増毛駅(http://uu-hokkaido.jp/recommend/mashike.shtml)界隈は風情があります。
高倉健主演の映画「駅(STATION)(http://blowinthewind.net/cinema/station.htm)」の舞台でも有名です。
国稀酒造に先立って訪問した「旧商家丸一本間家(http://www.town.mashike.hokkaido.jp/kyoiku/honmake.html)」の帳場ほかも興味深かったですね、国稀酒造はここの酒造部が独立分離したものです。屋根瓦の一枚一枚には家紋が彫り込まれ、壁面や門柱には洋風の装飾が施されるなど 当時の建築職人の心意気が感じられます、今の企業に比べて文化の香りがそこかしこにあります。
本間家は「丸一本間」の屋号で、呉服商に始まり、鰊漁の網元、海運業、酒造業など時代とともに多岐にわたり事業を展開し、家屋もそれに伴って増築していったと説明してくれました。
北海道の近代の一断面を、このような若い方が一生懸命に説明する姿、こみ上げる感動ですね、歴史ツーリズムは、まさに地域の歴史を紡ぎ出す今を生きる人間たちの努力の末に生まれるものなのでしょう、大変勉強になりました。「ひとりひとり生きた」軌跡をリスペクトして丁寧に拾い出す作業とでも言うのでしょうか。