なんだかなぁ、二題

Posted By 秋山孝二
Categoirzed Under: 日記
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 このところ、外のお店での食事注文を巡って「なんだかなぁ」と感じる場面が続けてあったので、ご紹介します、情景を詳細に表現するので長くなりますがお許しを?!

 先ずは2週間くらい前でしたか、札幌市内、12時過ぎの昼食時で混み合う時間でのそば屋での光景。このお店には入口が二か所あり、普段はそれぞれから入ることができて便利なのですが、これが混雑する時はお客さんの順番がお店の方によく分からなくなり、しばしばクレームの原因になってしまうのです。

 先日も昼にお店に入ると、予想通り満席の中で両方の入口で待っているお客さんが数人、私は以前も同様の光景ですぐにここで食べることを諦めて近くの空いてるラーメン屋に行ったことがありました。今回は、10分くらいレジ横で待っていると、「どうぞ、こちらへ」とカウンター席に案内して頂き、時間が掛かるかと思って、座る前にスタッフに「カレー南蛮そば」とメニューを見ることなく注文しました。そして、私が言われた席に座わるとすぐにスタッフがお水を持ってきてくれました。

 すると、私より先にカウンター席についていた右隣の私よりも年配の男性が、「オレにも水を持ってきて」と言うではありませんか、どれくらい待っていたのかは分かりませんが、高圧的に言うでもなく、どちらかというと遠慮がちに言っていたのです。そうこうしていると、ほぼ私と同時に左側の席についた若い作業員風の男性二人、ゆっくりメニューを見てエビ天丼を注文しました、私は以前の経験から、この時間帯はかなり時間がかかるだろうなとは思っていましたが、私自身は今回は余裕があったのでしばしスマホを見ながら時間を過ごしていました。

 しばらくすると、左隣のお二人が少し待たされた感からか、「オイ、間に合うかな、15分後にはここを出なければ!」と話していて、でもまだ注文の品はきません。そうこうしていると私が注文したカレー南蛮そばは20分くらいでしたか時間は掛かったけど持ってきたので、恐らく先に注文しただろう右隣の方を気にしながら食べ始め、更に私が食べ終わりそうになっても両隣のお客さんにはまだきていないのです。その間、右隣の高齢の方は、「やめて別の店に行こうか」とか独り言のようにブツブツ呟いているのが私にも聞こえていました、でもそれをスタッフに告げることはなくイライラした様子で座っていました。

 それとほぼ同時並行して、左隣の若者二人はいよいよ「間に合わないからもう食べないで出ようぜ」と言いながら、「それでもさすがにも出来上がっているだろうし」みたいなやり取りも聞こえてきたり。私は食べ終わってレジで支払いに立つと、二人も「しょうがない、お金だけ払おうか」と言って、不満そうながら私の前にレジで、口にしていない注文の代金を支払って出ていきました。その間、レジにいた古株の女性スタッフは、「今、できてきたのに!」とお詫びする訳でもなく開き直って、おまけに食べもしていない代金を平気で受け取るではありませんか。二人のお客が出て行った後に、店の主人と思しき厨房の男性が「これ、どうしたんだ、食べてないなら代金をもらったりしたらダメだろ!」とその女性に言ってはいましたが、今一本気度が足りない感じが私にしました。結局、配膳台には出来上がった立派なエビ天丼が載ったまま、その後どうなったかは知りませんが。そして一方、私が支払いを終えて店を出る時にもまだ、右隣のお爺さんには注文したであろう(?)おそばはきていませんでした、全くお気の毒で、私自身胸が痛みました。

 もう一つの「何だかなぁ」は、つい先日夜6時過ぎ、出張先の関西のある空港ビルのレストラン。乗っていた飛行機便が少し早く到着したので、そこからの予定していた高速バスの出発時刻まで30分くらい余裕ができました。ふと見ると、バス出発口すぐ前のレストランが空いていたので、入るなり「一番早くできるのは何?」とスタッフに聞いたら、即座に「カツカレーです、10分くらいで」との答え。私は「じゃあ、それとグラスの赤ワインを」と注文し、少ししたら、ワインが届いたのでゆっくり飲んでいたのです。10分過ぎまでは余裕でスマホを見ながら過ごしていましたが、さすがに15分を過ぎて少しイライラし始め、20分頃になった時に先ほどのアルバイトと思われる若い男性スタッフに、「10分でできるといったカツカレーまだかな?」と確認したのです。すると厨房の方に行って戻ってきて、「まだできていないようで」とお詫びの言葉でもなくの返答。私は一瞬ムッとしたのですが、バスの出発時刻が迫っていたので、グラスワイン分だけを支払って店を出てバス乗り場に向かったのです、この話はこれでおしまい。

 3年以上のコロナ禍を経て再開したサービス業の最前線、食べ物のお店だけでなくホテル等でも人不足、キャリア不足と聞いています、採用もままならず現場は疲弊しているのかもしれませんね。

 私は今でも、先ほどの立派なエビフライののったあの天丼とカツカレーが気になっています、その後、誰かが食べたのでしょうね、きっと。

 つまらないお話二題、お付き合い頂きありがとうございます。

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