映画「笹の墓標(http://sasanobohyo.blogspot.jp/)」の全編を2日間で観ました。秋山財団の社会貢献活動助成、ネットワーク形成事業助成では、この遺骨収集のネットワーク形成活動を応援してきました。
http://blog.goo.ne.jp/kioku-2011
第一章 朱鞠内(しゅまりない)
第二章 浅茅野(あさじの)
第三章 遺族
第四章 未来へ
第五章 私たち
15年間の活動の中から、参加者の方々が成長・進化していく様子を、つぶさに映像からも読み取ることができました。特に、韓国人、日本人に加えて、在日朝鮮人、在日韓国人の存在が、歴史認識に幅を持たせていることを知り、新しい世代の新たな「連帯」の担い手を予感させます。
過去の歴史を踏まえて、歴史を乗り越えるということの意味合いを、この映画は示しているような気がします。日本人の韓国・朝鮮人への謝罪という従来のパターンよりも、日本の若い世代への謝罪が日本の責任ある方々には必要なのではないかという問いかけは、大変新鮮な指摘でした。
歴史は容赦なく前に進んでいく、「和解」とは何かを問いかける、重たい9時間の映画でした。