ワグナー・ナンドール没後20周年の記念の年、活動拠点だったハンガリー・ブダペストでも記念会ほかが企画され、日本からも和久奈ちよ、WN記念財団の堅田憲弘評議員と私が参加しました。
幾つかの行事に先立ち、まずはブダペスト市内のゲレルトの丘中腹に建立されている「哲学の庭」に行き、キッシュ理事を交えてのこの間の振り返りでした。
しばし懐かしい思い出話の後は、ワグナー・ナンドールがアトリエとして使っていた王宮下の場所、今はリノベイトされて新しい観光名所となっています。
前回訪問時は、リノベーション工事中でしたが、敢えて古く見せる建築・リニューアル技術がすごいです。そして、博物館前の大きな戦士の像は、この期間の特別展示用のディスプレイで、全てプラスティック製、まるで歴史的彫像のようです。
ここはブダ城の東の端、ここから階段、エスカレーターで昇っていくと、従来のブダ城内に繋がっています。
ブダペスト到着翌日の日中は、20年を振り返り、ワグナー・ナンドールの創作活動の原点を見つめ直すひと時となりました。