へのコンサルティング会社の方々等、大変インテリジェンスを感じる「知的集団」というか、熱心な雰囲気のひと時でした。遅れて関心を持った私としては、みなさん先輩という気がして得るものが多かったです。

特に「いまなぜ生物多様性か」で、最新の世界・日本の動向を知ったこと、と

ミレニアム生態系評価http://www.biodic.go.jp/cbd/2006/pdf/1204_2_4.pdf

生態系サービス評価(ESR) http://pdf.wri.org/corporate_ecosystem_services_review_jp.pdf 

について知る事が出来て、ストンと腑に落ちました。「生物多様性」と「人間の幸せ」との間に、生態系の機能として「生態系サービス」という概念を想起する事により、人間と生物多様性との関係性が大変明確になりました。橋渡しの「言語」としての4種類も分かりやすいですね。そのイメージをつかむと、生物多様性の「保全」と「活用」が人類にとってのテーマだと浮き彫りになってきます。以下、当日の私のメモから印象に残るフレーズを幾つか。

*生物多様性のキーワードは、「つながり」と「バランス」、そして「つながり」を取り戻す活動であり、「戻す」よりも「先へ進む」事。「Resilience」という言葉が「温暖化リスク」と同様に、こちらでも出てきました。「しなやかな強さ」と訳しているそうです。

*環境問題の人類としての進化: 公害ーー>温暖化ーー>生物多様性

*アービン・ラズロー 「未来は予測するものではなく、創り出すもの」

*企業としてポイントは、「どこで見切って活動を開始するか」である

*企業で多様性のリスク・オポチュニティを分かりやすくする為には定量化(お金に換算する必要性)も大切、アメリカでは連邦法でクレジットの売買を市場で初めているとか。

*日産自動車(株)の取り組み事例では、「水問題」もテーマの一つ

先進的企業は、本業での技術開発ばかりではなく、水問題への考察・取り組みにも着手している事を初めて知りました。講師だった有限会社イーズの枝廣淳子さんは、日本の企業は基本的に大変真面目なので、課題の認識が明確になって方向性が定まると、几帳面に推進していく信頼感があるとお話をされています。先日集まられた企業の方々とお話をしていても、強くそれを感じました。ただ、日本の90%以上は中小企業で、この企業群が日本経済を支えている訳で、先日の意識レベルと活動を、どう地元で展開していけばよいのか、知恵のいる所だと思います。逆に、地場企業は、地域環境とは密接ですので、環境悪化等は現場感覚として持ちやすいとも思いますね。一番の壁は、従来型の「経済団体」幹部の意識変革かもしれず、当初は恐らく抵抗勢力として構造的にはなるのでしょう。子供・孫の世代の為に、あきらめずにやれる光を見出した先日のフォーラムに感謝です。

企業の温暖化リスク

Posted by 秋山孝二
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 先日東京で、「企業の温暖化リスク」に関するセミナーが開催され、日刊温暖化新聞http://daily-ondanka.com/のパートナー企業の方々が集まってのワークショップは、大変面白いものでした。

秋山財団http://www.akiyama-foundation.org/ も微力ながら活動の一環として、昨年パートナーの一員になりました。財団活動として、「生命科学の基本目標は、人類、そして地球の『健康』を確保する点にあると言えましょう。『健康』とは、人類が、世界が、平和を保つ状態だと思うのです。それは人間のコモンセンスに属すべきものであり、秋山財団の地味ではあっても着実な助成・育成活動が、北海道から日本へ、そして世界へ向けて、人類のそうしたコモンセンスの確立へと発展し、貢献する事を期待して止みません。」とメッセージを発信しています。

ワークショップでの意見交換・懇親会でのやりとりは、多様な参加者の世代・所属等により、終了してから反すうしてみても、大変奥深い内容でした。例えば、温暖化の因果関係は不確実性の中でどの程度説得力を持つのか、10年後の影響については偶然性が大きいが、10年単位での変動という時間軸ではかなりの裏付けを持つ事が出来るのではないか、合意形成の難しさ、危機の「見える化」の重要性、多様な要因の体系化等、キーワードの数々が次々に出されました。

温暖化というのは、平均値の上昇と言う以上に、変動幅の増大にそのリスクが潜んでいることもあらためて確認しました。また、科学的数字に過剰に依存しない事、変化への最適化だけではなく「しなやかさ」の必要性、頭の中に「未来の記憶」を蓄積しておく、と言った新鮮なフレーズに、当日集まった中では最高齢世代の私の頭も覚醒されましたね。

変動幅の増大に対して、「しなやかな強さ」での対応、それは時として効率化とか生産性向上とは相反する活動ともなること、そして「ムダ学」のススメ、すなわち一見ムダに見える事と本当にムダな事との違いを見極めること、の大切さも学んだつもりです。

会が終了した時に主催者の枝廣淳子さんが窓の暗幕を開けると、素晴らしい「夕日」が見えました。「ここは夕日が見える会議室で大好きです」と語りながら・・・。これまで会の終了時にこんな主催者の発言を聞いた事がありません。これが「しなやかな強さ」というのでしょうね、恐れ入りました。

生物多様性の保全は

Posted by 秋山孝二
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 今年のG8サミットでは、環境問題が中心課題と大きくメディアでも取り上げられました。終わって発表された沢山の声明を冷静に読み返してみると、あれもこれもで、その後それぞれの関係する方々が都合よく「これがG8サミットの合意だ」と言っている様子を、8月以降のいくつかのフォーラム等で語っているのを目に致しました。

一般的に新聞を読んでいると、環境問題は即「気候変動:温暖化」と読み替えている場合が多いですね。勿論それは重要なテーマではありますが、私のような遅れてこの問題に関心を寄せる者としては、環境問題にはもう一つ、「生物多様性の保全」という視点がある事を忘れてはならないと思います。

洞爺湖で開催されたサミットとほぼ同じ時期に、札幌のコンベンションセンターで「市民サミット」が開催されて、海外・国内・地元のNGO及び市民が約3000人参加致しました。2010年に名古屋で開催される生物多様性条約締約国会議(COP10)を控え、国内でも生物多様性に関する動きや話題を見聞きすることが増えてきました。企業にとっても、環境や持続可能性に関する「温暖化の次の大きなテーマ」ともいわれています。市民サミット」の分科会でも熱気のこもった議論があったようで、クロージングセミナーでの報告では、名古屋に繋がる総括報告もなされました。

私にとって、環境関係の大切な情報は個人会員になっている下記から送られるものです。週何回も、世界からの膨大な情報が送信されるので、読みこなすのも大変ですが、それを支えるスタッフも素晴らしいですね。
http://www.japanfs.org/ja/ 

このJFSの代表のお一人、枝廣淳子さんは日本の誇るべき女性です。先日も英字新聞で「 Asia’s first lady of the environment」という見出しで紹介されていて、写真には「green queen」として大きく掲載されていました。http://search.japantimes.co.jp/cgi-bin/fe20081126sh.html

これから、生命科学をテーマとする秋山財団としても、この二つを視野に入れて「地球の健康」を考えていかなくてはならないと思っています。取り急ぎ、その一つ「気候変動:温暖化」について、下記の場で学んでいこうと思っています。http://daily-ondanka.com/thoughts/index.html