弾む、釧路で!ネットワーク形成事業(1)

Posted By 秋山孝二
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 秋山財団では、昨年度から「ネットワーク形成事業:http://www.akiyama-foundation.org/network/」への助成を始めました。5つのテーマでスタートして、今年度はそれぞれ2年目を迎えています。今年度は更に一つテーマを増やし、「世界先住民族ネットワークAINU:http://www.win-ainu.com/index.html」の活動を応援します。これまでフォーラム・ワークショップ・現地調査等活動も大変多彩です。この事業の共通する目的は、今まで異なったフィールド・視点で活動されている方々がテーブルを囲み議論・交流し、ネットワークを形成して新しい価値の創造と担い手の育成です。

先日、このうちの二つのフォーラムとワークショップが釧路・帯広で相次いで開催され、私も参加しました。一つは釧路で「社会起業研究会」、もう一つは帯広で「十勝イノベーションフォーラム:http://t-afi.net/」です。

「社会起業フォーラム in 釧路」では、釧路公立大学小磯修二学長が基調講演をされて、

名古屋からNPO法人アスクネット代表理事:http://www.ask-net.org/毛受(めんじょう)芳高さん、

札幌から(有)ジェイイック代表取締役:http://jicc-ltd.com/top.html島田昌幸さん、

浦幌町から(株)ノースプロダクション代表取締役:http://www.north-production.co.jp/近江正隆さん、

がパネラーで参加されました。参加者は若い方々も多く、雰囲気はかなりパワフルで、私も気合いを入れてお話を聴いていましたが、終わった後はかなりの疲労感でした。それだけパネラーの方々の発する力が強かったのかと同時に、あらためて自分の体力の衰えを感じました。地元で起業を目指す相原真樹君(http://blog.livedoor.jp/rasin/ もこの企画の準備から当日のコメントまで、釧路の若者にとって「挑戦できる地域にしたい」と大奮闘していました。これからが楽しみです。

心に残る言葉の数々でした。

*地域に生態系を創る、「よそ者」の視点、大人と若者と、資本力のある人と組む、学生が関われる仕組みづくり、・・etc

*やりたいことを見つける、出会いの場の提供、キャリアを描く場、挑戦の場づくり

*活動の幅を拡げて継続していくにはどうすればよいのか

*ソーシャルビジネスに必要な人的資源: 地域の中に 1)リーダー、2)プレーヤー、3)プロデューサー(裏方)

*イベント・フォーラムの取り組みは多いが、必要なのは「政策=仕組み」

*地域社会の中で仕組みは何か:地についた営みにするには、プロデューサー活動が重要

社会起業フォーラム・イン・釧路

社会起業フォーラム・イン・釧路

その中で、近江正隆さんhttp://www.omimasataka.com/ は今、話題の人になっています。東京都目黒のご出身ですが、浦幌町で漁師を目指して北海道にやって来ました。翌週の帯広でもまたお会いし、その志と地元への熱い眼差しに感動致しました。

近江さんのパンフレットから

近江さんのパンフレットから

釧路から「狼煙:のろし」があがることを期待しています!

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