この4月から開学となった「学校法人 吉田学園 札幌保健医療大学:http://www.sapporo-hokeniryou-u.ac.jp/」の記念祝賀会が400名近い参加者で開催されました、着席のこれだけ大勢のお祝いの席は久しぶりですね。
式典冒頭で、長唄「雛鶴三番叟」の公演、久しぶりの長唄、心にしみわたりました、まさにおめでたい席にぴったりのオープニングです。続いて吉田松雄理事長の開学に至る経過を含めたご挨拶。思えば、昨年11月2日の文部科学省の「不認可」通知、驚きましたね。私たちは「驚いた」でしたが、当事者の皆様はまさに青天の霹靂でしたでしょうね、施設・人員他、事前に行政窓口とのやり取りで全てを完了していたものが、田中真紀子大臣のまさに思い付き的「不認可」判断によって覆る、組織を担ったことがないでは済まされない、政治不信の極みでした。
その後の吉田理事長のメディア対応は、実に立派でした。何も臆することなく、正論を正面から堂々と述べる姿に、もう20年以上も前からお人柄と信念を存じ上げる私としても、大きな拍手を送っていました。
続いての祝辞が、5名。感謝状贈呈、60名が舞台に上がっての「鏡割り」、祝杯をあげるまでに何と1時間半が過ぎていました、ここでも久しぶりの「本格的祝賀会(?!)」でした。食事の前半で2時間が過ぎ、私の座っていたテーブルでも退席する方もちらほら。
席までご挨拶にいらっしゃった吉田理事長から、「今日だけの名刺」を頂きました。「これまでの専門学校の実績が今日の大学の開学を支えています」と、しっかりここまでの歴史を受け止めていらっしゃって、さすが20代にしてお父様の死去によって引き継いだ事業の重みを認識されておられました。
「学校法人 吉田学園」のますますのご繁栄をお祈りするとともに、北海道における保健・医療分野の担い手育成の成果を、大いに期待したいと思います、おめでとうございます!!!
6 月 21st, 2013 at 9:41 AM
[...] この一連の話で思い出したことがあるのですよ、先月の吉田学園の大学新設(http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?p=16697)にまつわる田中文部科学大臣の「待った」事件、それと以前、国家公務員削減で新規採用を大幅に削減する政策を打ち出したこと等をです。今、すでにある法人、人々の再評価とリストラを抜きに、新しくできてくる前途有望なものの入口を狭める愚策、これは改革・イノベーションにおける誤りのイロハだと思うのです。 [...]