アジアのノーベル賞と言われている『マグサイサイ賞(https://www.nhk.jp/p/etv21c/ts/M2ZWLQ6RQP/episode/te/3P2LQ3V5J2/)』について、先日のNHK教育TVで道傳愛子さんのレポートでした。
* 道傳愛子さん関連記事ーー> http://blog.akiyama-foundation.org/weblog/?s=%E9%81%93%E5%82%B3%E6%84%9B%E5%AD%90
『マグサイサイ賞 』は、フィリピン大統領ラモン・マグサイサイを記念して創設された賞。ロックフェラー・ブラザーズ基金(本部・アメリカ、The Rockefeller Brothers Fund)の出資で1957年4月に設立されたラモン・マグサイサイ賞財団(Ramon Magsaysay Award Foundation、RMAFと略される)によって運営されています。毎年マニラ市のラモン・マグサイサイ賞財団により、アジア地域で社会貢献などに傑出した功績を果たした個人や団体に対して贈られるもので、権威ある賞です。
この賞はアジア地域が抱える社会的課題の解決や平和と連帯などの公共における業績や成果を重視し、6部門の賞を設けています。
(1)政府(Government Service)
(2)社会奉仕(Public Service)
(3)社会指導(Community Leadership)
(4)報道・文学・創造的情報伝達(Journalism, Literature and Creative Communication Arts)
(5)平和・国際理解(Peace and International Understanding)
(6)新興指導者(Emergent Leadership)
6番目の新興指導者部門はフォード財団(本部・アメリカ、The Ford Foundation)の助成を受け、2000年に設けられた、新人賞ともいえる新たな賞。地域の社会変化によって生じた課題に取り組み、際だった業績をあげた40歳以下の個人に贈られています。
昨年は香港で新聞が発行停止に追い込まれ、ミャンマーでクーデターが起きるなど、この1年で民主主義の後退とも言える事態が相次いだアジア、一方、ヨーロッパでも長期に国のリーダーが続き独裁政権化している昨今です、その未来のために果敢に活動を続ける方々の声が私たちに勇気を与えてくれます。