私は3年前から札幌学院大学(SGU)客員教授をしています。「経営戦略論」、「経営組織論」も一時講義をしました。昨日はスポット的に、「現代ビジネス論」の講座の中で、外部の実際の経営者という事で学生の前でしばしお話をしました。
学生たちに伝えたかったのは、今は100年に一回の大激変期、こういった時期ほど過去の経験は意味を持たず、若者にとってエキサイティングな時はないという事。もう一つ、グローバルなビジネス環境は、国境が無くなっていることであり、これからは「都市・地域」の個性による直接的競争・自立・責任が価値を持ってくる時代、それ故にコミュニティビジネス、ソーシャルビジネスが面白いよ、という事でした。
ただ、それらはあくまでもマクロの環境であり、その中でどう経営者として事業を組み立てるか、若い世代に大いに期待したいとも語りました。最後に、真剣に人生を歩んでいる「本物の大人」と数多く出合って貰いたいとも欲張りました。私のささやかな経験では、素晴らしい出会いで同じ時間・空間で呼吸を共有すると、足のうらから感動が伝わって来る時があったものですから。
終了後に男子学生が質問に来ました。きれいな眼で良い顔をしていましたよ。いずれ起業したい、そんな素晴らしい志を聴き、帰り道に私の方が元気を貰いました。多少遅めの昼食は、JR札幌駅近くのいつものカレー南蛮そばでした。