映画「シチズンフォー スノーデンの暴露(http://gaga.ne.jp/citizenfour/)」は、気鋭の映画監督ローラ・ポイトラスのドキュメンタリー作品として緊張感の連続でした。「裏切者・犯罪者」なのか「勇気ある告発者」なのか、歴史が判断を下すのでしょうか。
アメリカ合衆国の国家安全保障局(NSA)と中央情報局(CIA)という二大情報機関に在籍したエドワード・スノーデンは、自身の運命と膨大な機密文書をジャーナリストでブラジル在住のグレン・グリーンウォルドに託しました。香港で密会した情報提供者の実像、そして文書の全貌は世界を揺るがしました。告発の記事を最初に掲載した英国紙ガーディアンは、アメリカで最も権威ある報道を讃える賞である「ピューリッツァー賞」を受賞しました。現在、彼はアメリカNPO「報道の自由財団」取締役会の理事に就任していて、さらに、ノーベル平和賞候補にも推薦されたようです。
10 月 9th, 2017 at 2:47 AM
[...] 以前ここでコメントした『シチズンフォー スノーデンの暴露(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=27225)』と同様に、現代の国際社会の陰とでもいうのでしょうか。スノーデンがプライベートなリンゼイ・ミルズとの絆と相俟って、関わる人間の苦悩と使命感のせめぎ合いに胸が痛くなります。また、日本についての言及も興味深く迫ってきます。 [...]