10周年記念シンポジウム当日は、天気も良く、基調講演の金平茂紀さんも予定通り東京から到着して一安心でした。開始数時間前から会場準備も周到に行い、後は参加者の皆さんのご来場をまつだけとなりました。舞台前方椅子席は講演を聞くエリア、後方はグループディスカッションのエリアです。
シンポジウム冒頭は共催の秋山財団から理事長の私のご挨拶。この「北の高校生会議」プロジェクトの採択とその後の経緯を簡単に報告しました。
続いては基調講演の金平茂紀さんのご講演。高校生にも向けた自らの高校時代のお話から始まり、これまでの札幌でのジャーナリストとしてのご講演とは一味違った内容でした。同世代のリスペクトするジャーナリストたち、薫陶を受けた先輩ジャーナリストたちのお話、彼の今を形づくる深い内容でした。高校生たちには「頭を上げろ!」とのメッセージ、以前観劇した野田マップ『フェイクスピア』を彷彿させるメッセージも印象的でした。
基調講演に続いては、金平さんに対して幾つかの質問への回答の後、パネルディスカッションに移りました。
登壇者として10年前の「北の高校生会議」の講師の横田さん、高成さん、そして台湾の「ひまわり運動」参加者の林さんも熱く語られました。
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<パネルディスカッション登壇者 右から>
横田信行 氏(毎日新聞記者)
林泉苗 氏(台湾「ひまわり運動」参加者・東大博士課程)
高成壯磨 氏(岡山市議会議員)
田中駿介 氏(「北の高校生会議」創始者、東大博士課程)
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その後は、それぞれのテーマに分かれてのグループディスカッション、皆さん大変活発に意見交換をされていました。
この日の最後は隣の会場に移っての交流会、立食できっちり2時間の長丁場で延々と続くコミュニケーション、よかったですね。そして何よりの収穫は、この場で「北の高校生会議」の今後を引き受ける高校生たちが手を挙げてくれたことでしょう。今の現状を彼・彼女らがどう受け止めて考えて生きていくのか期待したいです。
秋山財団は今年で設立39年目、これまでの研究助成、ネットワーク形成事業助成を受けた方々が、それぞれ自発的にグループを形成、或いはネットワークを形成して相乗効果を発揮していく、採択がスタートでこのようなその後の展開が私たちの設立当初からの夢でしたので、一歩一歩積み重ねていく手応え感じている昨今です、濃い一日でした、楽しみですね、これからも!!